【感想・ネタバレ】夏目友人帳 11巻のレビュー

妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。

妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!

祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。

幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。

名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。

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ネタバレ 購入済み

タキの祖父の事が大好きな妖達。その優しさに、うるっとしちゃう良い話。田沼とタキは、夏目の良き理解者で、3人の関係性が好きだ。
次の回想の話は辛い。嫌な思いもしただろうに、今は感謝していると言える夏目は、また少し成長したんだな。

#泣ける #感動する

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2024年04月03日

購入済み

夏目くんを

受け入れてくれる温かい人たちとの絆が深まった巻。

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2022年01月14日

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ネタバレ

読み直しも半分近くになってきました、11冊目。
こちらは、たきの家にいた悪い妖怪退治と、夏目の両親や子供のころかかわりのあった親戚・妖との話の大筋2本です。
たきの家の妖怪退治は、見えなかったお爺さんの周りにいた妖怪たちが、病気になったお爺さんを囲んでいるシーンに売るっと来ました。田沼・たきちゃんとの2人組活躍話はやっぱりいいですね。
次の夏目の両親・家の話、田沼を通じて夏目が少しずつ友達との関係の作り直しが進みました。あと、先生がいつものように憎まれ口をたたきながらも、夏目を見守ってるシーンにやっぱりほろりと来ました。

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2020年05月17日

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夏目の子どもの頃のエピソードは簡単にしか触れられてこなかったが、具体的に描写されると、そのつらさが実感として伝わってくる。

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2018年12月02日

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ネタバレ

前半-タキのおじいさんと妖怪の話。
後半-夏目の実家と小さい頃の話。

前半
妖怪を見たがっていたタキのおじいさん。
見えないことをいいことにからかっていたという妖怪。
おじいさんには見えなくても妖怪たちはそばにいて、
おじいさんも妖怪たちも
「繋がり」たがっていたんではないかと思います。
そしてその意思はタキがくんであげられたんだと思う。
タキが嬉し泣きしたところは私も一緒に泣いてしまいました。
こんな優しい話を描く緑川先生が好きです。

後半
切なさで心が痛くなります。けれどその分、
冒頭で田沼・西村・北本とラムネ水を見に行くところ、
ラストの藤原家族の写真がいっそう温かく感じられます。

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2015年01月04日

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多軌家のお話。
見えないながらも絆を結んでいた多軌のおじいちゃんと妖たちに涙。
そして夏目が昔両親と住んでいた家を訪ねに行くお話。昔の夏目の話はやっぱり悲しい。読んでいて辛い。女の子の気持ちもわかるが、でも気持ちが夏目に同調してしまい好きになれません…。
最後の、藤原家と家族写真を撮るところもよかった。先生も家族だと夏目は思っている感じがしました。

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2014年02月12日

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今回は怖かった。反面、タキのおじいさんが妖に好かれていてほのぼの。アニメで見た時よりも妖が助けてくれた感じがよくわかった。

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2013年08月20日

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幼い頃に本当の両親と少しだけ過ごした本当の家。大切な忘れ物はないかな?黒くて悲しい思いに飲み込まれてく

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2013年04月28日

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ネタバレ

第四十二・四十三話 封じてあるもの
カクラ
多岐ちゃんのお祖父様の友達の妖たち
多岐ちゃんの家にお泊まりしたら、先生は確実に太る(笑)。

「見えるということは、出会ってしまうということでもあるのね。」

第四十四・四十五・四十六話 遠き家路
ムシクイ

夏目の里帰り

喪失と一緒に生きていくことはできる。

夏目の実家を買ったのが、的場さんだったら面白い。

小さい頃の皆かわいい!
的場さんて今何歳なんだろう。

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2012年11月24日

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ネタバレ

読み終わりました(〃ω〃)

夏目の過去が分かったり、目がうるうるするお話ばかりでした(´;ω;`)

44話…ネタバレになってしまうけど、田沼くんがぴしりと夏目に言って
みんなで夏目の大切な〇〇を探すシーンとか!良かった♡友情だなと思いました。


タキと田沼くんと夏目のお話も良かったです☆☆

他にもいっぱい感想を語りたいけど…
上手く言葉にできないです。。

だんだん打ち解けていってるようで、
読むたびに私もにやにやと嬉しくなりますp(*^-^*)q

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2012年09月02日

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多軌の家と、夏目の家の話。夏目、多軌、田沼が仲良くしてる話好きだーv微笑ましいwもちろん、どっちの話も泣けたけど、小さい夏目にニヤニヤするのは仕方ない(^q^)

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2012年03月28日

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ネタバレ

タキちゃんもりだくさん☆
タキの祖父を訪ねてきた妖が妙に人間くさくて、なんか人間くさい妖が増えた気がするなぁ。前は夏目に好意的な妖だけが妙に人間くさいと思ったんですが、最近そうじゃないやつも人間くさいですね。

