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初恋の彼は隠れ御曹司でした
桃瀬朋美には忘れられない恋がある。中学生の頃に一目惚れした、私立学校に通う名前も知らない少年。ほろ苦い初恋は25歳になった今なお、朋美にとって特別なものだった。ある日、朋美の働く広報部に中途採用で男性社員が配属され、彼を見た途端、朋美は衝撃を受ける。西野正弥と名乗る彼は、朋美の初恋の相手だったのだ。しかし正弥は朋美のことを覚えてはいない様子で、初対面のように接してくる。10年も昔のことを引きずっている自分がおかしいのだと納得した朋美もまた、彼に倣って初対面を装い、ふたりはいい同僚としての関係を築いていく。そんな関係が少しずつ変わり始めたのは、数か月後のことだった。ある企画でバディを組むことになった朋美と正弥。増えていくふたりの時間の中で、朋美の胸には昔のトキメキがよみがえり始めていた。そして正弥の言動にも、思わせぶりなものがちらつくようになり……。 -
完璧社長の溺愛スカウト ~社畜女子は赤い糸で結ばれる~
ブラック気味な会社で仕事に忙殺されている紫陽奈は26歳。お年頃だというのに毎日終電近くまで働き詰めで、肌のコンディションは最悪。恋愛からは遠ざかった日々を送っていた。そんなある日、紫陽奈が行きつけのバーでマスター相手に仕事の愚痴をこぼしていると、整った顔立ちをした男性に声を掛けられる。彼は静かに紫陽奈の愚痴に耳を傾けてくれ、その居心地のよさに紫陽奈はついつい過ぎるほどの酒を呑み、意識を失ってしまう。次に目覚めると、紫陽奈は見知らぬベッドの上にいた。隣にはバーで声をかけてきたあの男性が裸同然の姿で寝ているではないか。まさか酔った勢いで過ちを犯してしまったのでは……と青ざめる紫陽奈に、彼は眠ってしまった君を介抱しただけだ、と説明してくれる。どうやら彼は社長らしく、「今の会社が嫌ならば、転職を考えたらどうだろう。うちの会社でも求人を行っているから、ぜひ検討してみて」と名刺を渡してきて……。 -
同居人(イケメン・どうやら御曹司)のキスに戸惑ってます
ルームシェアをしていた親友の結婚が決まり、転居先を探さねばならなかった結愛。ぐずぐずしているうちに退去日は数週間後に迫ってきた。今日も気の置けない男友達の瑠久の部屋で飲みながら、愚痴とも相談ともつかぬ話を聞いてもらっている。高身長、イケメン、そして父親は大きな会社の社長をしているらしい。そんな非の打ちどころがないはずの瑠久だが、部屋が汚い。部屋飲みをするたびに結愛が見かねて掃除をする始末である。缶ビール片手に軽口を叩き合ううち、家事負担を条件に、結愛が瑠久の部屋に引っ越すことが決まった。引っ越し初日。人を勝手に連れ込まない、夕飯は早く帰った方が準備する、食費は折半、など同居にあたってのルールを話し合ううち、瑠久が付け加えた条件は「俺を好きにならないでほしい」。恋愛にまったく興味を持てない結愛は、瑠久を異性として意識したことは一度もない。「なるわけないし」と即答した結愛だったが……。 -
転職したら初恋の御曹司が上司になりました
久野沙月は決断を迫られていた。憧れのファッションブランド『クロパーチ』に営業職で入社して3年。クリエイティブ職への異動を希望し続けてきたが、社長から「その可能性はゼロだ」と告げられた挙句、転職を進められたのだ。夢のため採用面接を受ける決意をした沙月だったが、社長に勧められた転職先はアパレルブランド大手『イヴエルヴァン』だった。「こんな大企業に採用されるはずがない……」という沙月の心配をよそに、面接は思いのほか好感触で、その場で採用が決定する。しかし面接の最後に、面接官である副社長の葛西幸孝が、衝撃の事実を沙月に告げる。「俺のこと、まるで覚えてないかな。沙月」 幸孝と沙月は10年ほど前に会ったことがあったのだ。それは沙月がまだ高校生、幸孝が大学生の頃のことで、当時の沙月は幸孝に恋をしていた。別人のように美しい男に成長した幸孝は、プレイボーイ然とした自信に満ちた態度で沙月に急接近してきて……。 -
エリート社長の甘く淫らな溺愛療法
佐々木絵里は26歳。家庭の事情で大学進学を断念し、高校卒業とともに働き始めた。高卒・派遣社員という自分の肩書をコンプレックスに感じるあまりコミュ障気味になってしまい、派遣開始から3か月が経った今も、社内には友達ゼロ。そんなある日、いつも通り会社近くの穴場カフェでボッチ飯をしていると、ある男性から突然、声をかけられる。まるで旧知の仲のように気さくに話しかけてくる彼はなんと、恵理の勤めている蒼崎システムソリューションズの社長・蒼崎慶だった。恵理のことなど知らぬ風な慶に、素直に社員であることを告げると、彼はさらに親しげに恵理との距離を縮めてきて、それ以来ふたりはランチ時間を共に過ごすようになる。コミュ力の高い慶に引きずられるようにして心を開いた恵理は、彼に自身のコンプレックスを打ち明ける。すると慶は「俺に、君の心を治療させてくれないか?」と奇妙な提案をしてきて……。 -
