医学 - 理工図書作品一覧

  • 栄養管理と生命科学シリーズ 公衆衛生学
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    1巻3,630円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  2023(令和5年)年1月、管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)改訂検討会によって、新たなガイドラインが示された。今回の改定は、超高齢社会であるわが国の人口構成が、今後2040(令和22)年の老齢人口割合で35%に達することを考慮し、その時代を見据えた多業種連携に必要な知識および技能や法改正に伴う適切かつ効果的な栄養管理の能力を修得した管理栄養士の養成を目的とするものである。  本書は、今回の新たな出題基準に準拠させ、出題基準の大・中・小項目の内容を含む構成となるように配慮している。また、各項目の重要事項に焦点を合わせた例題を適時加えることで、内容の理解と知識の定着を図っている。さらに章末には、関連する国家試験レベルの問題を掲載し、各章ごとの学修到達度を各自が判断できるように配置した。 【著者略歴】 編著:網中 雅仁 くらしき作陽大学 食文化学部栄養学科 教授 【目次】 第1章 社会と健康  1 健康の概念  2 公衆衛生の概念  3 社会活動の公正と健康格差の是正 第2章 環境と健康  1 生態系と人々の生活  2 環境汚染と健康影響  3 環境衛生 第3章 健康、疾病、行動に関わる統計資料/57  1 保健統計  2 人口静態統計  3 人口動態統計  4 生命表  5 傷病統計 第4章 健康状態・疾病の測定と評価   1 疫学の概念と指標  2 疫学の方法  3 バイアス、交絡の制御と因果関係  4 スクリーニング  5 根拠(エビデンス)に基づいた医療及び保健対策  6 疫学研究と倫理 第5章 生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策  1 健康に関連する行動と社会  2 身体活動、運動  3 喫煙行動  4 飲酒行動  5 睡眠、休養、ストレス  6 歯科保健行動 第6章 主要疾患の疫学と予防対策  1 がん(Cancer)  2 循環器疾患  3 代謝疾患  4 骨・関節疾患  5 感染症  6 精神疾患  7 その他の疾患  8 自殺、不慮の事故、虐待、暴力 第7章 保健・医療・福祉の制度  1 社会保障の概念  2 保健・医療・福祉における行政のしくみ  3 医療制度  4 福祉制度  5 地域保健  6 母子保健  7 成人保健  8 高齢者保健・介護  9 産業保健  10 学校保健  11 国際保健
  • 看護学専門分野教科書シリーズ 精神看護学援助論
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 姉妹書の「精神看護学概論」とあわせて看護師国家試験出題基準の全項目の解説が完結する構成となっており、「精神看護学概論」は看護学を学ぶにあたっての基礎的な領域の解説、「精神看護学援助論」は看護の実務的な領域の解説となっている。 国家試験対策を視野に入れながら、精神看護学を初めて学ぶ学生を主な対象とし、章立ても看護師国家試験出題基準に沿って構成されている。精神看護学に関連する基本的な知識を出来るだけ分かりやすくかつ正確に伝えることを目標とした。また、本文の理解を確認するために看護師国家試験の過去問を中心にした問題を章末に掲載し、解説にはその問題に関連する本文の記載頁を明記した。さらに、精神看護学を少しでも身近なものとして感じて貰えるように、実際の場面を想定したモデルケースを随所に配し、最新の知見と資料も適宜盛り込んでいる。 【著者略歴】 編著:小俣 直人(おまた なおと) 福井医療大学 保健医療学部 看護学科 教授 編著:近田 真美子(こんだ まみこ) 福井医療大学 保健医療学部 看護学科 教授 編著:北川 明(きたがわ あきら) 順天堂大学 保健看護学部 精神看護学領域 教授 【目次】 第1章 精神疾患の理解 1 脳の仕組みと精神機能 2 精神機能の障害 3 精神疾患の診断基準 第2章 精伸疾患の診断と治療 1 問診 2 主な精神疾患・障害の特徴と看護 3 心理・社会的療法 4 修正型電気けいれん療法 5 多職種連携と看護の役割 章末問題 第3章 精神障がいをもつ人への看護 1 精神を病むことと生きること 2 援助関係の構築 3 セルフケアへの援助 4 安全管理〈セーフティマネジメント〉 第4章 精神看護の展開 1 リエゾン精神看護 2 災害時の精神保健 第5章 自立への支援 1 精神障害者が地域で暮らすということ 2 精神保健医療福祉に関する社会資源の活用と調整 3 社会資源の活用とケアマネジメント
  • 看護学専門分野教科書シリーズ 精神看護学概論
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 姉妹書の「精神看護学援助論」とあわせて看護師国家試験出題基準の全項目の解説が完結する構成となっており、「精神看護学概論」は看護学を学ぶにあたっての基礎的な領域の解説、「精神看護学援助論」は看護の実務的な領域の解説となっている。 国家試験対策を視野に入れながら、精神看護学を初めて学ぶ学生を主な対象とし、章立ても看護師国家試験出題基準に沿って構成されている。精神看護学に関連する基本的な知識を出来るだけ分かりやすくかつ正確に伝えることを目標とした。また、本文の理解を確認するために看護師国家試験の過去問を中心にした問題を章末に掲載し、解説にはその問題に関連する本文の記載頁を明記した。さらに、精神看護学を少しでも身近なものとして感じて貰えるように、実際の場面を想定したモデルケースを随所に配し、最新の知見と資料も適宜盛り込んでいる。 【著者略歴】 編著:小俣 直人(おまた なおと) 福井医療大学 保健医療学部 看護学科 教授 編著:近田 真美子(こんだ まみこ) 福井医療大学 保健医療学部 看護学科 教授 編著:北川 明(きたがわ あきら) 順天堂大学 保健看護学部 精神看護学領域 教授 【目次】 第1章 精神看護で学ぶこと 1 精神看護学の位置づけ 2 精神の健康の概念 3 精神障害の一次予防・二次予防・三次予防 4 精神看護とその役割 章末問題 第2章 こころの働き 1 心の機能と発達 2 対象関係論 3 愛着理論 章末問題 第3章 こころの健康と危機 1 生きる力と強さ 2 危機〈クライシス〉 章末問題 第4章 こころの問題への対応 1 精神の健康とマネジメント 2 家族への看護 3 人間と集団 4 地域における精神保健と精神看護 5 世界的な課題として精神保健と看護 6 精神の健康に関する普及啓発 7 社会復帰・社会参加への支援 章末問題 第5章 精神保健医療福祉の歴史と法制度 1 精神保健医療福祉の変遷と看護 2 患者の権利擁護〈アドヴォカシー〉 3 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉の運用 4 精神保健医療福祉に関連するその他の法制度等 章末問題
