作品一覧

  • 信頼

    信頼

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,496円 (税込)
    本能を呼び覚ませ 旅のなかで遭遇した事物がもたらす情動と思考 読む者の心を深い地点から揺さぶる20篇 旅のなかで遭遇した信頼のかたち。湧きあがり、おのずから増大する点で信頼は勇気に似ている。洞察と情動に満ちた哲学的旅行記。 === 跳躍とともにおのずから増大していく点で、他者への信頼は勇気に似ている──。トンブクトゥからリマ、シドニー、ラサ、カイロへ。旅先での邂逅がもたらす衝撃と驚きと発見、そして溢れ出る情動。ある地では、現代における聖性への問いが、また別の地では、正義を求めた情熱の残響があった。未知なるもののなかへ身を投じることで、人ははじめて生の力が何であるかを知る。その瞬間に際しては、精神を空にし、自我を消し、言葉を黙らせるのだ。理性を超えた感情のほとばしりやうごめきを研ぎ澄まされたまなざしでとらえた20篇の記録。 【目次】 はじめに I アラワーヌ ノーリアの歌 ファサード 知りえぬ知性 リング II 古い病院 III タイフーン サンパウロ 男 手紙 無心の歌 アディス・アベバ ラブ・ジャンキーズ IV 理解 恐ろしい神秘の晩餐 絶滅した宗教の復活 ラリベラ ヴードゥ 湧きあがる V 寡黙 注記 訳者あとがき 解説(管啓次郎)
  • ヤマケイ文庫 極北の動物誌

    ヤマケイ文庫 極北の動物誌

    ビジネス・実用

    4.8
    1巻990円 (税込)
    星野道夫が「名作」と呼んだ幻の古典。 この本全体に流れている極北の匂いに、どれだけアラスカの自然への憧れを掻き立てられただろう/星野道夫 カリブー、ムース、オオカミらが危ういバランスの上で織りなす極寒の地の生態系――。 『沈黙の春』が人類による自然破壊に警鐘を鳴らした1960年代初め、 アラスカの大地を核実験場開発の脅威から守り抜き、そのため故国アメリカを追われた動物学者がいた。 彼の名はウィリアム・プルーイット。極北の大自然と生命の営みを、詩情あふれる筆致で描き、 写真家の星野道夫が遺作『ノーザンライツ』のなかで、敬意をこめて 「アラスカの自然を詩のように書き上げた名作」と評した幻の古典を文庫化。 気候危機と生物多様性の危機が差し迫るなか、人の営みと自然の営みの共存を問いかける本書は、 「エコロジーとは何か」を知るための入門書であり、今を生きる全ての人へのギフトだ。 ■内容 刊行によせて 星野直子 プロローグ 旅をする木 タイガの番人 ハタネズミの世界 ノウサギの世界 待ち伏せの名手 狩りの王者 カリブーの一年 ムースの一年 ムースの民 生命は続く ホームステッド にわか景気 未来の展望 謝辞 エピローグ―一九八八年版あとがき 訳者あとがき 文庫化によせて 大竹英洋 ■著者について ウィリアム・プルーイット(1922-2009) 動物学者。アメリカのメリーランド州生まれ。 アラスカにおけるアメリカの核実験場開発計画「プロジェクト・チャリオット」を 環境調査によって阻止し、そのためアメリカを追われることになった。 その詳細は星野道夫著『ノーザンライツ』に記されている。 カナダに移住後は、マニトバ大学動物学研究室教授。 タイガ生物学研究所を設立。極寒地における野生生物の研究を続け、カナダ科学アカデミー最優秀賞などを受賞。 93年、アラスカ州政府より正式の謝罪を受け、名誉回復。アラスカ大学名誉博士となる。
  • あしながおじさん(新潮文庫)

    あしながおじさん(新潮文庫)

    小説・文芸

    4.3
    1~2巻649~825円 (税込)
    孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。
  • アヘン

    アヘン

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「すべての鎮痛剤の母」にして媚薬、そして文学と芸術の飛翔剤-アヘン。生活のなかで愛用されてきた歴史から、効用の化学的分析、ケシ栽培とアヘン抽出までを網羅するアヘン百科。

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ユーザーレビュー

  • ヤマケイ文庫 極北の動物誌

    Posted by ブクログ

    ウィリアム・プルーイット(1922-2009)。原著は1967年刊。原題は“Animals of the North”。
    登場するのは、オオカミ、ノウサギ、オオヤマネコ、ハタネズミ、アカリス、ムース、ヤチネズミ、イタチ、カリブーなど、おもに内陸の哺乳類。鳥類はわずか、海棲哺乳類は登場しない。
    星野道夫がエッセイ集のタイトルにしている「旅をする木」は、本書冒頭の章。詩的に描かれたトウヒの一生。この章だけでなく、動物と植物の関わりは本書全体を貫く。そしてそこで暮らす人たちのことも書かれている。フィールド・バイオロジストの面目躍如と言うべきか。
    出版年の1967年は、プルーイットがアラスカの核実験場計画問題でアメリカを追われ、カナダに身を落ち着けた頃。それに60年代はカーソンの『沈黙の春』が端緒となったエコロジカル・ムーブメントのさなか。そうした時代の一冊として読むこともできる。もちろん、『シートンの動物記』のプルーイット版として読むことも可能。そして星野道夫の愛読書としても。

    0
    2026年06月07日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    子供の頃、絵本で何度も読んだ。
    美しいドレスを着たブロンドの女の子達の絵が余りに可愛くて、当時6才くらいの私はめちゃくちゃ憧れた。メーテルリンクを知らず恥ずかしい思いをしたことと、子供心にもロマンティック!!と思った結末は、特に良く覚えている。

    新訳の帯を見て思わず購入。とても懐かしい思いで読んだ。ほぼ全編が手紙であり、そのため丁寧で美しい文章。英語の原作も読みたい!

