角川新書作品一覧
-
3.3
-
4.0
-
4.0最大の政治団体、家族と国家による暴力。 日々、私たちはそれに抵抗している。 家族は、以心伝心ではなく同床異夢。 DV、虐待、性犯罪。最も身近な「家族」ほど暴力的な存在はない。 イエは「国家のミニチュア」に陥りやすいのだ。その中で、私たちは日々格闘している。いわんや、被害の当事者は闘い続けている。 絶え間ない加害に対し、被害者がとる愛想笑いも自虐も、実はサバイバルを超えたレジスタンスなのだ。 エスケープでもサバイバルでも、レリジエンスでもない。 私たちはレジスタンスとして、加害者に後ろめたさを抱かせる――。 被害を認知することは服従ではなく抵抗だ ■家族は無法地帯である ■愛情交換という暴力 ■家族における暴力の連鎖は権力による抑圧委譲 ■報道では虐待だけが選ばれて強調される ■殴られれば、誰もがDV被害者と自覚するわけではない ■被害者は不幸の比較を犯してしまう ■父のDV目撃が息子をDV加害者に陥らせる ■被害者支援に加害者へのアプローチは必須だ ■彼らの暴力は否定するが人格は尊重する 【目次】 まえがき――母の増殖が止まらない 第一部 家族という政治 第一章 母と息子とナショナリズム 第二章 家族は再生するのか――加害・被害の果てに 第三章 DV支援と虐待支援のハレーション 第四章 面前DVという用語が生んだもの 第五章 「DV」という政治問題 第六章 家族の構造改革 第二部 家族のレジスタンス 第一章 被害者の不幸の比較をどう防ぐか 第二章 加害者と被害者が出会う意味 第三章 加害者アプローチこそ被害者支援 第四章 レジリエンスからレジスタンへ 第五章 心に砦を築きなおす あとがき 主要参考文献一覧
-
3.5順風満帆に見えて、実際は今ほど整っていない環境での海外移籍や度重なる怪我など辛い時期を幾度も乗り越えてきた。メンタルが問われるゴールキーパーという特殊なポジションで自分を支え続けるものは何なのか。 はじめに 第1章 苦境のおしえ 第2章 人を育てるということ、組織(チーム)を率いるということ 第3章 リーダーの肖像――指揮官たちに教わったこと 第4章 厳しかった日々と家族の存在 第5章 「現役」であること、「引退」に思うこと
-
3.7・「チルい」ブームの街は「サイコーにちょうどいい」街へ―― ・東京はもっと若者仕様になる―― 長く続くコロナ禍は日本の深刻な問題を忘却させてしまった。必ずしも東京に住んでいるとは限らない読者の生活の「未来」を描くのに、何故、「東京」を切り口にするのか。東京をまず「エンジン」として割り切って、その後に日本全体を駆動させる、「新しい東京一極集中」を戦略的に目指すべきだからだ。東京が稼ぎ、それを地方へと再分配する、人口が減少していく時代に必要な地方創生の在り方を提示する。提唱した「ヤンキー経済」が2013年の、「Z世代」が2021年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートした原田曜平による新たな提言。この本を読み終えたら、アフターコロナの日本の「未来」が今よりはっきり見えるようになる。 【目次】 はじめに 序章 今の日本が置かれた状況 第一部 現在のTOKYO 第一章 東京は世界で最も熱い? 第二章 東京の人間が東京の価値を一番知らない 第三章 東京の魅力は世界に伝わっていない 第四章 世界中の若者がTOKYOに住みたい 【座談会】 外国人留学生から見たTOKYO 第二部 第五章 「サイコーにちょうどいい」街、東京 第六章 東京に引き寄せられる若者たちの「思想」 第七章 TOKYOの課題と未来 おわりに
-
4.3
-
4.0自分のことを謙虚に受け止めることができれば、自分の足りないことや間違っていることに気が付くことができます。逆に謙虚さを失い、自分が成功したと思って満足してしまえば、それ以上の進歩はありません。成長を止めてしまうのは、結局、自分なのだと思います。私は様々な壁にぶつかり、もがきながらそれらを乗り越えて成長してきました。一生懸命に取り組んでいれば、その時々で進むべき道を示してくれる人との出会いがあると信じています。千葉ロッテマリーンズの選手たちも変わることを恐れず前に進んでいってほしいと願っています。(本文より) 第1章 引退の日 第2章 監督就任 第3章 王会長とギーエン監督の教え 第4章 壁の乗り越え方 第5章 メジャーから持ち帰ったこと 第6章 新生マリーンズの進む道
-
3.8
-
4.3まえがき 第一章 鳥たちが戻ってきた 1 「千羽鶴」になったタンチョウ 2 孤島で全滅を免れたアホウドリ 3 大空にガンが返ってきた 4 野生が復活したトキ 第二章 きれいになった水と大気 1 数字でみる環境改善 2 回復に向かう東京湾 3 多摩川にアユが踊る 4 川崎に青空が戻った 5 ブナの森が残った 第三章 どこへゆく日本の環境 1 日本人の生命観の変化 2 何が環境を変えたのか 3 環境を救ったものは 4 環境保護の将来
-
-韓国在住30年超の日本人記者が、日本とは似て非なる韓国人の行動や考え方をレポートする。韓国の反日行動は目に余るが、著者によれば「街には反日は無い。無いどころか、若者街などではカタカナや平がなの看板がカッコいいと堂々と目に付くところに出ている。日本語をしゃべっていても誰も振り返ってくれない。日常生活での日本拒否の現象などまったく見当たらないのだ」。 このギャップはなぜ? 近いようで遠い、遠いようで近い人々の振る舞いやさまざまな現象の要因をさぐる。 『韓国 反日感情の正体』は、竹島の領有権や慰安婦問題など、韓国人の反日行動がなぜやまないのかをよみとくもの。著者によれば、実際は「昼は反日、夜は親日」という。昼間、公式の場で反日を叫んでいた人も、夜、懇親会や夕食会の場面では一変して日本への親近感を語るのだ。嫌韓・反韓では分らない韓国の複雑な対日感情を読みとく。 『韓国人の研究』は、著者が実際に見聞きし体験したエピソードを元に、行動の真意を見通す韓国人論。日本では反韓本がブームだが、「あっちに行って! 」といってもお互い引越しはできず、付き合わざるをえない。「ここを知っているとハラが立たない」という、“反韓ストレス”解消のための指南書としても読める。 『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』は、東アジアの防衛問題を研究する武貞秀士氏と対談。ベールに包まれた国の深層に迫るもの。「北と南はどこが違う?」「なぜつぶれない?」「拉致問題は解決する?」など、日本人が持つさまざまな疑問に答えながら、不透明な北朝鮮の実情を読み解く。 ※本電子書籍は『韓国 反日感情の正体』『韓国人の研究』『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』を1冊にまとめた合本版です。
