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「三宅正樹」の「スターリンの対日情報工作」「世界の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三宅正樹」の「スターリンの対日情報工作」「世界の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
◆その1 (11月11日記述)◆
「クリヴィツキー」という名前を見たらほおっておけないのが、逢坂剛症候群というか、逢坂剛ファンというか、そう、彼はその名もずばり『クリヴィツキー症候群』(1990年)という小説で、私たちの脳裏に旧ソ連のスパイのウオルター・ゲルマノヴィッチ・クリヴィツキーこと本名サミュエル・ギンスブルクのことを深く刻み込んだのですが、こうして律義に読んでいる本の引用本とか参考文献や出典やなんかまでさかのぼっての読書を実行して来て早や幾年月。
狭く深くもいいけれど、広く浅くじゃないこういう広く深くへの志向が、はたしてどこまで凡人の力量で出来るものやら心細いかぎりですが、すでに帆は
Posted by ブクログ
●:引用
●スターリンの対日工作をめぐっては、ゾルゲの諜報活動がもっともよく知られていて、厖大な研究が積み重ねられている。しかし、スターリンの側では、特に1941年6月の独ソ開戦直後に、日本がソ連への武力攻撃に踏み切るかどうかを判断するに際して、ゾルゲの情報だけに全面的に依存していたとは考えられない。(略)おそらくスターリンは、ゾルゲや「エコノミスト」などの複数の情報を慎重に比較検討した上で、極東ソ連軍の西方への移動を決断したのであろう。
●それにしても、当時の日本の国家機密が、日独防共協定をめぐるベルリン駐在武官大島浩とナチ党の外交担当者であったリッペントロップとの秘密交渉の一切から始まって