妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
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4巻も妖達の優しい話が身に沁みました。
それにしても、ニャンコ先生…まねき猫スタイルの時のみんなからの言われようが可哀想。顔がへん!に加えて、今回は白いブタとも言われてたなぁ。
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●「恐い」と思ってしまう事が起こらないようにしてきた事が、自分への縛りになる。夏目の場合は「妖が見え、それに反応してしまう事で他人から気味悪がれた」という過去から、「相談したい、他の人にも自分が感じた事を知ってほしい」と思う気持ちに蓋をして本音を話さなくなってしまった。
そんな夏目が、同じく妖を知る名取と一緒に行動する事で、少しずつ打ち解ける。そんな様子を見ててホッコリする。
●出会いと、ほんの少し悲しい別れ。これがあるから面白いと思えるのかも。心が動く物語は面白い。そして人の感じる悩みを、妖の話の中で語り、解決していく様をほんのりと描いているからついつい読んでしまうのかも。
●言動は荒いけど優しいニャンコ先生に好感が持てる。そして、絶対夏目に怒られる事がわかってて変な行動を起こすお茶目さも好き。
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夏目4巻。あとがきを読み直してみたら、付録小冊子になっていた話などでページ割がいつもと違ったらしかったです。
だから巻末に短編が2つ入ってたのかな。
雪ウサギにとりついた玄と翠の話、名取さんと温泉に行って、えらいあやかしに助けられる話、桜の絵の話、そしてアニメで気に入られている子ぎつねの話+短編2編、でした。
この巻に出てくるキャラの、三つ目のえらい武士のあやかしみたいなのがすごい好きで、スピンオフとか作ってくれればいいのに、と思っていました。かっこいい。また見たい。
あと、個人的には最後の短編がどっちもいい。夏目の子供のころであった妖怪の話は、短いけどほろりと来ます。あともう一つの先生独白の短編は、この後の巻にも何度かありますが、やっぱり切なくていい。寿命が長く強い先生にとって夏目というそう長くはいられない人間とのつながりをどう気持ちの上で落とし込んでいくのか。最後、友人帳がどうなるのかと同じくらい大事なテーマですよね。
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人に対しては嘘やごまかしばかり、妖怪と話すときの方が嘘が無い、なんて、やっぱり寂しい。
嘘をつかなくても拒まれることが無いことを知って、少しずつでも人との距離を縮めていく夏目の姿は、こそばゆいけれどホッとする。
第十四話の表紙前後に描かれたシルエットの夏目とニャンコ先生がカッコよかった…!!
第十三話~第十五話
雪兎を依代にした玄とその対である翠の話、名取さんと旅行に行く話、壁に飾ったままはがせなくなった絵の話。
特別編・夏目観察帳①
子狐がナツメと出会う。
特別編・夏目観察帳②
小学校の通学路の木に宿った妖怪は、自分を見ることが出来る貴志にちょっかいを出す。
特別編・ニャンコ徒然帳
貴志と喧嘩して家出中のニャンコ先生と、一人でピクニックにきていた小さな女の子との触れ合い。
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玄と翠の話。人って本当に身勝手な生き物だ。そんな人の願いを馬鹿にしながらも耳を傾け心配する妖。二人が幸せであればいい。
名取と温泉旅行のお話。些細な人助けがのちのち自分に返ってくる。夏目のように、困ったものを見過ごせないのはやっぱり悪いことではない。例えその相手が妖だろうと。
番外編のお話はキツネの子のお話と、幼少期の夏目のお話。今になって気づくあの時のあの妖の優しさ。夏目を心配して泣く妖がとても素敵でした。
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慈しみ見守ってきた人間に裏切られ
粉々に砕け散り、引き離された2人の妖。
花に身を隠しながら、花の季節だけ
語り合った妖の恋。
夏目と友達になりたい、小さな狐の男の子。
寂しい瞳をした少年・夏目の笑顔を
願い待っていてくれた妖。
優しく切ない出逢いと別れの中で
辛かった過去も光に変えようとしている夏目の
強い優しさや、周りにどんどん増えるあったかさが
すごくステキだった4巻。
そして、どんどんブサイクキャラが
定着していくニャンコ先生が狂おしく愛おしい♡
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第十三話 春に溶ける
玄(ゲン)と翠(スイ)
憎しみと悲しみが育って、悪霊になった狛犬の話
「君の心がいつか癒えたら、また二人で虹を待とう」
第十四話 夏目、温泉に行く
「正直少し苦手」→「正直ちょっとうっとうしい」
少しずつ打ち解けてきてるみたい♪
窓越しから話に割り込んでいる先生が可愛い。
スミエ
三つ目の妖
夏目と名取さんが一緒に妖を封じるときは、その後必ず脱力している。アクションは少ないけど、ものすごく疲れることなのかな。
第十五話 桜並木の彼
夏目、フリーマーケットでお使い。塔子さんはグラタン皿がフリマで出品されてるって、どうやって調べたんだ?
巳弥(みや)と八坂さま
春地蔵
絵の具で描いた満開の桜
特別編1 夏目観察帳①
子狐(※男の子です)の恩返し
特別編2 夏目観察帳②
桜の古木の精(ツンデレ)と幼い日の夏目
特別編3 ニャンコ徒然帳
夕御飯のエビをつまみ食いして怒られた先生は拗ねて家出する。
落とし穴に落ちたら、そこには泣いている幼女がいた。
「いつもそうだ
人とはなんと
脆弱な生き物か
弱いものは
嫌いなのだ
ひとりがさみしいと
一緒にいたいと
そんな態度を
チラつかせて
弱い者は
いつもずるい
私をなぜ
波立たせるのか
この子も
あいつも――――…」
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昨日読み終わりました(^O^)/
この巻好きです(〃ノωノ)
雪うさぎや狐少年。。可愛かったです♡和みました♪
動く雪うさぎがツボでした(笑)
八坂さまと巳弥のお話も良かった★☆
最後どうなったのか私も気になります(〃ω〃)
アニメも見たけど桜きれいでしたよね(#^.^#)
名取さんと旅行する話も読んでいて楽しかったです。
特別編も良かった。。
読んでいると…アニメ懐かしくなり。。また見てみたくなりますね(笑)
動く夏目。。動くニャンコ先生。。妖かしたち。。
漫画がアニメになって、動くのって凄いことなんだなって思います!
