作品一覧

  • 戦国日本VSヨーロッパ グローバルヒストリーで読み解く信長・秀吉・家康の対外戦略

    戦国日本VSヨーロッパ グローバルヒストリーで読み解く信長・秀吉・家康の対外戦略

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,133円 (税込)
    今、世界各地で「日本の戦国時代」に関する新発見が相次いでいる。実は十六世紀の大航海時代、世界と日本は深く結びつき、歴史の大変動が起きていた。とくに注目されているのが、日本にやってきたキリスト教の宣教師たちの機密文書。彼らの背後には超大国スペインがいた。水面下でうごめく「アジア征服計画」とは? 国内外で激しい駆け引きを繰り広げた信長・秀吉・家康は、未曾有の危機といかに戦ったのか。最新研究を踏まえ、地球規模で歴史を俯瞰するグローバルヒストリーの視点から激動の時代を描き出す!
  • インテリジェンス1941 日米開戦への道 知られざる国際情報戦

    インテリジェンス1941 日米開戦への道 知られざる国際情報戦

    小説・文芸

    4.4
    1巻1,408円 (税込)
    後戻りできなかったのは、なぜか 1941年12月8日、真珠湾攻撃――日米開戦は不可避だったのか。近年新たに公開された史料を元に、日・米・英・独・ソなど各国が行っていた諜報活動=「情報戦」の実態と、数多の人物たちの思惑と欲望が複雑に絡み合いながら、真珠湾攻撃にもつれ込んでいくまでの様を生々しく描く。昨年12月8日に放送され好評を得たNHKスペシャルの書籍化。 ■目次 プロローグ 開戦前夜 第1章 謎のスパイ・ニイカワ 第2章 スパイ・マスターの誤算 第3章 チャーチルの影 第4章 コード・ブレイカー 第5章 独ソ戦錯綜する情報 第6章 ダブル・エージェント 第7章 ポイント・オブ・ノーリターン 第8章 真珠湾潜入 第9章 ワシリエフ文書 第10章 N工作 エピローグ スパイたちのその後
  • 盗まれた最高機密 原爆・スパイ戦の真実

    盗まれた最高機密 原爆・スパイ戦の真実

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    悪魔の兵器を生み出したのは、なにか 1942年、アメリカは巨額の予算を投じて「マンハッタン計画」を始動し、原爆開発へと突き進んだ。アメリカを駆り立てていたのは他国、とりわけナチスドイツに先んじられることへの狂おしいまでの恐怖だった。原爆開発を巡る国際情報戦と、核が現代世界に投げかけ続ける影の大きさを描く、NHKスペシャルの書籍化。 [内容] 第一章 謎の諜報組織アルソス 第二章 天才科学者ハイゼンベルク 第三章 連合国の反撃 第四章 日・米・ソ 科学者たちの苦闘 第五章 ハイゼンベルク追跡作戦 第六章 暗殺 第七章 ナチスの原爆開発 暴かれた真実 第八章 スパイMの正体 第九章 対日原爆投下作戦

ユーザーレビュー

  • 戦国日本VSヨーロッパ グローバルヒストリーで読み解く信長・秀吉・家康の対外戦略

    Posted by ブクログ

     戦国時代と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、3人の武将から語られ、映像化され、歴史を知り、学ぶ機会が多いように思う。本書はこの戦国時代を、世界の動き、グローバルヒストリーから観たらどうなるだろうとの視点が特徴だ。2020年NHKスペシャル戦国~激動の世界と日本~称して、2本の作品を制作したことを原点とする。15世紀の大航海時代の西洋はアジア圏域へ到達する。一方の日本は15世紀に群雄割拠の戦国時代へ突入する。日本の群雄割拠と戦意昂揚に対して、西洋のスペインやポルトガルが巧みな交渉術、ディベート力を発揮しイエズス会を通じてキリスト教で日本の支配を試みる。したたかな日本の戦国武将も巧みな交渉術で武器供与を受けて、国内の闘いを優位に進めようとする。内戦に明け暮れる日本の戦国時代の裏の西洋では、カソリックとプロテスタントの宗教戦争が陰を落とす。宗教戦争は、東インド会社設立に伴い、経済戦争の影響を受け、新興国オランダが台頭する。新たな資料から導き出される歴史的背景の中でも、豊臣秀吉の朝鮮征伐が中国支配の前哨戦であったことは驚きでもあった。また、当時の日本最大を誇った加賀百万石の加賀藩の能登では、大量の銀が産出され、世界の銀の3分の1を日本が産出。日本で産出された銅は、後に純度の高さから西洋の大砲の原料に使われる。内戦と戦争、宗教と経済の面から戦国時代を俯瞰すると違った世界が見えて来た。NHKのグローバルヒストリーの視点による歴史考証に脱帽。

    0
    2026年07月12日
  • 戦国日本VSヨーロッパ グローバルヒストリーで読み解く信長・秀吉・家康の対外戦略

    Posted by ブクログ

    長篠の戦い(織田vs武田)、山崎の戦い(羽柴vs明智)、関ヶ原に大坂城攻め…戦国時代の戦闘にはスペインやオランダなどの外国と外国人が深く関わっていた。戦国大名と彼らとの接触が無ければ、これらの戦の勝敗は覆っていた可能性も大いにある…そう思わされる歴史的資料がてんこ盛りの本でした。非常に面白かったです。

