菅野瑞治也の作品一覧
「菅野瑞治也」の「実録 ドイツで決闘した日本人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「菅野瑞治也」の「実録 ドイツで決闘した日本人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1980年代初頭のマンハイム大学留学時代に、「コーア・レノ・ニカーリア」という男だけの大学内秘密結社に入会した東洋人、菅野瑞治也(すがの・みちなり)は、ドイツ国内をはじめ欧州各地で残っている真剣を用いた決闘「メンズーア」の試合の舞台に立った。これはその決闘文化紹介つきの回顧録となっている。私はこの本を秋口に友人に薦められて読んだ。
西洋版バンカラとでもいうべき剣闘結社のホモソーシャルな絆は、筆者の書く文章の論理に充満していていっそすがすがしい(詳細は「フレーズ」欄を参照)。
文章の脈絡も、その絆のチカラがそうさせるのか、どこかおかしい。AだからB、BだからC、というときのその帰結Cが「ん?
Posted by ブクログ
決闘?ドイツで?この時代に?しかも真剣で?なんで日本人が? と幾つもの?マークが浮かぶタイトルと表紙だが、いきなりプロローグでの決闘シーンに圧倒されてしまった。ガチの決闘じゃん!しかもミッチー(著者)斬られてるし!
本書にはドイツ留学経験のある著者が、実際に体験した決闘の様子が描かれている。ドイツにはたくさんの「学生結社」という団体が存在し、多くの学生やOBたちが加入しているそうだ。実はこの決闘という行為は、学生結社の正会員になるために必要な通過儀礼なのだ。
決闘シーン以外にも、学生結社の歴史や儀式の様子、決闘の正しいルールや練習方法などが紹介されている。知られざるドイツ文化に触れる事が