作品一覧

  • マッキンリーに死す 植村直己の栄光と修羅
    4.6
    1巻660円 (税込)
    世界初の五大陸最高峰登頂や北極圏単独走行を成功させて、栄光に輝いた植村直己は「前進」のみを選んで、ついに厳冬のマッキンリーに消えた。手記や手紙を軸に広範な取材を加えて、43歳で幕を閉じたこの現代の英雄の素顔に迫り、冒険行の壮絶なドラマを感動的に描く。
  • エベレストに死す 天才クライマー加藤保男
    4.5
    1巻660円 (税込)
    世界最高峰エベレストの冬は、寒気はむろんのこと、吹きすさぶジェット・ストリームとの闘いとなる。この厳冬期のエベレストに単独でアタックし、見事“三冠王”(春、秋、冬登頂)の偉業を、世界にさきがけて達成した天才クライマー加藤保男。だが、快挙の直後、氷雪に消え、33歳の劇的な生涯を閉じた。
  • 週刊誌血風録
    4.0
    1巻785円 (税込)
    雑誌ジャーナリズムを知り尽くす著者が描く「もう一つの昭和史」。こんなおもしろい時代があった! ――長嶋茂雄の結婚披露宴で、新郎新婦に「肉迫」したかと思えば、アラン・ドロンの夜を大追跡! 川端康成、吉永小百合から力業でコメントを引き出し、三島由紀夫の自決報道に全力投球……。週刊誌業界で活躍すること40数年、取材する側、される側の知られざる「実像」を描くノンフィクション。取材現場の裏側を活写!
  • 虚構地獄 寺山修司
    4.0
    愛憎渦巻く母子関係が、寺山芸術の「原点」か!? 天才の謎に迫る! ――母の出自を唾棄し、神聖冒涜し、「母捨て」「母殺し」の虚構地獄を創り上げてきた天才は、なぜ、母にこだわりつづけたのか。また、愛憎を渦巻く母子関係は、寺山芸術に何をもたらしたのか……。47歳で他界するまで、全速力で時代を激走した寺山の「迷宮王国」に入り込み、その謎に迫る、野心的ノンフィクション。天才詩人の闘いの軌跡!
  • 氷海からの生還
    3.5
    1巻660円 (税込)
    カモメを食い、死の恐怖と闘った16日間。極限状況の中でどう戦い抜いたのか? ――北洋漁業船「第71日東丸」は、サハリン東海域で操業中に突然沈没し、船長以下16人の乗組員全員の死亡が伝えられた。しかし、絶望的な死の漂流を続けた、3人の生還者がいた。苛酷な自然の中で闘い抜いた男たちの、強靱な精神力と驚嘆すべき生命力を感動的に描く。
  • 生き仏になった落ちこぼれ
    -
    1巻660円 (税込)
    現代の生き仏――とたたえられる酒井雄哉大阿闍梨。人間失格ともいえる青春時代の後、三十九歳で比叡山に登り、仏門に入る。捨身苦行を志し、二千日回峰を達成。死臭ただよう「堂入り」、死に装束を身にまとい、自害用の剣をたずさえての「回峰行」――師の半生を通し、日本人の生き方を問う感動の話題作。
  • 魂を彫る 鑿に賭けた大仏師父子の「心の王国」
    -
    1巻660円 (税込)
    人々が自然に合掌し、祈りたくなるような仏像は、彫刻であって彫刻以上のものである。そして、それを作る仏師とは……。現代の運慶・快慶と称される大仏師父子、松久朋琳・宗琳父子の人生を追い、その凄まじいばかりの修羅の生涯、父子の葛藤を通して見えてくる日本人の魂に迫る、迫力のノンフィクション!
  • 古寺再興 現代の名工・西岡常一棟梁
    -
    1巻705円 (税込)
    伽藍の修理・造営に情熱を注ぐ男の棟梁人生。ひとりの男が、己れの仕事に渾身の力を傾けて挑み成し遂げていく姿を描く! ――強固な信念に生きる、一人の日本人の生き方。宮大工として、古代工人の技能と魂を今に受け継ぎ、伽藍の修理・造営に渾身の力を傾ける、名工・西岡常一棟梁。法隆寺の「昭和の大修理」に携わり、今、薬師寺の白鳳復元に命を注ぐ! その稀有な棟梁人生を描いて、日本の心と伝統を見つめなおす、話題のノンフィクション。
  • 人は50歳で何をなすべきか
    -
    あなたの人生を決める50歳の生き方を問う! ――全共闘時代のリーダー・田村正敏や羽仁五郎、カリスマ経営者として名を馳せた樋口廣太郎、大賀典雄、また草創期のメディア界で才能を発揮した永六輔、大橋巨泉……。戦後の日本に大きな足跡を残した著名人たちは、人生の転換期にどんな決断をしたのか!? 中高年期を充実させるための知恵が満載の人物ルポ。