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    2026年06月30日
  • 盗まれた最高機密 原爆・スパイ戦の真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『インテリジェンス1941』と同じ山崎啓明の著作。相変わらずスパイ活動を興味深く描いている。科学者を大きく描いているのが知的流暢性か高くて好き。あの時代の核物理学者は多士済々だから。

    『インテリジェンス1941』では国と国の化かし合いに重点を置いたのに対し、今作ではスパイ活動でみる科学者の戦争と言えるであろう。オッペンハイマー、フォン・ブラウン、プランク、ボーア、アインシュタイン、ハイゼンベルクなど、物理という銀河で綺羅星のような顔ぶれが出てきて興奮する。当時の人間が敵国の科学技術を類推する様は、後世からみたある程度客観的な歴史とは違った面白さがある。

    アメリカ人のファーマンの目的はナチスドイツの核技術の把握である。ドイツの核技術の論文を中立国経由で手に入れ、その著作者を把握し、1942年から核技術の論文が増えていることを確認。その著者をメモり、ドイツから亡命してきたオッペンハイマーに相談する。オッペンハイマーはそれらの著者と面識があり、「核実験に必須の重水とウランの集まるところで開発されているのではないか」と助言した。少しずつではあるが敵国のことがわかっていくプロセスが読み応えある。

    狂気から逃げたアインシュタインと、「ユダヤ人にも大変貴重な人間がいる」と言いヒトラーの逆鱗を買ったプランク、ユダヤ人を弁護し「白いユダヤ人」と呼ばれ拷問寸前で堕ちたハイゼンベルク。

    イギリスの『フリッシュ=パイエルスメモ』で、核兵器の実現が示唆され、チャーチルがドイツより先に作るべきとアメリカに情報を提供し、マンハッタン計画が始動した。なんと従来のアインシュタインによる働きかけはあまり大きな影響はなかったという。これは驚きだった。

    アメリカ諜報部アルソスが、ついにハイゼンベルクの片腕、フライシュマンを見つける。場所はストラスブール市民病院。なんと、病院を隠れ蓑にしてウラン原爆を研究していた!

    ハイゼンベルク暗殺作戦もあったのか!? もしハイゼンベルクを失えば人類史の一大汚点になるだろうが。非戦闘員の殺害であり、国際法国内法ともにもとる行為である。ヒトラーが悪いとはいえ戦時下ではノーベル賞受賞者すら暗殺の対象になるとは。と思ったら、どうもハイゼンベルク暗殺計画をマンハッタン計画の科学者が提案したらしい。二重に驚き。

    「ドイツの核開発が先行することを恐れているなら、代表的な科学者を殺すことで優位を覆すことができる」

    ノルマンディー上陸作戦からアルソスの諜報活動が再開し、アメリカはついにハイゼンベルクを見つける。しかし、なんと、ドイツの核技術は子どものそれとしか言いようがなかった。集めたウランは単に原子力エネルギーの研究であり、平和的活用だった。アメリカ政府、科学者のパラノイアはイラク戦争のそれを思い起こさせる。イラクの60年前に同じ失敗を起こしていた。

    ハイゼンベルク暗殺計画は未遂に終わって良かった。刺客モー・バーグは何故か暗殺を行わなかった。もしやっていれば現代アメリカ史にもう一つ汚点が染み付いたことだろう。

    そして、ドイツ核開発の心配がなくなった今、マンハッタン計画はソ連の牽制という意味合いを持つようになる。ソ連スパイが優秀である以上、原爆の機密は遅かれ早かれ失われる。故にウランをソ連に渡さないことが肝要だ。ウランのある街を猛爆したり諜報員自ら強奪したりとやりたい放題。ついでにユダヤ人科学者が離反しないように「ドイツが原爆開発に失敗」の情報は伏せられている。

    こんどはソビエトの頭脳争奪戦。オーストリア、ドイツの科学者がソビエトに連れ去られる。アメリカの刃から(何故か)難を逃れたハイゼンベルクは今度はソビエトの鎌と槌に狙われる羽目に。3ヶ月前にドイツの敗戦を予期していたハイゼンベルクは疎開していたが、アメリカに捕まり、イギリスで監視される。原爆投下時にはありえないとして認めようとしなかったらしい。

    ソ連の原爆に関わるスパイ活動には目をみはる者がある。頭脳明晰な科学者が何人か、ソビエトに情報を売っているのだ。セオドア・ホールはマンハッタン計画に参加したものの、原爆の威力を恐れ、ソ連に情報を流した。核抑止で本当に世界が平和になったか議論すべきではあるが。

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    2021年10月20日
  • インテリジェンス1941 日米開戦への道 知られざる国際情報戦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本がなぜ、戦争に突き進んだか。諜報戦争の面から覗く、第二次世界大戦。ゾルゲ程度しか二次大戦のスパイは知らなかったので非常に興味深かった。