冷酷な御曹司は崖っぷち秘書を溺愛する
社長秘書として働く美織は、上司であり恋人でもある智樹との関係も良好で充実した日々を過ごしていた。しかし、そんな生活は突然終わりを迎える。智樹から身に覚えのない罪で責められ、別れを告げられるとともに、会社も解雇されてしまったのだ。恋人と職を同時に失った美織は自棄になり、やけ酒の果てに見知らぬ男性と一夜を共にしてしまう。そんな身も心もぼろぼろの美織に手を差し伸べてくれたのは、智樹の秘書をしていた頃にお世話になっていた、取引先である久我ホールズ・ジャパン社の社長だった。美織の秘書としての才能を評価してくれていた久我社長は、美織の状況を知ると「自身の息子である旭の秘書として働いてほしい」と提案してくる。突然のことに驚く美織だったが、無職のままではいられないのでありがたい。しかし、紹介された旭はなんと、自暴自棄になった美織が一夜を共にした、名も知らぬ男性で……。 -
CEOになった元教え子が、甘く淫らに迫ってきます
高校の国語教師として働くまゆらは、30歳の誕生日を迎えていた。テレビではまゆらの教育実習時、教え子だったケイが「日本を代表する若手起業家」として紹介されている。かつての教え子の成功をうれしく思う半面、まゆらの胸はすこしざわつく。というのも、まゆらは高校生だった頃のケイと約束をしたのだ。「将来ケイが成功したら、結婚する」と。何度断っても粘り強く口説いてくるケイに困り果て、苦し紛れに取り付けた約束だった。ケイだって、もう忘れているだろう……。そう思い込み忘れようとするまゆらだったが、ケイは忘れてはいなかった。それから数日後、まゆらとケイは同窓会の場で再会する。成長したケイは高校時代より一層輝きを増していて、30歳になったまゆらは引け目を感じてしまう。それでもケイは、昔と変わらぬ熱心さでまゆらを口説いてきて……。 -
追放覚悟の没落令嬢ですが、王太子殿下に見初められました
没落寸前のトゥエルドゥ侯爵令嬢セラフィーナ。すでに両親を亡くし兄弟姉妹もいない彼女は、自分の代で家を途絶させるわけにはいかないと、なけなしの金を叩いて買ったドレスに身を包み、婿探しのため単身舞踏会に出席する。これまで社交界とはまるで縁のない生活を送ってきたセラフィーナだったが、声をかけてきた青年貴族に誘われ、別室で話をすることに。ところが小さな部屋に放り込まれ、そこで待ち受けていた男たちの会話から、自分が仲間うちの賭けの対象にされていたこと、さらにはセラフィーナをここに連れ込んだのが公爵令息であることを知る。ここで騒げば、貴族社会から追放されるのは必至。だが、襲いかかろうとする彼にセラフィーナは――パァン! と見事な平手打ちを食らわせたのだった。公爵令息と揉めた様子を見ていたらしい男性に、これからどうするつもりかと訊ねられたセラフィーナは、爵位の返上と修道院行きを宣言、晴れやかな場を辞去。だが翌日、男性がセラフィーナを迎えにくる。実は彼は王太子ベルナルドで……。 -
魔導王の素顔 ~白い結婚のはずなのに、傷心の伯爵令嬢は過保護に愛される~
突然の災害に見舞われ、資産の大半を失った伯爵家の後継者である娘フェリシアは、婚約破棄を告げられた。領地復興の支援どころか婚約破棄を申し出た婚約者にフェリシアは失望する。そんな折、フェリシアは国王ルシエルより王城への召喚状を受け取った。冷酷と評判のルシエルは魔導王とも呼ばれ、国を豊かにする護国の守護陣を一人で担っている。彼は領地への援助を条件に、フェリシアに契約結婚を迫る。逡巡の末、フェリシアはルシエルとの結婚を承諾。それは白い結婚であり、一年で終わるはずのものだった。だが、禁呪によって感情を封じてまで国民を守ろうとするルシエルの素顔を知り、フェリシアはどうしようもなく彼に惹かれていく。そしてルシエルもまたフェリシアに対して甘く過保護な態度をとってきて……。 -
お前を愛することはない ~追放された聖女ですが、婚約者が記憶喪失になって溺愛してきます~
