検索結果
-
5.0不況の中、猛烈な勢いで売り上げを伸ばしている商品がある。デジタルカメラ。通称デジカメ。フイルムも現像も必要なし。撮ったその場ですぐに見られ、インターネットで瞬時に遠く離れた場所に送ることができる夢のカメラである。 1995年、世界で初めてデジカメを大ヒットさせたのは、カシオ計算機の末高弘之率いる若き技術者たち。1987年、最初の製品を発売。しかし、動画の撮れるカメラが流行し始めたため、全く売れなかった。残された大量の在庫と赤字。プロジェクトは解散となり、末高たちも商品に直結しない基礎研究部門に異動となった。 当時はバブルの絶頂期。楽に一攫千金できる財テクがブームとなり、地道な物作りは時代遅れと言われた。理工系の学生が給料の高い金融機関に流れるメーカー離れ現象が発生。製造業は取り残された。 そんななか末高たちは会社トップに秘密のプロジェクトを結成し、ひたむきにデジタルカメラ開発を続ける。しかし、できた試作品は重さ3キロ、特大の弁当箱並み。商品化にはほど遠かった。 苦境を乗り越えるバネになったのは、戦後の日本を支えてきた物作りへの熱い思いだった。地道な開発努力はやがて小型化に結実。パソコン時代到来を見事に読み、大ヒットへとつなげていく。 バブルに翻弄されながら、物作りの夢をあきらめず、デジカメ開発を続けた若者たちの10年におよぶ執念のドラマを描く。
-
-昭和46年。20世紀の食生活を劇的に変えた一つの食品が登場した。お湯を注いで3分、いつでもどこでも食べられる「魔法のラーメン」、カップめんである。高度経済成長のもと、寸暇を惜しんで働く日本人の胃袋を満たしただけでなく、世界中の飢餓や災害の現場に欠かせない貴重な食料となった。年間消費量は世界で82億食。メイドインジャパンの代表格である。 開発したのは、日清食品の若手技術者たち。当時、会社は「ラーメン戦争」と呼ばれる他社との熾烈な価格競争で業績が悪化していた。社長の思いがけない発想をもとに、自らの命運をかけたカップめん開発が始まる。 開発は困難を極めた。カップの形に合わせためんは、中まで火が通らない。一日20回にも及ぶ試食で、メンバーの体重は10キロも減った。ようやく作った試作品も、問屋から「食べ物ではない」と拒絶された。 逆境の中、食品加工技術の限界に挑んだ若者とアイデア社長の熱き闘いを描く。
-
-警察の信頼を揺るがせた東芝府中三億円強奪事件。それから18年後、再び起きた三億円事件に、鑑識課指紋係の男達が立ち上がった。昭和43年12月10日、府中市で三億円強奪事件が発生。鑑識課に配属されたばかりの塚本宇兵は、うんざりしながら指紋採取にあたっていた。その頃は物証よりも、自供に頼る捜査が優先。現場に入るのは捜査一課が一番、指紋係はニの次だった。警視庁はのべ17万人を越える捜査員を投入。しかし犯人はつかまらなかった。そして昭和50年、時効を迎えた。昭和61年11月25日、有楽町で悪夢がよみがえった。3億3千万円が4人組の男に強奪された。その時、塚本は鑑識課のキャップになっていた。捜査一課の指揮官は塚本の3つ先輩の緒方保範。最初に配属された派出所で共に「腕利きの刑事になろう」と熱く語った仲だった。その後、緒方は捜査一課のエースに。塚本は夢敗れ鑑識課に。「どっちが早く犯人をあげるか」因縁の勝負が始まった。緒方は遺留品を徹底的にあらい犯人の足取りを追う。塚本は500万件を越える膨大な指紋との照合を進めていく。長引く捜査に世間からは非難にさらされた。そして妹の死。苦難の末、浮かび上がったのは意外な犯人像だった。日の当たらない鑑識という仕事に誇りをかけ、リベンジを果たした男達のドラマ。
-