ユーザーレビュー

  • マッキンリーに死す 植村直己の栄光と修羅

    Posted by ブクログ

     日本を代表する登山家・冒険家を綴った作品だ。1986年ノンフィクション賞受賞作をした作品である。
     植村は、エベレスト、北極横断、そしてマッキンリーの単独登頂という偉業を成し遂げた。
     カメラマンを載せたセスナ機に向かって手を振る遭難した植村氏と、翌日、散乱する荷物をテレビの映像があった。私が子供の頃のことだ。青い空と白い山、確かに一人の男が存在していたのだ。

    0
    2011年10月02日
  • マッキンリーに死す 植村直己の栄光と修羅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1982年2月、いよいよ夢の南極大陸三000キロの犬橇単独行と、南極最高峰ビンソン・マシフ登頂に向けて日本を出発、サンマルチン基地に十一カ月滞在し越冬生活を送るが、イギリスとアルゼンチンの間でフォークランド紛争が勃発し南極を断念、大きな衝撃を受け失意の帰国。
    その後支えてくれたスポンサーの経費を回収しなければならず、全国を講演しながら回る日々が続き、南極の夢を捨てきれないまま、1984年マッキンリー冬期単独登頂に挑み、成功したものの、そのまま帰ることはなかった。
    植村さんの冒険がすべて詰まった本、86年講談社ノンフィクション賞受賞作品!

    0
    2011年01月16日
  • エベレストに死す 天才クライマー加藤保男

    Posted by ブクログ

    世界最高峰エベレスト(8848m)の頂に春・秋・冬の三度登頂!
    エベレスト三冠王の偉業を成し遂げた日本が誇る天才クライマー加藤保男(33歳)さんの劇的な生涯。
    ライバルだったメスナーは8000m峰14座無酸素登頂者になっただけに、加藤さんの早過ぎる生涯が悔やまれる。

    0
    2010年11月11日
  • マッキンリーに死す 植村直己の栄光と修羅

    Posted by ブクログ

    春や秋に、バーベキューに行ったときに、1冊持っていって、食後にひと遊びして、その後、ボーっとしながら、読んでみてみたら、人生観が広がるのではないでしょうか。

    0
    2009年10月04日
  • 氷海からの生還

    Posted by ブクログ

    遭難したのはやっぱり寒いオホーツクの海
    救命ボートに乗れたのは5人だけ
    あとの11人はそんな暇もなく船と一緒に沈んでしまう
    助かった5人のうち2人は体力を消耗し次々と亡くなってしまう
    やっぱり寒い海は過酷だ
    わし震える
    16日間漂流しソ連に流れ着き奇跡的に助かるが話はそこで終わらない。
    亡くなった遺族の苦しみ
    生存者のその後の生活の困窮
    船会社の補償問題等生々しい話は続く
    昭和60年に起きた海難事故

    0
    2023年04月02日

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