  • (看護学専門分野教科書シリーズ) 成人がん看護学
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    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、おもに看護基礎教育を受けている学生のために編集した。がんの発生と疫学に始まり、がん治療、診断期における意思決定、がん性疼痛と緩和ケア、臓器別がん、地域在宅ケア、家族支援という章立てで、がん看護のエッセンスを凝集した。執筆は、看護基礎教育において成人看護学を担当している教員、臨床に精通し正にがん看護領域で活躍しているがん看護専門看護師の方々に依頼した。特に、第4章では、国家試験問題に多く出題されているがん性疼痛緩和に関する内容について、WHO「がん疼痛治療ガイドライン」改訂(2018)、日本緩和医療学会編「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2020 年版」を踏まえて記述してる。また、各章の終わりに実力の養成ができるように、過去の国家試験問題を掲載している。成人領域のがん看護について基本を学び、すぐに国家試験対策に繋げて理解できるようにした。 【著者略歴】 編著:安藤 詳子(あんどう しょうこ) 一宮研伸大学看護学部 教授 【目次】 第1章 がんの発生と疫学 1 がんの発生 2 がんの疫学 第2章 がん治療と看護 1 手術療法 2 がん薬物療法 3 放射線療法 第3章 がんの診断から治療プロセスへ 1 がんの告知とインフォームド・コンセント 2 がん告知後の意思決定支援 第4章 がん性疼痛と緩和ケア 1 緩和ケア 2 がん性疼痛 3 がん性疼痛に対する治療の基本 4 オピオイドの副作用と対策 5 鎮痛補助薬 6 非薬物療法 第5章 臓器別がんと看護の特徴 1 咽頭がん 2 肺がん 3 乳がん 4 食道がん 5 胃がん 6 大腸がん 7 肝がん 8 膵がん 9 子宮がん・卵巣がん 10 前立腺がん 11 白血病  12 脳腫瘍 第6章 がん医療政策と地域在宅医療 1 がん医療政策のあゆみ 2 在宅療養がん患者と家族に対する支援 3 在宅療養がん患者と家族を支える医療システム 第7章 終末期がん患者の家族に対する支援 1 死別という喪失に対する悲嘆 2 がん患者の家族に対する“死別と喪失”に向けた準備に関する支援 3 死別の悲しみから生きる力へ
  • (管理栄養士養成課程栄養管理と生命科学シリーズ) 給食経営と管理の科学―記入式ノートつき―
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    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 本書の執筆・編集にあたっては、管理栄養士免許取得を目指す学生の皆さんの国家試験対策として万全を期すと同時に、管理栄養士として具備すべき知識の習得や専門的実践能力(コンピテンシー)の育成にも配慮した内容・構成を基本とした。また、学生の皆さんの理解を導く上で、解説はできるだけ短文かつ平易にし、イメージを掴みやすくするため、図や具体例をなるべく多く盛り込んだ。14名の執筆者の工夫により、管理栄養士教育に求められる給食経営管理の内容が、実務上の重要エッセンスを含め十二分に網羅されたと思われる。  本書での学習を通して、学生の皆さんが給食経営管理業務の魅力を理解し、国家試験の合格は勿論、その分野で活躍する多くの人材が育ってくれることを願っている。 【著者略歴】 編著: 井川 聡子 茨城キリスト教大学 名誉教授 松月 弘恵 日本女子大学家政学部 教授 著: 浅山 清治 石井香代子 福山大学生命工学部 教授 岡村 吉隆 千里金蘭大学生活科学部 教授 神戸美恵子 桐生大学医療保健学部 教授 金高 有里 札幌保健医療大学保健医療学部 准教授 小山 洋子 ノートルダム清心女子大学人間生活学部 准教授 角谷  勲 相愛大学人間発達学部 教授 田淵真愉美 岡山県立大学保健福祉学部 准教授 樽井 雅彦 摂南大学農学部 教授 福本 恭子 兵庫大学健康科学部 准教授 堀内 理恵 武庫川女子大学生活環境学部 准教授 和田 早苗 【目次】 第1章 給食の概念  1 給食の概要  2 給食システム  3 給食を提供する施設と関連法規 第2章 給食経営管理の概念  1 経営管理の概要  2 給食とマーケティング  3 給食経営と組織  4 給食経営管理の評価 第3章 栄養・食事管理  1 栄養・食事管理の概要  2 栄養・食事アセスメント  3 栄養・食事計画  4 栄養・食事計画の実施 第4章 給食の品質  1 給食の品質の標準化 第5章 給食の生産  1 原価  2 食材  3 生産(調理と提供) 第6章 給食の安全・衛生  1 安全・衛生管理の概要  2 給食の安全・衛生の実際  3 事故・災害時対策 第7章 施設・設備管理  1 生産(調理)施設・設備設計  2 食事環境の設計と設備 第8章 給食の人事・事務  1 人事・労務管理  2 事務管理  3 給食経営おけるIT の活用 第9章 施設別給食経営管理  1 病院  2 高齢者・介護保険施設  3 児童福祉施設  4 障害者福祉施設  5 学校給食  6 事業所給食  7 外食・中食・配食 参考資料 記入式ノート 第1章 給食の概念 第2章給食経営管理の概念 第3章栄養・食事管理 第4章給食の品質 第5章給食の生産(調理) 第6章給食の安全・衛生 第7章施設・設備管理 第8章給食の人事・事務 第9章施設別給食経営管理 記入式ノート解答
  • 公衆栄養学 (栄養管理と生命科学シリーズ)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  本書では次のような編集方針をとった。  ①「管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)」(2019年)に準拠した項目立てとした  ②「管理栄養士養成課程におけるモデル・コア・カリキュラム」(2019年)の内容にも対応した構成とした  ③可能な限り最新の法規、制度、統計データ等を盛り込んだ  ④各章に達成目標を示し、学習内容の到達度が確認できるよう留意した  ⑤豊富な図表と簡潔な文章を心がけ、わかりやすく解説した  ⑥特に重要な箇所に例題を設け、問題を解きながら理解を深められるよう工夫した  ⑦管理栄養士国家試験の過去問を解説付きで各章末に掲載し、管理栄養士国家試験対策や実力養成の一助とした  本書は、管理栄養士養成課程で必要な公衆栄養学の学修内容を網羅するとともに、最新の公衆栄養に関する専門的な情報を盛り込んだものとなっている。高度な専門知識専門技能を持ち合わせた管理栄養士養成の教科書として、また、現在、公衆栄養分野に従事されている方々の参考書としても最適である。 