食品サンプルの誕生

野瀬泰申

以前から食品サンプルを見ているのが好きだったので、一気に読破。普段生活の一部に溶け込んでいる食品サンプルが、食文化の変遷を追える存在なのは気がつかなかった。

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食は「県民性」では語れない

野瀬泰申

■江戸の中期までは，西と東でうどんと蕎麦の消費傾向に大差はなく，どちらでも同じような方法で食べられていたらしい。
■醤油の発達とだしの素となる材料の流通が，西のうどん文化と東の蕎麦文化を生んだ決定打になった。うどんと蕎麦の好みがあらかじめあったわけではない。

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食は「県民性」では語れない

野瀬泰申

こないだの『藩民性』が
食文化にも影響してるのね〜。
言葉と一緒で
都で流行ったものが同心円的に広まり
端と端で消えずに残っていたり。
藩替えになったお殿様が
故郷の味だけは持って行きたかったのも
わかる気がするなぁ。

確かに旅先でいろいろ食べていると
結局は「県民性」というより
自分の舌が好むか...続きを読む

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食品サンプルの誕生

野瀬泰申

冒頭のカラー写真での製作工程がまず目を楽しませてくれます。

業界団体がなく、業界データがまとまっていないことにまずびっくり。
韓国や中国への食品サンプルの拡がりについても面白かったけど、第1章での誕生の時系列追跡が本当に面白くて一気に読みました。

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食は「県民性」では語れない

野瀬泰申

深く掘り下げたら
この部分だけで　一冊になるよね
という話題も多くて
さら～～っと上澄みを知る
ということになってしまいますが
大阪人の私は
「お好み焼きの発祥の地は大阪じゃない」
に　非常に納得です

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