妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
感情タグBEST3
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不思議な妖の群れ、猿面の集団、的場一門・・・
そう、キーワードは集団!
小さき者が何故群れるのか?
妖と祓い屋、2つの集団の間で奮闘する夏目。
この2つの話で、夏目を心配する“仲間”という集団。
そして、田沼やタキ、また、以前通った学校でも、
夏目を心配してくれる人がいた。(特別編)
まだまだ一人で動いてしまう夏目が、
そういう存在に素直に頼れれば良いなぁと思いました。
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巻末の的場さんと名取さんのイラストがステキでしたー!!大人組、カッコいい。
第三十二話~第三十六話
ケマリと指輪を探す妖怪。友人帳を狙う妖と、それを狩る的場に捕らえられた夏目。
特別編・夏目観察帳⑤
クラスメイトの女子から見た、まだ親戚をたらい回しにされていたころの夏目の話。
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夏の暑い日。
夏目の頭に乗っかって西瓜を買いに行くニャンコ先生。
暑いから降りろという夏目に
「私のかわいい肉球がアスファルトで火傷してもいいのか!?」
全力でガマンだ夏目!!ヽ[´▽`]ノ♡
イカほしさに「全身全霊でお前を守る」と
欲望に忠実な宣言をしたり、ゴミ箱に捨てられてたり。
あぁ、愛しき中年ニャンコ♡
女の子視点で書かれた、まだいろんな場所を
転々としていた頃の夏目の特別偏。
第三者から見た夏目の切なさの角度が
新鮮で儚く柔らかで素敵だった。
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夏目を慕う妖が増えていくたびに、いつか選択しなければいけない日が来るかもしれないと思う夏目。
妖と過ごしている夏目も、人と過ごす夏目もどちらも好きなので、こっちの方が想像して胸が痛いです。どちらも選べる道は、ないのでしょうか…。
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第三十二・三十三話 小さきもの
アマナ
カル
夏目さまに恩を売る会
アマナにしろカルにしろ、初期の夏目だったら、「妖はみんな理不尽だ」と突き放していただろうけど、この話ではなんだか、成長したなぁって感じだった。
第三十四・三十五・三十六話 東方の森
猿面の一団 六花
的場一門
四期の一話目の話だ。アニメ見たい。
夏目犬の会って、本当にすごい集まりだったんだ。
特別編9・夏目観察帳⑤
藤原家にひきとられる一年前の話。
ささやかな優しい出会いと別れ。
夏目の成長が際立つ巻だ。
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読み終わりましたp(*^-^*)q
今回も良かったです♪
毛玉のお話。。癒されました(〃ノωノ)
私もポワポワしたものが好きなので嬉しかったです(#^.^#)
触るとハリネズミみたいにシャーッってなるの、ちょっとかわいかったです♡笑
カラーはもっと可愛いだろうな。。
後半は、襲われたり少しシリアスだったけど…
(あのツボかわいかった~♡)ドキドキしながら楽しく読めました。
あと斑かっこよかったです(〃▽〃)ポッ
152ページからのセリフが♡そのあとの展開すごかったです。
読んだら分かりますよ(^○^)
特別編も良かったです☆☆
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ニャンコ先生の大ファンであります。
1巻~3巻くらいまでは、十数ページの短編のくせについ、じーんとしてしまう。人(や、あやかし)の心にすごく丁寧によりそっている。それ以降はストーリー展開が気になる感じ。
妖怪たちがみんな、美しくて面白おかしく、こんなだったら見えてもいいかもなぁとつい思ってしまった。あとちゃんと古くから大切にされているものはきちんと守らねばとおもった。
柊という式が一番好きで、これからどうなるのか気になる。
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祖母の遺品で、多くの妖の名を預った「友人帳」を受け継ぎ、名を返す日々を送る夏目。ある日、名を取り戻しに来た時に指輪を落としたという妖・アマナに教われるが――!?
また、夏目の元に友人帳を狙う妖の一団が現れて…?