-
4.0語順は日本語のまま、文字はローマ字と似た仕組み… 韓国語は日本人にとって非常に学びやすい外国語だ。 1970年代に韓国に渡り、ハングルの面白さにはまったベテラン記者が 習得の極意を紹介。読めば韓国語が話したくなる! (章立て) 第一章 韓国語をおもしろがる 第二章 韓国語へのはまり方 第三章 おとなの韓国語を「独楽」する 第四章 ハングル酔いはこうして解消 第五章 この一言で韓国語の達人 第六章 韓国語の極意はパンマル 第七章 街のハングル探訪 第八章 韓国語はケンチャナ精神で 第九章 日韓の誤解を楽しむ 第十章 私の韓国語小事典
-
3.8(章立て) はじめに 第一章 スクールロイヤーは救世主か 第二章 いじめ ―予防は困難だが適切な解決の助言役に 第三章 虐待 ―弁護士との連携で防げる可能性は高い 第四章 不登校 ―多様な背景を見極め、調整役に 第五章 校則、そして懲戒処分 ―スクールロイヤーの腕の見せ所 第六章 保護者対応 ―弁護士会の見解は真っ二つ 第七章 体罰 ―現実的な対案を提示できなければなくならない 第八章 部活動 ―白黒つける法律では判断が難しい 第九章 学校事故 ―子どもと教師を守るために 第十章 教師の過重労働 ―原因はたった二つ
-
3.0
-
3.5
-
4.0
-
3.0発売1カ月半で使用者15人が死亡したハートショットなどますます劇薬化する危険ドラッグ。これほどまでの害毒がなぜ蔓延しつづけるのか? 製造元、売人、麻取等への取材から、身近に迫る闇の実態を明らかにする。
-
3.8スマホ不正疑惑をなぜ未然に防ぐことができなかったのか。将棋ソフト、プロなき運営、見て見ぬふりをしてきた将棋ムラ…「憧れの職業どころか食えない職業になる日も近い」という将棋界の実情を現役棋士が明かす。
-
4.0タフな男であるはずだった。 ちょっとぐらいの骨折なら、 何もいわずにゲームに出ていくような男だった。 そしていつものようにプレイして、 けろりとしている男だった。 “鉄人”にふさわしいエピソードをいくつも残していた。 その鉄人の、心の内側は、 とてもナイーブで傷つきやすく、繊細だった。 それが見えたとき、 人はこの鉄人を好きになるのだろう、と思われた。 (「バットマンに栄冠を――衣笠祥雄の最後のシーズン」より) 衣笠祥雄、星野仙一、根本陸夫、東尾修、荒木大輔、落合博満、田淵幸一、江夏豊。 昭和のレジェンドの素顔に迫る、山際淳司・プロ野球短編傑作選。
-
-
-
3.4寡黙だけれど、背中でチームメイトを引っ張っていく鳥谷のリーダーシップには、男らしさと信頼感があふれている。これまでの野球人生を振り返りながら、野球観、人生観、プロとしてのこだわりを語る。鳥谷、初の著書。 ※本電子書籍には、紙版収録の口絵は収録されておりません。あらかじめご了承ください。
-
4.7
-
-
-
3.5
-
3.0日本史史上最大の注目を集める「本能寺の変」。その基礎史料の一つ、ルイス・フロイスがイエズス会に送った報告書「一五八二年の日本年報の補遺」は、長年、その信憑性が疑われてきた。本能寺の変が起きた当時、フロイスは九州・口之津にいたからだ。 本書は、キリシタン史研究の第一人者である著者が、イエズス会所蔵のフロイス直筆の原典にあたることで見えてきた、史料の本当の執筆者、そして光秀の意外な素顔に迫る。 これまで指摘されていた、一つの文書であるにもかかわらず光秀の評価が混乱していた理由、日本史の史料には見られない記述の信憑性の高さを、史料をていねいに紹介しながら明らかにする。初のフロイス手書き原典から訳した「一五八二年の日本年報の補遺(改題:信長の死について)」も全収録! [目 次] 第一章 信長とキリシタン宣教師 第二章 報告書「信長の死について」の成立 第三章 キリシタン史料から本能寺の変をたどる 第四章 光秀の意図 史料編 完訳・ルイス・フロイス「信長の死について」
-
4.0「1着賞金1億円、2着賞金2,000万円」最高峰のレースはわずか数センチの差に8,000万円もの違いが生まれる。競輪――人生の縮図とも言える昭和的な世界。15億円を稼いだトップ選手が今、初めて明かす。
-
4.0「出世を目指す」ことは会社員にとっての本質である。自分に自信を持ちたい、面白い仕事がしたい、誰かの役に立ちたい、人から認められ尊敬されたい、経済力を手に入れたい、社会に貢献したい――。そういう自然な欲求の実現は、出世と不可分である。 グローバル化によって日本企業の体質が急速に変わり、終身雇用が半ば崩れ、人材の流動化が進んでいる。しかし人間の本質は変わらない。本書では著者の現役時代と現代の環境の違いを念頭に置きつつも、それでも変わらない本質を「これぞ決定版」という形で一冊に集約した。 すべての働く人へ。今だから立ち返って読みたいこれぞ「仕事の心得」。
-
4.5いま、組織の中間管理職は受難の時代である。 「働き方改革」が叫ばれる一方で、成果については一段と厳しく問われる現場。 これを乗り切るための必要不可欠な心得、それは「部下の力を十二分に発揮させること」である。 部下の意欲を引き出すためのコミュニケーションのとり方や、組織の根幹となる「信頼と志」の重要性などを、「上司学」の権威が余すところなく解説する。 <目次> 第1章 部下はいかにして動くか 人間関係にセオリーはない 人間関係は、「縦」ではなく、「横」で見る 自分の評価は厳しく、部下の評価は甘く 第2章 部下の悩みといかに向き合うか 修羅場体験が「考える力」を養う 面談で部下の心を開く 士気低下の原因を特定する 第3章 難しい部下との向き合い方 部下の成長を絶対に諦めない 信頼口座に貯蓄する 正面の理、側面の情、背面の恐怖 第4章 部下とともに大きな成果を挙げるには 人を集めるのではなく、育てる 部下は生徒であり、教師である 組織は、ナンバー2で決まる 第5章 働き方改革と管理職のあり方 働き方とは、生き方である 重要度を見分ける目を持て 制度より風土、風土より上司 第6章 多様化する部下を動かす 「年上の部下」に尊敬の念を 女性が活躍できない会社に、未来はない 退職を願い出た部下は、引き止める
-
