作品一覧

  • 学校はここまで変えられる!~授業・入試・不登校支援。「子ども視点」で動かした改革のリアル
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    ■内容紹介 20代は民間企業で営業⇒ 30代は起業・経営・出産⇒ 40代は公募により横浜市の民間人校長をしていた著者だったが、 すべては、ある日突然、 縁もゆかりもない「広島県の教育長になってほしい」と言われたことから始まった――― ・公立校初のイエナプラン導入小学校 ・公立初のIB校設立   ・県運営のフリースクール設立 ・高校入試の内申書から欠席日数と所見を削除   ・高校入試に「自己表現」導入 ・商業高校に探究授業を導入 ・学校図書館の改革 ・コミュニティ・スクールを100%に ・組織の攻めと守りをはっきりさせる なぜこれだけのことができたのか? 今だから明かせる、怒涛の改革を続けた6年間の舞台裏 ■目次 プロローグ  オセロの角を取れ!   第1章 改革前夜のときほぐし ――任命から教育長1年目 ●広島県教育長に任命された   ●教育委員会は必要なのか? ●教育長はイケてない仕事!? ●合言葉は「小出し」。事前の準備は怠らない ●着任前に絵図を描き、4月1日に手放す ●都道府県と市町村、役割の違う教育行政 ●IBの学校開校に奔走しながら、150校を訪問 ●教育にチョイスを! タイムマシーンに乗って未来を見にいく ●教員不足――現場主義に徹したら課題解決のヒントが必ず見えてくる ●根本的な議論に原稿は不要。その場で思ったことを言える環境に ●入試の本音・不満をあぶり立てる ●不登校対策を早速開始 !   ●着任3ヶ月後に西日本豪雨災害―非常時のマネジメント ●組織を一つに! トイレ新聞に「教育長って呼ばないで」 第2章 改革の実際――何もないところから周りを巻き込み、実現する方法 ★公立初のイエナプラン小学校設立    時間割を自分で決める学校   「個別最適・協働的な学び」の具現化 「個別最適な学び担当課」を新設   振り切ったアンチテーゼを作れば間が埋まってくる ★高校入試改革――内申書を気にしなくていい中学校生活    公立高校入試改革は何が難しいのか?  「欠席日数をなくすと生徒が簡単に休む」は本当か?  内申書で生徒も先生もがんじがらめ 入試改革は「子どもたちにどんな力をつけさせたいか?」を基盤に  高校入試の「自己表現」では何をするのか?  子どもの意見で行政が動いた!これぞ主権者教育  YouTubeライブ配信で生徒たちに説明 ★商業高校にプロジェクト型学習――「生きるってなに?」  アメリカで3校のビジネスハイスクールを視察  先生たちと一軒家で民泊、夜な夜な話し合い  「燃えるような授業がしたい!」カリキュラムづくり秘話  帰国後、朝の職員打ち合わせで頭を下げる  カリキュラムを変えたら、生徒たちが授業にのめり込み始めた  商業探究プログラムの中身と問題点  3年後にはアントレプレナーシップ世界第3位受賞者も!    商業高校アップデートに見る県教育委員会の役割  探究学習とは?「本質的な問い」を作れるようになれば授業は俄然変わる ★不登校対策――14年間実践し続けた学校内フリースクール    学ぶ内容、学ぶペース、学び方が選べない日本  ヒト・モノ・カネがない! どう工面するか?   不登校の部屋にはピカイチの先生を置け!   未来像をシェアして、あとはスタッフに考えさせる  その子のエネルギーレベルに合わせて「畑」も教室に  校内フリースクールは皆の協力の結集  部屋の名づけは子どもたちに任せる  校内フリースクールを広報する時のカギ  広島県教育委員会の不登校対策  他校のSSRとつなげてオンライン部活  県が運営するフリースクール、SCHOOL ”S”  「学びの多様化学校」にしなかった理由    入学前の体験プログラムの有用性 ★学校図書館の改革――学力向上は確実だけど、それだけが目的ではない  学校図書館は最先端でないといけない   まずは地域ぐるみで徹底的に掃除、改装で居心地のいい空間に  選書はプロにお願いする  予算はPTA会費や周年行事の積立金を活用 ★コミュニティスクールを1年で100%に――民主的な学校運営の未来 学校運営協議会とは「辛口の友人・最大の応援団」 校長の役割は「やりたいこと」を示し、コーディネートすること 委員人選のツボ 校長100人でお茶しながら委員の相談 委員への謝金は年払い ★組織は変えられる。やるか、やらないかだけだ!   何もないところから皆をやる気にさせるポイント トップが方向を指し示す 攻めと守りをハッキリと――不登校、特別支援学級の担当課を変えた スタッフ全員のキャラが見える顔写真付き「アトラス」 多様性のある組織づくり――ジェンダーギャップ解消へ 第3章:これからの時代、子どもたちに必要な教育とは? 大切なのは「エージェンシー」と「クリエイティビティ」 エージェンシーが低い日本の子どもたち 107歳まで生きる子どもたち。大切なのは「気」 あなたは子育てで何を大切にしたいか? 1、子育て5ヶ条を家族で話し合っておこう 2、大学入試は一般入試か総合型選抜か? 子どもを見ながら考える 3、「Get your life」――親が自分自身の人生を歩む 生きているだけで100点満点! 今の場所で「一隅を照らす」。そうすれば大きな山も動く   エピローグ 巻末付録1 国際バカロレアとは何か 巻末付録2 イエナプランとは何か
  • あなたの子どもが「自立」した大人になるために
    3.4
    1巻1,120円 (税込)
    女性で初めて民間人公立中学校校長となった平川理恵さん。横浜市立市ヶ尾中学校校長として彼女が進める「学校改革」が、いま注目されています。  元リクルートでバリバリのトップセールスウーマンだった平川さん。ニッポンに確実に訪れる寿命100歳時代を幸福に生き抜いていくために、子どもたちが身につけるべきものは「自己肯定感・幸福感」 「コミュニケーション力」「コラボレーション力」の3つ、そう平川さんはいいます。  そして、これらを実現するための教育理念「自立貢献」を掲げ、教育現場に新しい風を吹かせています。その平川さんは保護者に向かって力説します。「できるだけ子どもの学校に、行って、見て、かかわってください」と。それこそが学力向上のカギだと。  本書には校長としての4年間で体感した、子どもたちが「自立」した大人になるためのヒントが、ぎっしり詰まっています。

