応援上映作品一覧

  • 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か
    3.8
    認知科学で見る、人間の知性 推し活、二次創作、2・5次元、モノマネ、応援上映、ぬい撮り…… 漫画やアニメの登場人物に感情移入し、二次元の絵や映像に実在を感じる。 はたまた実際に出会い触れることはほとんどないアイドルやアーティストの存在に大きな生きる意味を見出す。 これらの「推す」という行為は、認知科学では「プロジェクション・サイエンス」と呼ばれる最新の概念で説明ができる。 「いま、そこにない」ものに思いを馳せること、そしてそれを他者とも共有できることは人間ならではの「知性」なのだ。 本書では、「推し」をめぐるさまざまな行動を端緒として、「プロジェクション」というこころの働きを紐解く。 はじめに 第一章 ♯「推し」で学ぶプロジェクション ―応援― 第二章 プロジェクションを共有するコミュニティの快楽 ―生成― 第三章 「推し」との相互作用が生まれるとき ―育成― 第四章 ヒトの知性とプロジェクション ―未来― 第五章 とびだす心、ひろがる身体 ―拡張― 第六章 プロジェクションが認識世界を豊かにする ―救済― (本文より) 「推し」に救われたという経験は、「推し」が自分に直接なにかしてくれたということではありません。 「推し」によって自分がなにかに気づいたり、自分がなにかできるようになったり、自分をとりまく世界のとらえ方が変わったということなのでしょう。  あらためて考えてみると、このような自分のありようとこころの変化は、本書のテーマである「プロジェクション」がもたらす事象そのものです。 はじめて聞いたという人が多いと思いますが「プロジェクション」とは、こころの働きのひとつで、認知科学から提唱された最新の概念です。
  • オタ活ぐっちゃん
    3.0
    北海道出身・東京在住の女子大生、ぐっちゃんの趣味は…… ダイエット!応援上映!痛ネイル!麻雀?競馬???? ぐっちゃん、まさかのおっさん化!? ★単行本カバー下画像収録★
  • 三十代の初体験
    3.4
    17歳で小説家デビューし、29歳で芥川賞を受賞した 羽田圭介は30代になったとき、精神の微妙な変化に 危機感を抱き、「初めて」の体験を敢えて自分に課した。 31歳から34歳まで、4年間かけて挑んだ数々の「初体験」は、 “微妙な年齢”に達した著者の「問い」から始まっている。 「身体の元気な三十代のうちにやっておいたほうが人生を豊かにできることが、 自分の今の生活の外側に色々とあるんじゃないか? 三十代前半は、体力が要るようなことはもちろん、 身体の一部である脳を用いてなにかを習慣化させたり、 習得したりすることが可能な、最後のスタート年齢となるかもしれない」 (「はじめに」より) 苦手意識や偏見を持っていたことに触れてみたとき、 凝り固まった思考にハッとすることがある。 憧れていたことを実際に体験してみると、 意外にも「恐ろしさ」に気付くことがある。 新たな資格を取りたいけど、自信がない。 何か趣味を持ちたいけど、続かない。 転職したいけど踏み出せない。 大人になるにつれて、自分の得意なこと、苦手なこと、 できること、できないことの幅を決めつけてしまい、 「初めて」に挑戦することを意識的に遠ざけていないだろうか――。 時に能動的に、時に偶発的に新しい体験をする――。 羽田圭介があるがままの姿と思考の変遷をさらした本書は、 新しい道へ一歩だけ踏み出し、人生に豊かさをもたらすきっかけとなりうる、 自己啓発本のような側面もある体験エッセイ。 「30代って、思い出の品を処分するときにそれなりに考えることがある年齡。人生でやるべきこと、やれないこと、やりたいけどできないことを分別して 考えるようになった人間が、後悔しないために、いろいろやっていく変な姿を楽しんでもらえたら」 (「はじめに」より) ◆目次 三十一歳の初体験 1 ホテルで朝食  2 市ヶ谷の釣り堀 3 ジェルネイル 4 女子中高生向けの映画 5 ふうろうカフェ 6 アイロンビーズ 7 俳優になる 8 築地市場で買いもの 9 市場で食事する 10 トランポリンエクササイズ 11 ミュージカル出演  12 十二単を着る 13 高地トレーニング 三十二歳の初体験  14 クリスマスケーキ作り 15 料理専門の家事代行 16 アユールヴェーダ 17 リアルな旅 と VR飛行 18 卓球教室 19 猫レンタル お出迎え  20 猫レンタル お別れ 21 VRアトラクション 22 ダンス教室 23 人間ドッグ 24 ゴルフ教室 25 ラップ教室 26 サッカーW杯観戦 27 黒染め 28 4時間かけた女装 29 原作小説のドラマ化の現場 30 パーソナルカラー診断 三十三歳の初体験  31 ユーチューバー 32 ユーチューバーになる 33 子ども向けユーチューブ教室 34 応援上映 35 もの壊し放題の空間  36 フラワーアレンジメント  37 メダルゲーム 38 サウナフェス 三十四歳の初体験  39 ボルダリング  40 ストレッチ専門店 41  ぶり一本釣り 42  サバ漁     43  古着を買う 44  瞑想 45  インナーケア&肌診断 46  狩猟体験
  • 新映画論 ポストシネマ
    -
    あらゆる動画がフラットに流通する時代に、映像を語ることが意味するものは? サイレントから応援上映までを渉猟し、ポストシネマの美学を切り拓く。 『新記号論』『新写真論』に続く、新時代のメディア・スタディーズ第3弾。 Netflix、TikTok、YouTube、Zoom……プラットフォームが林立し、あらゆる動画がフラットに流通する2020年代。実写とアニメ、現実とVR、リアルとフェイク、ヒトとモノ、視覚と触覚が混ざりあい、映画=シネマの歴史が書き換えられつつあるこの時代において、映像について語るとはなにを意味するのだろうか?サイレント映画から「応援上映」まで1世紀を超えるシネマ史を渉猟し、映画以後の映画=ポストシネマの美学を大胆に切り拓く、まったく新しい映画論。作品分析多数。

