ちくま新書 - 産業・交通作品一覧

  • 銀の世界史
    3.0
    一六世紀、南米ポトシ銀山で採掘された銀は、大量にヨーロッパに流入、世界中をかけめぐった。このとき地球をひとつの単位とする近代世界=グローバリゼーションという革命的状況が出現した。世界史は「銀の流れ」でつかむことができる。英国の綿工業・産業革命・覇権、黒人奴隷、プランテーション、スペインの凋落、オランダ独立、近代資本主義の誕生、コーヒーや茶の流行、明治の近代化、アヘン戦争、日清戦争……。銀で弾けた世界史のダイナミズムを、中心と周辺の関係から描き出す!
  • 科学的思考とは何だろうか ――ものつくりの視点から
    -
    恩恵は期待するが、近づきがたい―これが科学の一般的なイメージである。しかし、科学の考え方は常識から「掛け離れている」わけでも、常識に「反している」わけでもない。その秘密は常識を「鍛え上げる」という、科学者たちの創意工夫のうちに、実は隠されていたのだ。本書は古代のタレスから近世のガリレオ、さらに現代のアインシュタイン革命までを現場感覚で丁寧に検証しながら、科学的思考の本質を描き出す。
  • 産廃ビジネスの経営学
    3.5
    わが国最大の環境問題である「不法投棄」。これをただエコロジーの観点から分析しているだけでは、根本的な答えは見えてこない。アウトローは、「必要悪」として社会システムに組み込まれた「もうひとつの経済現象」なのである。本書では、日本の経済・行政・政治の構造を典型的に映し出す「環境アウトロー」の世界で産廃Gメンとして画期的な実績を残してきた著者による、まったく新しい経営・経済論。アウトローの構造を徹底的に解剖し、それをベンチャー化することによって、「必要悪」を、「必要ビジネス」へと転換させる処方箋を提供する。

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