作品一覧

  • ユッキーとともに
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    ユッキーは、岳志が生まれる前から家にいた犬でした。ユッキーが死んでから、岳志は思い続けます。もっと散歩につれていってやればよかった。大好きだった食パンを、もっとあげればよかった……。「ユッキー、おまえのこと、大好きだったよ」。死んでしまったユッキーに対する、せめてものつみほろぼしをするために、岳志が心に決めたこととは――。最上一平さんの故郷・山形を舞台にした、少年のひと夏の成長物語です。

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  • 草の上で愛を
    4.3
    1巻1,155円 (税込)
    芝生のグリーンに彩られた、いとおしい日々「この人、カッコイくない?」チイちゃんが指さしたのは、派手なピンク色のヘルメットを小脇にかかえ、これまたピエロの衣装みたいに派手なカラーリングの服を着た男の人が、馬のとなりに立って笑っている写真だった。「いっしょに行かへん?競馬場……」それは今まで友達から受けたどんな誘いよりも新鮮さとおどろきのあるものだった――。
  • うっかりの玉
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    何をしに台所まで来たのかを忘れてしまったばあさまが、家の中に現れた青い着物の女の子から、忘れたものが入った玉を取り戻そうとする表題作をはじめ、おじいさん・おばあさんを主人公にした短編ばかりを集めたこれまでにない童話集です。著者の大久保雨咲氏は、身近な題材を鋭く、そしてあたたかく切り取る注目の童話作家。『うっかりの玉』は、高齢化社会の今こそ、子どもに、そして大人にも読んでほしい、新しい童話の形です。
  • 食べるのだいすき よみきかせ絵本 おこめようちえん
    3.8
    1巻1,265円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おこめようちえんの毎日は、楽しいことがいっぱい。ドジョウ先生やタニシ先生から、いろんなことを教わります。やさしい園長先生のもとで守られて、ついに、りっぱなお米になって卒園する日、子どもたちは……。巻末には、米食や稲作についてのやさしい解説つき。子どもたちに食べものに親しんで、たくさん食べて元気に育って欲しいという願いをこめて送ります。実りの秋にはもちろん、卒園シーズンにもおすすめの絵本です。
  • YA! アンソロジー 秘密
    3.5
    1巻880円 (税込)
    いつも廊下ですれ違う名前を知らないあの子にだって、教室で明るく振る舞うあのクラスメイトにだって、秘密はあるのかもしれない--物語が交差する、YA!アンソロジー第3弾。区立四葉中学校を舞台に、「泣いちゃいそうだよ」シリーズの小林深雪と、講談社児童文学新人賞受賞作家たちが、秘密を抱えた少年少女を描きます。誰にも知られたくないと思う一方で、誰かに理解してほしいと願ってしまう秘密の正体とは?
  • たべもののおはなし オムライス オムライスのたまご
    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たまごというのは、もともと、ゆめみがちな食べものでして、にわとりのママから生まれたときから、白いからの中には、ゆめがいっぱい、つまっているのです。  一番人気のゆめは、オムライスです。つやつやの黄色いうすやきたまごになって、オレンジ色のケチャップライスをくるんとつつみこむ。はなやかで、ほこらしげなあの晴れすがたに、だれもがあこがれているのです。  同じママから生まれたタマコ、タマミ、タマエ、タマキの四姉妹も、やっぱり、オムライスをゆめみていました。  しかし、四姉妹を買ったのは、れいぞうこにトマトケチャップどころか、バターも、マヨネーズもおいていない、おばあさんで!?  本気でゆめをかなえるなら、もっと、自分でがんばらなきゃ、とさとったタマキは、れいぞうこをとびだし、ゆめをかなえるたびに出ました。  ながいたびのはてに行きついたのは、「まぼろしのオムライス」をつくるというレストラン小山。しかし、そこで「まぼろしのオムライス」となるためには、力をつくして、オーディションをかちぬかなければならないのです。   はたして、タマキはゆめをかなえることができるのでしょうか!? ●刊行の趣旨  子どもたちが大好きなおいしい食べ物が登場する創作童話を、10人の豪華執筆陣が書き下ろしました。  身近なテーマで、読書に慣れていない子でも読みやすい、小学校低学年向け童話シリーズです。 ●シリーズ「たべもののおはなし」の特色 ・直木賞、野間児童文芸賞受賞作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし。 ・誰にとっても身近な「食べ物」がテーマなので、本を読む習慣のないお子さんでも手に取りやすい作品ばかりです。 ・ほぼすべての場面に、人気画家のイラストが入っているので、1、2年生でも一人で読めます。 ・巻末コラムでは、栄養、マナー、文化等について簡単に紹介。食べ物への理解が深まります。 ・朝読にもぴったりのボリュームです。
  • 片目の青
    3.3
    1巻1,155円 (税込)
    片目の青――その存在が、中学一年生の真矢には気になってしかたなかった。真矢は連日、片目犬と出会うために千枚山を訪ねた。そんななか、保健所と猟友会が野犬捕獲に動きはじめたことを知り、クラスメイトの沙雪、壮大も加わって阻止作戦を練ることに。真矢を突き動かしていた大人への反抗心が、青とフリ蔵、クラスメイトとの交流を通じて、いつの間にか大人になりたい、たくましくなりたいという気持ちに変わっていく。
  • ウシクルナ!
    3.0
    1巻1,045円 (税込)
    ぼくは四葉四郎。ぼくの住む三段界アパートに、ある日謎のおっさんウシがやって来た! ウシは巨体だし、ウルトラ自分勝手でチョー邪魔な存在。さっさと追い出したいのに、前世の因縁とやらで、わがままお嬢さまのレラミたちといっしょにバンドで日本一を目指すことになってしまった。強烈な個性のキャラクターたちが突っ走る、新感覚・爆笑ウシストーリー!

