作品一覧

  • 原発訴訟
    4.0
    1巻902円 (税込)
    原発の建設・運転を止めるため、国や電力会社を相手に闘ってきた原発訴訟。原告勝利のもんじゅ控訴審や、係争中の浜岡原発訴訟など、30年間にわたり訴訟を手がけている弁護士が、その全体像について解説。原発労災の実態や、福島原発事故後のADR(裁判外紛争解決手続き)についても説明する。

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  • 日本を壊した安倍政権
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    2020年8月、8年近く続いた安倍政権が突如幕を下ろしました。安倍政権下で日本社会はどのような影響を被ったのか。ハーバー・ビジネス・オンラインの気鋭の執筆陣に、経済、労働、教育…など、それぞれの専門分野に起きた出来事を振り返ってもらいます。 安倍政権の7年半は何を残したのか? 田中信一郎 無能な独裁者・安倍晋三による「法の停止」と「遅延する力」 藤崎剛人 「答弁拒否」で民主主義を破壊する安倍政権 日下部智海 誰のための働き方改革か― 高度プロフェッショナル制度は、 なぜ注目を集めずに成立したのか 上西充子 「アベノミクス」とは何だったのか? 佐藤治彦 安倍政権の総括 ― 大学入試の視点から 清史弘 安倍政権下でもたらされた統一教会との“歪な共存関係”の弊害 鈴木エイト 安倍政権の原発セールスとその失敗に見る腐敗した政官財 牧田寛 人権侵害を続ける外国人収容施設の闇 織田朝日 待機児童ゼロ 薗部雄一 安倍政権の負の遺産、共謀罪は廃止できるか 海渡雄一

ユーザーレビュー

  • 原発訴訟

    Posted by ブクログ

    日本の原発の安全基準は世界一厳しい。原発再稼働に関して日本国
    首相の安倍晋三はなんとかの一つ覚えのように言う。

    何がどう厳しいのか。具体的なことは一切言わないのでよく分からない
    のだが、地震列島・火山列島という日本列島に原発を「これでもか」と
    建設し、シビアアクシデントが発生したら国民が厳しい環境下に置か
    れるのは分かる。

    権力を監視するはずのメディアは、福島第一原発の事故が起きるまで
    安全神話の提灯持ちだった。そして、そんな提灯を持っていたのは
    司法も同じだったのが本書を読めば分かる。

    著者は福島みずほ氏のパートナーであり弁護士。30年に渡り原発訴訟
    に係わって来た

    0
    2017年08月21日
  • 原発訴訟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は「原発訴訟」との表題ながら、科学的知見にも裏づけられた論理構成で、原発における負の総体によく迫りえている、と思われた。

    茨城県東海村にはじまり、すでに50年余にわたる日本の原発だが、当初よりずっとこの国の政治経済システムには強固な原子力推進システムが埋め込まれてきたことを考えれば、原発に対する差止訴訟であれ被害者救済訴訟であれ、それらの闘いは原告側にとって非常に厳しい苦難の道程であったろうことは、法の素人にも容易に察せられる。

    0
    2011年12月22日
  • 原発訴訟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原発訴訟を軸に、今までの司法の歴史について述べる。
    裁判所は行政へのおもねりがあり、且つ、さまざまな利権がからむ中、我々はどう行動していくべきか?
    筆者は以下の提言をする。
    1.科学裁判の方式をカンファランス尋問方式=意見を異にする専門家に対して裁判官が同時に証人尋問する=を採用せよ。

    2.環境省の外局として「原子力安全庁」を設置せよ
     ~現在の経済産業省のしたではチェック・バランスがきかない~

    3.再生エネルギーの活用を含めたエネルギー政策を出し住民投票を含めた地方自治体の意思を確認する制度を設けるべき。

    少なくとも3については投票や各政党への働きかけで個人として活動が可能なのではない

    0
    2015年02月11日
  • 原発訴訟

    Posted by ブクログ

    著者は弁護士であるが、原発の説明をかなり詳細に書いているので、原発の仕組みを理解するための基本書である。原発推進が出版したパンフレットを、この本を参考にしながら分析することで、メディア教育のいい教材となる。さらに、この本を参考にした原発災害のメディア作品を作ることもできるであろう。

    0
    2012年03月15日
  • 原発訴訟

    Posted by ブクログ

    原発設置や稼働にまつわる訴訟を軸に、今までの司法の歴史について述べられている。
    地裁で原告勝訴でも高裁や最高裁で敗訴になってしまった例(本書からは最高裁と国の距離の近さを感じる)があるものの、ひとつひとつの訴訟(勝訴でも敗訴でも)が礎となって進んできたという印象を受ける。

    原発をつくることは地方の雇用問題とも密接にリンクしてくるため、一度生活に入り込むと完全になくすことはとても困難なのだと思う。
    それでも訴訟を行う原告の方、弁護士、証人となる専門家の努力を感じた。
    原発関連の疾患の訴訟の難しさが、この国の体制を示しているように感じた。

    原発の安全性について、司法は「危険であることは証明でき

    0
    2012年01月19日

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