なつかし少女マンガ:第4回『フルーツバスケット』

なつかし少女マンガ:第4回『フルーツバスケット』
【アラサーが語る!なつかし少女マンガ】 「りぼん」「ちゃお」「なかよし」「花とゆめ」など、少女時代に読んでいたあのマンガ…。大人になった今だから、思い出とともに読み返したい懐かしい作品を、アラサー書店員が徹底的に語ります。

今回の作品はこちら

      • フルーツバスケット 1巻

        フルーツバスケット 1巻

        完結

        テントで暮らす女子高生・透(とおる)。家事の腕を買われ草摩由希(そうまゆき)の家で暮らすことに。だが、草摩家には異性にふれると動物に変身してしまうという秘密が―。

        【書店員コメント】
        最愛の母を亡くし、テント暮らしの女子高生・透をひょんなことから迎え入れてくれた草摩家。
        そこに住んでいた同級生の美少年・由希を始めとする、草摩の一族には、異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという秘密があった。
        かつて十二支を結んでいた遠い約束に、今も彼らがとらわれていることを知っていった透は…。

        ファンタジーの設定を盛り込みながらも、家族の在り方や友情についてを優しく包み込むように描く作品。
        草摩家を筆頭に、個性豊かなキャラクターが次々に登場。
        同年代女子がそろえば推しメンについて討論になることもしばしば。
        由希派?夾派?という問いには皆が一家言持っていることでしょう…!

        ラストに向かうにつれ、それぞれの心をときほぐしていくモノローグに涙の連続です。
        再アニメ化にも納得の、何度読んでもあたたかい気持ちになる名作!

2000年の花とゆめ連載は…