身に覚えのない不貞の罪を着せられたアルヴィエ王国の聖女ロクサーヌ。彼女の言い分を黙殺し、非情な断罪とともに国外追放を言い渡したのは、最愛の婚約者である王太子・ジュリアンだった。失意に打ちひしがれジュリアンの前から姿を消したロクサーヌは素性を隠し、隣国の辺境で治癒術士ヘレナとして静かに暮らし始める。それから3年が経ったある日、戦争で瀕死の重傷を負ったジュリアンが彼女の元へ運ばれてきた。ジュリアンの従者たちに彼の命を救ってくれと懇願され、ロクサーヌは葛藤の末に彼を救う。しかし目覚めた彼はロクサーヌのことを覚えてはいなかった。記憶を失いながらも再びロクサーヌに惹かれ愛を囁くジュリアンに、ロクサーヌは複雑な想いを抱く。今も変わらず彼を愛しく思うものの、3年前、彼から冷たく拒絶されたことで負った深い悲しみはいまだ癒えてはいない。当時の記憶を持たないジュリアンは繰り返し許しを乞うてくるが……。 -
甘いキスは治療です! ~王子殿下の呪いを解くために口移しで薬を飲ませなきゃならないなんて聞いてません~
薬師のティーナは、幼馴染の第二王子・ベルンハルトに秘かな恋心を寄せていた。しかしベルンハルトにとってティーナは妹のような存在でしかなく、しかもティーナは平民だ。報われることのない想いを断ち切るため、ティーナは自立して他国へ旅立とうと決意する。そんな最中、ベルンハルトが石化の呪いを受けてしまう。幸いなことに早期治療により大事には至らなかったが、ベルンハルトの身体には呪いの断片が居座り、長期にわたり浄化薬を飲み続ける必要があった。しかし呪いに支配されたベルンハルトの身体は浄化薬を拒み、自力で飲むことができない。そこでティーナがベルンハルトの自室に泊まり込み、朝晩の服用を「サポート」することに。服用のサポート、それは口移しで薬を飲ませるということ。「これは治療だ」と自身に言い聞かせるティーナ。しかしティーナの口内から薬を受け取ろうと動くベルンハルトの舌は、甘く濃厚な動きでティーナを翻弄して……。 -
腹黒皇太子の遺憾なる政略結婚
『侯爵令息の不本意な新婚生活』に登場したザクセン帝国皇太子・クラークを主役に据えた、腹黒な天才皇太子と愛らしくも芯の強い王女が織りなす、策略と本能が交錯する王道溺愛ラブストーリー。軍事国家ザクセン帝国の皇太子クラークは、完全無欠ゆえ「人間味がない」と評される冷徹な青年。そんな彼に下されたのは、属国ウルティマ王国の第五王女・ルシアとの政略結婚だった。野心を隠し、優位に立とうと待ち構えるクラークの前に現れたのは、凛々しく馬を駆る小柄な王女。彼女は、一筋縄ではいかない帝国の騎士や皇后をその素直な魅力で懐柔し、クラークの計算を次々と狂わせていく。「きみは魔女だ」と毒づきながらも、これまでの人生にない驚きと鮮やかな感情をもたらすルシアから目が離せなくなるクラーク。不器用な交流を重ね、ふたりの距離は徐々に近づいていく。しかし、ウルティマ王家に伝わる「秘薬」がとんでもない事態を引き起こし……。 -
宰相様は際どい性癖をお持ち? ~浮気者へ鉄拳をお見舞いしたら、なぜか目撃者に求婚されています~
婚約破棄の右拳――。三年前、浮気した婚約者に鉄拳を見舞った伯爵令嬢トリシアは、その勇ましすぎる噂のせいで縁談ゼロのまま二十歳を迎えた。そんな彼女に、若き敏腕宰相レオナルドから突然の求婚が届く。彼は三年前の騒動の際、トリシアの拳に巻き込まれて吹き飛んだ通りすがりの貴族だった。トリシアは「あの時の復讐をされるのでは?」と戦々恐々しながら嫁ぐが、待っていたのは予想外すぎる溺愛生活。じつはレオナルドは、公衆の面前で拳を振るう彼女の気高さに一目惚れした、重度の「ギャップ萌え」にして「叱られたがり」な変態紳士(?)だったのだ。仕事熱心なトリシアを尊重しつつ、夜は情熱的に迫るレオナルド。彼の真っ直ぐな愛情に触れ、トリシアは次第に心を開いていく。しかしトリシアにはどうしても気になることがあった。それは、三年の空白。あの鉄拳事件から、すでに三年の時が経っている。今になって求婚してきた、レオナルドの真意は……。 -
昼夜とろける蜜月生活 ~公爵閣下は薬師の王女を甘やかに囲い込む~
サルレナ国の第五王女・ライリは、国王の側妃・ロージーに城を追われ、森で薬師として静かに暮らしていた。それでも薬草を愛し、調合に向き合う日々に満足していた。そんな彼女のもとに、ティア国の公爵・クリフォードが現れ、怪我をした従者を手当てしたライリの腕を見込み、自身の領地で薬師として働くよう求められる。艶やかな金髪に碧い瞳――人を惹きつけてやまない彼の魅力に抗えず、ライリはその申し出を受け入れる。かくして領内の研究所で薬師として働くことになったライリは、慣れない環境に戸惑いながらも、その才能を次第に認められていく。一方で、クリフォードの執着も甘く深く募っていき……。「ライリを私だけのものにしたい」――昼も夜も惜しみなく注がれる愛に包まれ、ライリの心も身体もゆっくりと溶かされていく。だがそんな甘やかな日々の裏で、ライリを亡き者にしようとするロージーの罠が迫り……。 -