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  • 2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム
    5.0
    2.5次元文化は、アニメ・マンガ・ゲームの虚構世界を現実世界に再現して、虚構と現実のあいまいな境界を楽しむ文化実践である。コスプレ、アニメ聖地巡礼、声優/キャラコンサート、応援上映、2.5次元舞台・ミュージカル、Vチューバーなど、2.5次元文化は裾野を広げながら日々深化している。 本書ではまず、2.5次元の言葉の定義や歴史を押さえたうえで、舞台・ミュージカルに焦点を当てて、声優との関係、宝塚歌劇や特撮ものとの差異を考察する。さらに、前史として重要な舞台作品『聖闘士星矢』『HUNTER×HUNTER』『サクラ大戦』を解説し、転換点になったミュージカル『テニスの王子様』『美少女戦士セーラームーン』、人気の『刀剣乱舞』『ハイキュー!!』の詳細な読解を通じて2.5次元舞台の特徴や魅力を明らかにする。 劇場に足を運び、舞台関係者やファンへの取材や海外を含む多面的な調査を重ねてきた著者が、2.5次元の世界を熱量あふれる筆致で描く初の研究書。
  • ヨコモレ通信MAX マニアック編【文春e-Books】
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    週刊文春の人気連載「ヨコモレ通信」がオリジナル電子書籍に! 時代を先取り過ぎて、社会から「ヨコモレ」気味な珍スポットに、今日もなめ子さんが大闖入! 鋭くシニカルな観察眼はますます磨かれ、どんなにディープな文化も丸裸に。ユーモアたっぷりなイラストレポも楽しい、渾身のエッセイ集です。 マニアック編では、「虫食いフェスティバル」「牧師ROCKS vs 坊主バンド」「全日本綱引フェスティバル」など、未知の世界に驚く100本をセレクト。さらに芸人・横澤夏子さんとの対談「女たちの同窓会」を特別収録しています。 【主な内容】 第23回全日本ロボット相撲大会 数学甲子園2012 東京虫食いフェスティバルvol.4 ミス理系コンテスト2013 第38回府中刑務所文化祭 第36回全日本けん玉道選手権大会 ローション大運動会 マンホールサミット2015 マッチョカフェ 世界で一番臭い花 牧師ROCKS vs 坊主バンド イケメンAV俳優の旗揚げ公演 鎌倉壱日無銭旅行 社会人ラップ選手権 キンプリの応援上映 2016全日本綱引フェスティバル 東京ポッチャリコレクション ...etc.

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