作品一覧

  • 日本企業のための経済安全保障
    4.0
    1巻950円 (税込)
    経済安全保障とは何だろうか。日本企業にとっての経済安全保障の出発点は、米中競争を背景にアメリカや中国、欧州が繰り出す輸出規制や制裁・関税措置などがもたらすリスクを抑えることにある。本書ではさらに一歩進み、企業が経済安全保障をコンプライアンス(法令順守)に加えて事業チャンスに転換させる「攻めの経済安全保障」を考える。経済安保や地政学に関心がありながらも、何をどう理解したらよいか分からない人に、見通しとアクションをもたらす1冊。著者はテレビ局、インターネット企業を経て現在はNECグループのシンクタンクで働き、ビジネスとパブリックマインドの両立という課題に取り組む。日本を変えたいと思う日本人に、本書の経済安保を通じた意識改革と協働を呼びかけるメッセージが届くことを願う。 〈目次より〉第1章 経済安全保障とは何か 第2章 攻めの経済安全保障へ 第3章 企業にとっての台湾有事リスク 第4章 デジタル安全保障――「データの武器化」とデジタル敗北 終章 経営に活かす経済安保インテリジェンス
  • 米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略
    3.6
    1巻913円 (税込)
    本書の第4章「米中衝突2030」では、台湾海峡危機と南シナ海危機に端を発する、日本と台湾を巻き込んだ米中の武力衝突を、「戦争シミュレーション」という形で描いている。日本にとって最悪のシナリオとは? 中国海軍の「本当の実力」と「アキレス腱」、自衛隊に課せられた役割と米軍の反撃作戦とは――。アメリカが想定する米中紛争シミュレーションをもとに、「集団的自衛権」後の安全保障を考える。(講談社現代新書)

ユーザーレビュー

  • 米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略

    Posted by ブクログ

    ランド研究所の論文なんかを調べて書いてあるんだけど、A2/ADやASBが何なのかってのがわかりやすく説明されてます。
    また、米中の軍事衝突は考えにくいけど、起こりうるとしたらこうだろうって説明もわかりやすい。
    最後の2030年の米中戦争シナリオは研究所の2015年のシミュレーションと2030年のシミュレーションを合体させてるのでちょっと整合がとれてない部分もあるけど、それでも戦争が起きるならこうだろうってイメージを持てます。

    0
    2014年11月03日
  • 日本企業のための経済安全保障

    Posted by ブクログ

    経済安全保障って何?というところからスタートする本。
    日本の経済安全保障はコンプライアンスや守りの姿勢が強いけれど、攻めの姿勢のあり方やデジタル安全保障についての考え方が示されています。

    ■経済安全保障の目的
    自律性(特定国からの影響を避ける)と不可欠性(相手にとって不可欠な存在となって優位な立場をとる)に集約される。

    ■米国と日本の姿勢の違い。
    米国は攻撃的、日本は守備的な色合い。
    攻撃的とは、経済制裁、輸出規制など覇権的地位を維持しようとする国家安全保障の考え方がベースにある。

    ■OFACとEAR
    OFACは海外への米ドル送金において取引相手に制裁国が含まれていないかを確認する米国規

    0
    2025年04月09日
  • 米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略

    Posted by ブクログ

    内容は素晴らしい。たかだか3年しか経っていないのに、ちょっと古く感じるところがこのテーマがどれだけ進行中なのかわかった。

    0
    2017年11月02日
  • 米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略

    Posted by ブクログ

    エアシーバトルの解説なんだが、なんというか全体の論調がいいわけがましい。(著者が朝日新聞社所属だからなのか?)そして、『米軍はミサイルという新たな脅威に』とか『中国はコストパフォーマンスの良いミサイルに注目している。えらい』的なことを言われると、ちょっとどんな顔していいのかわからない。
    まあ、そんな変な部分を読み飛ばせば、ランド研究所やCSBAの研究レポートを元にしているモノのはずなのだが、「入門書」と言うには基礎的な単語、概念の説明が無く、それ以上向けと言うには明らかに勘違いしている記述が見られ、『誰が何の為に』について疑問が残る一冊である。
    で、結局ASBってなんなの?となる。A2ADの範

    0
    2018年10月14日
  • 米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略

    Posted by ブクログ

    戦闘機や潜水艦などの詳細部分については流し読み。
    日本ありきの米中戦争。
    この国がどのような立ち位置で、今後、安全保障の問題に向かっていくのか注視していきたい。
    在日米軍基地の再編についても、卒業論文を書いて以来、
    縁遠くなってしまっていたので、思い出す意味でもこの本を読めてよかったと思う。

    0
    2015年01月24日

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