愛が重すぎる義兄騎士は、聖光の乙女を二度と離さない ~偽りの兄妹生活は甘い香薬に溶かされる~
故郷を魔物に滅ぼされたフィオナは、窮地を救ってくれた若き騎士・シリウスの実家であるアルステッド家に引き取られ、二人は義兄妹となった。そんな二人の関係が変化したのはそれから四年後、シリウスが王国騎士団の寄宿へ入る前日のことだった。日に日に増していくシリウスへの恋心に蓋をし、浄化の力を持つ「祓い師」として自立すべく勉学に励んでいたフィオナ。集中力を高める香薬を調合したはずが、それは失敗作だった。異なる効力を得てしまった香薬が引き金となり、二人は義兄妹の境界線を超えてしまう。それから二年が経ち、祓い師となったフィオナはシリウスが率いる第三師団への配属が決まった。シリウスはあの夜の記憶を失っており、すでに恋人もいる。だからフィオナは切ない思いを押し殺し、今まで通り妹として彼に接する決意を固める。しかし手違いによりフィオナの寄宿が手配されておらず、二人は再び一つ屋根の下で暮らすこととなってしまい……。 -
教皇陛下の淫らな救済 ~無垢なる聖王女は蜜夜に堕ちる~
癒しの力を失った聖女を待ち受けていたのは神の慈悲か、それとも熾天使の仮面を被った男の独占欲か――。黄金都市国家ソラーレの象徴として、清廉潔白に生きてきた聖王女ルチア。しかし、禁忌を犯し貧しき親子を救った代償に、彼女はその身に宿した「癒しの力」を失ってしまう。「堕落した王女」と蔑まれたルチアは、冷たい監獄の塔へ幽閉される。絶望に沈む彼女の前に現れたのは、美しき若き教皇セラフィーノだった。彼はルチアに救済の手を差し伸べ、自らの宮殿へと招き入れる。しかし、それは純潔なる聖女を自分だけの「鳥籠」に閉じ込めるための、甘い罠だった。「さぁ、聖王女から人間の女に戻る魂の救済を始めましょう」 セラフィーノから与えられる聖職者にあるまじき淫らな「救済」。閨事さえ知らなかったルチアの純潔は散らされ、淫らな愛撫と背徳的な囁きにより彼女の心と体は作り替えられていく。信仰と快楽の狭間、揺れる聖王女が選ぶのは――。 -
元修道士の若き当主は、最愛の妻への昂ぶりを抑えられない
伯爵令嬢リーアは、美しい碧眼の修道士・スレヴィに密かに想いを寄せていた。しかし彼は神に仕える身。手の届かない存在だと諦めていたリーアのもとに、思いがけず彼のほうから婚約の申し入れが届く。失踪した兄に代わり侯爵家を継ぐために還俗するらしい。喜んで婚約を受け入れたリーアだったが、スレヴィの実家・アルヴォネン侯爵家でリーアを迎えたのは、氷のように冷たく彼女を拒絶する夫の姿だった。修道院での彼とは別人のような、よそよそしい態度に疑問を抱くリーアに対し、スレヴィは自身の深い苦悩を打ち明ける。幼い頃から過剰な情欲を持て余し、それを律するため修道士の道を選んだという過去を持つスレヴィは、自身の中に眠る「過剰な情欲」が最愛のリーアを傷つけることを恐れ、必死に自制していたのだという。彼の秘密を知ったリーアは自らその熱を受け止める覚悟を決め、晴れて真の夫婦となった。そんな折、失踪していた義理の兄が舞い戻り……。 -
陛下、お望みどおり死にました。 ~石の皇妃は転生後の人生で冷酷な夫から逃れたい~
幼い頃から婚約を交わしていた公爵令嬢のリーリエと皇太子であるシュテファン。互いに想い合う二人は幸せな夫婦となれるはずだった。しかし二人に待っていたのは、子宝に恵まれないという悲劇。いつしか二人の間には夜の営みもなくなり、シュテファンには側室が設けられた。そんなある日、リーリエは毒を盛られてしまう。死を覚悟したリーリエは、「愛していた」と本当の気持ちを伝えようともがく。しかしそこで目にしたのは、シュテファンの手による「妻を殺す方法」という走り書き。毒を盛ったのはシュテファンだと悟ったリーリエは、どうせ死ぬのならと彼の目の前で自ら窓下の湖へ身を投げた……が、リーリエは目を覚ます。そこは王家へ嫁ぐ以前、18歳まで過ごした実家の自室だった。そう、死んだはずのリーリエは6年前の世界で目を覚ましたのだ。人生をやり直すチャンスを得たリーリエは、シュテファンとの結婚を回避すべく行動を起こすが……。 -
偽聖女と王太子に断罪されましたが、おかげで真の王に愛されちゃってます