4.2【マネジメントのベスト&ロングセラー】 リーダーから上司1年目まで――必須の「任せ方」と「権限の感覚」とは。 ・課長の決定に、部長は口を出してはいけない ・権限の範囲を示さない振り方を「丸投げ」という ・部下の仕事が「60点」なら“合格点を与えなければならない” 人間の能力の限界、歴史・古典の叡智、グローバル基準を出発点に、 マネジメントの原理原則を解き明かす。 60歳で起業、70歳で大学学長に就いた著者が、多様な人材を率いて 成果を出す要諦を示した決定版。 (目次) 第1章 上司になったら「任せる仕組み」をつくりなさい 第2章 デキるリーダーは常に「いい任せ方」をしている 第3章 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない 第4章 この上司力で「チームの実力」を一気に上げる 第5章 「時間を殖やす」「成果を殖やす」人材マネジメント 本書は、2013年11月に小社より刊行された『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』を加筆、再編集の上、改題したものです。
-
3.9
-
-
-
4.0
-
3.4
-
4.0ベストセラー『財務3表一体理解法』を送り、企業経営に精通した著者が経営知識を凝縮! <目次> 第1章 企業の目的は利益をあげることか? 売上や利益を目的にしているからダメなのだ V字回復した第一の理由(売上至上主義から顧客起点主義へ) なぜ「顧客の創造」なのか V字回復した第二の理由(徹底的な数値管理) 第2章 あなたの会社に明確な特徴はあるか? すべての顧客を相手にしようとするからダメなのだ V字回復した第三の理由(「すべての顧客」から「明確な特徴」へ) 集中化と市場での立ち位置についての意思決定 V字回復した第四の理由(独自の強みを活かした) 第3章 顧客の価値を創造するために資源が使われているか? 仕事の目的を考えることから始めないからダメなのだ 「売上と利益」よりも「投資とリターン」 V字回復した第五の理由(顧客価値を生まないものを捨てた) 第4章 人が活き活きと働き成果に結びついているか? 管理することがマネジメントだと思っているからダメなのだ V字回復した第六の理由(やらされ感から主体性へ) V字回復した第七の理由(責任の組織化、ツリー構造) 第5章 「人」という資源は活かされているか? 人を単なる労働力とみなしているからダメなのだ V字回復した第八の理由(仕事への厳しさ) 第6章 あなたの会社は大きな変化の時代に生き残れるか? 変化に対応できないからダメなのだ 変化の中にイノベーションの機会がある V字回復した第九の理由(イノベーションを事業経営の中心に据えた) 第7章 ドラッカー経営学をどのように理解し実践すればいいのか? 第8章 公的機関でドラッカー経営学を活用するポイントはどこか? 第9章 ドラッカー経営学に関して付け加えておきたいこと
-
4.5世界に類をみない独自のギャンブル産業はいかに生まれ、存続してきたのか。戦後、復興と地方財政の健全化を目的に公営競技は誕生した。高度経済成長期やバブル期には爆発的に売上が増大するも、さまざまな社会問題を引き起こし、幾度も危機を迎えた。さらに低迷期を経たが、7兆5000億円市場に再生した。各競技の前史からV字回復の要因、今後の課題までを、地域経済の関わりから研究してきた第一人者が分析する。 【目次】 序章 活況に沸く公営競技界 第一章 夜明け前――競馬、自転車、オートバイの誕生 一八六二~一九四五年 第二章 公営競技の誕生――戦後の混沌で 一九四五~五五年 第三章 「戦後」からの脱却――騒擾事件と存廃問題 一九五五~六二年 第四章 高度成長期の膨張と桎梏――「ギャンブル公害」の時代 一九六二~七四年 第五章 低成長からバブルへ――「公害」からの脱却 一九七四~九一年 第六章 バブル崩壊後の縮小と拡張――売上減から過去最大の活況へ 一九九一年~ 終章 公営競技の明日 あとがき 参考・引用文献一覧
-
4.0高校野球誕生から100年。大正4年の第1回大会から現在まで、高校野球史研究の第一人者が、ドラマチックな名場面に迫り、今もなお語り継がれる名選手・名勝負の数々を、豊富なエピソードとともに描き出す。
-
4.3時間の許す限り甲子園は常に見ているという野村氏の初の高校野球論。 自身は高校時代、弱小野球部に所属していたため甲子園の経験はないが、それだけに憧れは強い。 問題も多く抱える現在の高校野球にもの申す!
-
3.8
-
4.4はじめに 仕事のパラダイムシフトを 第1章 管理職の仕事は「管理」ではない 管理するという考え方から離れよう 数値管理の限界 一律の対応はマネジメントではない 部下とともに育つ 第2章 こんな上司が危ない 「優先順位を考えろ」が口ぐせ 「ホウレンソウ」を求める 「何度言ってもわからない」とグチる アウトプットに文句をつける 作業が遅いととがめる 「俺のほうがすごかった」と自慢するイタイ上司 成果に現れる働きしか見ない 部下の成功を喜べない 「いわれたことしかしない」と嘆く 叱責する上司、褒めるだけの上司 正論を振りかざす困った上司 第3章 部下が何に幸せを感じるか知っていますか まずは部下の「欲求段階」を知ろう 細かく指導したら部下は育たない? 部下のモチベーションの源泉を知ろう 上司自身のモチベーションを問う 面談ではビジョンを語り、業績は最後の5分 上司自身の20年後の姿 第4章 部下を育成するための技術 サポートを察知するアンテナを鍛える 部下は何にストレスを感じている? 感情の大切さを理解する ワークエンゲージメントとは 仕事の価値を創造し、部下にプレゼンしよう キャリアアンカーを見極める 内発的動機付けを理解する 第5章 「怒り」との向き合い方 叱責は最後の手段 パワハラ上司の未来 理不尽に怒ったときは誠実な謝罪を 怒りを鎮め、ストレスをためないために ケーススタディ M氏の場合 第6章 これからの時代の上司になるために 自分のマネジメントを疑え 時代に合わせた発想の転換を 職場の雰囲気は上司次第 自律神経の大切さを理解する ストレスコーピングを理解して接する 部下に恵まれていますか? おわりに 管理から育成への転換はチャンス
-
4.0飲食店の〈こだわり〉、大学の〈未来を拓く〉、企業の〈イノベーション〉…いま日本中に似たり寄ったりで響かない「空気コピー」が蔓延している! コピーライターが教える、本当に「選ばれる」言葉の創り方。
-
4.0
-
-国家のアイデンティティを誇示するシンボルマーク「国旗」とテーマソング「国歌」。そして人類の肉体的・精神的な高みを謳歌するスポーツ。日本で唯一の「国歌」研究者が、豊富な事例を繙きつつ、両者の愛憎の歴史に迫る。 【ある試合が、本当の戦争に発展した!! 日本で唯一の「国歌」研究者が「スポーツと愛国心」を徹底解説!】 ◆日本のある行動が、世界のスポーツファンから称賛を浴びた理由とは? ◆オリンピックはいつから国別対抗戦になった? 考案者クーベルタンの目的は「競争」ではなかった!