ユーザーレビュー

  • 学校はここまで変えられる!~授業・入試・不登校支援。「子ども視点」で動かした改革のリアル

    Posted by ブクログ

    ・事前に絵図を描き、初日に手放す
    ・教員の加配のバランスはどうにかしてほしい
    ・指導主事よこしてほしい
    ・小学生の頃から「自分とは何者か」
    ・当事者意識を育てる

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    2025年11月01日
  • あなたの子どもが「自立」した大人になるために

    Posted by ブクログ

    育児書かと思いきや、学校改革本でした。
    学校が何をやっているのか、先生って何者なのか。
    今まで興味なくなんとなく学校の手伝いをしていましたがどれだけ先生方が熱意を持って職についているのか、文章から涙も滲みました。
    PTAについても少し書かれていましたが、もっと親も学校へいくべき!と喝をいれられた気がしました

    0
    2019年09月15日
  • あなたの子どもが「自立」した大人になるために

    Posted by ブクログ

    女性で初の民間出身の中学校長になった平川さんの著書です。




    タイトルから子育て本を想像しますが、そういう要素は薄いです。




    校長になられてから4年間の学校経営や地域との交流の話が多く書かれています。







    自分がよく読んでいる藤原和博さんと同じリクルート出身ということで

    和田中にも実際に行かれ、和田中のよい部分をかなり取り入れられているように感じました。




    民間から入られての苦労も多く、最初から一気に変えるのではなくて

    周りの人たちとうまく連携し、教えをこいながら

    子どもたちのために日々がんばられている姿がすごく伝わってくる著書でした。







    ○これから

    0
    2014年09月25日
  • 学校はここまで変えられる!~授業・入試・不登校支援。「子ども視点」で動かした改革のリアル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    公立の学校を変革した平川さんのパイオニア精神がすごい。

    最も共感したのは、
    子ども時代にこどもたちの「気」を最も大切にした環境づくりが重要だ、ということ。
    子ども時代は、一生に一度の宝物のような時期だと思う。
    嫌な自分も認めながら、ポジディブに自分のことを好きになってほしい。
    小中高時代の「越境体験」については、
    自分自身も高校時代にホームステイをさせてもらったことで人生がひらけたので、
    文化や習慣の違うところに旅をさせてあげたい。

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    2025年11月07日
  • あなたの子どもが「自立」した大人になるために

    Posted by ブクログ

    子供は親の背中を見て育つ
    自分のことを棚にあげて、子供にあれこれ指示を出すのをやめようと思った。
    変化する時代の中で、まずは自分がどう生きるかを見てすることが大事だと再認識。

    体験型学習については、親子で一緒に学んでいきたいと思う。ニュースを一緒に見るのも良いかもしれない。

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    2025年10月03日

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