岡野宏文の作品一覧

「岡野宏文」の「百年の誤読」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 百年の誤読
    4.0
    1巻880円 (税込)
    稀代の本読み2人が、20世紀100年間のベストセラーを読みつくす! 徳冨蘆花の『不如帰』や与謝野晶子『みだれ髪』から始まり、渡辺淳一の『失楽園』、五木寛之の『大河の一滴』まで。明治・大正の文豪から昭和の重鎮までを、俎上に載せて語りつくす。意外な本に感動したり、今読むと驚くほどつまらない作品だったり……。読書の喜びを教えてくれる一冊。

ユーザーレビュー

  • 百年の誤読

    Posted by ブクログ

    20世紀100年間に発表されたうち、ベストセラー100冊を取り上げての書評対談集。おまけに21世紀にはいってからのものもいくつか。面白かった。これだけ見ると、70年代以降くらいになると、読むべきものは何もないのかって思えるくらいのブッタ斬り。かといって、何もかもをくさしているわけでは当然なく、素晴らしいものにはちゃんと素晴らしい評価がなされていて、ブックガイドとしても役に立ちそうな内容。世界編も読んでみたくなりました。

    0
    2017年05月30日
  • 百年の誤読

    Posted by ブクログ

    辛口。
    よくこれ、連載できたなぁと。しかも、本の宣伝の雑誌「ダ・ヴィンチ」で。

    でも、これでダメだダメだと書いてある本も、読んでもみたくなってくるところが、いい批評だなぁと思いした
    ほんまにそこまで非道いのかよとか。そのひどさは好きそう(笑)とか。

    はじめは、豊﨑も男の人だと思っていたのですが(名前すらみずに読んでいたという)、女の人だとわかってから、面白さが増えた感じがしました。

    まあ、「バカの壁」とかは評価されすぎだろうとちょっと思いますけどね。
    つまらん本じゃないですか。

    ベストセラーになって、残っている本と残ってない本というのがあって、やっぱり、残ってない本というのはひどいもの

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    2014年10月01日
  • 百年の誤読

    Posted by ブクログ

    ベストセラーってなんなのさ!
    売れたからさぞかし素晴らしい内容なんでしょ?と考えている方。

    その認識を改めましょう。
    そして自分で面白い作品を探す目を養いましょう。

    その手がかりになる本。

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    2014年03月31日
  • 百年の誤読

    Posted by ブクログ

    タイトルの『百年の誤読』というのはガルシア=マルケス『百年の孤独』の捩り。

    徳富蘆花『不如帰』から『セカチュー』まで、1900年〜2000年までのベストセラーを、著者の2人が対談方式でバンバン切りまくるという企画で雑誌『ダ・ヴィンチ』にて連載されていたものを書籍化したもの。ちくま文庫から出ております。

    1章が10年分あって、その10年間のなかで売れた本をお2人が読み返して、「今現在読むべきかどうか」ということを主軸に議論している。
    対談ということもあって、まぁ読みやすい。細かく切れ切れになっているので、ちょっとした時間に取り出して読むにはもってこいな内容なのであります。

    とはいうものの、

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    2012年07月26日
  • 百年の誤読

    Posted by ブクログ

    時には、それは言い過ぎだろうと思う時もある。下品過ぎる物言いの時もある。が、概ねお二人の評価は正しい。と、感じた。

    振り返ってみると未読の作品が多いので、60年以降のものはさておき、明治大正の物はぜひ読みたい。

    0
    2015年09月05日

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