-
3.6「モノ」より「コト」ってホント? 連日メディアをにぎわす「コト消費」という言葉。 だが言葉に踊らされて「コト」だけを売り、売上に結びついていない事例も少なくない。 また「コト=体験」といった表層的な理解で語られることも多い。 「コト」と「モノ」をきちんと結びつけ、「買いたい!」「また来たい!」と思わせる売り方を、 多数の実例から紹介する。
-
4.2(目次) 第1章 「ヤングケアラー」とは 1.「ケア」とヤングケアラーという言葉が持つ多様さ 2.ヤングケアラーの定義 第2章 見えてきた日本のヤングケアラー 1.大阪府立高校における高校生調査 ケアをしている高校生はやはりいた/ケアが1日8時間/小学生の時からケア/抱え込む子どもたち 2.高校教員による認識との比較 教員も把握しているヤングケアラー/奇跡の調査 第3章 私が出会ったヤングケアラーたち 1.高齢化社会を反映する祖父母のケア ひとりきりであることの不安、重責/ケア一色/孤独だった。さみしかった。/「息抜き」がわからない/学校では気絶するように寝てしまう/介護が終わっても罪悪感を背負う 2.精神疾患の親のケア 負担の大きい中学校での「お弁当作り」/愚痴を聞き続けたり、激しく叱責されたり 3.障がいを有するきょうだいのケア 第4章 ヤングケアラーの語りを通してわかること 1.ヤングケアラーの担うケア 本人も周囲も気づきにくい/手伝いとはこれほどまでに違う 2.ヤングケアラーの価値と2つの理不尽さ 第5章 ヤングケアラーの生まれる社会的背景 1.少子高齢化を俯瞰する 激増する「ケアを要する人」/障がいを有する人や精神疾患の人も増加 2.社会福祉における家族主義 ケアは家族がするもの? できるもの?/在宅福祉も家族が前提/増加する虐待/生活の困難さが世代間で連鎖する 終章 ヤングケアラー支援にむけて 1.支援のためにできること 地域で整えたい5つの支援/孤立の解消/学習支援と食事支援/小休止サービス/伴走者が必要だ 2.学校での理解や配慮、そして支援 3.福祉の専門職による支援 ヤングケアラーは資源ではない/「気づく」「つなげる」という役割
-
4.0
-
3.6【こんな話を知っていますか?】 鉄を食べるパンダ、人に食べられるパンダ 珍獣はパンダではなくレッサーパンダ 「コスパ」が悪いパンダ パンダの指は七本? アルパカの知能は植物レベル? 協調性がなく陰険なカピバラ 自分から「爆死」するワラビー 「子殺し」をするチンパンジーの凶暴さ チンパンジーは「売春」もしている ニホンザルという珍獣 人間も魚もDNAは変わらない!? 人間の男は好きでも女は嫌いなタカがいる 「鉄のツメ」を持つイヌワシの恐るべき攻撃力 命の危険と鳥葬 地上最強の動物はアフリカゾウ ゾウの「人喰い事件」 草食動物も肉を食べる? サイやカバにはライオンでも勝てない!? カバは「血の汗」をかくのか? 最終兵器、スカンクの屁の正体 イヌとオオカミは同じ動物 イノシシがいれば鬼だって怖くない!? 黒い魔獣、モリイノシシはすごいヤツ! タスマニアタイガーは絶滅していない!? シマウマの縞模様は虫よけ? 体温調節? ウマとイヌはどちらが賢いか 実は楽しいゴキブリの飼育 人間とゴキブリは「共進化」してきた? 動物に「心」はあるのか? ヒッピーにも似たボノボのフリーセックス 二足歩行と性器の位置 性欲が強すぎる有袋類、アンテキヌス パンダの繁殖はなぜ難しいのか? イヌ科の生きた化石、タヌキ クマの祖先から発生したオットセイ ほか
-
-日本は宗教的施設の宝庫で、世界遺産登録の神社仏閣のほか、あまり知られていない名刹・古刹が点在している。全国の寺社を訪ね歩いている著者が、宗教学者ならではの視点で一度は訪れてほしい秘匿の寺社ベスト39を厳選。
-
3.5
-
3.0急ぐ二十代。 取り残される三十路息子、娘たち コロナ禍で見えてきた新しい結婚観 ~「オンライン婚活」からの「ウィズコロナ婚」~ 新型コロナウイルスが令和の結婚事情にも影響を与えている。 急ぐ20代、取り残される30代後半、40代。相手と会えない時代に「ウィズコロナ婚」を決めるカギとなるものは何か? 前向きに結婚を考える人のために、約10人の婚活カウンセラーとジャーナリストが立ち上げたプロジェクトチームがさまざまな事例をもとに最新事情を紹介する。 30代、40 代の結婚しない息子や娘を持つ親世代への情報も満載。親たちの今どきの結婚への誤解も解く。
-
4.0
-
-「二十歳のとき、いい加減な気持で結婚して失敗し、漠然と小説を書きはじめ、またフラフラと結婚し、夫の倒産に遭い、借金抱えている時に直木賞を貰い、借金が返せた。徹底的に無計画でここまで来れば、無計画の人生もまた面白いですよ、ということも平気でいえる」――。 波乱に満ちた人生を、徹底的に無計画に、楽しみながら乗り越えてきた著者の読むだけで生きる力がわく痛快エッセイ。 ミドル世代が感じやすい悩みや乗り越えるヒント、人生の価値をきめるもの、「老い」を迎える心構え、男と女の違いや結婚生活で大切なことなど、指南と笑いに満ちた一冊。 (※本書は、1987年刊行角川文庫『こんないき方もある』の角川新書版です) [もくじ] 第1章 こんな生き方もある 身から出たサビ/思いやり/灰で縄をなうには?/おかあさんの手/“快怒”がほしい/親バカ落第/身を削る/三下奴の悲しみ/笑いの素材/文明の利器 第2章 幸福の時間 魅力的な生き方/愛がわかったころに、人は死んでいく/ガンコばあさん歓迎/結婚・その城の幻影がくずれるとき/女の顔が語るもの/愛にひそむ残酷さ/本当の美しさ 第3章 妻という名の女の哀れ 完璧主義のオトシ穴/へんな言葉「夫と妻の話しあい」/愚妻呼ばわり大いに結構/女の哀れ/女房のやきもち/女はバカで結構/隣の花/魔のとき/趣味を食う/きょうの仲間はあすの敵/単細胞夫人 第4章 男の本音・女の本音 男性のエゴイズム/男にとっての女、女にとっての男/女性よおおいに遊ぶべし/ゴキブリ亭主 第5章 男たちの顔 「父親」この気楽でか弱いもの/現代紳士の条件/まことの男/“ガンコおやじ”歓迎/夫の無抵抗主義を排す/川上宗薫のこと/北杜夫のこと/哀愁の狐狸庵/勇気ある男
-
4.0「可愛い老人」になるよりも、私は一人毅然と孤独に耐えて立つ老人になりたい--。 どんなに頑張っても、人はやがて老いて枯れるもの。いかに自然に老い、上手に枯れて、ありのままに運命を受け入れるか--。 少女だった戦時中のことや最初の結婚から離婚、作家を目指した下積み時代のこと、著名な作家たちとのエピソード、日々の暮らしで感じたことなどなど。「老い」という人生最後の修業の時をしなやかに生きる著者の痛快エッセイ! 【もくじ】 第1章 <私の覚悟>こんな老い方もある 第2章 <女の視線>こんな感じ方もある 第3章 <私の選択>こんな出発もある 第4章 <暮しのたし算 ひき算>こんな愉しみ方もある
-
3.8
-
