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「TwinBox」の「ミントマンゴーかき氷【タテヨミ】」「Iberis -TwinBox画集-」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
「理屈が通っていて反論できないので、代わりに殴らせてください」
「理屈が通っているなら怒らなくていいのでは!?」
このやりとりだけで惹かれたドMなあなた、そう、あなたです。そんなあなたにはおすすめの一冊です!以上!
……ではあまりに短いので、もう少し続くんじゃよ。笑
※
以下、政治的主張、ネタバレを含みます。
散文、個人的雑記となります。
時間の許す方のみお付き合いくださいませ。
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
めちゃめちゃ面白かったです。笑
冒頭でご紹介したやりとりからして痛快すぎますし、面白かった場面を紹介し始めたら、全ページに及ぶほど。さすがの岩波せんせです。軽快なやりとりにかけて、『はと』さんに並ぶ天才だと思います。なので、今回も私の脳内劇場はほぼほぼノラととキャストになりました。笑
場面の応酬が面白いのはもちろん、他作品で『三幕構成』を例に挙げておられたことによろしく、教養が非常に豊かであることも、容易くうかがえるのが岩波せんせの魅力。特に今回は、魔王に打ち勝つための勇者養成学校の登場人物たちが、何を学ぶのか、という描写には深く共感するものがありました。
どんなところに居ても、衣食住を欠かさないために、生存を果たすために最初に知るべきは、滋養を満たす手段と水を組める場所を見つけること、原生動物と出会った際の対処法、野営の建設技術などなどです。それを順を追って、「薬草学」「独創学」「心理学」「歴史学」としているあたり、呪術的な歴史に、人の恋やら思惑やらが多く絡み、またその呪術にはこれまた多くの草花が用いられたことも、さりげなく描かれているといっていいでしょう。まさに、ハーブ王子・山下智道さんが伝えている教養そのものです。実際、傷を負った際には血を失うため、鉄分をはじめ、血を作り出すために必要な滋養を得る方法……動物の解体と食肉加工、塗り・飲み薬の加工、患部の刺激と効果する肉体への相関図の把握……など、野営で生存する戦士として必要な知識は、まさに薬草学と歴史学に直結するのです。
現代となってはロックフェラー医学が中心となっていて、薬草そのものに興味を持つ人は減ってしまいましたが、ロックフェラー医学の根本は、人を健康にすることではなく、傷ついた兵士を1秒でも早く戦場に戻せる状態に直す、体の切り貼りの技術や、痛み止めの技術であったのです。戦争のための技術として発展した、闇の歴史は、まさに呪術的と呼んでもいいものでしょう。しかし、もともとは、野営で傷ついた身体を癒すための薬草学であり、事前にあるものから身体を治すという思想こそが、大切な原点であることを、市井の人たちにも、医者を志す人たちにも、どうか覚えていてもらいたいです。
魔王の侵略により家族を奪われた少女が、幼少期に滋養のある食事に恵まれなかったため、自身が魔王討伐を叶える身体に成長することはできなかった。そのことを悔いるのではなく、願いを託すに相応しい後継者を育てると決意する。リリア先生の経緯が、想像以上に暗く重いものであるものも、この世界の争いが、冗談などではなく、互いの生存圏を駆けている、生きようとする尊い命のぶつかり合いであることを伝えています。
できることなら、日本人である私たちが長く縄文時代に学び、聖徳太子が完成させた、あの「和を以って尊しとす」と、世界中の人たちと繋がりたい物ですが、悲しいかな、令和7年時点の世界は、未だ、嘘と裏切りが上手い人ほど支配の力を得るという仕組みで動いています。だからこそ、彼らの理屈で言うなら、「騙されないからこそ尊敬できる」のです。和を説いた聖徳太子も、煬帝に手紙を送らせた小野妹子を何故信じて送り出せたのかと言えば、彼が絶対に騙されない教養と、負けることのない合気道の達人であることをよくよく知っていたからなのです。リリアさんが、「魔族の命乞いも涙も、何の価値もありません」と決めてかかるのは、分かり合うことを諦めていると日本人には見えるかもしれませんが、古代の日本人こそ、西洋の嘘と裏切りの作法をよく知り、それに負けない賢さと強さを持ちながら、決して嘘と裏切りの思念に染まらないようにと、穏やかに生きていたのです。私は、リリアさんの選択を尊重したいと思いました。
近年のヒット作でいえば、フリーレンさんの考えにも近いかもしれません。実際、リリアさんとフリーレンさんは、家族を亡くした境遇が全く重なりますし、おそらく彼女たちの悲劇のモデルは、古代中国の六韜から来ているであろうことからしても、実在の私たちへの、風刺的な内容を含んでいるのは、むしろ自然なことかもしれません。
最後に、個人的脳内劇場配役紹介。敬称略。
レオン:石川界人 リリア:大地葉
シエラ:仙台エリ フィオナ:種崎敦美
です!石川界人さんは、青ブタの変態さんの印象からお招きしました。
あとはご存知の通り、ノラととキャストです。笑
ルーシア姉さん、未知ぱい、明日原ユウキさん、ですね。前述にフリーレンさんを紹介しましたので、奇しくも一致しました。笑
Posted by ブクログ
とても面白かったです!