    0
    2026年05月27日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    裏表紙から 「最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。」
    このエバーグリーンがとても気に入った、この話によく似合う言葉。
    谷崎や三島には使いづらいけど。
    その通り。みんな知っているエバーグリーンな話。
    ただ拾った幸せでなく、一つの稀に恵まれたチャンス、それをきっかけにして掴んだ幸せな生活が快い。

    苦労はしたけど、知らなかっただけで彼女の父は大富豪でした・・・小公女
    男の子が欲しかった老夫婦は、間違って来たおしゃべりな女の子が気に入り深く愛するようになるのです。その子「アン」は夢見がちなおとめ時代を過ぎ愛する人を見つけ、家庭を築き、人生の苦楽を乗り越えていくのです・・・赤毛のアン
    孝行娘は野獣の元に嫁ぎ、彼の悲しい過去を知って愛するようになるのですが、屈折した彼も実は心の美しい王子だったのです・・・美女と野獣
    優しいお母さんの下で四人姉妹は大人になり巣立っていった。読者贔屓のジョーはニューヨークで独り立ちの苦労の末作家になった・・・若草物語

    少女時代の夢をはぐくんでくれたお話はもっともっとたくさんある。
    でも「あしながおじさん」の話は特に素敵だ。
    こんなお話を読みながら、ありえないけれど、万に一つ身近にいないものだろうか「あしながおじさん」。
    とチラッと思ったことはないだろうか。

    それで読んでみた。
    新潮文庫を見ていても気に留めなかった一冊だけれど、♯キュンタ大作戦2019に引っかかってめでたく読みなおした。

    子供ながら相当気に入っていたらしいあまり間違って覚えてなかった。孤児院で育ったジェルーシャは成績がよく特別に高校に行かせて貰っている。
    卒業の時期が来て進路を決めなくてはいけなくなる。そこに孤児院の後援をしている篤志家が大学の学費をだしてくれることになる。
    「独創性」が気に入ったという。孤児院の憂鬱を遠慮会釈なく書いた作文が気に入ったのだ。

    将来作家になる勉強をすること。一か月に一通秘書宛てに報告がてら手紙を書く、そんな願ってもない条件だが。
    ジョン・スミス氏はいただけない「あしながおじさん」にするわ。
    あなたの後姿は背が高く壁に写った影は細く長かった。あなたはおじいさん?デブ?髪薄い?ハゲ?
    尋ねても答えは来ないけれど。・

    前向きなジェルーシャは大学生活を楽しみ、苦手な科目に苦しみ、休暇では旧家のお嬢さんの館に招かれ、縁のなかった外の文化にも馴染んでいく。

    秘書宛てに書く手紙は時には長く長く、宛名のジョン・スミスさんあなたはいったい誰?としきりに訊いてみる。もちろん返事はない。

    友達の兄と仲良くなるあたりで、ジョン・スミス氏、、ついに顔を出さないではいられない。

    彼女は賢く美しく育っていく。休暇を過ごす牧場の持ち主として「おじさん」は少しずつジェルーシャの暮らしに加わり、変わり者の汚名を返上する。

    ここからはさすがにエバーグリーン、紫の上式の育てる楽しみを持つ坊ちゃんの常套恋愛であっても爽やかに鮮やかに読むのが楽しい。

    ジェルーシャの自立した生き方や、大学生活の生き生きとした描写で作者がしのばれ彩を添えていた。自然描写も生きていて深呼吸をしたくなるやはり面白かった。

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    2026年02月08日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    タイトルが有名すぎて侮ってました。最初からめちゃくちゃ面白い!シンデレラストーリーではあるけれど、ジュディの活気あふれる生活とふとした時に手紙に現れる孤独に癒されました。

    0
    2025年08月01日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ピンクの表紙が可愛くて思わず買って、久々に読んだら、記憶にある印象と少しずれていて。新訳(岩本正恵さん)のせいだった。前の訳も当然良いんだけれど、より今どきというか。最初はちょっと慣れなかったけど、すいすい読みやすいし(文字も大きい)、ジュディもイキイキとして可愛かった。読み手が年取った分、孤児であることへの葛藤、卑屈さ、何よりも家族に対する渇望が胸に迫ってきて切なかった。あしながおじさんは、それをちゃんと分かっているんだろうか、若い男性に嫉妬しているばかりじゃダメだぞ、と余計なツッコミを心の中でしてしまいました。「続・あしながおじさん」も大好きなので、また新訳を読んでみよう。

    訳者の岩本正恵さん、残念ながらお亡くなりになったそうだ。この本が最後の仕事だったらしい。続編は、また違う人の訳になるみたい。

    0
    2024年11月04日

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