作品一覧

  • 知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術
    3.4
    イマドキの知的生産は「技術」×「センス」 私たちは、インターネットという情報ネットワークを自在に操り、クラウドに膨大な情報を蓄積して、それらにパソコンやスマートフォンなどからいつでもどこからでもアクセスできる時代に生きているのです。しかし、私たちが日々生み出している情報は、こういった環境の進化に追いついているでしょうか?道具や環境が整った今だからこそ「知的生産」のための技術について、あるいは「知的生産」とはそもそもどういったものなのか、その源流をたどる必要が高まっています。「Evernote」というノートアプリを使っている方も多いかもしれません。その原型とも言える「京大型カード」の活用を起点にまとめられた大ベストセラーが、生態学者、民族学者、情報学者、未来学者であり「知の巨人」と呼ばれた梅棹忠夫先生が執筆された古典的名誉『知的生産の技術』です。この本には「個人が情報をどう記録し、いかに活用するか」というノウハウが凝縮されていて、ほぼそのままEvernoteのような現在の情報整理ツールに活かすことができます。梅棹先生が「知的生産の技術」として提唱された、情報の集め方、記録の仕方、そしてアウトプットの仕方などのアプローチは、今日から実践できるとても身近で実直なものです。本書はそんな「知的生産の技術」をできる限り現代の私たちも活かせるように再解釈し、いま私たちの周囲にある道具や環境に適用できるようアップデートを試みました。国立民族学博物館でウメサオタダオ展の企画運営を担当した小長谷有紀先生にも協力をいただき、できる限り梅棹先生がどう考えて、実際どのように取り組んでいたのか、確認しながらまとめた一冊にもなっています。
  • モンゴルの二十世紀 社会主義を生きた人びとの証言
    -
    モンゴル国は日本海を隔ててわずか3,000キロメートルのところにある、日本の隣国である。 こうした物理的な近さのわりには、その国のたどった運命についてあまり知られてこなかったのではないだろうか。 旧ソ連につづいて世界で2番目に社会主義を採用し、約70年を経て市場経済へと移行した。 言い換えれば、この世の平等を模索する20世紀の実験場の一つとなったのである。 その歴史的意味を具体的に理解するために、モンゴル人自身の語りに耳を傾けよう。

ユーザーレビュー

  • 知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

    Posted by ブクログ

    知的生産とは、インプットを基に自分の考えで再構成したり新たなものを加えてアウトプットすることだという。仕事柄、アウトプットを日々することが求められているが、それに必要な心構え、インプットを適切に自分の引き出しにしまっておく方法などがよくわかる。本書の中でも挙げられていてよく分かった例は、読書・映画鑑賞は知的生産ではなく、演奏・文筆は知的生産であるという。梅棹氏の「知的生産の技術」で挙げられた京大ノート・小札による整理術をベースに、現代に利用できるEvernoteなどの使い方は参考になる。個人的にはEvernoteではなく、OneNoteを使っているが、同じような使い方を実践してみようと思った。

    0
    2019年05月23日
  • 知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

    Posted by ブクログ

    "梅棹忠夫さんの名著「知的生産の技術」を現代のツールを使って見直してみたのが本書。
    改めて、原書を読みなおしてみたくなった。
    そのうえ改めて、この本を読むといろんな気づきがあるかもしれない。"

    0
    2018年11月08日
  • 知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

    Posted by ブクログ

    梅棹忠夫先生の「知的生産の技術」をインターネット時代でどう活用するかを紹介した一冊。
    「知的生産」とは梅棹先生が生み出した言葉で、「誰もが新しい情報を生み出し、体系化し、新しい価値を生み出すこと」と定義されている。
    現代では、インターネットを使って情報を誰でも発信できるようになっているが、「知的生産」のためには、どんな情報をどのように探し、選び、自分の琴線に触れたものをどう表現していくのか?が重要。
    それを本書では“センス”と表現しているが、
    「一人称」の情報を繰り返し自分自身にフィードバックさせてゆくうちに、情報に対する感度は研ぎ澄まされていきます。(P179)
    日々繰り返し意識して実行する

    0
    2018年10月14日
  • 知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

    Posted by ブクログ

    名著として名高い故・梅田忠夫氏が約50年前に著した「知的生産の技術」を現在のデジタル環境を踏まえて再解釈した一冊。

    原著は目を通したことがある程度だが、本著を読めばそのエッセンスを感じることができる。

    「知的生産」というと随分敷居が高いことのように感じてしまうが、まずは既存のコンテンツの模倣でもよく、そこに自分なりの解釈を加えながら、少しでも新しいものになってくれば良いという、本書での言葉には励まされる。

    その「自分なりの解釈」という点が、本書のタイトルにもある「センス」。

    「センス」は何らかのアウトプットをして、世間からのフィードバックを受けながら(インプット)培われるものだという。

    0
    2014年10月08日
  • 知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術

    Posted by ブクログ

    名著「知的生産の技術」を現在版に置き換えようというチャンレンジングな試み。
    久々にこういう技術系の本を読んだ。

    序盤はネタ本と梅棹先生の紹介、後半はEVERNOTEの紹介?
    読む前の期待が大きかっただけに、少々期待ハズレな面も。
    ツールをアップデートした(情報カード→EVERNOTE)した感じ。

    [more]
    (目次)
    第1章 そもそも「知的生産の技術」とは?

     梅棹忠夫とはどんな人物だったのか?
     40年以上読み継がれる『知的生産の技術』とは
     「知的生産」という言葉は梅棹先生が生み出した
     誰もが新しい情報を生み出すために
     現代に求められる「考えて書く」技術
     「知的生産の技術」は

    0
    2018年10月12日

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