エシャルは病人や子どもたちの世話をしながら地方神殿で暮らしている。誰にでも分け隔てなく接する彼女は、人々から「聖女」と呼ばれ親しまれていた。そんなある日、王都の騎士団がエシャルを訪ねてきた。「お前が聖女か」 エシャルを聖女と呼ぶ騎士たちは、それを否定するエシャルの言葉になど耳を貸さず、強引に彼女を王都へと連れ去ってしまう。そうしてわけも分からぬまま、聖女として王子との婚礼の儀に立たされてしまったエシャル。しかし儀式は失敗。エシャルは聖女ではないのだから当然のことだった。そして王子は儀式の失敗をエシャルの罪として「偽聖女を処罰せよ」と命令する。しかし王子から処罰を命じられた騎士はエシャルを助け、自身の屋敷で使用人として匿ってくれた。その日から、命の恩人である騎士・ザハートのためエシャルは懸命に働き、二人の距離は縮まりはじめる。そんなある日、エシャルはザハートが王子の腹違いの弟であることを知り……。 -
没落寸前の伯爵令嬢は社交界の貴公子と優しい嘘で結ばれる
友人に騙され多額の借金を背負い込んだ両親を持つ、伯爵令嬢のジュエリー。デビュタントもせぬまま、家のために年の離れた裕福な伯爵との婚約を進めようとしていた。だが父から反対され、せめてデビュタントだけでも経験してほしいと、1シーズンの約束で親戚のタウンハウスで過ごすことに。嘘が大嫌いなうえ、嘘を見抜く能力を持つジュエリーは、デビュタントで『社交界の貴公子』と囁かれる公爵令息アレンが、とある母子に嵌められ結婚を迫られている場面を目にして、アレンの潔白を証言する。いかにも女性が喜びそうな言葉で礼を述べるアレン。そっけなく対応するジュエリーにアレンは興味を示して、ジュエリーをポーカーに誘う。それがジュエリーの嘘を見抜く力を、賭けポーカーに利用するためだったとわかって、ジュエリーは怒り心頭。アレンは罪滅ぼしにと舞踏会でのエスコートを申し出る。慣れないタウン暮らしを楽しませてくれるアレンにジュエリーは少しずつ心を開いていく……。 -
仕事中毒な魔法薬師ですが、被検体(元暗殺者)からの求愛が止まりません
モニカは皇城勤めの魔法薬師。皇帝陛下の密命で新薬を開発中だ。そんなある日、モニカの実験室に被検体の美青年・フィンがやってきた。フィンはかつて敵国で暗殺者をしていた危険人物……のはずが、なぜか出会ったばかりのはずのモニカを溺愛してきて、「好きだよ。ずっと好きだった」と告白する。モニカを城内の嫌がらせから救い、働き過ぎれば体調を心配し、薬の実験にも協力的なフィン。だが突然キスをしてきたり、際どい触り方をしてきたりと、あらゆる意味で型破りな被検体に、モニカは翻弄されるばかり……。それでも意外な優しさや頼もしさに触れるたび、少しずつ心惹かれていき、媚薬の実験でついに一線を越えてしまう。「自分で作った魔法薬で、こんな目に遭っちゃうなんて……」 ひたすら甘く抱かれ、快感に溺れるモニカ。愛と薬の効能で、フィンとは身も心も結ばれる寸前。しかし皇城に渦巻く陰謀が、二人を引き裂こうとして……。 -
一夜の夢のつもりが、箱入り御曹司が重すぎる求婚をしてきます
彼の浮気が原因で破局したばかりの西脇夏未は、気晴らしにハロウィンパーティに参加していた。しかし友人から不参加の連絡を受け、帰ろうとしたところで場違いなスーツ姿のイケメン・月島修也を目撃する。息を切らせる彼に飲み物を提供し話を聞くと、親に一方的に決められた見合いから逃げてきたのだという。意気投合した二人は夜の街を遊び歩き、そのままホテルで一夜を共にしてしまう。翌朝、夏未は連絡先も残さずホテルを後にした。修也とは二度と会うこともないだろう。そう思っていたのに、再会はすぐに訪れた。修也が夏未の職場に現れたのだ。彼は本社の副社長だったのだ。終業後、修也は夏未を呼び出しこう切り出した。「きみを忘れられなかった。結婚を前提につきあってほしい」 一夜の相手にプロポーズ!? 重すぎる告白に夏未はドン引き。あの夜は楽しかったけど、彼の素性を知った今、同じように接することができるのかが夏未にはわからなくて……。 -
冷酷軍神と偽りの花嫁 ~愛なき政略結婚のはずが、冷徹な夫の愛が深すぎます~
長年対立するオルディア王国とグラード帝国。和平の証として王女オディールの婚姻が決まるが、拒絶する彼女の身代わりとして白羽の矢が立ったのは、王女オディールと顔が瓜二つの平民・ノクシアだった。王族からの要請を断れるはずもなく、ノクシアはオディールのふりをして「黒の軍神」と恐れられる公爵ヴァルドのもとへ嫁ぐことに……。愛のない政略結婚である。冷遇されるのは当然として、最悪の場合、命の危険さえも覚悟するノクシアだったが、冷酷なはずのヴァルドは意外にもノクシアを邪険に扱わなかった。オディールを演じているつもりでも、ノクシアの言動には「我が儘な王女」としては違和感があり、ヴァルドは王女らしからぬノクシアに興味をもち、ノクシアもまたヴァルドが時折見せる実直さと優しさに触れ、深く惹かれていく。ふたりがぎこちないながらも夫婦としての良好な関係を築き始めた頃、本物のオディールがヴァルドに一目惚れしてしまい……。 -