    日本が英米との情報戦争で大きく差をつけられ敗北の原因になったというのは有名な話ではあるが、本書を読むと、日本も日本なりに努力していたことがうかがえる。コードネーム、ニイカワことラットランドによるスパイ活動は読んでいて膝を打つ。まさかイギリス人をアメリカに、日本のスパイとしてリクルートしているとは。まあラットランドも結局アメリカに寝返るのですが。

    イギリスのスパイシンシア。ワインとベッド、社交性を武器に情報を奪い取る様は非常に恐ろしい。国家で重要なポジションにいるならば、舞踏会などで会った人間と軽々しくセックスするのはやめようと強く感じた。

    そして、ブレッチリー・パーク。当時のイギリスは暗号解読の先進国。まさかここまで多くの情報を得ているとは。例えば独ソ戦。日本の外務省が独ソ戦に対してオロオロ時間を無駄にしているのに対しイギリスの対応は早かった。先んずれば人を制すを地で行く。南仏進駐も予め知り尽くしており、アメリカ参戦に一役買っている。

    意外にも、日本の暗号もそこそこ強かった旨が書いてあり驚嘆した。暗号機パープルはエニグマよりも解読に時間がかかり(それでも41年2月には解読されたが)、陸軍暗号解読班は優秀だったそうだ。

    横山一郎大佐が有能。アメリカでのスパイマスターであり、日米戦争回避のために、アメリカから「満州国承認」すら引き出した日米諒解案を得た。まあ松岡洋右が蔑ろにして幻に終わったが。アメリカで必死に構築した諜報網が崩れていく様はなかなか見どころが多い。

    アメリカの孤立主義に対するソ連、イギリスの苦闘が見て取れる。孤立主義のカリスマ、トマス・デューイを止めるためにウィルキーを支援、他候補者のスキャンダルをバラまき、いざ共和党候補にウィルキーが選出されると用済みとして放る。恐ろしい。

    最初は日本、次に英国と来てNKVD。さすがロシアなだけあって闇が深い。日本をアメリカと戦わせるために経済的に日本を絞め殺そうとしたユーリストや、ゾルゲ以上に日本社会に溶け込んでいたエコノミスト。

    インテリジェンス1941


    ジェームズ・ボンドの元ネタとされるユーゴスラビア出身のドゥシュコ・ポポフ。ドイツとイギリスの二重スパイ。コードネームはトライシクル。彼が真珠湾攻撃を誤った情報から予測し、アメリカに伝える。しかし、その情報が信じられず(そもそも二重スパイという人種が信頼に値しないと判断され、また日本の諜報網を潰したはずなのに真珠湾にスパイがいるはずないという思い込みで)捨てられた。

    一方で、アメリカの暗号解読班は人員がとんでもなく欠乏している中、かろうじて日本の「真珠湾に関する情報」を仕入れることに成功する。

    最初は日本、次に英国と来てNKVD。さすがロシアなだけあって闇が深い。日本をアメリカと戦わせるために経済的に日本を絞め殺そうとしたユーリストや、ゾルゲ以上に日本社会に溶け込んでいたエコノミスト。

    ユーリストに対するソ連スパイの渡したメモ。それが後のハル・ノート。ハル・ノートはソ連製だった!? というのも、ハル・ノートの原案のホワイト案を出した、ハリー・デクスター・ホワイトはソ連のスパイだった。この内容はある程度穏健的でアメとムチ両方あったが、国務省次官のウェルズや、極東問題顧問のホーンベックが対日強硬派でアメを削ったのだ。

    アメリカは日本に対しての暫定協定案で、インドシナ北部の25000人までの兵員を認める方針でいた。しかし日本軍は交渉が決裂したときのために、インドシナへの日本軍が16隻の輸送船を送り、兵員を増員しようとした。それがイギリスのスパイに「10-30隻の輸送船」と報告され、その情報をアメリカにリークし、アメリカ担当者は「30-50隻」と大統領に報告した。明らかに協定案を尊重していないとして、ハル・ノートが渡され、日米戦争が不可避になる。情報を持っていたイギリスが、ほとんど表に出ずに日米を動かす様は「紳士の国」としか言いようがない。

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    2021年09月22日
  • インテリジェンス1941 日米開戦への道 知られざる国際情報戦

    Posted by ブクログ

    【この瞬間,世界を動かしていたのは,物理的な力ではなく,情報の力だった】(本文より引用)

    真珠湾攻撃に至る前の数ヶ月間に列強間で行われた諜報戦に焦点を当てた作品。日本を始めとする各国のスパイたちが,戦争回避や自国の利益のためにいかに動いたかを丹念に追っていきます。著者は,「NHKスペシャル」等の番組を担当した山崎啓明。

    新たに公文書の公開がなされた英国の動きも交えながら諜報戦の行方を描いたことにより,日本にとってのあの戦争が,言わずもがなの「世界」大戦であったことが改めてよくわかりました。まだまだ表に出てきていないこともあると思いますが,情報を扱うというのはどういうことかを考える上でも最適な作品です。

    前知識があまりなくても読みやすい☆5つ

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    2020年01月10日

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