-韓国、中国の執拗な日本外し、北朝鮮とロシアの接近、東南アジア諸国と中国の衝突――なぜ東アジアは混乱しているのか。世界地図の上下を逆にすれば、日本が大陸の国家にとって大きなフタになっていることに気付く。長く防衛研究所で研究官として東アジアを追ってきた著者が、地政学的観点から各国の外交戦略を分析。日本が東アジアで、そして世界で果たすべき役割に言及する。 『東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割』は、緊張が続く東アジアの現状と、その原因を分析。かつてナポレオンI世は「一国の地理を理解すれば、その国の外交政策が理解できる」と言ったが、日本では注目されなかった。しかし、現在進行形の混沌を読み解くのに、地政学の視点は欠かせない。著者によれば、大陸国家(ランドパワー)である中国、ロシア、モンゴル、北朝鮮、韓国などと、海洋国家(シーパワー)であるアメリカ、日本、オーストラリアなどがまとまりはじめ、同時に、せめぎ合う時代が到来しているという。そのなかで戦略的な場所にある日本はどのような振る舞いをしていけばいいか探る。 『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』は、韓国在住30年超の日本人記者との対談によって構成。「北と南はどこが違う?」「なぜつぶれない?」「拉致問題は解決する?」など、日本人が持つ疑問に答えながら、金正恩の第一書記就任後の変化を読みとく。スキー場建設など“新経済政策”で変化を感じる一方、戦争危機騒動などの威嚇行動も続ける。“猛虎出林”と称される猛々しい人々の気質、韓国より先進的だった理由、金正恩に刻印された日本――さまざまな事象から知られざる国の現状に迫る。 ※本電子書籍は『東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割』『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』を1冊にまとめた合本版です。
-
3.9
-
3.4
-
3.0異常気象や地震、感染症などの自然災害。被災した人も、そうではない人もさまざまな不調が起きています。地域医療に邁進する医師が、今日からできる解消法を提示。防災バッグに入れておきたいカンパンのような本!
-
4.0
-
-
-
-(本書で紹介する主な地域) ■メガソーラー 福島県西郷村(上海電力のメガソーラー)、茨城県つくば市(日本最大の営農型ソーラー)、大阪湾咲洲、山口県柳井市・岩国市(岩国基地周辺メガソーラー)、熊本市、長崎県佐世保市 ■陸上風力 北海道稚内市、北海道当別町 ■洋上風力 富山県入善町(日本初、洋上風力にも中国企業)、長崎県西海市 ■港湾 北海道釧路市、北海道石狩市、北海道小樽市・余市町、北海道苫小牧市、大阪市、福岡市・福津市、長崎県佐世保市(ハウステンボスを買収した香港資本) ■リゾート地 北海道千歳市、北海道夕張市、北海道倶知安町・ニセコ町、北海道占冠村・新得町・赤井川村(外資が占有する国有地)、北海道富良野市・上富良野町、新潟県糸魚川市・妙高市・阿賀町(原生自然と鄙びた宿を買う)、神奈川県箱根町・静岡県熱海市(高級旅館と町屋を買う)、歴史ある通りが企業の名を冠した名称に(京都市)、大阪市・泉南市 ■農林地 北海道平取町(ドローンの墓場)、茨城県阿見町・土浦市、宮崎県都城市(700ヘクタールの巨大開発) ■離島 山口県周防大島町、長崎県対馬市、鹿児島県奄美市(琉球弧の要衝をあの手この手で)、沖縄県宮古島市、沖縄県北大東村ラサ島(垂涎の孤島) ■産業インフラ(物流団地や工業団地など) 北海道石狩市、埼玉県幸手市、北海道白糠町、熊本市・菊陽町 ■学校や文化施設 北海道稚内市・北海道苫小牧市(キャンパスを買う)、岩手県安比町(外資による教育ビジネス)、新潟市・佐渡市(総領事館問題)
-
3.6
-
-『イスラエルとユダヤ人』 世界の鍵となる国を第一人者が徹底解説する。 「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても生き残る」 これがイスラエルの国是だ。 世界の政治・経済エリートへ大きな影響力を有す情報(インテリジェンス)大国。 中東と世界情勢を分析するには避けては通れない国だが、その実態はあまりにも知られていない。 「イスラエルは通常の国民国家ではない」と喝破する第一人者が、イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解を読み解く! 『日露外交』 戦後70年を過ぎたが、北方領土交渉は実際には進捗したのか、後退したのか? ソ連時代からあの国と交渉をし、いまも分析を続ける著者が交渉の実態を解説する。 本書には現役外交官時代、ソ連崩壊期に上司に黙って匿名で著した『ソ連の「ほんとうのホント」』を初掲載!!! 外交分析に必要な内在論理は、冷戦期も今も変わっていないのだ。 外交という“戦争”の肝を抑える、インテリジェンスの指南書。 『国家の攻防/興亡』 ロシア、ウクライナ、シリア、「イスラム国」…。「世界の火薬庫」から考える!! 会員制情報誌『エルネオス』での、約9年に及ぶ連載を厳選した本書は、現代の危機・反知性主義との闘いの記録ともなっている。インテリジェンスで読み解く最新の世界史。 ※本電子書籍は、2020年2月刊行の『イスラエルとユダヤ人 考察ノート』、2017年5月刊行の『日露外交 北方領土とインテリジェンス』、2015年4月刊行の『国家の攻防/興亡 領土、紛争、戦争のインテリジェンス』の3冊を収録した合本形式での配信となります。
-
-『勉強法』 いま、国際社会は危機的な状況にある。 構造転換に入った世界の中で、多くの人は何が事実に基づき、何が印象操作に過ぎないのか判断がつかず、混乱している。 動乱する世界の中、<情報>の洪水に溺れずに生きるためには、インテリジェンスが必要となる。 その基礎から解説し、分析を真に支える教養とは何か、そして物事の全体像をつかむ知性をいかに身に付けるか、その勉強法を具体的に示す。 情報の洪水を呑み込むインテリジェンス!! 『思考法』 現実は、思想が未だ動かしている。 いま世界で起きているのは、すでに克服され、古いものになったはずの民族問題であり、宗教問題の再発である。 歴史とは何か? ヒューマニズムとは何か? 近代<モダン>とは何か? 冷戦後、終わったことにされた近代<モダン>こそが未だに世界では影響力を持っている。 古今の書物に脈々と流れる論理の構造を掴み、解き明かすことで、危機の時代を生き抜く思考法を身に付ける。 ※本電子書籍は、2018年4月に刊行された『勉強法 教養講座「情報分析とは何か」』と同年5月に刊行された『思考法 教養講座「歴史とは何か」』の2冊を収録した合本形式での配信となります。
-
-『「資本論」の核心』 カネによる、支配の手口を見抜く!私たちは、いまも搾取されている階級なのだ。 世界を識るには、マルクスが必要だ。 資本主義は強い。いま、これに変わるシステムもない。 嫌々ながらもつき合わざるを得ない魔物、その見えない怪物の姿を暴いたのが『資本論』である。 資本主義は階級関係を隠蔽している。私たちは搾取され、支配されている。 この「事実」から、私たちは出発しなければならない。 『資本論』の肝をつかむことで、私たちは資本に、国家に潰されない生き方を獲得することが出来るのだ。 『帝国の時代をどう生きるか』 現下、世界は新・帝国主義体制である!米露中はじめ、経済では保護主義的傾向が増し、権益のブロック化が志向される。では、国家機能を強化するにはどうすれば良いのか?我々は、厳しいこの世界をどう生きればよいのか?―“現場で腕をふるえる知識人”となる道を示す。 『国家と神とマルクス』 「絶対的なものはある。ただし、それは複数ある」自ら“自由主義的保守主義者”を標榜し、いまや左右両翼の活字メディアで最も活躍する著者。深淵な思考の果てに見出したその「多元性と寛容の精神」を支柱に、国家から宗教、歴史まで、内在する論理を真摯に追究してゆく。著者の強靱な「知の源泉」に触れ、私たち読者が現代社会への強烈な覚醒を促される1冊。 ※本電子書籍は、2016年9月刊行の『「資本論」の核心』、2008年11月刊行の『国家と神とマルクス』、2012年4月刊行の『帝国の時代をどう生きるか』の3冊を収録した合本形式での配信となります。
-
3.9里海=「人が手を加えることで海を健康にし、豊かにするメカニズム」。瀬戸内海の再生方法を指す。ムダとされたものが「ここにしかない生き方」を産み、人間以外の命もつなぎ直し、経済も暮らしも再生させている!!