夏目の成長というか変化というか、そういうものをゆっくり見守り楽しむというのがこの漫画の楽しみなのかもしれませんが、にゃんこ先生のまんまるボディの前にはね、もはや人間は後回しですよ。
フォルムがホントにツボだ。ぷーぷー寝ている姿がたまらなく好きだ。抱きしめたい抱きしめたい抱きしめたい!!
目を閉じてるにゃんこ先生が一等好きです。

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2012年03月04日

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最初のタキの実家の話がすきです
はやくよくなれってセリフにじーんってきました
電車で読んでいて涙がでそうになりましたw

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2012年02月12日

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泣いた、もうボロボロ泣いた。
ちゃんとおかえりが言えるようになった夏目に泣き、タキのお祖父さんと妖とタキの関係に泣き、もう涙腺が限界です。
前半のタキの話も後半の夏目の実家の話も、どちらも大好きだけれど、タキの話が本当に好き。

前の巻で(そういえばこの時もタキの話だった)夏目が妖を見れなくなった時も、蛍の話でいずれ妖が見えなくなるかもしれないとわかった時も、それを夏目自身望んでいたはずなのに妙な寂しさを感じてしまって、読んでいる側もとてももどかしいような切ない気がしていたのだけど。
妖が見えないタキのお祖父さんと妖たちの関係を見た時、見えなくなってしまった夏目の寂しさの先に少しの救いを見た気がした。
そして号泣。
もう、胸が痛い…!

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2012年01月14日

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今回も、ちょつと長い目のお話が2編です。

前巻ぐらいから、物語の密度がギュッと詰まってきたような気がします。何というか、涙腺がゆるゆるになっているのは、年のせいだけではないと思います。

見えぬけれどもあるんだよ…。

そう歌った詩人が、決して幸せな一生を送ったわけではないことは知っているけど、願わずにはいられません。
幸せにと。

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2011年10月06日

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第42・43話『封じてあるもの』:タキの家の蔵掃除を手伝う夏目と田沼。妖に会いたかったけどかなわなかったおじいちゃんの実は近くにいた妖たち。好きだ・会いたいという思いは通い合う。
第44・45・46話『遠き家路』:両親と住んでいた家が売られることになり、最後に一目見ようと訪ねる。
「――そういうのを思い出すと何だかツラくなるから、小さい頃は必死に忘れよう忘れようとして ――いつの間にか本当に色々忘れてしまったんだ」
本当は忘れてなんかいなかった過去。しっかり向き合い気持ちに整理をつけた夏目は、また一歩前に進めたように思います。

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2011年07月17日

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ネタバレ

この作品は、独特の雰囲気がありますね。
全体的に静かなんだけど、強く何かを訴えてくる物があるというか。
どちらかと言うと大人しめの絵なんだけど、読み終わった後に凄く充足感があります。
今回はタキのお祖父ちゃんとあやかし達のエピソードで泣けました。
見えないけれど、認識されないけれど、お互いを思う優しい気持ちは伝わっていたんじゃないでしょうか。
勿論、その後の夏目が実家を尋ねる所も泣けました。
今はもう誰もいないけれど、そこには確かに思い出があったんだと、夏目と一緒に感じられました。
次はどんなお話が読めるのか、楽しみです。

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2011年05月05日

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 タキの家の蔵にいた妖しの話と、夏目が親と一緒に住んでいた家の話。

 ちゃんと両親との思い出があって安心したよ。
 子供の頃のエピソードが、たいてい理不尽に可愛そうなものだし、夏目が自身の親を回想することが今までなかったので、ホントに赤ん坊の頃に親を亡くしてしまっていたのかと思っていたよ。
 ちゃんと、愛された子供時代があって、本当によかった。

 にしても、子供というものは残酷なものだ。
 父を亡くしたあと引き取られた家で、夏目にひどくあたるその家の娘。でも、彼女は彼女で自分の世界を守ろうと必死なのだ。夏目が子供の頃の切ないエピソードの数々は、彼が異質であった故で、子供達は自分の狭い世界を必死で守ろうとするから彼の異質は決して受け入れることができない。
 だから、子供は残酷になる。

 タキの家の蔵の妖怪の件では、タキや田沼も夏目に歩み寄ろうとしてくる。
 それは、タキや田沼がもう子供ではない存在だからなのだろうと思う。
 そして、夏目自身も子供ではなくなったから、二人の助けを、さしのばされる手に手を伸ばすことができるようになったのだ。

 …タキの家の妖怪が、最後に陣の中にはいってタキに「さらば、真一郎の孫」と告げるところで、涙腺決壊しました。ロマンチストのじいさまの話には、とっても弱いのですww

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2011年04月08日

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痛いのが嫌で触れないようにしてきた思い出に触れた夏目の重たいモノが、少しずつ解けていっています。
自分も夏目みたいに解かしていこうと。

世界観も言葉使いも綺麗で良い作品です。

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2011年04月21日

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武紀と正樹の、言葉通りの意味で次元を超えた友情が最悪を防いだところににやにやしない女子はいないとおもうというくらいににやにやしてしまった。平行世界として負荷を減らし、未来への道をつなげる決心をしたあたりがすごく好き。全員で、助かる道を探すのを全員が望んでいるってすごいなぁ。そしてラストまさかの高橋ルートに次への期待がたかまった。

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2011年06月02日

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祖母が妖と交わした契約書「友人帳」を受け継ぎ、名を返す日々の夏目。ある日、友人・多軌の家の蔵掃除を手伝ううち、多軌の祖父が封じた悪い妖を解放してしまう。強力化するのを阻止しようとする夏目達に妖達が協力してくれて…!?