【著者紹介】 編著:大和田 浩子(おおわだ ひろこ) 山形県立米沢栄養大学健康栄養学部健康栄養学科 教授 編著:中山 健夫(なかやま たけお) 京都大学大学院医学研究科健康情報学 教授 【目次】 第1章 公衆栄養の概念 1 公衆栄養の概念 2 公衆栄養活動 第2章 健康・栄養問題の現状と課題 1 社会環境と健康・栄養問題 2 健康状態の変化 3 食事の変化 4 食生活の変化 5 食環境の変化  6 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題 第3章 健康・栄養政策 1 わが国の公衆栄養活動 2 公衆栄養関係法規 3 わが国の管理栄養士・栄養士制度 4 国民健康・栄養調査 5 実施に関連する指針、ツール 6 国の健康増進基本方針と地方計画 7 諸外国の健康・栄養政策 第4章 栄養疫学 1 栄養疫学の概要 2 曝露情報としての食事摂取量 3 食事摂取量の測定方法 4 食事摂取量の評価方法 第5章 公衆栄養マネジメント 1 公衆栄養マネジメント 2 公衆栄養アセスメント 3 公衆栄養プログラムの目標設定 4 公衆栄養プログラムの計画 5 公衆栄養プログラムの評価 第6章 公衆栄養プログラムの展開 1 地域特性に対応したプログラムの展開 2 食環境づくりのためのプログラムの展開 3 地域集団の特性別プログラムの展開 参考資料
  • (コメディカル専門基礎科目シリーズ) 解剖学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  コメディカル分野の教育プログラムと国家試験出題基準に基づいて、人体の肉眼的・顕微解剖的構造を器官の系統別にまとめ、生理学や病理学、コメディカル各分野の内科系・外科系専門科目の理解を促せるようにしている。特に、理学療法士や作業療法士の教育プログラムにも対応できるように、運動器系、神経系の内容を充実させている。 【著者略歴】 編著:澤田 和彦(さわだ かずひこ) つくば国際大学 医療保健学部 保健栄養学科 教授 編著:坂田 ひろみ(さかた ひろみ) 徳島大学大学院 医歯薬学研究部 医科学部門 機能解剖学分野 准教授 【目次】 第1章 解剖学総論  1 人体の階層性  2 器官系  3 方向を表す用語  4 人体の区分  5 人体の腔所  6 解剖学的平面  7 運動を表す用語(運動を表す解剖学用語と関節可動域)  8 椎骨を基準にした各構造の位置  9 穿刺の指標となる構造 第2章 細胞組織学     1 細胞  2 器官を構成する組織            3 筋組織  4 支持組織  5 神経細胞と神経組織 第3章 呼吸器系  1 上気道  2 下気道  3 肺  4 胸郭の構造と呼吸  5 胸膜と縦隔 第4章 消化器系  1 消化器系の概要  2 口腔  3 咽頭  4 食道  5 胃  6 小腸  7 大腸  8 肝臓と胆嚢  9 膵臓  10 腹膜と腹膜腔 第5章 内分泌系  1 内分泌系の概要  2 末梢内分泌器官 第6章 生殖器系  1 生殖と生殖器  2 性腺  3 性腺以外の生殖器 第7章 泌尿器系  1 泌尿器系の概要  2 腎臓  3 排尿路 第8章 循環器系  1 循環器系の概要    2 血管の構造と種類  3 心臓  4 肺循環  5 体循環  6 全身の静脈(体循環の静脈)  7 リンパ系  8 胎児循環 第9章 免疫器系  1 免疫器官とは  2 生体防御機構における免疫器官 第10章 神経系-末梢神経系  1 神経系の概要  2 末梢神経系の構成  3末梢神経系の線維成分  4 脊髄神経    5 脳神経  6 自律神経系 第11章 神経系-中枢神経系  1 中枢神経系の構成  2 大脳の構造  3 間脳  4 脳幹  5 小脳  6 脊髄  7 下行性伝導路(錐体路)  8 錐体外路系  9上行性伝導路  10 特殊感覚伝導路  11 髄膜と脳脊髄液 第12章 感覚器系  1 感覚器系の概要  2 皮膚  3 眼  4 耳  5 味蕾  6 鼻 第13章 骨格系  1 骨の形・構造  2 骨格の全体像  3 骨の連結 第14章 筋系    1 骨格筋の構造  2 筋の動作  3 骨格筋の形状  4 筋の補助装置  5 筋の支配神経  6 全身の筋 第15章 発生学  1 ヒト発生の概要と初期発生  2 心臓の発生  3 消化器系の発生  4 泌尿器・生殖器系の発生  5 頭頸部の発生           6 神経系の発生
  • 職業倫理を考える―保健・医療・介護・福祉系専門職の職業倫理を学ぶ人のために―
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    【内容紹介】  昨今、高齢化社会の到来と保健医療福祉サービスが拡大・多様化している。それに伴い、保健医療介護福祉の業務に従事している人・これからその分野で働こうと考えている人も増えている。多様化するニーズに対応していくためには、それぞれの業務・従事者が連携・協力していくことが不可欠である。  その際に必要不可欠なのが、対象となる人といかに向き合えばよいのかという、専門職としての職業倫理である。専門職として為さねばならないこと、してはいけないことを常に考えて実行しなければならない。それは大変難しく、困難であることが容易に予測される行為である。  しかしながら同じような悩み・問題を多くの人が抱えている。また多くの先人たちも、同様の悩みに対して思索を重ねてきた。本書はその歴史を振り返りながら、多くの事例を元に思索を試みている。これから読者が直面する事態に対応する際に、この本がささやかながらも一助になることを願って執筆された。 【著者紹介】 編著: 山野 克明(やまの かつあき) 熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科教授 著: 大塚 文(おおつか あや) 広島文化学園大学 人間健康学部スポーツ健康福祉学科教授 大橋 妙子(おおはし たえこ) 熊本機能病院総合リハビリテーション部課長補佐 坂本 淑江(さかもと よしえ) 熊本保健科学大学 保健科学部看護学科講師 佐々木 千穂(ささき ちほ) 熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科教授 藤井 可(ふじい たか) 熊本市 総務局 行政管理部労務厚生課医療参事 益永 佳予子(ますなが かよこ) 株式会社ファーマダイワ介護事業部部長 【目次】 第1章 保健医療介護福祉専門職の職業倫理 1.1 専門職と職業倫理 1.2 専門職の基盤となる法の理念 1.3 専門職の資格と法 1.4 守秘義務と個人情報保護 1.5 専門職と倫理綱領 1.6 我が国における保健医療介護福祉専門職の倫理綱領と倫理指針 1.7 チーム医療と職業倫理 第2章 ソーシャルワーカー(社会福祉士)の職業倫理 2.1 ソーシャルワーカーとはいかなる仕事か 2.2 ソーシャルワーカーの職業倫理 2.3 SWが経験する職業倫理的問題 第3章 介護支援専門員(ケアマネジャー)の職業倫理 3.1 介護支援専門員とはいかなる職業か 3.2 介護支援専門員の職業倫理 3.3 介護支援専門員が経験する職業倫理問題 第4章 医師の職業倫理 4.1 医師とはいかなる職業か 4.2 医師の職業倫理 4.3 医師が経験する職業倫理的問題(事例を含めて) 