作品一覧

  • イギリス解体の危機 ブレグジットが開けたパンドラの箱
    4.0
    1巻990円 (税込)
    EUから完全離脱した英国でいま何が起きているのか。スコットランド独立問題など内憂と、国際プレゼンス向上努力の現場を描く。  英国は将来にわたって今の国のかたちを維持できるのか? 数年にわたる騒動を起こしたBrexitがその最大の問題の「パンドラの箱」を開けてしまった。2020年末にEUと貿易協定を結んだことで経済の大混乱という最悪の事態は免れたように見えるが、EU残留志向が強いスコットランドでは英からの独立運動が再燃。地方議会選で独立派が過半数の議席をとった。英領北アイルランドでは、年初の完全離脱後も、懸案だったEU加盟国アイルランドとの国境問題がくすぶったまま。将来的にアイルランド統一論が盛り上がる可能性は否定できない。  TPP参加表明やG7サミットの議長役など「グローバル・ブリテン」と称する華々しい外交政策を展開するジョンソン政権だが、一皮めくれば国内で国家の解体や分裂の懸念が高まっているのが実情だ。かつて世界の4分の1を制覇した英国が将来、EUから離れただけでなくさらに小国へと没落するのか。それとも今の国のカタチを死守するのか。現地の風景や生の声も交えながら探る。
  • もしニーチェが短歌を詠んだら
    5.0
    1巻1,144円 (税込)
    ニーチェの深く難解な哲学を短歌に超訳。その切れ味鋭い格言の数々が日本人のDNAに染み付いた「七五調四拍子」の短歌になることで、これまでうまく理解できなかったニーチェの世界がすっと心に入ってくる。
  • もしニーチェが短歌を詠んだら

    Posted by ブクログ

    ニーチェ入門書としては最適でしょう。

    私の短歌観からみて、これらが短歌かというと、微妙です。

    ニーチェの思想を内在律で要約してみた『新しい短歌の取り組み』という感じでしょうか。

    でも
     珍しい花をつけてる生垣の下に行くには短い 生は

    という、情景と心象が重なると「よいなあ」と思いました。
    として

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    2015年01月10日
  • もしニーチェが短歌を詠んだら

    Posted by ブクログ

    ニーチェに振り回されることなく生きていくためにも、この最初の歌を味わって読んでおきたい。

    残念なお知らせをまず致します「いつも世界は不公平です」

    「何が良くて何が悪いか」という価値判断、つまり道徳というものは実は非論理的なものです。
    そのため、人間ははじめから不公平な存在であり、世界もまた不条理にできています。
    だからといって「こんな世界はクソだ!ゴミだ!」というのではなく、それに立ち向かうこと--それが生きるということだとニーチェはいいます。
    -本書の第1章から引用-

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    2012年08月21日
  • イギリス解体の危機 ブレグジットが開けたパンドラの箱

    Posted by ブクログ

    Brexitについて私自身は「英国が再び欧州の縛りから解き放たれ世界に目を向け始めたぞ」的な感じで面白く好意的に極東目線で見ているのだけど、本国で起きている色々な議論や歴史的背景を項目別にまとめてあってローカルな議題を知れるのが良かった。ジョンソン首相は2022年9月までとのことですけど今後どうなるのかも気になりますね。

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    2022年07月19日
  • イギリス解体の危機 ブレグジットが開けたパンドラの箱

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1707年、イングランド・スコットランド合併
     スコットランドとウェールズ議会は1999年、北アイルランドは1998年の創設
     地方議会ができ、分権されてまだ20年
     スコットランドの人口、経済規模、面積は北欧諸国や北海道に近い。GDPの7%

    1801年、アイルランド 大英帝国併合
     独立戦争後、1921年、自治領としてのアイルランド誕生、1949年連邦離脱
     1998年和平条約締結 カトリック
     北アイルランド GDPの2% EU離脱後もEU市場に残る 多くはプロテスタント
     統一アイルランドの可能性は10年以内に50%

    BREXIT FTA結び直し
     EUへの輸出 原産地評価により、1

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    2021年10月14日

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