途中から見始めたのですが…見ていてとても楽しくて面白かったです(*^。^*)
このアニメに出会えて良かったです♪
…表紙。。斑がベロを小さくだしていてかわいいですよね(〃ノωノ)
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本編も良かったのだけれど、特別編でぼろっぼろに泣いた。
あんなに小さな子供が、あんなに優しい笑顔ができる子供が、一人で生きていきたいと願うのはなんて悲しいことなんだろう。
本編でその後の夏目がどうなっているのか知ったうえで読んでいるけれど、それでも胸がつぶれそうで涙が止まらなかった。
その悲しいままで途切れていた糸が、また再び繋がったところでも涙。
優しい顔ができる環境にいけた夏目と、それに再び出会えた妖怪に、どちらにも「良かった…!」とホッと安心した。
きっとこの妖怪だけでなく、なんとなく夏目が気になってちょっかい出したものの受け入れられず、糸が途切れてしまっている妖怪たちはいるんだろうなあ。
少しでもその糸が、できるなら良い形で再び繋がることをなんとなく願ってしまう。
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祖母の遺品で、妖怪達を支配する契約書の束「友人帳」を受け継いだ夏目少年。妖に襲われたり名を返したりと、てんてこまいの日々。学校帰りに用心棒妖怪ニャンコ先生と立ち寄った雪の原っぱで、夏目の体を借りようと飛びかかってきた者が!
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物語が繊細でとても美しい。そしてすごく泣ける。
恋人とかそういうのじゃなくて、人(とか怪)を愛しいと感じる瞬間がたくさんあって、感動しちゃう。田舎というか山とか川とかの風景がこれまたソレを引き立たせてるような、気がします。
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第13話『春に溶ける』:しばの原の守り神、玄と翠。雪兎
第14話『夏目、温泉へ行く』:名取さんとお泊まりv
第15話『桜並木の彼』:フリーマーケットで貰った絵に宿る妖力
特別編1(夏目観察帳1):合宿に来た夏目と子狐とのふれあい
特別編2(夏目観察帳2):小学生の頃の夏目と関わった妖の話。変な別れ方をしてしまったからとわざわざ会いに来た夏目。その笑顔を見て安心し抱きつく妖。お互いあんな接し方をしたことをずっと気に病んでたんだなと思うと人も妖も愛おしくなる
特別編3(ニャンコ徒然帳):穴に落ちた女の子とニャンコ先生
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やはり温泉旅行の話が一番ツボでした。名取が好きです(←
あと人型の玄がかわいすぎます。うさみみ!
そして子狐が!かわいい!かわいい!あんなにかわいいのに男の子だなんて最初知ったときは衝撃でした。
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まじでオススメ全力でオススメ。どの巻も泣けます。とにかく切ない儚い優しい。じんわり泣ける。本当に出会ってよかったと思いますこの漫画は。アニメも丁寧に作られてるし本当にオススメ!
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祝3巻越えの第4巻。
名取とのたがいに踏み出せない距離感。
似てるけど似てない、互いに遠慮し過ぎて考えすぎてつかみきれない距離感がもどかしい。
しかしなんといってもこの巻は番外編夏目観察帳に尽きる。
少年時代のあの一言は重過ぎる。よくこんな過去を背負って曲がらずに育ったね夏目…。
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4冊目。
妖怪と人間との友情とか恋愛感情とかが劇的すぎず、おしつけがましくなく、淡々とさりげなく描かれている。
優しい人たちに出会い少しずつ変わってきた夏目が、昔出会った妖怪に会いに行くシーンはおもわずほろりとした。
これから先が楽しみな作品。
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ニャンコ先生、陶器だから湯が汚れないという超設定が出ました。各話に設定を描くのが鬱陶しかったのですが、その理由みたいなのがあって納得です。アニメから入ったので、無意識に後知恵で読んでいました。連載中は"後"があるかの保証なんて無いのですからね。
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こういう和テイストの物語はあまり見かけないので新鮮さを感じます。
似てる作品って思いつかないかも。
妖モノって怖そうなイメージがあるけど、夏目友人帳はすべての物語が温かくて、すこしさびしげな雰囲気に包まれていて、素敵です。
柊さんと夏目の絡みがすき^^
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天井から人がぶら下がってるとか、もう、本当にぎょっとしますよ。それが長い黒髪とともに、ずずず、っと落ちてきたら夢に出ますよ。でも、このマンガはそういうものを描いてるのに、おどろおどろしくない。登場の最初のコマはうわっと思う妖怪も、夏目たちとコミュニケーションをとってる姿になると、愛嬌がある。作者すごい。
Posted by ブクログ
一冊に1回は名取さん出てきますね…あまり好きではないです。
今回のお話、本編よりも夏目観察帳の方が好きだった。
その点で☆4つ。
子狐妖怪と、子供のころの夏目を脅かす妖怪のお話が
一番好きだった。
Posted by ブクログ
巻を追うごとにどんどん良くなって来てるなぁと思います。玄と翆の話とか、巳弥と八坂の話とか…少女マンガらしさのあるストーリーで、マジでほろりと来ます!安い古本あったら買ってしまいそうだ^^;