小島ちなの作品一覧
「小島ちな」の「助けた男は人気俳優でした 年下彼氏の執愛包囲にご注意【合冊版】」「敵国王子にイカされちゃうアンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
結婚していることを隠し、会社では「仲の良い同僚」を演じていた才川夫妻。
公開プロポーズを経て、ようやく“夫婦として”堂々と愛し合えるようになった二人のもとに、新しい命が訪れる。
妊娠中の不安、産後の戸惑い、初めての育児、そして再び向き合う夫婦の時間。
日々の積み重ねの中で、二人の絆と愛はより深く、より確かなものへ育っていく。
シリーズらしい才川夫妻の甘くてあったかい空気感がたっぷりで、読んでいてとても満たされました。
お互いを思いやるやり取りや、変わらないラブラブさに「こんな夫婦になれたら…」と思わず憧れてしまいます。
特に今回印象に残ったのは、みつきの揺れる心情です。
妊娠や出産を経験する中で、身体も気持ちも大きく変わってしまう女性のリアルな戸惑いが丁寧に描かれていて、思わず共感したり胸がぎゅっとなる場面も多かったです。
だからこそ、みつきを気遣い続ける才川くんの優しさがまっすぐ胸に刺さる。
見せかけの「育メン」ではなく、本気で育児を“2人のもの”として受け止めている姿は、本当に理想の旦那さまだなと思いました。
娘の椛ちゃんの存在も可愛らしく、子ども特有の繊細さや、親の気持ちをしっかり感じ取っている優しさにほろっとさせられます。
家族が増えたことで夫婦の形も変わっていくけれど、その変化も含めて一緒に成長していく姿が温かくて、とても良かったです。
夫婦の悩み、セックスレス、育児の難しさ、そしてまた新たに芽生える愛情。
どれも丁寧に描かれ、まさに「夫婦が家族になっていく物語」でした。
シリーズを読んできた方ならきっと満足できる、優しくて幸せな一冊だと思います。
Posted by ブクログ
猫カフェで働く優しいヒロインと、完璧な御曹司であるヒーロー。
最初は接点のない二人が、猫をきっかけに心の距離を少しずつ縮めていく過程がとても温かかったです。
ヒロインが抱えている過去のトラウマや、人との距離を取ってしまう癖もリアルで、そんな彼女を“そっと見守りながら癒していく”ヒーローの存在が本当に素敵でした。
一見クールで完璧に見えるヒーローですが、ヒロインの前では不器用で甘い一面を見せるギャップが最高。
猫と一緒に過ごす時間の中で自然に生まれる優しさや笑顔が、恋愛の始まりをやわらかく彩っていました。
田沢先生の筆致はとても穏やかで、登場人物たちがゆっくり心を通わせていく流れに安心感があります。
どんなに傷ついても「誰かを想うこと」をやめないヒロインの強さと、そんな彼女を包み込むヒーローの誠実さが、読後にじんわりと心を温めてくれました。
恋愛の甘さだけでなく、“人を癒す力”が物語の中心にあるような作品で、猫の存在がふたりを繋ぐ“架け橋”になっていたのも印象的。
静かな時間の中で生まれる愛の形に、思わず頬が緩むような優しい一冊でした
Posted by ブクログ
再会愛×幼なじみ×一途ヒーロー。
まさに“本郷アキさんらしさ”がぎゅっと詰まった一冊でした。
長い時間を経ても変わらない想いを抱き続けたヒーローと、
過去の傷に怯えながらも再び恋に向き合おうとするヒロイン。
一度離れてしまった二人の距離が、少しずつ丁寧に、でも確実に縮まっていく描写がとても印象的でした。
ヒーローは穏やかで包み込むような優しさの中に、
一度手放したヒロインを“今度こそ離さない”という強い意志を秘めていて、
彼の言葉や仕草のひとつひとつに「これが本当の一途なんだ」と感じさせられました。
恋人としてではなく、ひとりの人間として彼女を想い続けていた時間の重みが伝わってきて、
再会の瞬間や触れ合うたびの感情がとにかく切なく、甘く、胸に残ります。
ヒロインもまた、過去の痛みや不安を抱えながらも、
彼と向き合う中で少しずつ自分を取り戻していく姿がとても健気で、
「もう一度恋を信じていいのかな」と思うその揺らぎがリアルで愛しかったです。
物語全体を通して、派手な展開ではなく“心の再生”を描くような静かな愛が貫かれていて、
読後はじんわりと温かい気持ちが残る作品でした。
再会の切なさと、愛し抜く覚悟、そのどちらもが丁寧に描かれていて、
タイトル通り“それでもずっと”という言葉がしっくりくる、純粋で深い恋の物語でした。