マンガ好きがおすすめマンガを紹介する「ブックライ部!」
──マンガ好きになったきっかけはなんですか?
岡部さん:家族の影響が大きいです。もともと親父がマンガ好きで、マンガをまとめ買いしては家の食卓に置いていたので、よくそのマンガを読んでいました。それが最初にマンガに没頭したきっかけですね。
親父はちょっとオトナなものから、少年マンガも大好きで、(週刊少年ジャンプが発売する)月曜日になったらお互いに「今週の『ONE PIECE』読んだ?」という話をよくしました。
今でも実家帰ったら親父が読んでいるマンガが机の上に置いてあったりするので、「今、そのマンガ読んでいるんだ、面白いよね」って、会話に発展することもあります。
秋山さん:我が家も父がマンガ好きでした。昔はおばあちゃんが僕のために『コロコロコミック』を毎月定期で買ってくれていたのでよく読んでいました。もう少し成長してからは、父親が当時買っていた『ビッグコミック』や『スペリオール』を盗み見するようになって。なかいま強先生の『黄金のラフ~草太のスタンス~』が好きでした。
マンガ好きになったのは「コロコロ」と父親がきっかけですね。
菊田さん:僕もマンガ好きになったきっかけは親父ですね。
当時『DRAGON BALL』が好きでアニメを観ていたんですけど、親父がジャンプを買ってきて『DRAGON BALL』を読ませてくれたんです。その時マンガが原作ということを知らなくて、『DRAGON BALL』はアニメだと思っていたんですよね。
原作マンガはアニメより先を進んでいるので「マンガってめっちゃいいじゃん。こんなものがあったの!?マンガ最高じゃん!」となって。今思うとそこからマンガ好きの扉が開いたのかもしれないです。
──普段から読まれるマンガはどんなジャンルになりますか?
菊田さん:僕は「冒険活劇」が多いですね。僕がマンガに求めるのはファンタジーというか。どうせフィクションなら、この世に存在しないものを見たいです。この世にあるものはこの世で見られるので。
だから「マガデミー賞2022」の特別審査員の就任をきっかけに読んだ(主人公が主演女優賞にノミネートした)『スキップとローファー』にハマったのは、自分でも意外でした(笑)なんかやられたなって。永遠に読んでいられる、日常モノの楽しさを味わっています。
岡部さん:僕はめちゃくちゃ雑食なので、普段からバトルマンガも読みますし、スポ根マンガも読みますし。ちょっとリアルな社会系で『闇金ウシジマくん』も読むし、ほのぼの日常マンガも読むし。でもバランス取りたくなりますね。
ちょっとグロいマンガを読んだら、次はほのぼの日常系を読んで、キラキラ少年バトルマンガ読んだら、ちょっとヤンキーマンガでオラオラしてみたいな(笑)マンガを一冊読み終えたら、今度は真逆なものでバランスを取りたくなります。それでいろいろなジャンルに手を出してしまうのかもしれないです。
秋山さん:僕もわりと雑食で、いろいろ読みますが、よく泣くのはスポーツマンガですね。部活や青春モノに弱いです。スポーツ系部活マンガの「負けたら終わり」みたいななかでのチームワークは、確実に泣いてしまいます(笑)
昔剣道をやっていた影響か、団体戦が個人競技な話に弱くて。「百人一首」がテーマの『ちはやふる』でも団体戦があるんですが、結局は自チーム5人対、相手チーム5人で戦って何勝するか?という個人対個人の戦いなんですよね。でもその中でチームが劣勢だから、仲間を鼓舞するためにも自分が勝たないといけないとか、(バスケやサッカーのように)お互いにパスを出し合うような競技ではないのに、チームのために頑張るっていうのを見ると、すぐに泣いてしまいますね。剣道をやっていた自分自身を重ねてすごく胸に刺さってきます。
──このキャラクターでコントを演じてみたら面白そうと思うキャラクター、もしくはこの設定でコントをしてみたいというマンガはありますか?
秋山さん:難しいですね。面白いキャラクターはいっぱいいるんですけど、笑いという面でももう完成してしまっているので。例えば『ザ・ファブル』の主人公・佐藤って既に面白いじゃないですか。凄すぎて笑えちゃうじゃないですか(笑) 超強い殺し屋をネタにしてみたら面白そうだなとは思うけども、「もうファブルがあるしな」ってなってしまって、出来ないですね。
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