靄太郎の作品一覧
「靄太郎」の「[合本版]ファタモルガーナの館 ―The house in Fata morgana― あなたの原典に至る物語 全5巻」「ファタモルガーナの館 ―The house in Fata morgana― あなたの原典に至る物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
この一冊分の話は「始まりを~」の方には一切なかった。
「始まりを~」の方の終わりかたも好きだが、因果とするにはいささか根拠が薄いような気がしたから、モルガーナの物語自体に深みが出てきて面白くなった。
「始まりを~」でも根拠としては分からなくもないが、逆恨みとしては過剰ともいえるような復讐のような気もしたが、あんな人生を送っていたのなら納得した。
まさか彼女たちも因果に関わっているとは……。意外。
モルガーナもただの悪い魔女ではなく、辛い思いもたくさんした普通の少女だったということが印象的。
彼女にとっては母親も誰も、何もかも信じられない中で、娼館の彼女たちや、傷跡を消すための薬を塗ってくれる
Posted by ブクログ
なんやかんや謎の多かったミシェルの過去編。
まさかスペルがヒントになるとは…。自分でも発想としてはあったが、まさかここまでストーリーに鮮やかに組み込むとは……。
脱帽。
ミシェルの抱えている問題自体はそこまで変なものでもないし、事実、現代でも同じ問題で悩んでいる人は多いが、彼(彼女?)の生きていた時代からすれば現代よりも風当たりが強いのだろうと思う。
それに加えてミシェルのもとに起きた人知を超える奇蹟が加われば、偏見を超えて恐怖となってもおかしくないと思う。
ミシェルにとっては奇蹟として打越え取った出来事も、彼以外の人にとっては呪いとして受け取っても仕方がないと思う。
それにしてもエメが
Posted by ブクログ
確かに二巻までで終わっていれば、どの悲劇的な話でもなく、永劫とも思えるような月日を経て再開した感動的な物語だったのかもしれない。
始まり~のジゼルとほとんど変わらないが、ミシェルと喧嘩別れしてからのくだりは初めて読んだ。
ジゼルが外から来た人ではあるとはいえ、村人の手のひらを返したような態度も酷いし、散々欲望のままに弄んでおいて、気の狂った妻が怒り狂えばすぐに見捨てるミシェルの父親も酷いと思う。
これは人間不信になってもおかしくない。
丸々太ったネズミのくだりで不謹慎ながらも笑ってしまった。
フランスやイギリスなど地名がわかると以前よりもストーリーにリアリティーともいえるような実感がわく。
Posted by ブクログ
四つ目の扉は初耳。「始まりを~」にはなかったような気がする。
マフィアの家という境遇からは周りが敵ばかりになってしまうという状況で人間不信になってしまったヤコポには同情しなくもない。
其れゆえに信じるべき人を信じられず、信じてはいけない人を信じてしまったのは残念だと思う。
ヤコポも二人とも純粋に互いを好いていたのに。
マリーアさえいなければ……、と思ってしまう。
マリーアは「私の方がマフィアに向いている(意)」と言っていたが、二人とも自分が思っているよりも不器用でマフィアには向いていなかったと思う。
教会を潰して遊技室を作るくだりがない気がする。
そういえば、「始まりを~」ではマリーアは優し
Posted by ブクログ
始まり~よりも話自体が細かい部分まで描写されていてストーリーを掴みやすくなっている。
イラストの違いから「あなたの始まりを告げる物語」の方はロリ女中といったイメージがあったが、本作は大人っぽい女中というイメージだった。
どの扉も不幸な終わり方しかないのが辛い。
メルやネリーがその後どうなったのかが知れたのはよかった。
やっぱり、バッドエンドになってしまったか…。
ハビたち村人が館を襲撃して皆殺しされる部分がない?
それにしてもポーリーンが巨乳。
着物をこんな着方している人を初めて見た。
というかその服もある意味伏線。
どちらも人が内面よりも外面を見て判断するからこその悲劇だともいえる