筆者、山浦さんは、川喜田二郎さんのもとでKJ法を学び、その後普及に努めてきた人だそうだ。
いわば直弟子。
KJ法には前々から興味があって、これまでに考案者川喜田さん、上野千鶴子さんの本も読んできた。
質的調査というか、事象をして語らしめ、新しいものを見つけられる可能性がある方法とのこと。
そこに惹
...続きを読むかれるのだが、なかなかコツがつかめない。
自己流にやっていても、それこそ「なんちゃってKJ法」になってしまいそうな気がする。
この本では、長年の経験で、川喜田さんの方法をさらに発展させた、コスモス法とか、ロジカル・ブレスト法などが紹介される。
ただ、残念なことに、それでもなかなか手順が複雑だ。
もうちょっとシンプルなものなら…と望んでしまうのは、やはり自分の怠惰なのだろうか。
それでも、データを言葉で切り出すだけでなく、写真や絵などの画像を用いるなどは面白い発展のさせ方だと思う。
どこか、ワークショップで体験できないものかなあ。