5.0昭和34年、東京オリンピックの開催決定に日本中が沸いていた。しかし、大きな問題が起きていた。選手村の食事作りである。世界90カ国以上の国々から集まる選手たち。その数、実に7000人。世界中の料理、2千種類、延べ60万食という、空前の規模の食事を作らなくてはならなかった。しかし、当時、日本の料理界の力は世界に未知数。世界各国から不安の声が挙がった。 料理作りに挑んだのが、帝国ホテルの料理人、村上信夫をリーダーとする一流ホテルのシェフたちだった。戦前から厳しい料理修行を積み、パリにも留学、最高のフランス料理を極めようとしていた村上。このプロジェクトに、料理人の誇りをかけて挑むことになった。 村上らは、世界各国の料理メニューを作るべく奮闘する。問題は、知識の全くない、アジア・アフリカ・中南米などの料理。村上は、在日大使館に赴き、大使の妻などに、料理法を学び続けた。更に大きな問題が立ちはだかった。膨大な量となる食材の確保である。唯一の対策方法は冷凍食材を使うこと。しかし、当時の料理界の常識は「冷凍食材は味が落ちる」。村上たちは、冷凍食材をものにしようと、懸命な努力を続ける。 そしてオリンピックの開幕。膨大な食事を作るため、村上の元に、300人の若手料理人が全国から集められる。街の大衆食堂からやってきた者もいた。北海道からは23人の若者が集まった。札幌、釧路、稚内などからやってきた彼らは、「ふるさとの代表として恥ずかしくない仕事をしよう」と誓い合う。 しかし、その時、各国選手団が連れてきた自国のエリートシェフたちが厨房に登場。更に、オリンピック開催中、料理人たちの身に、事件が襲いかかる。果たして、日本人料理人の食事を世界の選手は満足してくれるのか。東京オリンピックを支えた料理人たちの、知られざる料理作りを描く。
-
-今や日本のトイレのほぼ2軒に1軒の割合で設置されている「温水洗浄便座」。心地よいお湯でお尻を洗い温風で乾かす。古来「ご不浄」と呼ばれ、不潔の代名詞だったトイレのイメージを、「快適」で「清潔」な空間へと変えた革命的な製品である。清潔志向の高まりから、不況の中でも売り上げを伸ばすヒット商品でもある。その開発の影には、ひたむきにトイレと向き合い続けた技術者たちの姿があった。 昭和36年、北九州の街に降り立った男がいた。本村久。早稲田大学理工学部を卒業、就職したのは東洋陶器(現TOTO)。戦前から続く国内最大手のトイレメーカーだった。 折からの建築ブームの波に乗る住宅産業界。しかし、当時、まだ下水道整備が行き届いていない日本のトイレは「不浄なもの」の代名詞。水洗トイレの金具を設計する部署に配属された本村も、その技術を甘く見ていた。 しかしある日、本村は上司から一喝される。「トイレは人々の暮らしを豊かにする商品だ。ひとつひとつの商品に魂を打ち込め」。金具の鬼と言われた杉原との出会いによって、本村は技術者の誇りに目覚める。 その矢先だった。二度のオイルショックの波が会社に襲いかかる。「新しい柱となる商品を開発せよ」。本村たち若手技術者に社運を賭けた指令が下る。任されたのは、痔の患者などの医療用に細々と売られていた「洗浄便座」。これを一般向けに全て設計し直し、新しい需要を掘り起こす。 その開発は困難を極めた。人にとって心地よいお湯の温度は何度か。汚れを完全に落とすには水は何リットル必要なのか。男達は自ら実験台となり試作を繰り返す。さらに、微妙な温度を制御するには最新式の電子回路技術が必要だった。しかし、感電の可能性のある電子回路の使用は危険な賭けだった。 そして運命の発売日。「トイレ」「おしり」の文字は当時のメディアでは「タブー」。宣伝もままならないなか、営業マンたちは全国を走り回った。さらに、追い打ちをかけるように殺到したクレームの嵐。プロジェクトは夜を徹して商品の改良に当たる。そして温水洗浄便座「ウォシュレット」が完成。男達は一人の天才コピーライターとともに誇りをかけた、一か八かの大勝負に打って出た。 数々の困難を克服し、「不潔なトイレ」のイメージを覆した「トイレ革命」を成し遂げた男たちの逆転のドラマを描く。
