大槻繁の作品一覧
「大槻繁」の「ずっと受けたかったソフトウェア設計の授業」「ソフトウェア開発はなぜ難しいのか―「人月の神話」を超えて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大槻繁」の「ずっと受けたかったソフトウェア設計の授業」「ソフトウェア開発はなぜ難しいのか―「人月の神話」を超えて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
2回読みました。
私は、293の鉄則本のように、枕元に置いて気が向いた時にパラパラめくって読み返す本は何冊かあるのですが、同じ本を続けて読み返すことはほとんどしません。
一読して分からなかったことは再読しても分からないことが多いので「ま。いいや、別の本を読んで理解すれば」と本棚に置いてしまいます。
しかし、この本は違いました。
章によっては、3回読みました。
私は、大学でプログラミング(Fortran/GPSS)の授業は受けたことがあるのですがソフトウェアエンジニアリングの講義は受けたことがありません。
そんな私にとって、本書は、まさに「ずっと受けたかったソフトウェア設計
Posted by ブクログ
本書は、ブルックスの『人月の神話』を下敷きにして、ソフトウェア開発の難しさと克服の歴史、今後への提言が書かれているものです。
今後への提言としては、「抽象化」、「自動化」、「モジュール化」の観点で地道に進めていくようにとのことでした(やっぱりそれしかないのかなという答えではありますが……)。
そして、「抽象化」について残りのページが割かれているのですが、
まず抽象化の第一の観点は、
・捨象(withdrawing)、削除(removing)する行為
・複雑な対象(complex object)のいくつかの性質(properties)を捨て去り、特定の性質に目を向ける行
Posted by ブクログ
ソフトウェア開発の世界に入った人は、誰もが一度は「なんでこんなに開発はうまくいかないのだろう」という思いに打ちひしがれると思います。もちろん私もその一人。
まだ開発の経験が浅い方が、「なんでうまくいかないのか」という疑問にかられたとき、本書はその手掛かりになると思います。読むに当たっては専門知識も要さないので、ソフト開発に携わる側だけでなく、いわゆる「ユーザ企業」といわれる側の方が読むのにも適しているかと思います。
なお本書は、著名な「人月の神話」(フレデリック・ブルックス著)をもとに書かれたものであり、より深く知りたい方は、そちらも合わせて読まれるとよいと思います。