いのちの停車場作品一覧

  • いのちの十字路
    4.1
    次は、絶対に同じ後悔をしない。 明日からも、患者さんのために生きる。 悩んでばかりで、自信が持てない、訪問診療所の新米医師・野呂聖二。 コロナ禍、在宅介護の現場で奮闘する彼は、ヤングケアラーの過去を封印していた。 吉永小百合主演映画『いのちの停車場』原作続編! 老老介護、ヤングケアラー、8050問題……。 介護の現場で奮闘する若き医師とその仲間たち。 愛おしい人を、最後まで愛おしく思って生きられるように――。 医師国家試験に合格し、野呂は金沢のまほろば診療所に戻ってきた。娘の手を借りず一人で人生を全うしたい母。母の介護と仕事の両立に苦しむ一人息子。末期癌の技能実習生。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄り添おうとするけれど、不甲斐ない思いをするばかりの野呂には、介護していた祖母を最後に“見放してしまった”という後悔があった。
  • いのちの停車場
    4.3
    東京の救命救急センターで働いていた、六十二歳の医師・咲和子は、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療医になる。命を送る現場は戸惑う事ばかりだが、老老介護、四肢麻痺のIT社長、小児癌の少女......様々な涙や喜びを通して在宅医療を学んでいく。一方、家庭では、脳卒中後疼痛に苦しむ父親から積極的安楽死を強く望まれ......。
  • 皆殺し映画通信 あばれ火祭り
    -
    映画評論家・柳下毅一郎が贈る、映画考現学の立場から発掘、解剖、保存するタブーなき日本映画レビュー! あなたの知らない映画の世界 2020年世界中をパニックに陥れたCOVID 19は2021年もさらなる猛威を振るった。東京都下では四度目の緊急事態宣言が発令されていたため、無観客開催でのオリンピックというディストピア映画顔負けの現実も出現した。 そんななか、日本映画界では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が興行収入100億円の大台を突破するヒット作となり、『ドライブ・マイ・カー』はカンヌ国際映画祭で脚本賞をはじめ四冠を獲得し、さらにゴールデングローブ賞非英語映画賞を受賞。第94回アカデミー賞では、日本映画としては初の快挙となる作品賞をはじめ、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞と四部門でのノミネートを果たし、日本映画としては13年ぶりとなる国際長編映画賞を見事受賞した。 が、それはそれとして、我らが愛する皆殺し映画たちに効果があるワクチンや特効薬はいまだ開発されることはなく、さらなる健在っぷりを見事に披露。ハイコンセプト地方映画、オリンピック便乗映画、底抜けサブカル映画……「誰がこんな映画作ったんだよ! 」と叫びたくなる奇々怪々な映画たちの金銀銅のメダルラッシュ状態!! そんな映画たちを、映画考現学の立場から発掘、解剖、保存する「皆殺し映画通信」がぶった斬る! 今年でついに10年目、シリーズ9冊目となる本作では、未知の日本映画との遭遇、怒濤の日本映画レビュー36本!! 「皆殺し映画放談」では、アートディレクター・高橋ヨシキ氏を迎え、日本映画のチラシデザインについて大いに語りつくす。さらに巻末では、ここでしか読めない「柳下毅一郎の2021年ベスト10映画」を一作品ごとの解説付きで発表する。 【目次】 < 2021年の日本映画レビュー36本収録 > 『えんとつ町のプペル』『空蝉の森』『ブレイブ 群青戦記』『劇場版 奥様は、取り扱い注意』『キネマの神様』『マスカレード・ナイト』『総理の夫』『CUBE 一度入ったら、最後』『劇場版 きのう何食べた?』『宇宙の法―エローヒム編―』『ヒノマルソウル』『名も無き世界のエンドロール界』『種まく旅人~華蓮のかがやき~』『いのちの停車場』『大綱引の恋唄』など…… < 皆殺し映画通信 スペシャルLIVE収録内容 > 第一部 柳下毅一郎の皆殺し映画2021総決算 第二部 皆殺し映画放談2021 柳下毅一郎(映画評論家) × 高橋ヨシキ(映画評論家、アートディレクター、サタニスト) 第三部 柳下毅一郎の2021年ベスト10映画発表!
  • ヴァイタル・サイン
    3.7
    現役医師による医療現場エンタメ長編!  女優・貫地谷しほりさんも絶賛! 「人は、人に傷つき、人に苦しみ、でも、人に救われるのだと改めて感じさせられました」  映画「いのちの停車場」やNHK連続ドラマ「ディア・ペイシェント」など、数々の話題作を送り出してきた、現役医師でもある著者が描く医療現場のリアル。終末期の患者が多く入院する病棟で働く女性看護師が数々の試練と向かい合う。決して他人事ではないからこそ目が離せない、医療エンタメ長編!!  患者さんには、最期まで笑顔でいてほしいから――。  二子玉川グレース病院で看護師として働く堤素野子は、31歳になり今後のキャリアについても悩みながら忙しい日々を過ごしていた。患者に感謝されるより罵られることの方が多い職場で、休日も気が休まらない過酷なシフトをこなすが、整形外科医である恋人・翔平と束の間の時間を分かち合うことでどうにかやり過ごしていた。  あるとき素野子は休憩室のPCで、看護師と思われる「天使ダカラ」という名のツイッターアカウントを見つける。そこにはプロとして決して口にしてはならないはずの、看護師たちの本音が赤裸々に投稿されていて……。心身ともに追い詰められていく看護師たちが、行き着いた果ての景色とは。 ※この作品は単行本版『ヴァイタル・サイン』として配信されていた作品の文庫本版です。

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