-
2.8
-
4.1
-
2.7
-
3.9
-
4.3
-
3.5
-
-
-
5.0
-
-
-
4.0
-
2.3古くから続く日本舞踊の名門・藤城家。雛雪は訳あって養女として引き取られ、血は繋がらないものの3人の兄たちの「妹」として育てられてきたが、ある日家元である養父が倒れたことで事態は急変、後継者問題が取りざたされる。「家督を継ぐ者には実力が求められ、その花嫁には家に身も心も捧げる覚悟が求められる」そう説く養母は雛雪にこれからは「花嫁」として務めを果たすよう申し伝える。実は元々「花嫁」として迎えられたと知り、ショックを受ける雛雪。しかも追い打ちをかけるかのように、3人の兄たちとカラダの契りを結ぶよう強制され、野獣と化した兄たちに抱かれる雛雪だったが、その先には更に過酷な運命が待ち構えていた……【リア×ロマ】
-
3.8
-
3.2
-
2.0「私には隼人さんという婚約者がいるのに…、この気持ちは何?」一年前の雪の日に起こった交通事故で両親を失い、自らもケガを負ったまり亜。以来、雪に対する嫌悪感を持ち続けていたが、主治医でもあり兄と慕う隼人とその両親に見守られ、徐々に心と身体の傷はいやされていった。その隼人との婚約が決まり幸せの絶頂の婚約パーティ当日、雪の上に絵を描く洸と出会う。嫌いなはずの雪に描かれた絵に魅せられ、同時に洸自身にも惹きつけられていく。一直線にアプローチする年下の洸の出現で、婚約者でクールな隼人の態度は徐々に変化をしていくのだった。ふたりの狭間で悩むまり亜にはある秘密が隠されていた…。雪が降りしきる中、まり亜をとりまく運命の振り子は静かに揺れ始める――。【リア×ロマ】
-
3.5「カラダが変…ドクンドクンって…アツイよぉ!」 その容姿の美しさから男ながらに蝶よ花よと育てられ、赤ちゃんがどこから来るかも知らない純粋培養の世間知らずお坊ちゃん・昴(すばる)。そんな昴の将来を心配した父は社会勉強のため、彼をお坊ちゃま大学ではなく普通大学に進学させて友人を作ってくるようにと命じる。涙目になりながらも頑張る昴、そんな中イジワルな同級生が昴をバーに誘い人生初のエッチな動画を見せつけ昴は初めて“発情”をしてしまう。自分の下半身の変化に驚きその場から逃げだした昴はバーの店員で“一見”優しいお兄さんの貴志(たかし)に助けを求める。が、話を聞いた貴志は昴の股間を触り始め…どうしよう、こんなことしちゃいけないのに、止まらない…!!【フィカス】
-
3.0
-
2.5
-
-
-
4.3
-
-
-
4.5
-
-
-
-眼鏡の似合う素敵なオジサマたちのいる眼鏡屋へようこそ!25歳までに人生を共に過ごすパートナーと出会い、20代のうちに結婚そして出産をという人生計画を実践中の派遣OLの園田調(そのだしらべ)。たんたんと業務をこなす園田に唐突な派遣切り宣告が…、そんな現状を慰めてもらおうと彼氏のところに訪問するも別れ話を切り出されてしまう。ショックな出来事の連続に呆然としながら街を歩いていたらお気に入りの眼鏡まで壊してしまった!!やることなすこと上手くいかず人生最悪の日と落ちこんでいるところで、眼鏡が似合う天使のようなオジサマ・代山幹人(しろやまかんと)と出会う…。眼鏡を直すため訪れたのは代山が店長を務める眼鏡屋。そこには一分の隙もないクールなサブマネの中目(なかのめ)もいて…。素敵なオジサマたちのいる眼鏡屋で挫折しかかった人生計画は立て直せるのか?★須田先生からの一言:眼鏡が大好きで、眼鏡屋にいると時を忘れる私です。素敵な眼鏡オヤジがたくさんいる漫画にしたいと思っています。よろしくお願いいたします。【オヤジズム】
