作品一覧
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4.01巻770円 (税込)乙女の心を奪っておきながら、愛にこたえない狼男爵。 兄の友人、ウォーリック男爵レイナーとの出会いは鮮烈だった――彼が宮廷の一室に立つと、室内が静まり返った。人波が割れ、狼のように野性的でいて優雅な彼が目の前に現れた瞬間、エリザベスは生まれて初めて男性に心を奪われたのだった。翌日、兄に会いに来たレイナーと再会したエリザベスは、遠くに住む彼にもう二度と会えないと思うと胸が苦しくなり、彼をもっと知りたいと切望するあまり、口づけを交わしてしまった。すると、それを兄に見咎められ、二人は結婚を余儀なくされる。しぶしぶ求婚するレイナーの冷たい表情に、エリザベスは青ざめた。花嫁になるのなら、望まれて迎えられたかったのに……。■宮廷で初めて会ったとき、恋に舞いあがるエリザベスとは違って、レイナーはちらりと一瞥するだけで彼女に興味を持ちませんでした。そんな女性も愛も信じない彼との結婚生活は、夢に思い描いていたのとは異なる、夫婦なのによそよそしくされるつらい日々で……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-1巻770円 (税込)田舎牧師の娘メアリーは、父を亡くし、まもなく家を出ていかなければならなかった。頼れる親戚も財産もない彼女は、村を出て働くしかない。暗い将来を思って不安になっていたとき、伯爵家の御曹子イアン・シンクレアが村に現れ、見目麗しい彼にメアリーは胸をときめかせた。放蕩者で高貴な彼に相手にされるはずもないけれど……。ところが、イアンは彼女の窮状を知るなり結婚を申し込み、メアリーは驚きながらも幸せな家庭を夢見て承諾した。イアンが父親への反発から、身分違いの彼女に求婚したとも知らずに。■いつか愛される日がくると信じて、イアンと結婚したメアリー。彼の思惑を知らず、よき妻になろうと努力する彼女の姿に胸を打たれます。1999年に刊行され、切なさで話題を呼んだ名作の復刻です。
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3.01巻660円 (税込)まさか、こんなことになるなんて。エリザベスの罪のない嘘がスキャンダルを引き起こし、ウォーリック男爵レイナーを望まぬ結婚に縛りつけてしまった。私はただ、生まれて初めて心惹かれた人をお別れの前にもう少し知りたかっただけなのに……。国王のお膝元ウィンザーを離れてウォーリック城に迎えられ、女主人となっても、妻を見るレイナーの目は冷ややかなままだ。だが、エリザベスは意志の強いクレイバーン家の女だった。くよくよしていても始まらない。彼に心を開かせてみせるわ。
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-1巻770円 (税込)家具職人の娘アナリースは夜の森で瀕死の若者を見つけ、放っておけずに家へ連れ帰った。きっとならず者に襲われた犠牲者に違いない。なぜなら、わたしの母も同じように襲われ、殺された……。心やさしいアナリースは若者がかわいそうでならず、必死で看病を続けた。その甲斐あって、若者は日ましによくなっていったが、決して素性を明かそうとしない。体を動かせるまでに快復すると、なにを思ったか、彼はアナリースの父に家具作りの手ほどきを受けたいと言いだした。どこか奇妙なこの申し出に、彼女は首をかしげるばかりだった。★本作の舞台は西暦1472年、イングランド王家がランカスター家とヨーク家の二派に分かれて争っていた時代にあたります。ランカスター家が赤ばら、ヨーク家が白ばらのバッジを使用したことから、ばら戦争とも言われ、1455年から三十年あまりも続きました。★
ユーザーレビュー
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ネタバレ 購入済み
うーん、良かったけど微妙。
私の苦手とする物語だった。
ハーレクインお得意のシークレットベビーは好きですが(ヒロインとヒーローの子供だから)。
今回はヒーローとヒロインの子供ではなくて、結婚相手に庶子がいた事。
ただこの庶子がとても可愛くて健気で愛おしかったです。
それに比べてヒーローとヒロインは好きになれず。
ヒーローは初っぱなから好きではなかったです。
海外小説好きでよく読む私としては、ヒストリカル小説の傲慢で武骨な領主や首領は大好きだけど、今回のヒーローはちょっと魅力を感じない。
描き手の問題かも知れないけれど。
そしてヒロインも優しいが芯がある女性でそれが魅力だろうけど、なんというか、やはりこの物語はお互いに -
3.0 (1)
Posted by ブクログ
ネタバレヒロインとヒーローがキスをしているところを兄たちに目撃され結婚することになった二人。
ヒーローは罠に嵌められた!と怒ってるし、ヒロインはそんなヒーローの態度に傷付くもそれを隠して普段通りに過ごそうとする。
押せ押せヒーローならぬ押せ押せヒロインだけど、基本的に頑張りやさんで好感が持てる。
対してヒーローは母親のトラウマで女性はみんな母親のようだと決めつけてヒロインを傷付ける。
それの繰り返しでヒーローにはうんざりだったけど、ヒロインの愛を認めてからは良かった。
でもやっぱり最後までヒーローに気を遣うヒロインが気の毒だったお話。