-
3.5
-
4.0ヒトラーの忠実なる“軍人”か、誠実なる“反逆者”か。 第二次世界大戦を動かした男の虚像と実像を暴く。 これまでの俗説を打破する決定版!! ドイツ国防軍で最も有名な将軍で、第二次世界大戦の際は連合国からナポレオン以来の名将とまで言われた男、ロンメル。 最後はヒトラー暗殺の陰謀に加担したとされ、非業の死を遂げるが、北アフリカ戦線の活躍から名づけられた「砂漠の狐」の名称は広く知られている。 ところが、日本ではとうの昔に否定された40年近く前の説が生きている程、ロンメル研究は遅れていた。 ロンメルは、ヒトラー暗殺計画に気づいていたのか!? 知っていたとしたら、それを支持していたのか!? 最新学説を盛り込んだ一級の評伝! 「日本では【略】、軍事はアカデミズムにおいて扱われない。 一方、「本職」の自衛隊や旧軍人のあいだでも、戦前、みっちりとドイツ語教育を受けた世代が退くにつれ、 第二次世界大戦の欧州方面の歴史に関する研究が紹介されることもなくなってきたのである。 【略】もちろん、ミリタリー本などでは、多々ロンメルが取り上げられてはいたものの、 それらのほとんどは、1980年代の段階にとどまっており、なかには、 アーヴィングの『狐の足跡』の歪曲を無批判に踏襲するばかりか、誇張して広めるものさえあったのだ。」(「あとがき」より)
-
5.0「常に立ち返るべき郊外文化論の傑作」――速水健朗氏絶賛 米国においてある時期に、国民感情と結びつくかたちで大きな発展を遂げ、明確なイメージを持って定着するようになったサバービア(郊外住宅地と文化)――。 アメリカ映画を渉猟した著者が描く家族とコミュニティの光と影。 古書価格も高騰していた「郊外論」の先駆的名著が30年ぶりに復刊! ※本書は、一九九三年一一月に東京書籍より刊行された『サバービアの憂鬱 アメリカン・ファミリーの光と影』を改題の上、加筆修正して復刊したものです。
-
3.6
-
4.5戦前昭和の新入社員のイメージは「仕事をやる気がないくせに遊びには熱心で、カネばかり欲しがる」だった! 経費で愛人のお手当てを落とし、エロとカオスの宴会芸に血道をあげ、「上役に模したトルソ」の破壊でストレスを解消する……。 トンデモ社長にズボラ社員をはじめ、今も昔もサラリーマン世界はツッコミたくなる事ばかり。 愛人はいつから大衆化したのか?忘年会、新年会はいつ生まれた?こころの病はいつからあったのか? 由来も歴史も答えられない。けれど、身近にあることばかり。 会社文化を探っていくと日本人の生態・企業観が見えてくる! ■交換愛人トリックを実践していた社長に愛人を秘書にする議員が続出していた ■入社式はなかった。定着したのは昭和30年代 ■「お疲れさま」はチャラい流行語だった。 ■違法行為と隠蔽工作が横行していた1950~60年代 ※本書は2017年6月に春秋社より刊行された『会社苦いかしょっぱいか』を改題の上、加筆修正したものです。 【目次】 新書版まえがき 第1章 昭和の社長よ、いまいずこ 第2章 この愛、経費で落とせますか? 第3章 秘密の秘書ちゃん 第4章 夢か悪夢かマイホーム 戦前編 第5章 夢か悪夢かマイホーム 戦後編 第6章 趣味だ! 休みだ! ギャンブルだ! 第7章 いまどきの新入社員列伝 第8章 酷電痛勤地獄 第9章 宴会LOVERS 第10章 出張は続くよどこまでも 第11章 こころの病とサラリーマン 第12章 知られざるビジネスマナーの歴史 第13章 産業スパイ大作戦 あとがき 参考文献一覧
-
4.5
-
-『ひとりぼっちを笑うな』(2014年8月刊) 小さな頃から「分相応」的なものに自分らしさを感じ、「他人に害を与えない」ことを一番大事に考えてきた。友達だって少ないかもしれないけれど、別に悪いことでもないと思う。蛭子流・内向的な人間のための幸福論。 『蛭子の論語』(2015年11月刊) 前著『ひとりぼっちを笑うな』が大きな反響を呼んだ蛭子能収。新作のテーマはなんと「論語」。孔子が残した言葉の数々を見て、蛭子は何を思い、語るのか。息が詰まるような現代で自由に生きるためのヒントが満載。 『死にたくない 一億総終活時代の人生観』(2019年10月刊) 「現代の自由人」こと蛭子能収さん(71歳)は終活とどう向き合っているのか。自身の「総決算」として、これまで真面目に考えてこなかった「老い」「家族」「死」の問題について、今、正面から取り掛かる! ※本電子書籍は『ひとりぼっちを笑うな』『蛭子の論語』『死にたくない 一億総終活時代の人生観』を1冊にまとめた合本版です。
-
3.5たった数行のコードが、世界の産業に壊滅的な打撃を与える--。07年、ロシアのハッカーはエストニアを攻撃、ほぼすべてのウェブサイトを不通にさせた。 14年、クリミア半島を併合したロシアは、15年にはウクライナの政府、メディア、交通機関へサイバー戦をしかけた。 重要インフラに焦点を当てた攻撃は、ウクライナをサイバー戦争の実験場とするものだという一部研究者の警鐘は無視され、ハッカー集団は攻撃性を増した。 その名は、サンドワーム。 15年、ウクライナ西部の送電網がハッキングされダウン、広域停電が起こった。同じ集団が、アメリカの電力会社にもマルウェアを仕掛けていた。 そして2017年、病院、製薬会社、空港、海運、郵便局、原子力発電所--世界中のネットワークが、マルウェアに感染し、莫大な損害を被った。 なかでも、ウクライナの受けた被害は甚大だった。これがサイバー戦争なのだ。
-
4.4
-
3.8脳科学・ロボット工学者で、幸福学の第一人者による、これまでにない画期的な実用的日本人論。 歴史、文化、宗教、政治、哲学などの観点から西洋と東洋を俯瞰し、日本、日本人の特徴をたどりながら、日本という国が持つ幸福の源泉、日本人の多様性を受容する精神構造などを分析。「日本人は考えをはっきり言わない」「日本人は決断が遅い」など、日本人の短所と言われる特徴は、現代において、本当は長所ではないのか。日本人の持つ10の特徴を挙げながら、短所と思われている特徴が本当に短所なのかを検証。そして、全体が調和し共生する社会モデルとして、日本型システムの理想型を思索しながら、世界がそのように「日本化」していけば、誰もが幸せになれる平和な世界が可能なのかについて考察していく。 前野隆司(まえの・たかし)1962年生まれ。東京工業大学卒、同大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。博士(工学)。幸福学の第一人者。主な著書に『幸せのメカニズム』『脳はなぜ「心」をつくったのか』ほか。
