作品一覧

  • 復員・引揚げの研究
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    太平洋戦争の終戦時に海外でなにが起こっていたのか、当事者が残した記録をもとに敗戦から戦犯裁判、そして日本への帰還の歴史を克明に検証する。 ※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • BC級戦犯
    -
    1巻715円 (税込)
    BC級戦犯に関わる裁判は六年近く続いた。それは死刑九二〇人、有期刑三四〇〇人という苛酷な判決を生んだ上に、獄中でも多くの人が命を落とした。そこでは、戦犯を国内刑法で裁いたり、通訳の不在や被告人陳述の無視など、戦勝国の報復感情を満たすためだけの場合もしばしば見られた。四つの戦域の複合体として戦われた太平洋戦争をあらためて検証し、「勝者の裁き」の真実に迫る。
  • 東郷平八郎
    3.0
    1巻660円 (税込)
    日露戦争時の連合艦隊司令長官だった東郷平八郎は、日本海海戦に奇跡的な勝利を収めたあと、東宮御学問所総裁、陸海軍を代表する指導者として近代史に大きな足跡を残した。その生涯は、近代国家としての道を歩み始めた日本の運命を一身に体現したものとなった。一次資料をもとに英雄神話の背景を探り、東郷の実像とその時代を描いた本格的評伝。

ユーザーレビュー

  • 復員・引揚げの研究

    Posted by ブクログ

    戦後の混乱の中、戦地で終戦を迎えた将兵がどのようにして日本へ帰ってきたのかを解説した本です。

    内容は、なぜ将兵が南方を始めとする島嶼に分散し、取り残されたることになったのか。終戦直後から始まった生存のための自活と連合軍との戦犯裁判を含めた捕虜生活の苦悩。いかにして復員が行われ、その後の人生を生きていくことにしたか。の3つの内容で構成されています。

    ガダルカナルやペリリュー島での激戦、無差別爆撃である本土空襲の裏で、敵と一度も交戦することなく耕作をしていた部隊や、中国戦線で中国軍と互角に渡り合っていた部隊の話から、将兵による終戦の捉え方が異なっていること。捕虜収容所や戦犯裁判での各国連合軍の

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    2012年12月22日
  • 東郷平八郎

    Posted by ブクログ

    東郷平八郎の人物像と彼がたどった生涯を解説している評伝です。

    東郷といえば、いうまでもなく日本海海戦で劇的な勝利を収め、日露戦争を勝利にみちびいた英雄として知られています。本書は、その東郷の実像にせまるとともに、日露戦争後の東郷と彼をとりまく日本軍の人脈が、その後の歴史の推移にどのような影響をもたらしたのかということについてもくわしく説明がなされています。

    昭和天皇の東宮御学問所が開設され、東郷がその総裁となった経緯や、御学問所をめぐるさまざまな意見の対立などが紹介されています。さらに日本・アメリカ・イギリスの軍縮会議をめぐって「条約派」と「艦隊派」の対立が生じ、そのなかで日露戦争の英雄に

    0
    2023年03月27日

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