妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
感情タグBEST3
贅沢で面白い!
ずっと紙本を購入していましたが、移動中も読みたくて電子版も購入。
前半は多軌さんのお兄さんを助けるため的場さんが協力してくれる話。後半は名取さんを助けるため奮闘する夏目君の話。次巻に続くので早く続きが読みたいです。
名取さんの話
今巻は的場さんに、名取さんにと大物?が深く関わっていました。
前半は多岐さんのお兄さんの話。
後半は名取さんの話。
名取さんの話は次巻に続くようで、続きが気になるところです。
彼の年下のいとこ「みつる」さんは味方になりたいと話していた。
妖しだけど、敵ではなさそうな雰囲気。
従兄を守りたいと思っているんじゃないかという感じに見えました。
全体を通して今回はニャンコ先生活躍の場が残念ながらありませんでしたが、前半でケーキをねだる可愛いニャンコ先生が見られて個人的には大満足です♪
続きが待ち遠しい!
カフェでの謎解きが面白かった
タキと夏目がカフェで話しているというほのぼのとした雰囲気のお話。妖に襲われることもなく安心して読めた。バスクチーズケーキが食べたくなりました。
面白かったー。
この巻は、多軌ちゃんが夏目にお兄ちゃんの相談をする話と、夏目くんが名取さんを助けて活躍する話の2つのエピソードでした。
多軌ちゃんが的場さんと知り合いだったとはびっくりでした。最初は敵キャラっぽかった的場さんですが、最近は仲間のような感じになってきて不思議です。
後の話はまだ決着はついていませんが、柊たち、名取の式と共闘する感じもよかったし、今まで出てこなかった名取家の事情が触れられていて興味深かったです。
今回も
良かったです😃
年下の従妹の章、続きが早く読みたいです😆🎵🎵
巻を跨ぐのは仕方ないけど、来年まで待つのはつらいね💦💦
夏目と名取さんの友情物語が良いよね✨
人の友人との一歩進んだ心の交流
タキや名取さんとの一歩進んだ心の交流が見れてとても楽しく読めました。
また写真の表現は久しぶりにゾクッとさせられる感じがあって、妖たちとの距離が近くて夏目を通して物語を見てると隣にいる普通の生き物のように見えてしまう妖がやっぱり得体の知れない何かだなって感じが久しぶりにして面白かったです。
まためちゃくちゃ意外な人とタキが知り合いだった事に夏目以上にビックリしました(笑)
名取さんとの話も掴み所を見せなかった名取さんが夏目が一歩踏み出したことで、式たちにも見せない内側を夏目になら晒してもいいと思ったのかな?という本当の意味での信頼関係が出来てきたと感じられるエピソードでとても良かったです。
続きが待ち遠しいですね。
的場さんとの絆を感じた巻でした
毎巻、単行本が出るのを楽しみにしています。今回はタキとの友情、的場さんとの友情の巻となりました。
今ままでは的場さんに守ってもらうことが多かった夏目君でしたが「信じてくれた友人のためならなんだってやりたい。」と夏目君が的場さんにいう場面にじーんと感動してしまいました。
又、名取さんもスイーツ好きなお茶目な場面などがあり、おもしろかったです。
推しのニャンコ先生が活躍するところは少なかったものの、早く次巻が読みたくなる一冊でした!!
不思議が楽しめました
なんだかんだで夏目の知り合いたちの世間が狭くてびっくりしました。夏目は妖力が強くて万能でもいいくらいなのに不器用でもっと自信もってほしいな。前よりは強くなってるのか。とにかく次巻に続くので気になる最後でした。
Posted by ブクログ
とうとう一年に一冊ペースになってしまいましたね。
作家さんのペースもあるので仕方ないのですが、結末だけは読ませてくださいと思うような年代になってきてしまってますので(-"-;A ...アセアセ
Posted by ブクログ
珍しく(というか初めて?)巻またぎのストーリーが展開中。確かに、夏目自身のみならず、重要キャラたるトカゲの人(名前は覚えられん…)のルーツに纏わる物語だけに、大切に読みたい気がする。次の巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
タキの兄ちゃん、全く覚えてない…スマホ持ってないのすごいな。的場が手伝ってくれるっても、不穏だな…夏目はあんまり気にしてないのか、気付いてないのか。
名取と夏目はかなり信頼し合ってるんだな~。結末が気になる!
