作品一覧

  • NPOという生き方
    4.0
    1巻789円 (税込)
    福祉、環境、国際協力、学校など様々な分野に広がるNPO。その活動は、企業や行政の限界を克服し、新たな市民社会の原動力になっている。その一方、机上の理想論、脆弱な組織づくりで失敗するケースも多い。これからのNPOに何が求められているのか。まず独自のミッション(使命)を構築することから出発する、と著者は説く。その具体例として、YMCAや淀川キリスト教病院、さらに、ヤマト運輸の小倉昌男氏が創業した「スワン・カフェ&ベーカリー」の活動を紹介。他に類を見ないオリジナルな発想が求められている。また、マネジメントの視点から、卓越した事業展開、スタッフの人事管理、財務の基盤づくりなど、必要な戦略を解説する。著者は、長年ビジネスの現場に従事していただけに、非営利とはいえ自立できない組織では意味がないことを強調する。豊富な事例と体験が、感動と活力ある世界を描き出す。「もう一つの生き方」を新鮮に提示する意欲作。
  • 「働き盛り」のNPO―ドラッカーに学ぶ「真の豊かさ」
    -
    1巻1,320円 (税込)
    会社を定年まで勤め、老後も安定した生活を望めなくなった現代、働き盛りの人々にとってこれからの人生に不安はつきない。 働き盛りにとって、大切なことは仕事だけではなく多元的に活動し、心の豊かさを得ることと著者はいう。 そのために著者は、働きながらNPOやボランティア活動に参加をすすめる。なぜなら人脈や視野が広がり、本当の豊かさを手に入れることができるからだ、と著者は主張する。 企業人として、そしてNPO活動家として長年NPOの研究を行ってきた著者が、豊かに生きる方法を解き明かす。 【主な内容】 序章 NPO活動を振り返る 第1章 われわれは何を得て何を失ったのか 第2章 「豊かさ」を問い直してみる 第3章 「働き盛り」の人生に問いかける 第4章 これからの仕事環境とチャレンジ 第5章 ドラッカーに学んでみる 第6章 NPOが拓く新しい世界 終章 「真の豊かさ」への道

ユーザーレビュー

  • NPOという生き方

    Posted by ブクログ

    日本の歴史的背景から形成された、日本社会、日本人の特性の解説かnpoを位置づけてある概念的な解説書。実務向きではないが、政府セクター、営利セクターに限界を感じて社会セクターに関心を持った自分にはしっくりきた。npoについての解説そのものは多くないが、哲学やビジネスの古典から、自身の日本論を展開しているところが面白い。人間の生きる目的は考えることで、それを現代人はできていない人が多いというのは心に残った。

    0
    2014年08月01日
  • NPOという生き方

    Posted by ブクログ

    NPOを中心に据えた、日本の社会構造の変化やこれからの生き方・働き方に関する本。仕事と余暇の関係など、哲学・思想のお話もちらほら、かなり広く浅くいろんな話が出てくる。

    本書の中ではNPOの基本は"mission based management"、企業はただただ利益を追求するとあるけど、企業でもCSR経営や地域貢献を理念に掲げるところは増えているし、理念が先か利益が先か、卵とニワトリの関係みたいになってきてるんじゃないかなぁと思った。

    分かり易いし読みやすい、NPOだけでなく日本的経営の概略について知りたい人にとっても良い本です。

    0
    2014年07月25日
  • NPOという生き方

    Posted by ブクログ

    様々な議論を引用したり、自らの経験を活かして、NPOという生き方について述べられており、学びがありました。
    少々、議論が雑に感じられるところもあるのが人によっては気になるかもしれないません。

    0
    2022年01月27日
  • NPOという生き方

    Posted by ブクログ

    NPOに興味があった。
    ふと考えてみれば、どんなに技術やサービスを
    謳う企業も、営利なくしては続かない世の中。
    そんな中で「非営利」を掲げるとは、
    どんな団体なんだろう、ということが
    最初は疑問だった。
    でも読み始めると、ここには「団体」として
    存続することの真の意味が書かれていることに
    気づいた。

    NPOのみならず、会社、その他団体についても
    考えを深められる。特に日本的な経営と、
    その長所・短所についての記述は、
    自分自身の属するさまざまな「団体」の本質について、
    再考させられる。

    0
    2019年10月08日
  • NPOという生き方

    Posted by ブクログ

    NPOとは何かを、社会論、人生哲学から説く結構固い本。
    企業でもNPOでも公的機関でも〝ミッション”がいかに大切かを論じ、現代社会の限界からNPOへの期待を書いている。

    結構固い本であることは出てくる引用著書や著者名からも分かる。
    ドラッカー(経営論)
    テンニエス「ゲマインシャフトとゲゼルシャフト」
    バーナード(近代管理論)
    フロム「自由からの逃走」

    0
    2017年05月05日

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