人物評伝 - 電書バト作品一覧

  • 樺太・千島に夢をかける 岡本韋庵の生涯
    完結
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    明治37年(1904年)、東京小石川諏訪町の閑居で病に臥しながら、日露戦争の趨勢を案ずる老人がいた。彼の名は岡本韋庵(監輔)。天保10年(1839年)徳島県穴吹町三谷の小農に生まれた韋庵は、北辺防衛の重要性を訴え、27歳で樺太の海岸線を完全踏破、その後の幾多の困難にも北方開拓の信念を失わず、53歳で択捉島に上陸する。郷土・徳島県の歴史記述を通して地方創生に尽力した林啓介が描く、岡本韋庵の伝記小説。
  • 最後の海軍大将 井上成美
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    日本帝国海軍史上最後に大将となった井上成美。日独伊三国同盟を批判、対米開戦には反対姿勢、軍令部を相手に航空兵力の強化を主張、兵学校の英語廃止論は却下、敗戦を先見して終戦工作に奔走と、「ラディカル」リベラリストの姿勢と行動を貫く。戦後は三浦半島の僻邑に隠棲、近所の子供達に英語を教え、病をきっかけに兵学校時代の教え子との親交を深める。激動の時代に信念を貫いた軍人、そして常に未来を洞察した教育者の伝記。
  • 不遇の提督 堀悌吉
    完結
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    海軍兵学校32期首席、同期に「神様の傑作の一つ堀の頭脳」と言わしめた英才、堀悌吉。山梨勝之進、山本五十六、古賀峯一、井上成美からの信望厚く、海軍大臣を嘱望されるが、ロンドン海軍軍縮会議後に艦隊派の激しい批判、誹謗中傷、人格攻撃を受け、わずか51歳で予備役編入、才幹を発揮する場を奪われ軍歴を閉じる。「戦争自体は悪である」。先進的な戦争観を持った不遇の提督、堀悌吉の生涯を描くノンフィクション作品。

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