タキと的場、名取と的場。
的場さんはスイーツ好きなので利害が夏目と一致しなくてもなんだか嫌いになれない。
タキのお兄さん。写真かわいい。
名取家の話はまだ続くようだけれど、幸せな話になるのかどうか…次巻が気になります。
的場さんと名取さん編
タキちゃんから始まったけど的場さんが出て来ました
この人が親切のみで手助けしてくれる訳無いんだけどね
後半は名取さんのお話となります
話が?と思ったら前段が最後にありました
そして次巻に続くって早く読みたいです
待ちきれないですね
Posted by ブクログ
兄の写真を見せる多軌。名取を救う信じられる者の言葉。
信頼が解決に導く事。繋いだ縁の大事な事。
第百十一話・・・多軌の兄から送られた写真に写るのは?
困惑する二人の前に、あの男が現れる。
第百十二~第百十五話・・・名取家の秘密はこの家の中に?
美弦の事と幻術で惑わせる妖の行動が気になる。
多軌の家と的場一門、名取の一族の事情が明らかに。
親切な行動もなんか胡散臭い的場ですが、夏目への関心が
更に深まっているように感じられます。
また、多軌の知識も半端ない。
この二人の繋がりは、今度にどう作用していくのか。
続いて名取の家の話。
ある意味孤軍奮闘する名取だが、夏目への信頼が深まっています。
名取の分家に入り込んだ妖との心理戦。「みつる」の虚像。
そして、大切な友人のため・・・帰るときは一緒と言う夏目も、
名取への信頼が高まっているようです。次巻が気になる~。
とは言え、友人帳への考えは違うようだけど。
最初の出会いが気になって、多軌と的場の初登場時の巻を
振り返り読みしましたが、夏目も含め、表情が豊かに
なっているなぁと、しみじみ。しかも美男美女に。
特に的場さん、カッコいい人になってますけど~。
そういえば友人帳は残り何枚あるんだろう?
Posted by ブクログ
「相談がある」と多軌に呼び出された貴史。
その内容とは、兄・勇から送られてくる写真についてだった。なんと心霊写真。タキには見えない。
悩んでいる二人の前に現れたのは的場。
占いのアドバイスを貰い、的場の指示通り占うことに。
タキの兄の居場所の目星をつけ、まじないだと言うことで実行してもらう。
次に送られてきた写真には、兄以外に写り込んでるものはなかった。
名取の家に向かい、いとこの美弦が対応。
実は名取が貴史に頼んだ事が「年下のいとこはいない」と告げることだった。
日にちは昨日の午後。明日の午後になっても戻らなければ「伝えに来てくれ」という内容だった。
柊、瓜姫、笹後の式神を隆につけて。
絶えてくれる事を望んだ一族。だが生まれてしまった縁。
祓い屋だからこそ妖に復習されたのでは?と落ち着いた叔父夫婦の失踪事件。
生まれなかった子供の名「光弦・美弦」。
力を持って生まれてしまったら、的場の家に入れようと考えていたかも知れない叔父。
名取の家の秘密を見つけ出した。
友人帳から貴史を守りたい名取。名取の力になりたい隆史。
と、途中で話は終わられて!
なんとも焦れったい。
Posted by ブクログ
的場さん、相変わらず胡散臭くて好きになれない・・・。最初の印象よりはマシになってきたんだけど、危ないことを先に教えておかないとか、そういう所が詐欺師っぽくて苦手。やっぱり私は名取さん派だな。
と、そんなことを考えていたら名取さんが大変なことになってた。名取さんほどの実力者でも、心の弱い所を突かれれば簡単に取り込まれてしまうんだなぁ・・・。妖を相手にすることの怖さを、改めて感じました。