-
4.0世界は、教養なくして語れない。 朽ちない教養をこの手に!! 「二時間でわかる哲学」などは、あり得ない。 現実は、思想が未だ動かしている。 いま世界で起きているのは、すでに克服され、古いものになったはずの民族問題であり、宗教問題の再発である。 歴史とは何か? ヒューマニズムとは何か? 近代<モダン>とは何か? 冷戦後、終わったことにされた近代<モダン>こそが未だに世界では影響力を持っている。 古今の書物に脈々と流れる論理の構造を掴み、解き明かすことで、危機の時代を生き抜く思考法を身に付ける。 ■陰謀論は間違えたかたちで危機を克服する方法 ■陰謀史観に対抗できるのは、健全なユーモアと笑いだ ■前衛思想はビジネスに使われている ■天才に対抗する発想は、預言者 ■類比とは、別のものの中で共通構造を見ていくこと ■ヘブライ的な発想とギリシャ的な発想 ■力で物事を理解するのは、新自由主義の市場の発想だ ■行為とは、不可能の可能性に挑むこと ■宗教の力は、本質的に関係のないものを結びつける ■時間論なき経済論に意味はない ■我々はボランティアのことを翼賛と言っていた ■ヒューマニズムは個人主義でも合理主義でも生命至上主義でもない ■キリスト教はアンチヒューマニズム ■思想は基本的に解釈、あるいは再解釈である ■世界史は、物語をつくる暴力的な力を持つ人にしかつくれない ■日本が露骨な帝国主義国になっていく可能性は高い etc. 「知性によって裏付けられたユーモア、ときにはアイロニー(皮肉)を用いることによって、我々一人ひとりが社会的にどのような位置にいるかを知る」 ※本書は『危機を克服する教養』(角川書店、2015年)を新書版として改題し、加筆修正したものです。
-
3.8「現代の自由人」こと蛭子能収さん(71歳)は終活とどう向き合っているのか。自身の「総決算」として、これまで真面目に考えてこなかった「老い」「家族」「死」の問題について、今、正面から取り掛かる!
-
-
-
4.0終わらなかった戦争を、家族は生き抜いた。 最後の帰還者が持ち帰った、奇跡の一次資料。 未完の悲劇、シベリア抑留。最後の帰還者の一人、佐藤健雄さんが妻とし子さんらと交わした葉書が見つかった。 ソ連は国際法違反である抑留の実態を知られぬために、文書の持ち出しを固く禁じていた。 しかし、佐藤健雄さんは妻たちと交わしたハガキを密かに持ち帰っていた! 一つの家族がつないだ奇跡の一次資料を元に、終わらなかった戦争を描く。 <目次> はじめに 第一章 佐藤家の人びと 第二章 抑留される 第三章 抑留生活の日々 第四章 命のハガキ 第五章 見えない出口 第六章 帰国、再会まで 第七章 ソ連研究の専門家として 終章 あとがき 主要参考文献
-
4.0資本主義は崩壊するのか、生き残れるのか。 ケインズ、シュンペーター、ミンスキーなど、5人の経済学者の思想・理論を通して、今日の経済事情と資本主義の行く末について考察した一冊です。新書用に書き下ろしたプロローグ(約70ページ)では、ピケティの『21世紀の資本』をはじめ、ノーベル経済学者のスティグリッツ、クルーグマンなどの最新経済論文を取り上げ、世界を覆う経済危機について、詳細に解説しました。そして世界は、「長期停滞と失業」という、経済成長が望めない状態、“ニュー・ノーマルの時代”に突入したことを、明らかにしています。 その大きな要因は極端なグローバル化と金融資本主義です。では、今後さらにグローバル化が進んでいくと、どうなるのでしょうか。 ピケティの『21世紀の資本』が話題ですが、あの大著を読まなくても、この本を読めばピケティの主張だけでなく、今の資本主義の問題がまるごとわかる! ※この本は、『恐慌の黙示録―資本主義は生き残ることができるのか―』の新書化です。 中野剛志(なかの・たけし) 1971年神奈川県生まれ。評論家。元京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想、政治経済学。東京大学を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。エディンバラ大学より博士号(社会科学)取得。イギリス民族学会Nations and Nationalism Prizeを受賞。山本七平賞奨励賞(『日本思想史新論』ちくま新書)。主な著書に、『TPP亡国論』(集英社新書)、『日本防衛論』(角川SSC新書)など。
-
3.0
-
3.4動乱の源に宗教あり。最強コンビが世界の肝となる宗教を全方位から分析する! いま、そこに危機はある。本当に怖いものは習俗の皮を被ってやってくるのだ。 各国で起きるテロや、EUやアメリカで生じる排外主義・外国人嫌悪(ゼノフォビア)、めまぐるしく変転する中東情勢など。 世界各地で民族・宗教といった、冷戦後には“古い”とされた問題が噴出し続けている。 私たちの現実社会に影響を与えている「宗教思想」といかに向き合うかは、避けては通れない時代になったのだ。 習俗の皮を被ってやってくるものにこそ、目を凝らさなくてはいけない。原理主義が現代日本で広まることは十二分に考えられる情勢だ。 世界に大きな影響を与え続ける宗教を、資本主義、暴力、生命、国家から語りつくす! 私たちがいま、どこにいるかを知るのが教養である。 宗教の現在地を抑え、いまどこに私たちは立っているかをつかむ濃厚対談! ※本書は『宗教と資本主義・国家』『宗教と暴力』『宗教と生命』(いずれもKADOKAWA)各巻の「第一部」に、新章と書きおろし原稿を加え、再構成したものです。 【目次】 まえがき(池上彰) 序 論 いま宗教とは(池上彰)/人間の思考と魂の根底に迫る(佐藤優) 第一章 宗教は資本主義を超えられるか 第二章 宗教は人を殺す思想とどう対峙するか 第三章 宗教はAI社会で誰の心を救うのか 第四章 宗教は国家を超克するのか あとがき(佐藤優)