野戦病院の天使は視力を失った元婚約者の英雄軍人と再会する
王族すらも凌ぐ財力と噂されるアッカソーン商会・社長の一人娘アデリーナは、幼いながらに婚約者がいた。相手は軍閥貴族の中核をなす侯爵家の長男エドワード。彼は容姿端麗で、騎士学校では首席、平民で4歳年下のアデリーナにも優しく接してくれる。アデリーナがエドワードを好きになるのは当然だった。だがある日、アデリーナは彼と悪友たちの会話を聞いてしまう。エドワードにはすでに美しい恋人がいるというのだ。彼はアデリーナと結婚はするけれど、恋人との関係も継続するつもりらしい。アデリーナの幼い恋は無残に破れ、父の破産をきっかけに婚約は破談となった。――そして10年後。アデリーナは自立し、その気の強さと功績から「怒れる炎の天使」という異名を持つ看護婦として、野戦病院に勤めていた。そんなアデリーナは動揺していた。この野戦病院に、かつての婚約者エドワードが患者としてやってきたのだ。彼は視力を失っていて、アデリーナの素性に気づかず恋心を抱いたようで……。 -
冷徹宰相は捨てられた花嫁を二度娶る ~元夫が毒を隠した元妻を甘い檻へ連れ戻すまで~
父の命で伯爵家のギルバートに嫁いだリリア。若く優秀なギルバートを疎ましく思う父は、美しいリリアをあてがうことで彼を骨抜きにし失脚させようと目論んでいた。だがギルバートはリリアには触れようともせず、結婚後も着実に王の信頼を獲得していく。しびれを切らした父から新たに下された命は、ギルバートの毒殺。ギルバートの不器用な優しさに触れ、彼に心を許し始めていたリリアは葛藤する。そんな折、毒を隠し持っていたことが露見し、絶望したリリアは自ら姿を消して田舎の宿屋で「エマ」として働き始める。数年の後、視察に訪れた宰相一行の中にはかつての夫・ギルバートの姿があった。ギルバートから給仕に指名されたリリアは「エマ」として夜毎激しく求められ、彼の圧倒的な執着心により追い詰められていく。視察が終わり、王都へ帰還するギルバートから明かされたのは、この視察は彼が「愛するリリアを檻に囲う」ための冷徹な策略だという事実で……。 -
冷徹無情の氷将軍は敵国スパイの可憐な花嫁に甘く溶かされる
南国フィロスト王国の王女レリアは、父王の命により北の敵国シュヴァルツライヒへ嫁ぐことになる。和平の証としての政略結婚――だがその裏には、北の大将軍が治める砦の情報を探る「スパイ」としてレリアを送り込むという父の思惑があった。父に逆らった母は幽閉されており、レリアはその命に背くこともできない。覚悟を決めたレリアは、冷酷と恐れられる「仮面の氷将軍」ヴァルクのもとへ向かう。恐ろしい仮面と巨躯に怯えるレリアだったが、仮面を外したヴァルクは思いがけず美貌の持ち主。氷将軍の名に似合わず、南国出身の彼女のために暖炉を用意するなど、過保護なほどに気遣ってくれて……。さらに北の兵士たちに広がる病を前に、レリアは母譲りの医術で治療に奔走する。彼女を守ろうとするヴァルクの優しさに触れるうち、ふたりの距離は次第に近づいていくが――ある日、父王から「ヴァルクを殺害せよ」というおぞましい指令が下されて――。 -
離縁のために抱かれます ~犬猿の仲の侯爵子息が突きつけた離婚条件は子作りでした~
侯爵令嬢のデイジーと侯爵子息のカイロは、家族ぐるみの付き合いをしている幼なじみでありながら犬猿の仲。デイジーは昔からカイロのことが好きなのに、カイロはデイジーに対してだけ口が悪く、だからデイジーも彼に対して喧嘩腰になってしまうのだ。そんな二人に結婚話が浮上する。それは両家の両親たっての望みだったが、デイジーはこれを拒絶。しかし意外にもカイロはこの結婚を受け入れるつもりらしく「好きな女以外なら誰とでも同じ」だと言う。つまりカイロには他に、想い人がいるということ。失意のままカイロと結婚したデイジーはカイロに対する猜疑心を募らせ、ついに大喧嘩へと発展してしまう。「そんなにこの結婚が嫌なら、子どもを産んだら離縁してやる」 売り言葉に買い言葉。カイロの発したその一言にデイジーは傷つくが、今さら引くわけにはいかない。一日も早く子どもを授かるためと称し、義務的にカイロに抱かれる日々が始まってしまい……。 -
溺愛は契約外です! ~駆け出し女優はこじらせ貴族と理想の恋を演じる~