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2012年08月21日

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タキの家での悪しき妖退治。
奔走する夏目と“事情”を知っていることで協力する
田沼とタキ。そしてタキの祖父との関わりを持つ妖たち。
心のふれあいを感じる話でした。

もう一つは、幼い夏目が父と暮らした家を訪ねる話。
鍵を預かっていた家の人たちは、あの悪しき妖の影響を
受けていたのでしょうね。
心配する塔子さん、田沼の表情がとても良かった♪

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2017年11月20日

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ネタバレ

多軌が陣を使うのをためらうのはわかるのですが、それでも使ったのは祖父の血筋でしょうか。生兵法は怪我の元の系譜は祖父だったようで。

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2015年06月25日

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読む年齢によって、どこで感じ入るかが変わるマンガなのだろうなぁと今更思っている。名前を呼ぶ声の温度というのは、感じる事ができるととても良いものなのだろうなぁ。

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2012年04月22日

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このごろちょっと中途半端だったが、いきなり良くなった。特に里帰りエピソードは出色の出来。描きたい話を描いて下さい。

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2012年03月11日

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妖1本でここまでお話を展開できるなんてすごいなーなんて素直に感心しながら、いつのまにかもう11巻ですか。
11巻は前半の、夏目、田沼、タキの物語がお気に入りです。
タキの、
「でも 事情を知っていれば わかるんだわ」
という台詞に感動しました。
わかってくれない人もいるけど、わかってくれる人もいる。
それを全部ひとまとめにして遠ざけてしまうのはとてももったいないことなんだと、伝える勇気を失ってはいけないんだと感じました。
誤解されるのは、誤解されたことにおびえてしまうからでしょうか。
信じることは難しいけれど、信じることができる人でありたいと思った1冊でした。

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2012年02月14日

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夏目の子供の頃の話なんてそりゃ泣くわ!卑怯だー!などと思いつつ読みました。
タキのおじいちゃん、好きです。
そして油断したところに出てきた名取さんの高校生時代にやられました。可愛い。
次は名取さんが見たいなぁ。

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2011年06月04日

Posted by ブクログ

今回はタキの家族と、夏目の家族の話。やっぱりこのマンガを読んでいるとじんわり泣けてしまう…ふとした優しさみたいなものに涙腺が緩むのかな。

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2011年05月18日

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ネタバレ

今回初めて夏目の両親の顔(写真だけど)が見られましたね*
西村曰く夏目はお母さん似~だそうだけど、私はお父さん似だと思うなあ。だってレイコさんって確か父方の祖母だったよね?
(夏目はレイコさんが夏目姓のままだったことが引っかかったみたいだけど…。)

今巻、ラストが良かった。
藤原夫婦と写真を撮る夏目、「もう一枚いいですか?」でニャンコ先生を抱っこしてパチリ。
夏目にとってニャンコ先生は家族なのね♪(´∀`〃)

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2022年12月26日

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ネタバレ

巻を追うごとに、安定して面白くなってきてます。小さい妖怪たちの、タキのおじいさんへの想いがやさしくていい感じでした。

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2012年04月28日

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“「ふふ 今回のことで ちょっとわかったわ」
「そうだな」
「ん?」
「見えるって いうのは 出会ってしまう っていうことでも あるのね
——よかったら …
きかせてくれない? 夏目くんが出会ってきた 妖達のこと」
——繰り返してきた 出会いと別れ
秘めごとのようで 重かったそれは
「——うん」
そうとすると キラキラとして うまく言葉に ならなかった。”

これは泣いた。
辛いけど救われて。
良い話。

Thanks to S.M.

“代町 城川沿いに 西へまっすぐ
そこに 僕の家がある
帰ろう 帰ろう 僕の ほんとうの家 お父さんと暮らした
もう からっぽの家に
「…さん
お父さん お父さん お父さん」
本当は 何度も何度も 呼んでいた そしてその度
やはり 答えてくれる者は ないのだと
どんなに呼んでも 願っても
手の届かない ものがあるのだと
——ああ 思い出した
結局おれは 迷子になって 辿りつくことは なかったんだ そして
呼んでも 答えてくれないものを 呼ぶのはやめると 決めたんだ”

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2011年05月05日

Posted by ブクログ

田沼の出演がいつになく多くて嬉しかった。
タキのおじいさんの話と夏目の両親の思い出の話。
夏目の話は夏目の今大切なものの話でもある。
いちいち泣いてしまった

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2011年04月03日

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