-
4.0中国共産党総書記になって間もなく、習近平はこう発言した。「このままでは党も国も亡びる」――。本書は、この発言の後、習近平が取り組んだ改革について解説する。 中国では、官僚が私利私欲をむさぼり、それが経済格差を助長し、それに対して庶民の不満が爆発寸前に達している。習近平が「党も国も亡びる」と言ったのは、この不満の爆発を恐れてのものだった。 そして、この危機を脱するために習近平が行ったのが「虎も蠅も処罰する!」の宣告であり、それを実行にうつしたのが「贅沢禁止令」であり、「周永康事件」だった。 習近平の改革により中国では1日に500人もの官僚や役人(蠅)が処分され、中国共産党のトップの一人であった周永康も逮捕された。庶民はこれに快哉を叫んだが、それでもまだ、中国社会は浄化されていない。今では居眠りをする役人を見つけると、すぐに「腐敗だ」と通報するような監視社会になっている。また、将来に希望を持てない庶民が社会への「報復」として飛行機や長距離バスへの爆破予告が頻発するなど異常事態に陥っている。 こうしたなか、習近平はいかに改革を推し進めるべきなのか。転換期に差し掛かった中国に起きている現実、そして習近平の対応策を、現地取材をもとに描き出す。
-
3.4なぜ「認知症」なる病気が急に増えたのか。なぜ科学的事実を装ったウソがまかり通るのか。なぜ医療用大麻の有効性が無視されるのか――。 社会には、どう考えても理屈にあわない制度や風潮が、「正義の顔」をして厳然と横たわっている。過激リバタリアンを自称する著者が、弱者や正直者ばかりバカをみる世の理不尽に物申す! 老い先短い気楽さで綴る、笑えて深くてためになる、秀逸なエッセイ。 1 不寛容な社会を生きる 認知症の老人が起こしたJR事故の最高裁判決/若い人の自殺について/アホな法律は国民を不幸にする/自業自得論と弱者バッシング 2 科学と行政のペテン 小保方氏を擁護する人々/責任を取るという人がいない国/「種の保存法」という名の「標本破壊促進法」/日本のエネルギーを考える 1/日本のエネルギーを考える 2 3 日々是雑感 最新のがん治療薬は国家財政を破綻させる/病名を付けるのはいいことなのか/戦争はなぜ起こるのか/友が亡くなって思うこと/言葉はコミュニケーションを阻害する 4 生命と病気の不思議 人間は1000兆個の腸内細菌と生きている/狂犬病の秘密/昆虫食はエコロジカル/咽頭炎に罹る/動物の眠り、ヒトの眠り 5 富と自由と亡国と イギリスのEU離脱と沖縄独立/グローバリズムと国民国家の狭間で/人はなぜ教育を受けるのか 1/人はなぜ教育を受けるのか 2/トランプのアメリカ
-
-友人との遊びに興じ、地下の学校で学ぶ14歳の少女のかたわらを爆撃が襲う。 愛国心を高めながら、時には敵兵にまで人間的な同情を抱き、平和を希求した少女。 世界で翻訳された日記が時を超えてよみがえる。
-
-
-
-昭和史の語り部・半藤一利氏が自身の戦争体験を交え、第二次世界大戦を通して日本がおかした失敗を検討する。各紙による国際連盟脱退支持、陸軍が不問にしたノモンハン事件大敗、大本営の国際感覚の欠如……山のような史料の背後から日本が陥ったポイントが浮かびあがってくる。「歴史探偵」の原点が垣間見える著者初期の原稿の数々。いま読み直したい傑作が待望の復刊! 【目次】 第一章 大日本帝国の戦争目的 新聞がリードした開戦への道 吉田茂の対中国強硬論 大日本帝国の戦争目的 山本五十六が恐れた「衆愚」集団主義 「太平洋戦争ってナーニ?」 第二章 「大艦巨砲」よ、さらば! ノモンハン事件症候群 ルーズベルトの甘い言葉 海軍は「善玉」なるか? 「大艦巨砲」よ、さらば! 墓標一万六千浬 知られざる東条暗殺計画 第三章 「最後の聖断」が訴えたもの 歴史の中の長岡空襲と新潟 幻のソ連の「日本本土侵攻計画」 「天皇制を残さなくてはならない」 スターリンが決断した「シベリア抑留」 「最後の聖断」が訴えたもの 敗戦と「どうせ」「いっそ」「せめて」 敗戦への道と鈴木貫太郎
-
3.8「お好み焼き発祥の地は大阪でも広島でもない」「鶏を使わない焼き鳥?」「九州でうどんにかけるのは胡椒?」など、食に隠された意外でおもしろい歴史をひもときながら、世界に類を見ない複雑で多様性に富んだ日本の食文化を紹介。 「マグロを最も買っている市は?」「ソースを最も好んで使う市は?」など、最新の家計調査から見る、リアルな今の日本の食事情もレポート。あなたの常識をくつがえす、ニッポン食文化地図! 【もくじ】 はじめに ~食文化は、「ケンミン」単位では語れない! 第一章 「藩」がつくった食文化 第二章 豚に追われた牛、王国守った鶏 第三章 歴史が語る食の「産業遺産」 第四章 「関西=うどん 関東=蕎麦」と思っていないか? 第五章 海の幸が教えてくれる食物地図 第六章 家計調査からみるケンミン食 第七章 地域によって変わる呼称 第八章 食の多様性の代表格「雑煮」を検証する
-
4.0SF映画やアニメなど提示された輝ける「未来」。 科学は、私たちが夢見た「未来」にどこまで近づいたか? さまざまな科学の現在をNHK解説委員である著者がとことん解説。 ニュースの科学を知ることでそのニュースの本質を理解し、科学の面白さに気づくことができる一冊だ。 主な項目 第1章 感染症 第2章 iPS細胞と再生医療 第3章 DNA・ゲノムと医療 第4章 GPSが可能にする便利社会 第5章 地震予知と防災 第6章 リニア中央新幹線と日本の高速鉄道 第7章 渋滞がない未来がやってくる? 第8章 絶滅危惧と養殖技術 第9章 宇宙誕生の謎と大型実験施設
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。