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  • つくしちゃんとすぎなさん
    3.0
    1巻1,265円 (税込)
    小学2年生のつくしちゃんと、おばあさんのすぎなさん。年の離れたふたりが、それぞれの目線で、交互に物語をリレーしていきます。赤ん坊もお年寄りも、外国の人たちも、みーんな手を伸ばせば届くところにいるんです。すぎなさんのお庭でとれたハーブや植物でつくったお料理が、とてもおいしそう!

ユーザーレビュー

  • 草の上で愛を

    Posted by ブクログ

    中学生の驚き方は「ほええ」なのか。
    2人の物理的な距離は遠のくのに、心の距離はそのまま。友達、親友。

    0
    2020年08月05日
  • ユッキーとともに

    Posted by ブクログ

    生きるって? いのちって?
    物事の在り様をありのまま受け入れるということ。
    「いのちをつかいはたす」ということ。

    0
    2014年07月17日
  • 草の上で愛を

    Posted by ブクログ

    90点。ポスト草野たき。デビュー作にしてこの完成度!!
    とってもきれいな表紙だと思ったら、この表紙の絵も作家自身の手になるものだった。
    自叙伝的な小説なのか、リアリティがあり、感動した(まあ、涙腺は弱いほうだが)。
    べたべたしない女子の親友同士の関係や、主人公が将来に悩むところなど、ぜひ思春期の女子にすすめたい。
    主人公がまさに「ザ・普通」という感じなので女子であれば万人に薦められると思う。反面男子に薦められるかどうかは???
    中学生あたりになると、女子向けの本、男子向けの本とぱっきりわかれてきてそれもさみしい。

    0
    2012年11月24日
  • 草の上で愛を

    Posted by ブクログ

    読んでる間も読後もなんか胸がいっぱいになった。チイちゃんはやるせないしカン子はかわいいし、大人たちもダメで情けなくて、でも愛がある。思い出と未来が輝くようなラスト。すっごい良かった!

    0
    2010年10月26日
  • 草の上で愛を

    Posted by ブクログ

    すごく、すごく。あまりにもいいのでびっくりしてしまった。
    頭がよくて、グループに入らなくても平然としているチィちゃんと
    ちょっとのんびりでごく普通な女の子、カン子。
    ふたりは少しずつ距離を縮めていき、あるときチィちゃんがカン子を競馬場に誘う
    それから家庭環境がめまぐるしく変わり、
    別れ、進路。
    ありきたりな内容にみえてそうでない
    芯がものすごくしっかりしている。
    チィちゃんのさっぱりしたところ、凛としていて、しっかりもので強がりなところ
    カン子の臆病なところ、普通の女の子が抱える普通の悩みなこと、
    すべてがいとおしい。
    ほっぺにチュウしたくなる小説

    0
    2011年11月04日

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