長岡義幸の作品一覧
「長岡義幸」の「出版時評ながおかの意見 1994-2002」「「本を売る」という仕事 書店を歩く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「長岡義幸」の「出版時評ながおかの意見 1994-2002」「「本を売る」という仕事 書店を歩く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
低迷にあるといわれる地域の書店の実態を数十店舗取材したルポルタージュ。著者は「困難な時代であっても街の本屋が街の本屋として成り立ってほしいと願いつつ、さまざまなかたちで奮闘する書店を見て」いる。閉店していく街の本屋がおおい中で奮闘している本屋の姿を丁寧に描いて、まだまだ頑張っている本屋がいることに勇気づけられる。独自のチョイスで個性的な書棚を作る本屋もあれば、文具や生活用品と併せて販売したり、立地や地域のニーズによって本屋の形もさまざまなであるが、それぞれの店主が工夫をして生き残りをかけている。その熱意は地域の読書活動、文化の拠点たれという気概があるからだろう。この本屋もあの本屋も行ってみたい
Posted by ブクログ
例の東京都青少年健全育成うんたらかんたら条例を念頭に置いた本。
戦後から現代までの、マンガ規制を時系列や、それに関係した人発言や引用を挟みながら追っていく。
都条例が議論されるように至った経緯を知るには便利。
その時々の、出版社の考え、警察や行政の考え、親やいわゆるPTAの考えが手に取るように分かる。
できれば、著者の考えや、現状を打開するような案も聞いてみたかった。
結局、表現の自由、性の描き方、それが差別になるかどうか、どこまでがエロいものなのかっていう判定基準は人それぞれ。
ましてや、その情報が元で青少年の育成が阻害されるのかどうかなんて、主観と時代環境が影響して、客観的な基準なんて
Posted by ブクログ
小さい子を持つ親としては、特に過激なエロの「有害」マンガは見てほしくないし、なるべく遠ざけたいと考えている。
だけどそのことと、権力が規制することはまったく別の話。いつの時代も、自分が悪とみなすものを権力・暴力で排除しようとする人は存在するんだなー、と悲しくなった次第。
著者の議論に大筋で同意するけど、もうちょっと中立的な書き方でもよかったんじゃないかなあという気がする。
本書の書き方だと、「規制派」の考えを改めさせるのは厳しいんじゃないかなあ。
蛇足ながら、「非実在青少年」の話の時に、呉智英さんが「好色一代男」の話をしていたのが笑った。呉さんの得意とする論法。なるほど、確かに。