キリシタン教会と本能寺の変

キリシタン教会と本能寺の変

990円 (税込)

4pt

3.0

日本史史上最大の注目を集める「本能寺の変」。その基礎史料の一つ、ルイス・フロイスがイエズス会に送った報告書「一五八二年の日本年報の補遺」は、長年、その信憑性が疑われてきた。本能寺の変が起きた当時、フロイスは九州・口之津にいたからだ。
本書は、キリシタン史研究の第一人者である著者が、イエズス会所蔵のフロイス直筆の原典にあたることで見えてきた、史料の本当の執筆者、そして光秀の意外な素顔に迫る。
これまで指摘されていた、一つの文書であるにもかかわらず光秀の評価が混乱していた理由、日本史の史料には見られない記述の信憑性の高さを、史料をていねいに紹介しながら明らかにする。初のフロイス手書き原典から訳した「一五八二年の日本年報の補遺(改題:信長の死について)」も全収録!

[目 次]
第一章 信長とキリシタン宣教師
第二章 報告書「信長の死について」の成立
第三章 キリシタン史料から本能寺の変をたどる
第四章 光秀の意図
史料編 完訳・ルイス・フロイス「信長の死について」

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キリシタン教会と本能寺の変 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    明智光秀謀反の原因究明は、興味深いが希薄な印象。新資料発見が待たれる。
    最も驚いたのは、光秀が討たれた山崎の戦いは実際には髙山右近との戦いであったという点。秀吉は未だ山崎に到達しておらず、右近は秀吉と協議する時間的余裕がなかったということである。
    それにしてもがっかりするのは細川の風見鶏っぷり。

    0
    2021年09月22日

    Posted by ブクログ

    ルイス・フロイスの報告書「一五八二年の日本年報の補遺」には、
    「信長の死について」が記されている。
    キリシタン史料から本能寺の変を探り、
    謀反を起こした光秀の意図を探る。
    宣教師オルガンティーノ、光秀の娘細川ガラシャ、
    光秀の長男光満。
    本能寺の変を起こした理由は結局不明だけど、
    伴天連(パードレの

    0
    2020年09月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とんでも本ではないです(疑っていたw)(´・ω・`)

    イエズス会フロイスの報告を丹念に拾っている(前提)
    (1)1582年の日本年報補遺
       他宣教師の書翰をまとめた(加筆少ない)
       ※本書では利用した記述を復元する作業を行う
       ※本書の表書き「信長の死について」
    (2)日本史(日本布教

    0
    2021年12月12日

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