人形愛 秘儀 甦りの家

人形愛 秘儀 甦りの家

1,672円 (税込)

8pt

4.3

美しい少年の人形を夜ごと愛撫する女。夢によって浸透された存在になっていく現実の少年。奇妙な透明感と、夢と現実の交歓。高橋たか子の独特な神秘主義を端正な文体で感覚的に描く幻想美の世界。男女の恋愛の、より深く深くと求めた内部の実在を鮮やかに浮かび上がらせた、華麗なる三部作。

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人形愛 秘儀 甦りの家 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年04月30日

    「誘惑者」ですっかり嵌ってしまった高橋たか子2冊目。「人形愛」「秘儀」「甦りの家」の3編いずれも美しい幻想のうちに包まれた官能性にうっとりしてしまう。肉体を通り抜けて果たす男女の性愛は水晶のように透き通りながらも、深いところで血が通っていて酷く生々しい。作中にある「命の闇」はきっとそれを指すのだろう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月25日

    愛ではなかった。
    玉男、澄夫、そして雪生、物語は展開し、やがて繋がっていく。
    「他方、私のほうは、雪生という元型が日に日にはっきりしてきた。その元型はいわば私たちのなかにもあるのであった。二人で、それぞれ自分のなかを井戸を覗くふうに覗くと、いわば共有している、底なしの井戸の水が見え、その水の奥の奥に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月26日

    正直、楽しむ、タイプの作品ではなくて、どこか勉強のような気持ちで読み終えた。
    繰り返し語られるモチーフ、硬質なエロティシズム。ただ、これを書いた人が自分の親よりもはるか歳上の人なんだ、ということに少なからず衝撃。

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