第5章 看護師の職業倫理 5.1 看護師とはいかなる職業か 5.2 看護師の職業倫理 5.3 看護師が経験する職業倫理問題 第6章 言語聴覚士の職業倫理 6.1 言語聴覚士とはいかなる職業か 6.2 言語聴覚士の職業倫理 6.3 言語聴覚士が経験する職業倫理的問題(事例を含めて) 第7章 理学療法士の職業倫理 7.1 理学療法士とはいかなる職業か 7.2 理学療法士の職業倫理 7.3 理学療法士が経験する職業倫理的問題(事例を含めて) 第8章 作業療法士の職業倫理 8.1 作業療法士とはいかなる職業か 8.2 作業療法士の職業倫理 8.3 作業療法士が経験する職業倫理的問題 第9章  保健医療介護福祉専門職における職業倫理教育のこれから―卒前教育に焦点を当てて- 9.1 なぜ専門職には職業倫理教育が必要か 9.2 保健医療介護福祉専門職における職業倫理教育の歴史 9.3 現在の学生が有する規範意識 9.4 専門職を目指す学生の規範意識と専門職養成教育 9.5 卒前教育における職業倫理教育の重要性 9.6 職業倫理教育の内容はいかなるものであるべきか 9.7 職業倫理教育における隠れたカリキュラム 9.8 職業倫理教育と自己調整学習 9.9 実習における職業倫理教育
  • 新版 調理学 (栄養管理と生命科学シリーズ)
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    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  管理栄養士養成課程のコアカリキュラム、国家試験ガイドラインの内容に沿い新知見を盛り込み、カラー刷り図表を用いて食事設計の基礎、調理の基本、調理操作と栄養、献立作成について広く著している。調理操作と栄養の項については、栄養だけではなく、調理操作により起こりうる変化(組織・物性・色など)および、栄養、機能性の変化についても記載した。また、献立作成の項では、食品構成の作成、献立作成条件、手順についてわかりやすく記述した。調理学を学ぶ学生にとって最適の書である。 【著者紹介】 編著:吉田 惠子(よしだ けいこ) つくば国際大学医療保健学部 教授 編著:綾部 園子(あやべ そのこ) 高崎健康福祉大学健康福祉学部 教授 【目次】 第1章 調理の概念 1 食事の意義 2 調理の意義と目的 3 調理学(調理の科学)の目指すもの 4 管理栄養士と調理 5 他の学問分野との関連 第2章 食べ物の嗜好性(おいしさ) 1 おいしさとは 2 食べ物の特性要因 3 食べる人側の要因 4 おいしさの評価 第3章 食事の設計 1 食事設計の基本 2 食事設計の基礎知識 3 献立作成 4 供食 第4章 調理操作 1 調理操作の分類 2 非加熱調理操作 3 加熱調理操作 4 調味について 第5章 調理機器 1 非加熱調理機器 2 エネルギー源 3 加熱調理機器 4 新調理システム 第6章 食品の調理性 1 炭水化物を主成分とする食品 2 たんぱく質を主成分とする食品 3 ビタミン・無機質の給源となる食品 4 成分抽出素材 5 調味料 6 その他の食品 自習問題 自習問題解答 索引
  • スポーツと運動の生理学―実践・指導の現場に役立つ知識と応用―
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  本書では,生理学的な枠組みを基本とし、体育学やスポーツ科学を学ぶ方々に向けて、大学での講義における運動生理学の基本的内容をまとめました。各章の末尾には復習問題を付け、知識の確認ができるようにしてあります。  執筆者らは、体育系学部で、自らもスポーツや運動の実践場面に身をおきながら、生理学、運動生理学、特にトレーニング科学、健康科学、脳神経科学を専門分野として教育と研究に関わってきました。近年の生活環境の変化に伴い、運動不足や体力低下が指摘される一方で、健康志向の高まりや競技スポーツの高度化など、私たちの身体を取り巻く環境は多様化しています。  トップアスリートとして活躍する学生、指導者や教員を目指す学生、怪我と向き合う学生など、それぞれの目標や立場にあって、本書で学習した内容を、スポーツや運動に関わる事象を科学的、論理的、分析的に考える材料にしていただくことを本書のねらいとしています。 【著者紹介】 内山 秀一(うちやま しゅういち) 現職:東海大学体育学部体育学科 教授 学位:博士(医学) 野坂 俊弥(のさか としや) 現職:東海大学体育学部生涯スポーツ学科 教授 学位:博士(スポーツ医学) 八田 有洋(はった ありひろ) 現職:東海大学体育学部生涯スポーツ学科 教授 学位:博士(学術) 【目次】 第1章 運動とコンディショニング 1-1 生体の恒常性 1-2 体液・血液の量と組成 1-3 運動と体液成分 1-4 コンディショニング 1-5 運動・栄養・休養のバランス 第2章 運動とエネルギー供給機構 2-1 生体のエネルギー 2-2 運動時のエネルギー供給系 第3章 運動と骨格筋系 3-1 骨格筋の構造と機能 3-2 骨格筋の収縮機構 3-3 骨格筋線維タイプ 3-4 骨格筋の適応変化 3-5 筋力トレーニングとその効果 第4章 運動と神経系 4-1 神経の生理学 4-2 感覚系 4-3 自律系 4-4 運動系 4-5 運動・トレーニングによる脳・神経系の適応変化 4-6 運動と認知機能 第5章 運動と呼吸器系 5-1 呼吸の生理学 5-2 運動時の呼吸動態 5-3 呼吸器系の運動適応変化 第6章 運動と循環器系 6-1 循環器系の構造と機能 6-2 心臓血管系の変化と適応 6-3 血液成分の適応 第7章 環境と運動 7-1 体温調節 7-2 運動時の体温調節 7-3 暑熱順化と運動トレーニング 7-4 寒冷環境と運動 7-5 低圧(高地)環境と運動 7-6 水中環境と運動 第8章 運動と内分泌系 8-1 内分泌器官とホルモン 8-2 運動時の内分泌反応 8-3 トレーニングによる影響 第9章 運動と免疫系 9-1 免疫系 9-2 自然免疫と獲得免疫 9-3 体液性免疫と細胞性免疫 9-4 免疫系の異常 9-5 運動と免疫能
  • 生理人類学―人の理解と日常の課題発見のために―
