2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム

2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム

2,200円 (税込)

11pt

5.0

2.5次元文化は、アニメ・マンガ・ゲームの虚構世界を現実世界に再現して、虚構と現実のあいまいな境界を楽しむ文化実践である。コスプレ、アニメ聖地巡礼、声優/キャラコンサート、応援上映、2.5次元舞台・ミュージカル、Vチューバーなど、2.5次元文化は裾野を広げながら日々深化している。

本書ではまず、2.5次元の言葉の定義や歴史を押さえたうえで、舞台・ミュージカルに焦点を当てて、声優との関係、宝塚歌劇や特撮ものとの差異を考察する。さらに、前史として重要な舞台作品『聖闘士星矢』『HUNTER×HUNTER』『サクラ大戦』を解説し、転換点になったミュージカル『テニスの王子様』『美少女戦士セーラームーン』、人気の『刀剣乱舞』『ハイキュー!!』の詳細な読解を通じて2.5次元舞台の特徴や魅力を明らかにする。

劇場に足を運び、舞台関係者やファンへの取材や海外を含む多面的な調査を重ねてきた著者が、2.5次元の世界を熱量あふれる筆致で描く初の研究書。

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2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月22日

    アニメのキャラクターをどのように私たちは自分の身体で引き受けるのか。2次元コンテンツを愛する者ならば誰でもがぶつかる問題を、ファンへのインタビューを手がかりに解き明かしていく。2.5次元ミュージカルは少し苦手な私であるが、本書の分析を読むとその面白さがわかった。

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