作品一覧

  • 日本書紀の世界
    4.0
    1巻990円 (税込)
    日本書紀はどのような経緯で成立したのか。編纂者は誰か。なにをめざしたのか。書名の謎から、全30巻の内容と特徴、そして奈良時代から現代までの研究の歴史まで、日本書紀を読むうえで必要な事項を、過不足なく、的確に解説。コンパクト、かつもっとも信頼できる入門書の決定版! (講談社学術文庫)
  • 万葉集(一)
    -
    1~5巻1,276~1,518円 (税込)
    日本の詩歌の源,最古の歌集.奈良時代末に編まれて以降,読み継がれてきた二十巻四千五百余首には,宮廷歌人から無名の男女に至る人々の心が映される.本冊には巻一―巻四,雄略天皇・額田王・柿本人麻呂・大伴旅人らの雑歌・相聞・挽歌・譬喩歌を収録.新日本古典文学大系に基づき,86年ぶりに全面刷新した文庫版.(全五冊)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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ユーザーレビュー

  • 万葉集(三)

    Posted by ブクログ

    『万葉集』の七夕の歌から『新古今和歌集』の七夕の歌を読むとギャップが面白い。

    我が待ちし秋は来たりぬ妹と我れと何事あれそ紐解かずあらむ
    (私の待っていた秋はきた。妻と私とは、何があればとて着物の紐を解かないことがあろうか)

    しばしばも相見ぬ君を天の川舟出はやせよ夜のふけぬ間に
    (たびたびは逢えないあなたなのに。天の川に早く舟出をなさい。夜が更けないうちに)

    天の川棚橋渡せ織女のい渡らさむに棚橋渡せ
    (天の川に棚橋渡せ!織姫が渡るための棚橋だ!)

    『新古今』入選歌
    ながむれば衣手涼し久方の天の河原の秋の夕暮れ 式子内親王
    星合の夕べ涼しき天の川もみぢの橋を渡る秋風 権中納言公経
    七夕の天

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    2025年02月27日
  • 万葉集(三)

    Posted by ブクログ

     高橋虫麻呂 (生没年未詳) は奈良初期から中期の歌人で、伝説を詠じた点に特色がある。下級官吏として常陸国 (茨城県、福島県に一部) に赴任、「常陸国風土記」の撰にもあずかったと伝えられている。
     『万葉集』(759年以後) は、虫麻呂の歌として、筑波山にかつて次のような群婚の習俗があったことを伝えている。

    鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津(もはきつ)の その津の上に 率(あとも)ひて 未通女(をとめ)壮士(をとこ)の 往(ゆ)き集ひ かがふ嬥歌(かがひ)に 他妻(ひとづま)に 吾も交(まじ)らむ 我が妻に 他(ひと)も言問(ことど)へ この山を領(うしは)く神の昔より 禁(いさ)めぬ行事(わ

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    2021年05月28日
  • 日本書紀の世界

    Posted by ブクログ

    日本書紀研究入門書。説明不足の感は否めないものの(多いのが「この説は妥当でない」と断じながら妥当でない理由を述べないため初学者は当惑するパターン)、編纂方法から漢字の用法、内容の概観、研究史まで手広くカバーしてあるので、ざっと読むのに良い。あ、でも参考文献とか付録してないのは困るな……。

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    2016年06月18日

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