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    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  生理人類学とは、ヒトの進化・適応史に照らして、生活環境において発生する問題や潜在的な課題も含めて多くの領域から考察し解決しようとする学問である。  本書は、物理的環境(重力、温熱、光、音など)への適応からヒトの特徴を描き出し、日常生活における行動(睡眠、労働、運動など)とその問題点を解説している。また情動・感情のもつ本来の生物学的意義を踏まえ快適性の考え方に言及している。そして最後に未来への課題やその対応について考察を試みている。 【著者略歴】 編著: 安河内 朗(やすこうち あきら) 放送大学 福岡学習センター 所長 岩永 光一(いわなが こういち) 千葉大学大学院 工学研究院 教授 【目次】 まえがき 第1章 生理人類学を学ぶにあたって 1.0 生理人類学を学ぶにあたって 1.1 生理人類学とは 1.2 遺伝と進化 1.3 環境適応とその多様性 第2章 ヒトの物理的環境への適応の特徴と課題 2.0 ヒトの物理的環境への適応の特徴と課題 2.1 重力への適応 2.2 温熱への適応 2.3 光への適応 2.4 音への適応 2.5 酸素への適応 2.6 生活環境への適応と課題 第3章 人の日常行動と課題 3.0 人の日常行動と課題 3.1 生活時間(リズム) 3.2 衣服 3.3 食と栄養 3.4 睡眠 3.5 労働 3.6 運動 3.7 介護 第4章 人の快適性と課題 4.0 人の快適性と課題 4.1 人の情動と感情 4.2 人のストレスと快適性 4.3 生活デザインと快適性 4.4. 人とテクノロジーの関係 第5章 人の未来と課題 5.0 はじめに 5.1 人の本性と行動 5.2 個人への注意喚起 5.3 社会への注意喚起 5.4 おわりに 索引
  • (メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ) 新版 筋骨格障害学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  本書は、茨城県立医療大学の理学療法学科・作業療法学科の2年次に履修する「筋骨格障害と対応」の授業カリキュラムに準拠して作成されており全15コマからなる。理学療法士・作業療法士の国家試験を受けるために必要な内容が網羅されている。  近年の国家試験では、特に画像(単純X線、MRI、CT)や特徴的な図・写真を使用した問題が多数出題されており、テクニック重視の単なる机上の知識ではなく、より実践的で専門的な知識が要求されている。そのため、本書では、できるだけ多くの画像や図を掲載し、より実践的で臨床に即した内容に仕上げられている。また、章末には、茨城県立医療大学で過去に出題された学期末試験問題、整形外科領域の国家試験問題9年分を掲載し、簡単な解説も記した。これらの問題を解くことでより理解を深める工夫がされている。  筋骨格障害を理解するために、理学療法学・作業療法学を学ぶ学生はもちろん理学療法士・作業療法士の皆様にも最適の書である。 【著者略歴】 監修:和田野 安良(わだの やすよし) 茨城県立医療大学 名誉教授 著:六崎 裕高(むつざき ひろたか) 茨城県立医療大学 教授 【目次】 第1章 運動器の構造と機能 1 骨・関節の構造と機能 2 関節の構造と機能 3 神経の構造と機能 4 骨格筋の構造と機能 5 腱の構造と機能 6 靭帯の構造と機能 第2章 頚椎・腰椎障害と対応 1 脊椎の構造と機能 2 脊椎の障害 第3章 上肢障害の特性と対応 1 肩甲帯の構造と機能 2. 肩甲帯の障害 3 肘・前腕部の構造と機能 4 肘・前腕部の障害 5 手関節・手部の構造と機能 6 手関節・手部の障害 第4章 下肢障害の特性と対応 1 股関節・大腿部の構造と機能 2 股関節・大腿部の障害 3 膝関節・下腿部の構造と機能 4 膝関節・下腿部の障害 5 足関節・足部の構造と機能 6 足関節・足部の障害 7 絞扼性神経障害 第5章 筋骨格系感染症と対応 1 骨・関節感染症(細菌性) 第6章 関節障害と対応 1 関節の障害 2 関節の手術 第7章 四肢循環障害と対応 1 四肢の動静脈障害 第8章 筋骨格系腫瘍と対応 1 腫瘍総論 2 骨腫瘍 第9章 救急・外傷処置の特性と対応 1 救命医療 2 外傷 第10章 骨折、脱臼、捻挫の特性と対応 1 骨折 2 捻挫、靭帯損傷、脱臼、軟部組織損傷 第11章 上肢外傷と対応 1 上肢帯部の外傷 2 肩関節部の外傷 3 上腕部の外傷 4 肘関節部の外傷 5 前腕の外傷 6 手の外傷 7 腕神経叢損傷 第12章 下肢外傷と対応 1 骨盤・股関節部の外傷 2 大腿部の外傷 3 膝関節部の外傷 4 下腿部の外傷 5 足関節・足部の外傷 第13章 脊椎・脊髄損傷と対応 1 脊椎損傷(脊柱の損傷) 2 脊髄損傷 3 脊髄の奇形・形態異常 第14章 神経・筋疾患と対応 1 筋ジストロフィー 2 脳性麻痺 3 パーキンソン病 4 筋萎縮性側索硬化症 総合問題 参考文献 索引
  • (メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ) 新版 生理学
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    1巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  本書は、生理学を初めて学ぶ学生を対象に書いたものであり、内容を平易にしかも系統的に記述することを心掛けた。また対象は看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、放射線技師等のコメディカル領域を目指す学生であるが、医師、歯科医師、薬剤師を目指す学生においても使えるように、最新の知見や詳細に知るべき事柄をコラムとして記載した。 【著者略歴】 編著: 桑名 俊一(くわな しゅんいち) 植草学園大学 保健医療学部 理学療法学科 教授 荒田 晶子(あらた あきこ) 兵庫医科大学 医学部 生理学 生体機能部門 准教授 【目次】 第1章 生理学の基礎 1 細胞とその環境 2 恒常性の維持と調節機構 3 細胞の機能的構造 4 核酸と遺伝子 5 幹細胞と再生医療 第2章 神経系の基本的機能 1 神経細胞 2 神経信号の発生 3 神経信号の伝わり 4 神経の連絡と神経信号の伝達 第3章 神経系の機能 1 概要 2 末梢神経系 3 自律神経系 4 中枢神経系 5 睡眠と覚醒 6 学習と記憶 第4章 感覚の生理 1 感覚総論   2 体性感覚・内臓感覚 3 化学感覚(味覚、嗅覚) 4 視覚 5 聴覚、平衡感覚 第5章 筋肉・運動の生理 1 筋肉の種類と性質 2 骨格筋の生理機能 第6章 運動の制御機構 1 運動の実行 2 運動の制御指令 3 運動の調節 第7章 血液の生理 1 血液の構成 2 有形血液成分 3 液体血液成分 第8章 循環の生理 1 心臓の機能 2 心臓の構造 3 心電図 4 心臓の周期的活動 5 心拍出量の調節機構 6 血管系 7 血圧 8 血圧の測定法 9 血管運動の調節 10 血液循環 11 リンパ循環 第9章 呼吸 1 呼吸器 2 呼吸運動 3 肺機能 4 体内のガス交換 5 末梢の受容器・反射 6 呼吸の神経性調節  7 呼吸の随意性調節 8 特殊呼吸、環境と呼吸 第10章 消化・吸収 1 消化・吸収の概要 2 口腔での消化 3 胃での消化 4 小腸での消化と吸収 5 大腸 6 排便    第11章 栄養・代謝 1 概要 2 エネルギー代謝 3 栄養素の代謝 4 ビタミン 第12章 腎臓の生理 1 腎臓の機能的構造 2 尿の生成とその機序 3 排尿 第13章 体液の恒常性 1 体液の浸透圧濃度 2 体液量と体液の組成 3 体液浸透圧の調節機構 4 体液[H+]とpH 5 血液[H+]の調節機構 6 アシドーシスとアルカロ-シス 7 代償作用 第14章 内分泌 1 ホルモン 2 骨とカルシウム代謝 3 生殖とホルモン 第15章 体温の調節 1 体温とは 2 体温のリズム 3 熱の移動 4 体温調節反応 5 自律性体温調節のメカニズム 6 発熱 索引