こんな女のどこが僕の理想だというんだ? ――依頼人が会いたいと願う『誰か』になりきって一緒の時間を過ごす副業を請け負う駆け出し女優のアレックス。今度の依頼人は、劇団のパトロンの親友で子爵家三男のナサニエル。祖母から結婚を迫られ、つい語ってしまった架空の恋人を演じることになった。だが、生まれ持った美貌のせいで幼い頃から女性にしつこく付きまとわれた経験を持つナサニエルの理想の女性像はこじれにこじれ、外見・知性・教養のみならず、服装や立ち居振る舞いに至るまで細かい設定がされている。そんな理想の淑女ぶりを1カ月後の祖母の誕生日パーティでお披露目せねばならない。なにより、役者経験のまったくないナサニエルにもアレックスと恋人同士のように振る舞ってもらう必要がある。アレックスは恋人同士の空気を作るため、「私たち、一緒に暮らしましょう!」と提案。はじめは反発し合っていた二人だったが、やがて距離を縮めていき……。 -
スパイ令嬢、敵国スパイへ嫁ぐ ~嘘に塗れた新婚生活のはずが、夫の愛が重すぎて任務を忘れそうです~
ブライア伯爵家は代々、王家の命による諜報活動を担っており、長女のルーンもまた18歳にしてスパイ家業を手伝っている。そんなルーンに大臣から与えられた新たな任務は、スパイ容疑のかかる青年との結婚だった。相手は他国から留学中の貴族子息・セリノス。彼は王太子とも懇意にしているため、決定的な証拠をつかんでからの糾弾が必須らしい。こうして、セリノスと結婚したルーン。婚姻の儀は滞りなく行われいざ初夜、という段階で問題が勃発した。セリノスが実は一目惚れだったと告白してきたのだ。スパイとしての心構えと技量は持ち合わせているし、処女ではあるがその手の知識もしっかり蓄えているルーン。しかし中身は年頃の少女でもある彼女にとって、やわらかく微笑み愛を囁くセリノスの破壊力は強すぎた。これは色仕掛け? それともまさか本音? スパイとしての理性と乙女としての本能がせめぎ合う中、ルーンは無事任務を全うできるのか……。 -
俺様偏食王子は×××を食べたい ~魔力ゼロの貧乏令嬢は夜ごと美味しく愛される~
ジュゼは前世の記憶をもつ貴族令嬢。貴族とは名ばかりで貧困極める家族を助けるため、前世で得た食に関する知識を活かし、国境の砦に住みこみ、料理人として働いている。ある日、砦に優秀な魔法使いのカリードが赴任してきた。彼は第四王子という高貴な身分と麗しい容姿で衆目を集めたが、性格は気難しく高慢。しかもかなりの偏食家で、水とポーションのみで生きていたらしい。そんな彼が、ジュゼの料理だけは残さず食べた。彼のジュゼの料理に対する執着はすさまじく、ジュゼの実家の借金を肩代わりまでして彼女を自身の専属料理人にする始末。料理ができるならどこでも同じと彼との同居をジュゼは受け入れるが、カリードは生粋の王子様。つまり生活能力はゼロ! 料理だけでなく風呂の手伝いまでさせられ、まるで彼の世話係のような状態に。しかもジュゼは彼の真の目的を知らなかった。彼が本当に食べたいと思っていたのは彼女の料理ではなくて……。 -
偽装婚約のはずですが、初対面(?)の伯爵様はこの結婚に本気のようです
莫大な借金を背負ったテニファルト伯爵家の令嬢・ライラは、借金のかたに強欲な子爵の息子・オーギュストとの結婚を迫られるという窮地に立たされていた。起死回生の策を求め子爵も参列している夜会へ潜入したライラは、子爵が悪事に手を染めている事実を知り、追手に追われる身となってしまう。追っ手から逃げ惑う中、ライラは見知らぬ男性に激突。彼は機転を利かせてライラを助けてくれた。彼は王家直属騎士団の副団長を務める若き伯爵、エドガー・エスルティールだと名乗ったが、田舎者のライラは彼を知らない。不審者同然の自身の潔白を主張すべく事情を説明すると、エドガーはライラを助けたいと言ってくれた。聞けば彼も子爵とは因縁があるらしい。こうして二人は子爵の悪事を暴くという目的のため協力体制を取ることになるが、エドガーが提案した策はまさかの偽装婚約。しかしエドガーの献身的で甘やかな態度は、単なる協力者の枠を超えていて……。 -
TL世界に転生したモブの壁ドン要員ですが、イケメン御曹司に溺愛されちゃいました
