作品一覧

  • 同人音楽とその周辺 新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念
    3.5
    音楽メーカーから独立したCD制作を特徴とし、同人イベントや同人ショップを中心に流通する同人音楽。同人イベントM3の紹介や当事者へのインタビュー、さらには『初音ミク』や「ニコニコ動画」も織り交ぜながら、拡大を続ける音楽文化の振源に迫る。現代文化状況を論じるための新たな地平を拓く新鋭の音楽論。

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  • 童謡の百年 ──なぜ「心のふるさと」になったのか
    4.0
    1巻1,595円 (税込)
    心にしみる曲と歌詞。ウサギを追った山、小川の岸のすみれやれんげ。まぶたに浮かぶ日本の原風景。2018年は、童謡が誕生して百年。心のふるさと、次世代に継承すべき文化財などとよく言われるけれど、仰々しい言い方だ。そもそも童謡とは何だろうか。わらべ唄や唱歌とは違うのか。人気を博した児童歌手やうたのおばさん、アニメソングにCMソング……。歌の流行とメディアの発達は密接にかかわっている。時代や社会の変化で、どう歌われ消費されてきたのかを辿り、童謡がまとう権威の正体を明らかにする。

ユーザーレビュー

  • 童謡の百年 ──なぜ「心のふるさと」になったのか

    購入済み

    以前、図書館本で借りて読んだのですが、手元に残したくて電子書籍を改めて購入。古き童謡は昭和のアニメソングと同じカテゴリーを共存し保ちつつ、時代と共にアニメソングは独立していった。現在では、テレビとしては童謡こどもの歌コンクールでしか子供だったり、親子ファミリーで歌うそんな機会しかないが、多くの方が童謡をYouTubeで多くアップ発信されているから王道曲は語り継いでいると思う。

    0
    2024年01月27日
  • 同人音楽とその周辺 新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念

    Posted by ブクログ

    2009〜2011年にかけて掲載された,同人音楽に関する批評のまとめ。商業音楽とは別に独自の発展を遂げてきた「同人音楽」の批評の試み。キーワードは「妨げられない」。

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    2021年02月01日
  • 同人音楽とその周辺 新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念

    Posted by ブクログ

    「同人音楽」は、もっと研究されるべき。若手音楽学者による、現在進行形の音楽実践にかかる意欲的な論考。


    鹿児島国際大学にて教鞭を取る音楽(社会)学者、井手口彰典氏の2作目の単著。著者は音楽系のオタク文化論等をテーマとする研究者。


    前作『ネットワーク・ミュージッキング:「参照の時代」の音楽文化』において、音楽をめぐる流通、聴取行動の現在を取り上げる事を試みた著者が、今度は同人音楽なるものの本格的な論考に挑戦している。

    同人音楽については、何となく、いわゆるオタク達が集うような同人誌を扱うショップで売られている自主制作CDである、とか、ニコニコ動画等の配信サービスでよく耳にする何か、初音ミ

    0
    2012年11月07日

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