  • (メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ) 精神医学
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    1巻5,940円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  名古屋大学医学部精神医学教室の総力をあげて執筆された本書は、PT・OTを目指す学生はもとより、広く臨床精神医学を学ぼうとする人々を対象として編集されている。特に、診断基準は、メディカルスタッフの書籍としては初めて最新のDSM-5により統一された。また、他の診断体系との比較表も添付されている。 【著者略歴】 編著:飯高 哲也(いいだか てつや) 名古屋大学大学院医学系研究科作業療法学講座 教授 【目次】 第1章 精神症状の診かた 1 総論 2 各論 第2章 診断と検査 1 診断 2 検査 第3章 統合失調症 1 統合失調症とは 2 診断・分類・亜型 3 経過と予後 4 治療 第4章 うつ病・双極性障害 1 うつ病・双極性障害とは 2 基本的な症候~①抑うつエピソード 3 基本的な症候~②躁病エピソード 4 基本的な症候~③軽躁病エピソード 5 抑うつ障害の診断と特徴について 6 双極性障害の診断と特徴について 7 うつ病・双極性障害に関連する臨床的特徴 8 疫学 9 経過・予後 10 治療 11 おわりに 第5章 不安症・強迫症・心的外傷後ストレス障害 1 はじめに 2 概念・定義 3 疫学 4 成因と機序 5 臨床症状 6 併存症 7 経過と予後 8 治療 第6章 摂食障害   1 概念・定義(および歴史的背景)・症状 2 疫学 3 成因と機序 4 経過と予後 5 治療 第7章 物質使用障害 1 物質使用障害とは 2 物質使用障害にみられる依存症状 3 診断基準 4 疫学 5 対象となる物質とその症状 6 代表的な物質使用障害の特徴 7 社会的対策 第8章 パーソナリティ障害 1 はじめに 2 パーソナリティ障害の歴史的変遷 3 診断とアセスメント 4 パーソナリティ障害の精神療法的接近 第9章 睡眠・覚醒障害 1 正常な睡眠とその変動 2 不眠障害 3 過眠障害 4 ナルコレプシー 5 呼吸関連睡眠障害 6 概日リズム睡眠-覚醒障害群 7 睡眠時随伴症群 8 物質・医薬品誘発性睡眠障害 第10章 認知症   1 認知症総論 2 認知症各論 第11章 神経発達症   1 はじめに 2 症例提示 3 終わりに 第12章 身体症状症と総合病院 精神医学 1 身体症状症の定義と概要 2 コンサルテーション・リエゾン精神医学の定義と概念 3 症状性を含む器質性精神障害 4 せん妄 5 緩和医療 第13章 てんかん 1 はじめに 2 病態 3 てんかんの検査 4 てんかんの治療 5 てんかんの包括治療 6 てんかんと社会 7 おわりに 第14章 精神科薬物療法 1 概念・定義 2 向精神薬の分類 第15章 精神科ハビリテーション   1 概念・定義 2 個人に対するリハビリテーションの介入と評価 3 まとめ 第16章 精神医療関連法規 1 はじめに 2 精神医療関連法規の歴史的変遷 3 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 4 隔離と身体拘束 5 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療 及び観察等に関する法律 6 発達障害者支援法 第17章 国試問題と解説 1 統合失調症 2 うつ病・双極性障害 3 不安症・強迫症・心的外傷後ストレス障害 4 摂食障害 5 物質関連障害 6 パーソナリティ障害 7 認知症 8 神経発達症 9 てんかん 10 治療技法・リハビリテーション技法
  • (メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ) 人間発達とライフサイクル
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    1巻4,730円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  本書は、総論と各論から成り、総論では、人間発達をライフサイクルとして捉えて概観できるよう構成し、人間の発達をイメージしやすいようにカラー刷りのイラストを随所にとり入れている。人間発達の概要を「総論」で確認し、各論Ⅰではさらにライフステージごとで詳細を深められるようにしている。総論または各論Ⅰからの学びが各論Ⅱでは、PT、OTの評価学の根拠となり、各論Ⅲでは治療学の根拠であることを示せるような構成となっている。また、「脳機能の発達と人間発達」の章を設け本書の教科書としての新規性を高めている。 【著者略歴】 編著: 辛島 千恵子(からしま ちえこ) 名古屋大学大学院医学系研究科 リハビリテーション療法学専攻 教授 【目次】 総論 第1章 人間発達とライフサイクル 1 人間発達とライフサイクル 2 発達の定義 3 発達におけるいつくかの原則 4 発達の方向性と順序性 第2章 脳機能の発達と人間発達 1 はじめに 2 脳の発達 3 脳の障害 第3章 心身機能・身体構造の発達 1 身体・生理機能の発達 2 運動機能の発達 3 認知、心理機能の発達 4 感覚統合機能の発達 5 パーソナリティの発達 6 言語機能の発達   第4章 活動参加の発達 1 あそびの発達 2 生活行為の発達 3 社会性の発達と対人コミュニケーションの発達 各論Ⅰ ライフステージと人間発達 第1章 胎児期と出産 1 胎芽・胎児の発達過程 2 異常状態の発現時期 3 人工授精・体外受精・顕微授精 4 出生前診断と遺伝性・先天性疾患の診断 5 主な疾患と障害 第2章 乳児期 1 乳児の生活 2 乳児期の心身機能・身体構造 3 活動参加 第3章 幼児期前期 1 幼児期前期の心身機能・身体構造 2 活動参加 第4章 幼児期後期 1 幼児期後期の心身機能・身体構造 2 活動参加 第5章 学童期 1 学童期の心身機能・身体構造 2 活動参加 第6章 青年期 1 はじめに 2 青年期の心身機能・身体構造 3 活動参加 第7章 成人期前期 1 はじめに 2 成人期前期の心身機能・身体構造 3 活動参加 第8章 成人期後期 1 成人期後期の発達課題 2 成人期後期の心身機能・身体構造 3 活動参加 第9章 高齢期 1 はじめに 2 高齢期の心身機能・身体構造 3 活動参加 各論Ⅱ ライフサイクルと評価 第1章 理学療法評価・作業療法評価 1 はじめに 第2章 発達理論 1 発達理論 第3章 発達理論と発達評価 1 はじめに 2 発達評価 3 エリクソンの発達段階と発達評価 各論Ⅲ ライフサイクルと治療、支援モデル 第1章 運動コントロールモデルと理学療法、作業療法 1 運動発達理論 2 姿勢・運動コントロールと中枢神経系 3 姿勢・運動コントロールを促すための理学療法4 4 運動コントロールモデルと作業療法 第2章 感覚統合モデルと作業療法 1 はじめに 2 感覚統合障害とは 3 感覚統合障害の評価 4 感覚統合療法 5 感覚統合療法の実践、症例を通して 第3章 関係発達理論と作業療法 1 関係発達 2 間主観的アプローチ 3 間主観的アプローチと作業療法 第4章 環境と発達と理学療法、作業療法 1 運動の発達と認知の発達 2 環境を配慮した理学療法 3 生態学的モデルと作業療法 索引
