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4.5
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
サルの生態学の研究者による、サルの子育てとヒトの子育ての比較論。
少し前に読んだ本と同様、サルとヒトとの比較により、進化に対する知見が深まるのは、面白いですね。
いわゆるサルには、種類によって、一夫一妻や一夫多妻、多夫一妻、多夫多妻など、いろんな雄雌の在り方があるのですが、それぞれに理由があり、面白いですね。
そういえば、この本を読むまでは、ヒトの赤ちゃんは、他の哺乳類の赤ちゃんい比べて、出生時の体重の母親の体重に対する割合が、極めて大きいと思っていたのですが、そうではないのですね。
少なくとも霊長類では、標準的、といえそうです。
ただ、ヒトの赤ちゃんは、産道に比して、頭がでかい