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夏目読んでるとたまにじんわり泣きそうになります。的場さんとの話とかもなかなか考えちゃうよなあ……。
最後のほうの見開きの名取と的場が本気でかっこいい。
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大切なものが増えていくのは、ものすごくうれしくて、いいことなのですが、切なさもアップしていきますね。
なんというか、真剣に向き合えば向き合うほど、大切なもののなかから、選択をしていかなければならなくなるような。
そんな予感のする9巻でした。
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やっぱりすごく好きー。
前の巻ではどちらかというと人間の友達や仲間に焦点が当てられてた感じだったけど、今回は妖怪の友達に焦点が当てられてる感じ。ヒノエとか中級とか三篠とか皆が夏目を大切に思ってるのがいいなあ。
その最たる妖怪がニャンコ先生なんだろうな。
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「友人なんです」
今回も、切なくて温かいお話でした。そろそろ的場さんが本格的に動きそうな予感。頑張れ夏目くん!
人間側にも妖側にもよき理解者・友人ができ、どちらも大切になっていく夏目くん。両方とも切り捨てられないがために、これからも沢山の苦悩が待っていそうですが、乗り越えていく様をしっかりと見届けたいものです。
最後のお話の若い夏目くんは、今とは違ってやさぐれており、ちょっとときめいてしまった。愛情の足りてない夏目くんもまたイイね(おぃ
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読み直し9冊目。
今回は前巻の友人と仲良くすごすほのぼの回と対照的な的場一門との回です。
巻末の緑川さんコメントによれば、的場回はピリッとして好きなんだそうですが、私はやっぱり夏目には癒しを求めてるので、つらい感じになるのは避けたいところです。
珍しくみすずが仲間的な感じで登場して、5人ですが百鬼夜行的に帰っていくところがやっぱり見どころなんでしょうか。
最後の短編は珍しく過去の夏目の人間の理解者の話でした。
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にゃんこ先生は陶器だそうで。
手触りはつるつるなのかしらなどと妄想しております。
さて、再び的場さん登場です。
艶かしい和装という見目が美しいですね!
敵役ですが。
夏目の臆病さにつけこむような的場さんのセリフが響いたエピソードでした。
まあなにより、にゃんこ先生かっこいいぞ!
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いろんなジレンマを抱えながら夏目が考え始めている。
的場と出会うことで、よくも悪くも夏目は強くなってるんだろうなあ。
少しずつ前進しているんだろうけど、結末はどうなるのか気になる。
いろいろと緊張する話が続いたけれど、最後の藤原夫妻の言葉に泣いた。
ずっとたらい回しにされていて、一箇所に長くいなかった夏目にとって、来年という言葉はどう響いたんだろう。
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第32・33話『小さきもの』:ケサランパサラン型妖怪。小さな妖でも集まれば大妖にも負けない。ヒノエの「ひとりで抱え込んでたって、解決できないこともあるだろうしね」が頼ることも徐々に出来るようになってきた夏目には実感として感じられたでしょうね。
第34・35・36話『東方の森』:的場家の別邸のある東方の森。ピンチの夏目を助けに三篠をはじめ妖たちが馳せ参じ・・・友人帳を使わなくても動いてくれる妖たち。それはもう友人。
特別編9『夏目観察帳5』:藤原夫妻に引き取られる1年前のお話。同級生の女の子目線。
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的場が再登場しました。夏目とは相容れない見解の持ち主なので、夏目がどう対抗していくのかなぁやや心配です。友人帳の存在にも気づきはじめたみたいですし。的場と夏目に名取がどう絡んでくるのかも気になります。
しかし、久しぶりに格好良い斑様を見ました!ニャンコ先生は大好きなんですが、最近はややマヌケな感じだったので…本当は強いんですよね。しみじみ。
夏目観察帳5がせつなくて好きでした。辛い時期にも、夏目の本質をわかろうとしていたひとがいたということが。
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今巻も素晴らしい話がいっぱいで、ほくほくしんみりしました。
ただ、的場さんがあまり好きではないので☆4つ←ちょー主観ですみません。大事な人物だとは分かってるのですが…でも、それにより夏目が愛されていることを実感できたのでそれは凄く良かったです!!
