原題 英語作品一覧

  • アナル・アナリシス――お尻の穴から読む
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    お尻の穴は男も女も持っている。ペニスにもヴァギナにもとらわれない究極のジェンダーフリー、アヌスから考える新しい文化論。 ペニスを挿入する男らしい支配者を頂点に戴く社会は、女であることを嫌うミソジニーの社会であり、男が女の役割をする男同士の同性愛を嫌うホモフォビアの社会でもある。本書は、男性同士のアナルセックスを描いた文学作品や映画や絵画などを取りあげ、これまでとはまったく違う解釈をしてみせることで、この男根中心主義、ホモフォビアに支配された社会規範に真っ向から挑み、パラダイム・シフトを仕掛ける。その立役者に抜擢されたのが、男も女も平等に持っているお尻の穴である。 イギリスの「変なタイトル賞」受賞作であり、著者はブランドン大学でクィア論やジェンダー論を研究する助教授であり、「文学批評と現代の生活においてアヌスは無実の罪を着せられている」と真剣に憂いている。英語には「arsehole」「ass wipe」(どちらもマヌケなど、)「pain in the arse」(問題児、悩みの種)などの表現があり、このような表現は一般にホモセクシャル、不能、ひ弱さと結びつけられている。映画化もされた『ブロークバック・マウンテン』などのポピュラーな小説を題材に、文化の中のアヌスの扱われ方を論じることでファロセントリズム(男根主義)から脱却し、ジェンダー、特に男性性を新たな視点から検討する。 原題:Reading from Behind: A Cultural Analysis of the Anus
  • この洋画タイトル、英語では何て言う?-英語の力もぐんぐん身につく映画タイトル・クイズ
    3.0
    この本は、主として「欧米の映画の原題」をもとに作られたクイズからできています。「自分が観たあの映画、大ヒットしたあの映画の原題は何だったのか?」と、読者に映画クイズを楽しんでもらうのが第一の目的です。ただし単なるクイズを楽しむためだけの本ではありません。クイズを解き、解説を読むことで、多くの英単語についての知識が自然に深まっていくように作られています。つまり、読者の英語の知識を広めることが第二の目的です。さらに第三の目的として「英語圏文化の学習」的な意味合いを持たせています。

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  • 今度こそ読み通せる名著 アランの「幸福論」
    4.0
    ■自己啓発書としても読める名著の数々を、わかりやすい現代語訳で読むシリーズ。『アランの「幸福論」』。 できるだけ訳者の主観を排し、著者が本来伝えたかったことを代弁する、徹底したわかりやすさにこだわりました。 原書の93編から現代の日本人にとってより親しみやすく、共感できるであろうものを半分ほど選びました。 アランがいう「幸せ」とは、どれも今すぐ、今この瞬間からできることばかり。幸せになる秘訣は、限りなくシンプルなことです。 アランの言葉の花束から、幸せになるヒントが、心の杖となる言葉が、きっと見つかります。 [目次] ほほえみ──無理にでもほほえむことは、不安やいらだちに効果的 不機嫌──不機嫌ではなく楽しい気分でいることで望みは叶う 運命──悪い運命はない。自分の仕事をきちんとしよう 家庭の平和──意志の力で守るもの 慰め──悲しみを癒すには 楽観主義──信頼と希望が作り出すもの 悪口──悪口には理解すべき意味などない 上機嫌──他人にも自分にも親切になろう 友情──幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ 幸せは気前がいい──自分を愛する人のために、自分が幸せになる 幸せになる方法──自分の不幸について語らないこと など <著者略歴> アラン フランスの哲学者。1868年ノルマンディー地方のモルターニュ生まれ。本書『幸福論』(原題:Propos sur le bonheur)は、ヒルティ、ラッセルの『幸福論』とともに世界三大幸福論と言われ、世界中で翻訳され、読み継がれている。教師として教壇に立つ一方、「芸術論集」等、多くの著作や論文を執筆した。 <訳者略歴> 笹根由恵(ささね・よしえ) 1975年神戸生まれ。フランス語通訳・翻訳家、フランス語・英語通訳案内士。オペラなどの歌劇からビジネス、各種スポーツの国際大会まで幅広い分野で通訳として従事。書籍の翻訳業務も行う。訳書にドミニック・ローホーの『ゆたかな人生が始まるシンプルリスト』(講談社+α文庫)、『シンプルに暮らす』(中経出版)等がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『今度こそ読み通せる名著 アランの「幸福論」』(2016年12月31日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 良妻の掟
    3.6
    女たるもの、したたかでなくては。 元バリキャリ・現小説家志望のアリスは不満だった。夫に伴い渋々引越した古い屋敷は、相当な手入れが必要な物件だったのだ。いざ掃除すると、古い料理本や1950年代の雑誌など、前の女主人ネリーの暮らしていた痕跡が見つかった。 庭と植物を愛する、良妻の鑑であったはずのネリーには、どうやら深い秘密がありそうで…。 ニューヨーク郊外の屋敷を舞台に、時代を超えたシスターフッドを描く。 北米ベストセラー・エンタテインメント小説! 【著者プロフィール】 カーマ・ブラウン(Karma Brown) カナダのオンタリオ州生まれ。ジャーナリスト、作家。ウエスタン・オンタリオ大学で心理学と英語を専攻し、その後ビジネスコンサルティング会社のマーケティング部門で働きながら、ライアソン大学大学院でジャーナリズムを学ぶ。 のちに小説やノンフィクションを執筆するようになり、本書は小説5作目にあたる。 現在はトロント郊外で夫、娘、犬と暮らしている。 【訳者プロフィール】 加藤洋子(かとう・ようこ) 文芸翻訳家。ハンナ・ケント『凍える墓』、デレク・B・ミラー『白夜の爺スナイパー』『砂漠の空から冷凍チキン』(以上集英社文庫)、クリスティン・ハナ『ナイチンゲール(上・下)』(小学館文庫)、ケイト・クイン『戦場のアリス』『亡国のハントレス』『ローズ・コード』(以上ハーパーBOOKS)など訳書多数。 【原題】 Recipe for a Perfect Wife

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