莢作品一覧
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4.3
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2.0「ああいうものと話をしてはいけないよ」常人ならざる力を持つ骨董品屋の店主・葛城征に、幼い頃からずっと恋をしている莢。でも征と莢は叔父と甥の関係。許されない恋に胸が苦しい夜、莢は異形の者に憑かれてしまう。そんな莢を強引に組み敷き、抱き始めた征。「悪いものを全部出してしまおうね」莢の身体をなぞる指は熱く濃密で、慎ましく閉じた蕾は淫らにとろかされてしまう。甘い愛撫で敏感に作りかえられた身体は、狂おしい程の征の求めに乱れ咲き…!
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3.0
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3.7あの子は、どこから戻れなくなったんだろう── 小説家志望の女と、少年犯罪の加害者・元少年Aとの運命の出会い 東京で働きながら小説家を目指していた今日子は、震災が起こった翌年に夢を諦め、母のすすめで実家に戻る。 妹とその夫、娘との二世帯住宅の生活に倦み疲れながらも、小説を諦めきれない。 そんな中、過去に凶悪犯罪を起こした少年Aが地元にいるという噂を耳にする。 そしてパソコンなどを検索して知った少年Aの姿に急速に惹かれていく。 一方、神戸生まれで、東京に住む十七歳の莢(さや)も、少年Aを崇拝し、「聖地巡礼」と称して事件現場などを訪れていた。 また少年Aに当時七歳の娘を殺された母親は、息子、夫とともに同じ場所にとどまり、一見平穏そうに見える暮らしを送っていたが、教会の人間から、Aのファンの話を聞かされる。 少年犯罪の加害者、被害者遺族、加害者を崇拝した少女、その運命の環の外にたつ女性作家……それぞれの人生が交錯したとき、彼らは何を思い、何を見つけるのか。 著者渾身の長編小説! 作家が書くことに固執するのは、「人間の中身を見たい」からなのだ。これは、小説ノンフィクションのジャンルにかかわらず、作家が持つ病理なのだ。その意味で、私もAの同志なのである──佐藤優氏・解説より
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