風船爆弾作品一覧

  • 女の子たち風船爆弾をつくる
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    少女たちの知られざる戦争体験 日露戦争30周年に日本が沸いた春、その女の子たちは小学校に上がった。 できたばかりの東京宝塚劇場の、華やかな少女歌劇団の公演に、彼女たちは夢中になった。 彼女たちはウールのフリル付きの大きすぎるワンピースを着る、市電の走る大通りをスキップでわたる、家族でクリスマスのお祝いをする。 しかし、少しずつでも確実に聞こえ始めたのは戦争の足音。 冬のある日、軍服に軍刀と銃を持った兵隊が学校にやってきて、反乱軍が街を占拠したことを告げる。 やがて、戦争が始まり、彼女たちの生活は少しずつ変わっていく。 来るはずのオリンピックは来ず、憧れていた制服は国民服に取ってかわられ、夏休みには勤労奉仕をすることになった。 それでも毎年、春は来て、彼女たちはひとつ大人になる。 ある時、彼女たちは東京宝塚劇場に集められる。 いや、ここはもはや劇場ではない、中外火工品株式会社日比谷第一工場だ。 彼女たちは今日からここで風船爆弾を作るのだ……。 膨大な記録や取材から掬い上げた無数の「彼女たちの声」を、ポエティックな長篇に織り上げた意欲作。
  • 語り遺す 戦場のリアル
    5.0
    コレラに罹った兵士を見殺しにした衛生兵、真珠湾攻撃に参加し仲間を次々と特攻で失ったパイロット、風船爆弾の製造に従事した女学生……。戦後70年の大型企画として、若手記者たちが67人におよぶ戦争体験者を取材。多様な証言から、浮かび上がる戦争の残酷な実態とは。安保政策の転換が進められるいま伝えたい戦争証言集の決定版。

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  • 昭和の不思議プレミアム vol.3
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 未解決事件、都市伝説、猟奇犯罪、戦後GHQの陰謀論、有名人死の真相など…真実は長らく封印されてきた。 本書は様々な妨害にも負けず真相を暴き続けているのである! 陸軍中野学校破壊殺傷教程 幻のマッサーカー暗殺計画 陸軍中野学校と北朝鮮諜報機関 中野学校と大東亜戦争の敗戦 三島由紀夫と陸軍中野学校 自衛隊極秘組織の驚愕の任務 米本土に被害を与えた風船爆弾 重い口から出た衝撃の事実 占領下で策略したキャノン機関と亜細亜産業 大陸浪人と黒龍曾 アヘン利権で満州の闇に暗躍した昭和通商 731部隊指揮官石井四郎中将 外で蒸し風呂 CAIに消された政治家たち ・・・ETC
  • 「地勢」で読み解く太平洋戦争の謎
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    世界最強と謳われたシンガポール要塞を、日本軍はいかに陥落させたのか? アメリカ軍による山本五十六“暗殺”の真相は? 日本陸軍が、珍兵器“風船爆弾”にこだわった理由は? アメリカが広島と長崎に原爆を投下した意図は? 本書は「地勢」という新たな視点から、太平洋戦争の数々の謎に迫ったもの。図表を豊富に用いたわかりやすい解説で、戦争の概要もつかめる稀有な一冊。

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  • ひみつにされた登戸研究所ってどんなとこ?
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【目次】 はじめに 登戸研究所を知っていますか? 戦争中、登戸にはひみつの研究所があった! いまの多摩登戸(絵地図) 1930年代の多摩登戸(絵地図) そのころ子ともだった人に聞いてみよう だんだん変わっていく学校 街が戦争で変わっていく 登戸研究所がやってきた 登戸研究所ってどんなとこ? 研究所ではどんなことをしていたの? なぜひみつにされたの? たくさんの人が働きにいった 女学生も風船爆弾つくったんだって 登戸研究所専用住宅 多摩区の空襲(絵地図) 空襲をまぬがれた登戸研究所 消された登戸研究所 登戸研究所の“いま” いまも残る登戸研究所遺跡を歩いてみよう 明治大学平和教育登戸研究所資料館に入ってみよう 登戸研究所関係年表 おわりに (※本書は2014/5/1にてらいんくより刊行された書籍を電子化したものです。)
  • ぼくは風船爆弾
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    太平洋戦争末期、日本では女学生たちを動員し、ある兵器の製造が秘密裏に進められていた。 「ほくと号」と名付けられたぼくは、アメリカ本土を攻撃するための「秘密兵器」だった!!! 子ども・親・祖父母、三世代で読める事実をもとに描かれた物語。 戦争末期、有楽町の日劇の中で風船爆弾を作っているという噂を耳にしたことがあります。本書を読んで、全国各地で作られていたこと、そして高橋さんの体験を踏まえているだけに、材料や作り方や装置の描写が実に具体的で、この計画が真剣だったことを知りました。 戦争体験がどんどん風化していく中で、書き残しておきたいという高橋さんの強い一念が伝わってくる一書でした。―――津村節子(作家)
  • 迷宮歴史倶楽部 戦時下日本の事物画報
    4.0
    1巻2,178円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 風船爆弾、照空船、金属回収、松根油…ルポイラストの名手の著者が、焦点があたることの少ない戦時下日本の事物を独自の視点から紹介。それらがまとう時代の空気感ごと描く『歴史群像』人気連載待望の書籍化!歴史学者・加藤陽子先生との対談も収録。

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