男たちのしょーもない思いつきを、女の子が微笑ましく見守ってくれたり、ときには叱ったり、促してくれたり。
男女の恋愛観の大きな「根幹」って、時代を問わず普遍な気がしますが、女性が男の未熟を嗤わず、見守ってくれる姿というのは、なんとも胸を打つ感動がありました。
颯太くんは下心丸出しの変態なわけですが、その分、尊敬し、慕う女性からの期待には、出来るか出来ないかよりも、とにかく応えようとするあたり、すごくかっこいいなと思います。彼の恋路がうまくいくことを願います。(2巻が読みたい!笑)
なんてことはない日常の中に、微笑ましい楽しさと、ささやかな勇気の素が込められた、やさしいお話。どうぞ一度ご覧くださいませ。
※
以下、ネタバレを含みます。
時間と、私の散文をお許しいただければ、
どうぞお付き合いくださいませ。
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
みんなかわいい。みんなすき。
それはもちろんながら、個人的には、澪さんと蓮くんの理性的な解釈にすごく共感しました。
そして、そうした理性的に世界を俯瞰している人が、冷たく残酷になるのではなく、助け合いの大切さや、情に厚く生きる人を素直に尊敬しているのも、すてきだと思います。
私も完全に理性派の者ですが、母からの最初の教えが、絵本の世界でしたので、大人になった今も、その頃の素直な感性を大切にするようにしています。そのため、2人の様子には強く共感するのです。「そういうものだから」という、理性で説明できないものに納得できないこともあれど、「そういうものだから」と永く扱われてきたのには、自分が理解できないだけで、それなりに理由があり、尊敬できるという気持ち。
なので、颯太くんの未熟さを、もどかしく思いつつも、その先を期待して、見守りながら、自分だったら苦しみから逃れるために絶対に引き受けない大変な仕事を、容易くこなしてしまう「根性」と「筋肉」、、もとい、理解できないが、好ましいものとしえ尊敬する澪さんの恋心が、かわいいなぁと思うのです。
個人的には現時点で、強烈に颯×澪カプ推しです。笑 2巻が読みたいぃー!
以下、私の気に入った澪語録を残します。
「また次を見つければいい。簡単に言うが、出産は命がけだ。若い時の方がリスクは小さい。それに結婚するのが早ければ、たくさんの子どもを産める。別に晩婚を否定するわけではないが、年を取ればリスクは高まり、選択肢は減る。これは生物として抗いようのない事実だ」
「俳優、ドラマ。もちろん観るが、経営者がビジネスについて語る動画がほとんどだな。私の推しは30代以上の経営者ばかりだ。
おかしいのか?すでに成功しているし、年収も高い。だから応援したいという気持ちにならないという理屈なら、売れているアイドルやスポーツ選手も推せないことになるぞ。
私は逆に、年収数百億円の野球選手の試合をテレビで観て応援する人間の感覚が理解できない。たとえその試合でヒットを打てなかったとしえも、そいつの残りの人生はバラ色じゃないか。頑張らなきゃならないとは、まだ成功していないお前だろう。
、、、まぁ、私の父親のことなんだが」
「血糖値の急上昇を避けるために、まず野菜を食べろ。あるいは適度にタンパク質や脂質を含むおかずでもいい。その後で炭水化物を食べれば、消化吸収も緩やかになる」
「なぜ目標に向かって努力できないのかと問うたら、鬱陶しがられた。
人間は矛盾した生き物だ。目標を立てるくせに、常に最善の行動を取れるわけではない。
欲に負け、楽しい方に流れる。
そのくせ、目標を達成できないと文句を言うのだ。愚の骨頂である。
怠惰な人間は視界に入れたくない。別に見下しているわけではなく、自分も流されそうになるからだ。
努力を続けるには、まず環境を整えなければならない。私も弱い人間だから、周囲からサボり癖のある人間を排除しなければ」
「こいつは勢いなだけだな、と思った。
返答に真面目さが感じられない。深く考えず、思いついたことをそのまま口から発しているだけだ。
とはいえ、その場しのぎの嘘をついているとも感じない。ということは、家事も子育ても、すべて筋肉で解決できると思っているのだろうか。
世の中はそんなに甘くないのに」
「億劫になるほどの、同じ苦痛を感じているはずなのに、それなのに、一日に何度も買い出しに行き、私たちの世話をしていた?