えっちな漫画や小説でよく出てくる壁を叩くモブ――つまりは壁ドン要員に転生した私。隣人は前世で愛読していたえっちな漫画のヒロイン。ほかにもチラホラと漫画や小説のヒーローやヒロインたちがいっぱい。しかも、彼らの喘ぎ声に反応して壁ドンすれば、それなりの収入になる。異世界じゃなくていい、中世じゃなくていい、現代社会を舞台にしたTLの世界はサイコーだ。そんなある日、極貧アパートで仕事をしていると、隣の様子がどうもおかしい。盛り上がるどころか、ヒーロー(?)がヒロイン(?)のお誘いを拒絶? こんな展開って……。唖然とする私の部屋へ、お騒がせしましたとお詫びに来たヒーロー(?)は、なんと前世で事故に巻き込まれて私と一緒に死亡したであろう刑事さんだったのだ。今の彼は主役級の扱いで、大手企業オーナーの御曹司。それなのに「俺もその壁ドン要員になりたい」などとのたまって、私が彼を指導することに。かくして二人のTL壁ドン生活がはじまった。TL壁ドン生活ってなに!? -
歪な純愛 ~新妻は義弟に夜ごと愛される~ [合本版]
【※1~5話の合本版となります。重複購入にご注意ください】 資産家である八嶋家の一人娘である百合は、大学卒業後、かねてから婚約中だった宇津木雅人と結婚したものの、いつになっても雅人と本当の意味での夫婦になることができずにいた。妻となったのに夫が手を出してこないのは、自分が大事にされているからに違いない――百合はそう思っていた。しかし、実は雅人には美冬という愛人がいて、出産したばかりだという事実が発覚する。夫と別れることを決意した百合。そんな彼女に、雅人の弟である悠馬が信じられない言葉を口にする。「兄のことは諦めてもらって、俺が代わりに君の〝夫〟になるのはどうだろう」 抵抗も虚しく、悠馬に抱かれてしまう百合。しかも悠馬はそのまま、百合を宇津木家の屋敷に閉じ込めてしまう。夫である雅人にさえ抱かれたことがなかった百合は、処女を奪われて心に深い傷を負う。しかし、悠馬に成されるがまま意に染まぬ行為を繰り返すうち、彼の細やかさ、冷ややかな見た目に反した情熱的な部分に、次第に戸惑いをおぼえ……。 -
君のすべてが愛おしい ~不審者すぎるイケメン社長から初対面で公開プロポーズされました~
ある日の出勤時、オフィスビルのエレベーター内で見知らぬ男性のお腹が鳴る音を耳にした雪乃は、持ち前の面倒見の良さを発揮して持参していたお菓子を差し出してしまう。当然、男性は戸惑いを見せた。他人から渡された食べ物なんて怪しすぎる。慌てた雪乃は自身の入館証を彼に見せ、怪しいものではないと弁明だけして、その場から逃げ出した。数日後。いつもと同じように出勤した雪乃は、例の男性と再会する。彼は雪乃を見るやいなや、跪いてこう告げた。「君のすべてが愛おしい。結婚してくれ」 名も知らぬ他人からプロポーズ!? 混乱しつつもお断りする雪乃に対し、彼は「知らないというなら知ってほしい。過去も現在も未来もすべて」と頑なに引こうとしない。こうしてこの日以来、彼――デザイン事務所社長・樫原拓斗は雪乃に付きまとうようになる。純粋なる好意か、なにか裏があるのか。その真意がわからないまま、彼のペースに巻き込まれていく雪乃は……。 -
執着心激重なかりそめの恋人は、私を独占愛で囲い込む
「俺が先輩の恋人になれば、全部解決すると思わない?」 自分に自信がなく、人と話すのが苦手な来栖花音。同僚の結婚に焦り、さらに唯一の友人であるハイスペ後輩・芹澤博高にも「好きな人」がいると知って、置いてきぼりをくらったような寂しさに襲われる。その焦りから意を決して婚活パーティーに参加するも、会場になぜか当の博高が現れる。「好きな人がいるのでは」と混乱する花音に、博高は「俺が恋人になる」と宣言。だが、花音はそれを人付き合いが苦手な自分への「恋人の練習相手」だと勘違い。手を繋ぐのもキスも練習とは思えないほど濃厚で……。「触ってほしいなら、好きって言って」 普段の爽やかな笑顔からは想像もつかないほど独占欲むき出しで迫られ、花音の理性は甘く溶かされてしまい……。 -
婚約破棄された筆頭聖女ですが、護衛騎士から夜ごと甘く蕩かされています
セインクレア王国で筆頭聖女を務めるフィーナを待ち受けていたのは、婚約者である王太子からの非情な婚約破棄と筆頭聖女の座の剥奪、そして辺境への左遷だった。王族に怯むことなく毅然と異を唱えたのは、ずっと側で寄り添い支え続けてくれた護衛騎士アッシュ。あまりに理不尽だと声をあげる彼に感謝しつつも、フィーナは運命を受け入れ、王太子の命に従う。旅立つ彼女の胸を締め付けるのは、アッシュとの永遠の別れ。身分も立場も引き裂かれた二人が交わる道はもう二度とない――そう諦め、胸の奥に恋心を秘めると決めたフィーナだったが、アッシュから思わぬことを告げられる。「俺が仕えるのはフィーナ様、あなただけです。一生そばでお守りします」 王都を捨ててまで追いかけてきた彼の熱い誓いと、夜ごと注がれる甘く狂おしいほどの情愛が、傷ついた聖女の心と身体を深く蕩かしていく。