とりあえず、夏目が幸せならそれで良いというのが私なので…(笑)
本当に夏目は優しい良い子ですよ!!夏目の過去編はいつも泣けますね…夏目を理解してくれる人がいると私も嬉しいです!!そういう話に弱いです・・・今巻でいうと、特別編の9ですね。
ちょっと妖怪の感想…
毛玉は単体だと非常に可愛いです…ただ数あつまると…(苦笑)
にゃんこ先生のしっぽがあれぐらいほわほわしてるのも可愛いな…と思います。
猿面は恐いです・・・顔が(笑)でも、以外と素直でかわいいかったです。
また、次巻は新キャラ?が出るっぽいので期待大です!!しかも過去関連…楽しみです!!
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巻末に載っている特別編というか番外編というか、その話が好き。切なくてあたたかくて。
的場はこれまでに出てきているとおりの人なら、とてもムカつきます。まだ裏がありそうではあるんだけど。
そろそろ名取さんが見たいなぁ。
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時々切なくて泣いてしまう話があるけれど、今回は夏目を助けてくれる人々や妖達が沢山いることに癒される巻だった。しかしニャンコ先生は可愛いなあ。カプセルトイでニャンコ先生ストラップがあってコンプリートしたかったんだけど即日売り切れてた。残念・・・
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的場さんに捕まっちゃったりとか、ちょっと怖いね。((゚Д゚;))
でも彼はレイコさんのことは知ってるけど、友人帳のことは知らないみたい。
夏目のピンチに必ず駆けつける妖として、ヒノエ・中級(牛とツルツル)・三篠が定着しつつあって微笑ましいね。(´∀`〃)
妖も友人と認め始めた夏目の成長ぶりに胸がいっぱいになった*
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大切な人のために何かをしたいと思う気持ちは誰もが持っているものだけど、本当に相手のためになる行動が出来るかどうかちゃんと考えなければならないのだと思いました。
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優しいというのは、どういうことなのかな?
柔らかな線で描かれているんだけれど、このマンガでいう「優しさ」というものが実は分からなかったりしている。
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ああ皆 ちゃんと見てよ 見えないの?
100813
けまり可愛い。そして徐々に的場に漏れていく夏目の情報。
最後みんな仲良くなるといいね←
過去話は、切なあったかい
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“「随分苦労 したようですね 夏目貴志君」
「…なんで おれの名前…」
「七瀬にききました 少し調べればすぐ わかることですし
――おばあさまは あなたと同じで妖を 見る人だったのですね
ご両親が亡くなってから 親戚筋を転々と させられたそうですね
施設に預けられかけた こともあったけれど 君の言動で 怖がった子供達が ころんで何人かが ケガをしたとか
いやご立派な ご親戚だ
人様の子にケガをさせる くらいならと身内のなかで 災厄の種を抱えることに したのだから
――無理解な人間と 共に生活するのは さぞきついことでしょう その点 私は幸いでした 祓い屋の家に生まれたの ですから
今預かってくれてる 藤原ご夫妻は 君を理解して くれていますか?」
夏目の過去が思い出される場面は心がつらくなる。
でも、皆が皆そうじゃないっていうのは、救われる。
にゃんこ先生大活躍。
Thanks to S.M.
“「おのれ 人間め 消えろ
災厄の もとめ いったいどれほど 災いをもたらせば 気が済むのだ
お前など 消えろ 消えて しまえ…」
「ああ 消えてやるさ こいつも 友人帳も あるべきところへ 帰るのだ
仮にも私は これの用心棒 次にこれに 手を出すならば
お前らの敵は 祓い人でなく この私 いつでも かかって くるがいい。」”