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「ジェフリー・サックス」の「アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃」「貧困の終焉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジェフリー・サックス」の「アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃」「貧困の終焉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
本書は大統領選挙前に書かれたものだが、概ね予測どうりが恐ろしい。
トランプ政権の主たる政策の中で「プロジェクト2025」にある「ディープ・ステート」(闇の政府)を崩壊させる事はバイデン政権でも続いた民主党下での腐敗した組織を壊滅し、従来の自由主義を復活させると言う意思がある。だが、司法省内の裁判権含めた法的免責問題などは、悪用される懸念があると言う。元トランプ大統領補佐であるボルトン氏はトランプ氏が独裁者的存在を持つかについて「それほど利口ではない」し「アメリカの憲法も制度も強靭」であるとも言っている事には期待したい。だが、現実多くの大統領令による世界を恐怖・脅威を発進していることが今後どんな悪影響を及ぼすのか心配だ。特にボルトン氏が言うプーチンなどの「トランプはいいカモ」(操れれている)は強烈だ。戦争についてはフランス経済学者ハラリ氏の「日本も戦争に備えよ」と核保有国となるべき時期だと言い、同時に米国経済学者サックス氏の「中国、韓国等の良好な関係を築く時期」とも言っていることだ。日本も日本版「ディープステート」なる「闇金政治家」への対策はまたしても「先延ばし」で期待は薄い。著名達が言う気になる言葉は「トランプは『有言実行』者だ」、「貿易戦争で勝者はいない、保護主義で貿易戦争に勝った国はない」と言うが世の中を悪い方向への動きがないことを期待したい。
Posted by ブクログ
貧困を終わらせるなんて言葉、よほど頭がお花畑な夢想家しか使わないだろうと思っていた。
国際政治の最前線で貧困国の課題に尽力する人たちの成果も見ないまま、一体何を知った気になっていたのだろう。
2000年に国連総会で宣言されたミレニアム開発目標から15年。世界は大きく前進した。
・1.25ドル未満で暮らす人々の割合は世界全体で36%→12%。開発途上地域では47%→14%
・世界の識字率は83%→91%
・幼児死亡率は1270万人→600万人
・妊婦死亡率は45%減少
・HIVの新たな感染は40%減少
・オゾン層破壊物質は98%が除去
・安全な飲料水にアクセスできない人の割合は9%に減少
・開発途上地域の栄養不良人口の割合は23.3%→12.9%
・マラリアの死亡者数は3分の1
もちろん、悪化した事実もある。
・スラム居住者は7.9億人から8.8億人に拡大
・サブサハラ・アフリカ人口の41%は極度の貧困層
・今なお約8億人が栄養不良状態。
さらに、統計にはあらわれない不幸も尽きるはずもなく、日本でさえ餓死するような窮乏した生活に見舞われている人も存在する。
本書では、困窮とした人々の生活をただ憂い嘆くだけでなく、問題提起以上の具体的な解決方策が示される。
ハイパーインフレーションの終息、安定した新通貨の導入、返済不可能な債務の帳消し、瀕死の共産主義経済からダイナミックな市場経済への移行、エイズ・肺結核・マラリア撲滅のためのグローバル基金の設立、貧困層のHIV感染者に対する現代的な薬物治療。
これらに直接関与できない人であっても、資金を提供することは誰にでも出来る。
遠くの見知らぬ多くの生活困窮者よりも、近くの少ない困っている人に手を差し伸べようとする人間の感覚は当然だ。
ただ、技術革新により全世界の距離が縮みつつある中で、誰を助けるのかを選ぶということは、誰を助けないのかを選ぶことだという事実の適用範囲は広がっている。
人類文化の繁栄は、人の、団体の、地域の分業により加速してきた。これからの未来、貧困を脱した国々が新たな分業の輪に加われば、想像を超えた新たな世界が見られるかもしれない。