高橋たか子の作品一覧
「高橋たか子」の「彼方の水音」「高橋和巳・高橋たか子 電子全集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高橋たか子」の「彼方の水音」「高橋和巳・高橋たか子 電子全集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
愛ではなかった。
玉男、澄夫、そして雪生、物語は展開し、やがて繋がっていく。
「他方、私のほうは、雪生という元型が日に日にはっきりしてきた。その元型はいわば私たちのなかにもあるのであった。二人で、それぞれ自分のなかを井戸を覗くふうに覗くと、いわば共有している、底なしの井戸の水が見え、その水の奥の奥に雪生という元型がちらちらと仄見える。いや、むしろ、雪生と私の関係という元型が仄見える。そうなのだ、関係そのものの元型があるのであった。
これまで経験したことのないそれを、私は私で発見していった。私自身も、やはり、そのようにして思い出しているのであった。そのことで自分が巨きくなっていく、いうにいわれぬ
Posted by ブクログ
二人の友人の自殺幇助をした女性の物語。たまたま、主人公とすれ違って印象に残っていた学生から、怪しいところを指摘されると、自殺幇助を素直に告白するが、その理由は分からないという取り調べから始まる。
二人の友人というのは、郷里の母との不仲から居場所のない砂川宮子と二度自殺未遂を行った織田薫であった。三人は身近で起きた殺人事件などから、死への興味を深めていた。
普段は弱気だが最期には一人で火口に飛び込んだ砂川宮子と、普段は強気だが二度の失敗から死ねないことが怖く最期の最期には鳥居哲代に頼るしかなかった織田薫が対比を意識されて描かれていた。
主人公が哲学などに興味を持っていることもあり、普段は