  • (メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ) 脳神経内科学
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    1巻5,830円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  将来リハビリテーションにかかわる職種(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など)を目指している学生の皆さんや、現在すでにこれらの資格を持って働いている皆さんを対象に書かれたものである。  脳神経内科学で扱う症候(とその診かた)や疾患は、ともすれば「難解」であると思われがちであるが、本書では図表を多く取り入れ、できるだけ平易な表現を用いて、理解しやすいように工夫がしてある。学生の皆さんにとっては、国家試験にも十分対応できる内容となっている。 【著者略歴】 編著: 高橋 伸佳(たかはし のぶよし) 千葉県立保健医療大学 健康科学部 リハビリテーション学科 教授 【目次】 総論 第1章 神経系に診察法 1 病歴(問診) 2 診察手順 3 意識・高次脳機能 4 脳神経 5 運動系 6 感覚系 7 姿勢・歩行 第2章 高次脳機能障害の診かた 1 総論 2 言語の障害 3 行為の障害 4 認知の障害 5 記憶の障害 6 注意障害 7 遂行機能障害 8 無視症候群 9 脳梁離断症候群 第3章 認知症の診かたと原因疾患 1 総論 2 治療可能な認知症 3 血管性認知症 4 変性性認知症 第4章 主要な神経症候の診かた 1 意識障害 2 視力・視野障害 3 複視と眼瞼下垂 4 構音障害 5 嚥下障害 6 錐体路症候と錐体外路症候 7 運動失調と平衡障害 8 不随意運動 第5章 神経学的検査法 1 画像検査 2 生理検査(電気生理学的検査) 3 脳脊髄液検査  4 筋生検 各論 第1章 脳血管障害 1 総論 2 脳梗塞 3 脳出血 4 くも膜下出血 5 脳動静脈奇形 6 脳静脈血栓症 7 もやもや病 8 脳動脈解離 9 一過性脳虚血発作 第2章 変性疾患 1 総論 2 運動ニューロン疾患 3 錐体外路疾患 4 脊髄小脳変性症 第3章 感染症 1 総論 2 ウイルス性髄膜脳炎 3 細菌性髄膜脳炎 4 真菌性髄膜脳炎 5 結核性髄膜脳炎 6 遅発性ウイルス感染症  (亜急性硬化性全脳炎と進行性多巣性白質脳症) 7 脳膿瘍 8 プリオン病 第4章 頭部外傷 1 頭部外傷とは 2 頭部外傷の分類と診断・治療 第5章 脳腫瘍 1 脳腫瘍とは 第6章 てんかん 1 てんかんとは 第7章 中毒・代謝性疾患 1 中毒性神経障害 2 代謝性疾患 第8章 脱髄性疾患 1 総論 2 多発性硬化症とNMO 3 急性散在性脳脊髄炎 第9章 頭痛 1 総論 2 一次性頭痛 3 二次性頭痛 4 有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛およびその他の頭痛 第10章 めまい 1 めまいとは 第11章 脊椎・脊髄疾患 1 総論 第12章 末梢神経障害 1 総論 2 単神経症 3 多発性単神経症 4 多発性神経症 第13章 筋疾患 1 総論 2 筋ジストロフィー 3 炎症性筋疾患 4 周期性四肢麻痺 5 筋強直性筋ジストロフィー 6 ミトコンドリア病 第14章 神経筋接合部疾患  1 神経筋接合部疾患とは 付録 国試問題と解説 索 引
  • (メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ) リハビリテーション医学
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    1巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  これからリハビリテーションを志す学生の方々、実際にリハビリテーションを担当しているメディカルスタッフ:看護師さん、介護・行政に携わっておられる方にとって有用な内容ですので、ぜひ手元に置いて疑問に思ったおりや、確認したいことがある際に手軽に開き、活用して頂きたい。 【著者略歴】 編著: 真柄 彰(まがら あきら) 新潟医療福祉大学リハビリテーション学部 教授 鴨下 博(かもした ひろし) 東京医療学院大学保健医療学部 前教授 【目次】 第1章 脳卒中・頭部外傷のリハビリテーション 1 脳卒中、頭部外傷のリハビリテーション評価 2 時期・障害レベルごとのアプローチ 第2章 摂食・嚥下のリハビリテーション 1 摂食嚥下障害 2 摂食嚥下機能評価 3 摂食嚥下リハビリテーション 第3章 脊髄損傷のリハビリテーション 1 脊髄損傷の評価と予後予測 2 急性期の合併症とその医学的管理について  3 慢性期にかけての合併症とその医学的管理について 第4章 障がい者スポーツ 1 障がい者のスポーツ 2 障がい者のスポーツの実際 第5章 中枢性疾患のリハビリテーション 1 パーキンソン病 2 脊髄小脳変性症 3 筋萎縮性側索硬化症 4 多発性硬化症 第6章 末梢神経疾患のリハビリテーション 1 末梢神経障害とは 2 代表的な末梢神経障害 第7章 筋疾患のリハビリテーション 1 筋疾患(ミオパチー) 2 Duchenne型筋ジストロフィーのリハビリテーション 第8章 小児のリハビリテーション 1 脳性麻痺 2 二分脊椎 第9章 循環器疾患のリハビリテーション 1 心臓リハビリテーション 2 運動プログラムの安全性 3 心不全のリハビリテーション 第10章 内部障害のリハビリテーション 1 呼吸器疾患 2 糖尿病 3 慢性腎臓病(CKD) 第11章 関節リウマチのリハビリテーション 1 関節リウマチの主要症候 2 診断と検査、評価 3 治療体系-トータルマネジメント 4 薬物療法 5 手術療法 6 リハビリテーション 第12章 切断のリハビリテーション 1 切断原因の変遷と動向 2 義足 3 義手 第13章 運動器疾患のリハビリテーション 1 骨折のリハビリテーション 2 変形性関節症 3 捻挫・靭帯損傷 第14章 装具療法 1 装具 2 上肢装具 3 下肢装具 4 体幹装具 第15章 悪性腫瘍(がん)のリハビリテーション 1 悪性腫瘍(がん)の基礎的理解 2 身体機能評価 3 対象となる障害 4 病期別のリハビリテーション 5.原発巣別のリハビリテーション 第16章 熱傷のリハビリテーション 1 熱傷の基礎的理解 2 熱傷のリハビリテーションの実際 付 録 参考資料 索 引