心が震えた。
この男は、完全に私の理解を超えている。
だが同時に、颯太のことをもっと知りたいと思った。
屈託のない笑顔を見て、私は胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。
もしかすると、これが一般人の言う『好き』という感覚なのかもしれない」
「普通、人間はなかなか変わらないものだ。年を取れば取るほど、プライドが邪魔をしてしまうからな。
だが颯太には柔軟性がある。それに、努力を続ける根性もある。おそらく、普段から筋トレをしているとが関係しているのだろう。
加えて颯太は、その腕力を他者に向けて使おうとはしない。絶対に反撃してこないとわかっているから、言いたい放題できて楽しいのだ。
次はどんな難題を与えてやろうかな。
私のアドバイスを受け、素直に努力した颯太の今後には、期待しかない。
ニヤニヤしてしまう。
可愛いヤツめ」
困らせたいぐらい、好きだよ。
私の大好きな『ワガママハイスペック』の一節がこれほど似合う2人だなんて、好きになるしかないです。しかも、恋心にかけらも興味を持たなかった澪さんが、一番女の子らしく、困らせて男を試してしまうあたり、一番理性的なのに、一番幼い愛し方をしていて、かわいいなぁと。笑 それに応えようと懸命な颯太くんもすてきです。心が元気になります。ほっこり癒し。
それにしても、美人の胸の感触を再現するためにブラジャーを百均で買うとか、鶏胸肉の唐揚げを作るたびに女性の胸を思い出すとか、小便の後始末は紙で拭かずによく振るとか、下品すぎて爆笑必至なやりとりも最高に楽しかったです。
あ、自分は紙で拭く派です。とはいえ、立って出来る、個室ではない方のトイレの場合はどうしようもないですが。笑笑
名言集の抜粋を忘れていましたが、十代は運動、二十代は勉強、三十代は所得、四十代は人望が尊ばれると云われるように、今、羨む誰かがいる一方、時を経たら、むしろその人に羨まれることもあるかもしれない、といった旨の話もすごくいいなぁと想いました。
人生の長い視点を俯瞰できれば、悩みは大体晴れます。財務真理教と極左金融エリート真理教のこの苦しい時代においても、わたしが無責任なほど将来を楽観しているのは、そういう気持ちがあります。
想像力は、人生を俯瞰する、翼と視野です。
その視野を育てる教養こそが歴史です。
生きるためのコツを小説に見出だすのが好きな方は、実在の人々の物語から勇気をもらえる歴史がおすすめです。かくいうわたしも、フィクションのお話から、少なくともこの物語を書いている筆者は実在しているのだから、大切に学ぼうと向き合い、次第に実在の歴史にも興味を持った経緯があります。澪さんは勉強熱心なので、同じ視点にたってくれている気がして、そこも共感するところです。照
ただ、古文はいらないというところは少し残念でしたが、わたしも十代のころにその魅力に気づいたわけではありませんでしたから、よくわかります。少なくともその面白さを現代語で表現してくれる解説を読むだけでも十分ですものね。とはいえ、教育を変えるためには文科省を掌握しようと提案するところは強く共感しました。笑
……それでは、
岩波先生の次回作にご期待ください!!
、、、打ち切りのフリじゃないですよ!?
ほんとに欲しいんですよぉぉぉ!!
普通に上手い
1巻を読み終えてから2巻を買おうか考えながら買ってみたけど、
思いの外、自分好みの展開で読み易かった。
各キャラクターもそれぞれに個性があって好感が持てたけど、
年齢的に考えると少し大人過ぎる印象を覚えた。
そのくらかな?