-
-
-
5.0
-
-
-
-
-
4.5
-
3.5ダンナに乱暴なエッチをされてツライ日々、しかも「ちゃんとエッチして欲しければやせろ」なんて言われて本当にムカツク…!そんなダンナを見返すためにジムに通いだした私。そこで担当になったトレーナさんはイケメンな年下くん、ちゃんと私のことを見ていてくれる優しい年下くんにほっこり♪そんなある日、初体験のプールで監視員をしている年下くんを発見、その身体がカワイイ見た目に似合わないくらいたくましくて思わずドキドキ!本気の恋なんて絶対いけない、なのに、プールの帰り道に年下くんと偶然会っちゃって…過激なエッチはツライ毎日のご褒美?だけどこの関係は誰にもいえないヒミツ…☆【桃色日記】
-
3.1
-
-
-
5.0
-
3.3
-
-
-
3.5
-
-
-
3.0
-
2.8
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1.0
-
-
-
3.0
-
-
-
-
-
2.0
-
-
-
-【本作はフルカラー版となりますので、ご購入の際は十分ご注意ください。】お菓子作りが得意なイケメンBOY・壬生くんと、いつもハイテンションに明るくて、学食のおばちゃんと仲良しの石橋くん。 食べることが大好きでおばちゃんたちと話すのも大好きな石橋くんの学校で一番好きな場所はモチロン食堂!! …でも食堂はいつもガラ空き。あまりその事を気にしていないおばちゃんと石橋だったが、ある日知らされた”食堂閉鎖”勧告により 赤字続きの売り上げを黒字にするべく、石橋&おばちゃん’S…そして無理やり壬生も仲間にしたメンバーでこの危機を切り抜けるコトに! 食堂再興の商品として企画されたのは「お菓子」 壬生君の采配によりこのお菓子作戦は成功するが、壬生くんは過去のトラウマにより菓子を作れる自分を隠し続けていた…… そして順調だったこの作戦を邪魔する者たちが現れはじめ…
-
-
-
5.0
-
-
-
-
-
5.0
-
5.0
-
-有名料理評論家が入院!原因はなんと栄養失調!?しかもこのオヤジ、まずいと言って病院食を拒否!?そんなオヤジが唯一興味を示した食べ物は、病院の食堂で働くマミのお弁当だった。担当医のお願いで絶食オヤジに飯を食わせるためのマミは奮闘が始まる…。★Mujica先生からの一言:はじめまして!デビュー作からいきなりオヤジってどんだけ~って感じもしますが、でもでも頑固なくせに女子高生みたいにつんつんしていて、その割にさりげなく優しかったりするオヤジって本当に可愛くないですか!?そんなオヤジとフラッパーな女の子の話が描いてみかったです。楽しんで頂けたら嬉しいです!【オヤジズム】
-
-
-
-
-
5.0
-
3.0
-
4.7
-
4.3
-
4.0
-
-
-
5.0突然、忍者のお姫様になった私。戦の願掛けに、皆の前で舞いを披露することになっちゃった!護衛にあたる小太郎様に、毎晩つきっきりで舞いを教えてもらえる事になって…。
-
-
-
-
-
5.0ただの女の子だった私が忍者のお姫様に!護衛にあたるのは、めちゃくちゃ厳しいけど本当はやさしい才蔵様。一緒に過ごしているうちに恋に落ちてしまう。そんなある日、才蔵様に結婚話が出てしまい…。そんなの耐えられない!
-
5.0私が忍びのお姫さま!?護衛につくのは、エリート忍者だけど女ったらしの五右衛門さま。何かにつけて「身体で“色じかけ”のワザを教えてやろうか?」とからかってきて、身がもたない毎日。そんな五右衛門さまと二人っきりで出かけることになって…許されない恋が今、はじまる――!?
-
-
-
-
-
-
-
4.5
-
-
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。