  • (メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ) リハビリテーション概論
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    1巻5,170円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  リハビリテーション医学の概要を知るために通読も大切ですが、外来でまたは病棟で、分からぬ事項があったら必要に応じて章ごとに読むことを勧めたい。そして各章ごとに記載されている問題に回答することも、自分の知識を確認するために役立ちます。 【著者略歴】 編著: 真柄 彰(まがら あきら) 新潟医療福祉大学リハビリテーション学部 教授 鴨下 博(かもした ひろし) 東京医療学院大学保健医療学部 前教授 【目次】 第1章 リハビリテーションの理念 1 リハビリテーションの概念 2 リハビリテーション小史 3 障害の概念 4 リハビリテーションの4相 5 多職種連携(チームアプローチ) 第2章 急性期・回復期のリハビリテーション 1 全身の管理 2 リハビリテーションアプローチ 3 ゴール設定 4 リスク管理 第3章 生活期のリハビリテーション 1 高齢化社会における廃用症候群 2 介護予防と廃用症候群 第4章 チーム医療 1 チーム医療をめぐる動向6 2 多職種連携の基本と原則 3 リハビリテーション医療チームの課題 第5章 国際障害分類(ICIDH) 1 疾病と障害 2 国際障害分類(ICIDH) 3 ICIDHの活用 第6章 国際生活機能分類(ICF) 1 ICFの目的 2 国際生活機能分類ICFの仕組みと構造 3 ヒトの生活基盤としての「活動と参加」 4 ICFからみた専門職の役割と機能 第7章 理学療法 1 理学療法 2 運動療法 3 物理療法 第8章 作業療法 1 作業療法 2 作業療法の分野 3 作業療法士の就業状況 4 作業療法の理論と実際 第9章 言語聴覚療法 1 言語聴覚士 2 言語聴覚障害/ 3 言語聴覚療法 4 言語聴覚障害と言語聴覚療法 第10章 神経心理リハビリテーション 1 大脳の機能局在 2 高次脳機能障害の改善 3 高次脳機能障害各論 4 おわりに 第11章 車いすシーティング 1 支援技術 2 シーティング技術とは 第12章 栄養とリハビリテーション 1 リハビリテーション栄養 2 サルコペニア 第13章 歩行評価 1 歩行評価の因子 2 小児の歩行  3 高齢者の歩行 4 疾患を有する患者の歩行特性 第14章 機能・能力評価 1 関節可動域 2 徒手筋力検査 3 感覚障害 4 中枢性運動麻痺の検査 5 協調性検査 6 基本動作の検査 第15章 日常生活動作評価 1 ADL評価 2 生活関連活動(APDL)評価 付 録 参考資料 索 引
  • (理工選書) 入門こころの医学―臨床精神科医への質問―
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    1巻1,430円 (税込)
    【内容紹介】  本書は第1部と第2部の2部構成からなる。第1部は精神医学に対する医学生の素朴な疑問に臨床精神科医が答える問答形式をとり、第2部では「精神医学とは何か」に始まる質問に対し著者の鋭い洞察が述べられる。  大学での「精神医学」の講義を受けた学生は、その後に病院での臨床実習を経験し、実際の患者と向かい合うことになる。その際に患者の示す多様な精神症状を理解するため、折に触れて教科書を見返すことで精神医学を学修していくことになる。  そのような学修過程の中で、学生はさまざまな疑問が湧いてくる。それらをひとつひとつ吟味してみると、かなり漠然とした疑問から具体的に問題点を捉えた質問まで幅広いことが分かる。前者の例は「精神疾患は治るのでしょうか?」などで、後者の例は「向精神薬は副作用があるが服用を続ける利点は何か?」などである。講義の1回分を使って、そのような質問への回答を筆者は示していく。しかし年度を追うごとに質問が増えて多岐にわたり、内容的にも高度な医学研究論文を引用する必要も出てくる。第1部ではこの一連の過程で集められた、臨床精神医学に関する質問141個についての解説が述べられている。したがってこれらは、実際に精神医学を学んでいる医学生からの率直でかつ真摯な問いかけなのである。  この臨床精神医学への疑問に答えるため、筆者は文献検索により可能な限りエビデンスに基づいた回答を作成している。多くは英語圏で出版され、多数の医学論文を網羅した総説を参考にしている。とりわけメタ解析という手法を用いた論文を集めているが、理由はそれが現時点で最も科学的信頼性が高いと考えられているからであろう。一部は国内の医学論文や、各種医学会が作成したガイドラインも参考にしている。加えて政府機関の発表した白書、科学研究費補助金報告書、哲学・倫理学系専門誌、新聞報道なども用いて丁寧に解説している。  第2部では、「精神医学とは何か」という問いかけに対し、それは「人間存在の医学」であると、著者の30年以上にわたる臨床経験からの最も熱い思いが語られる。次いで幾多の変遷を重ねてきた精神医学の歴史についても記述される。   この「入門こころの医学」は、医学生の疑問に臨床精神科医が答える形式をとることで「精神医学」というものの全体像を分かりやすく読み解こうとするチャレンジの書である。医学生だけではなく、メディカルスタッフの方々、また、精神医学に興味のあるなしに拘わらず広く一般の読者の方にも是非とも読んで頂きたい一書である。 【著者略歴】 著: 飯高 哲也(いいだか てつや) 名古屋大学大学院医学系研究科 教授 【目次】 まえがき 第1部 第1章 精神障害一般 第2章 統合失調症 第3章 気分障害 第4章 神経症とストレス関連疾患 第5章 摂食障害 第6章 睡眠・覚醒障害 第7章 加齢・認知症 第8章 薬物依存 第9章 パーソナリティ障害・性同一性障害 第10章 発達障害 第11章 身体疾患関連 第12章 精神科薬物療法 第13章 リハビリテーション・患者対応 第14章 自殺関連問題 第2部 第1章 精神医学とは何か?  1 精神障害と創造性  2 傑出人と創造性  3 文学的才能と精神障害  4 その他の領域における創造性  5 一般人の創造性とは何か? 第2章 精神医学の歴史・でもその前に  1 医学の始まり  2 古代ギリシャ時代の医学  3 ローマ時代の医学  4 中世の医学  5 アラビア医学  6 西洋医学の黎明  7 近世における医学  8 近代医学の発展 第3章 精神医学の歴史・ここから始まる  1 近代精神医学の黎明  2 ルードウィッヒⅡ世  3 向精神薬開発前夜 第4章 日本の医学・医療の歴史  1 古代から平安時代  2 鎌倉から戦国時代  3 近世-江戸時代  4 明治から昭和へ 第5章 日本における精神医療の歴史  1 古代から近世  2 明治時代以降  3 現代の精神医療へ あとがき 付録:主な精神障害の名称 参考文献 人名索引・事項索引

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