池田正行の作品一覧
「池田正行」の「食のリスクを問いなおす ――BSEパニックの真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「池田正行」の「食のリスクを問いなおす ――BSEパニックの真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「食」が今、さまざまな危険にさらされている。
しかし、食の絶対安全とはなにか?
盲目的にゼロリスクを求めていいのだろうか?
リスクをリスクとして、冷静に受け止めるにはどうしたらいいのだろう?
BSEが猖獗を極めた時期にスコットランドに暮らした内科医が、科学的な視座から国内外BSE騒動の深層を分析、背後に潜む社会病理を精察するとともに、現代人が直面する食のリスクとその対処法をさぐる。
[ 目次 ]
第1章 プリオン病の生物学
第2章 ヨーロッパでのBSEとvCJD
第3章 日本でのBSE問題の本質
第4章 日本でのvCJDのリスク
第5章 BSEの社会病理
第6章 BSEの教訓を
Posted by ブクログ
BSEを題材に、リスク管理について述べられている。題材はBSEであるが、今の原発事故に当てはめても状況は同じであることに驚かされる。ゼロリスク探求症候群、リスクとコストの概念、専門家の発表と一般市民の受け止め方など参考になることが多い。原発事故が現在進行中である今こそ再度読んでおくべき本。
●肉骨粉無しでこれからの日本の酪農・畜産業をどう維持していくのか、屍肉リサイクル問題をどう扱うのかを徹底的に議論しなければ、BSEと同様の悲劇がまた繰り返されることになりかねない。
☆まさしく原子力発電所問題と同じだ。原子力発電無しでこれからの日本経済をどう維持していくのか、使用済み核燃料をどうするのか
Posted by ブクログ
食のリスクといえば中西準子さんだと思うが、とりあえずリスクについて読みたくなって読んでみました。
BSEは僕が小学生の時に起きて、自分がその病気を恐れていたことを思います。今その問題に関して読み返すと、なんとリスクの低いことか、、、
なぜ、人々はその問題を恐れたのか。それは、不確実なものに対する人々の不安や当時そのリスク自体が不確実性の高いものだったという事実であった。しかしながら、人々はその事実を見返して、「厚生省が悪い、メディアが悪い」といい、自分たちが被害者であるという言葉しか聞こえてこない。リスクを知らずに考えずに買わないということは、農家の被害の加害者になっているということに気