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4.039歳の船出啓介は、祥子と結婚して10年になる。仲むつまじい夫婦だと自認していた。しかし、妻のパート先のスーパーマーケットに買い物に行った時、彼女の浮気現場を目撃してしまう。妻は店の裏口で、店長にフェラチオをしていたのだ。思ってもいなかった裏切りに、啓介は茫然自失となる。そんなおり、啓介は町内の掲示板にポスターを貼っているキレイな女性から社交ダンスサークルに誘われる。その女性講師・岸沢朋恵は30歳前後で、スタイル抜群。黒髪をポニーテールでまとめていて、目元は涼しげで、肌ははっとするほど白かった。引き締まった身体が際立っていて、仕草も優雅に見えた。教え方も丁寧で、他の生徒が帰っても熱心に指導してくれた。甘い声で囁かれ、抱きつかれると、勃起してしまった啓介は我慢できず襲いかかった。すると「レッスンは、まだ終わってませんよ」と彼女は自ら上になって……。
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-21歳の西上友也は童貞の大学生。祖母が体調を崩したため、両親に代わって様子を見に行くことになり、絵に描いたような田舎町にやってきた。友也にとって祖母の家は、共働きの両親が忙しかった10歳の頃、冬休みの間だけ預けられた経験のある思い出の地。特に記憶に残っているのは、何かと面倒を見てくれた近所に住む六花の存在だ。友也にとっては初恋の相手だった。十数年ぶりにあった彼女は体型も容姿も驚くほど当時と同じだった。アーモンド形の目は、記憶の中と変わらない。彫刻のように整った顔も、透きとおるように白い肌も、あの頃のままだ。子供の時に年齢を聞いた気がするが、はっきり覚えていない。30代後半だったと記憶しているが、まったく年を取ったように見えない。憧れの相手に思いきって告白すると……。
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5.052歳の越田祐介はフリーの助監督。最近は仕事の依頼がまったく来なくなっていたが、いつ声がかかってもいいように、日払いのポスティングで生活費を稼いでいた。今日もポスティングに精を出して、高級住宅街を回っていると、植木の水やりの飛沫がかかり、チラシがずぶ濡れになってしまった。詫びに出てきた女性が、なぜか越田の顔をじっと見つめてくる。声をかけられて思い出した。彼女は元アイドルの清里南。20年ほど前、越田は彼女が主演したアイドル映画の助監督を務めたことがあったのだ。南は相変わらず童顔だったが、ワンピースから覗くスラリとした脚と豊かな巨乳が成熟を感じさせる。髪は背中まで伸びていて、前髪を眉元で揃えていた。二人はあの映画のリバイバル上映を一緒に観に行くことになった。上映中、突然南は手を握ってきた。それどころか、暗闇の中、越田のペニスに手を回し、フェラを始めて……。
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4.0森久保孝敏は10年前に駆け落ちした兄・昌志と千晴と会うために、札幌に来ている。兄は38歳、千晴は36歳になっているはずだった。兄と知り合った頃、千晴には別居中の夫がいた。DVを受けて家を飛び出し、生活のために働いていたファミレスで兄と出会った。しかし、交際を両親に反対されて、二人は駆け落ちする。ずっと音信不通だったが、数年に一度ハガキが来ており、籍を入れて、札幌で小料理屋を営んでいることは知っていた。今回、北海道にやってきたのは老いた両親と兄の関係を修復させるため。兄夫婦には事前に連絡せずにお店を訪問した。しかし、そこには兄の姿がない。他に女を作り、今や酒浸りで金を無心しにときどき帰ってくるらしい。まさかの展開に、孝敏は兄嫁への秘めた恋心を抑えきれなかった。割烹着を脱いで着物姿になった千晴は、寂しさに耐えきれず、孝敏にしなだれかかってくる。自然と唇を重ねると、兄嫁のほうから舌を入れてきて……。
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4.027歳の竹橋基紀は不運続きだった。仕事はうまくいかず、恋人とは別れたばかり。さらに、女手ひとつで自分を育ててくれた母親は怪我を負って入院中。母を見舞った帰りには雨に振られてしまい、本当についていない。基紀はずぶ濡れになりながら、行き着けの「定食屋 海老野」に駆け込んだ。このお店は幼馴染み・海老野明彦の実家で、今は彼が跡を継いでいる。お店に入ると、そこには懐かしい顔が……。明彦の姉・史香が迎えてくれたのだ。7年前に嫁いでいて、会うのは久しぶりだった。子供の頃、母子家庭の基紀をいつも世話してくれた史香は、この日も濡れた基紀の身体を拭いてくれた。ふと、現実に押し潰されそうになり、愚痴ってしまう基紀。すると、史香はいきなり抱きついてきた。彼女も実は心に傷を負っていたのだ。2人は慰め合うように激しいディープキスで求め合う。階下では幼馴染みが仕事をしているというのに基紀は勃起してしまい、亀頭を舐められると我慢できず……。
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4.5◎美女たちの淫らダンス…スタジアムは蜜楽ハーレム! 大注目の青春誘惑ロマン プロ野球球団・新潟スターズの広報部で働く沢野拓己は23歳。急な配置転換により、「ねこねこダンス」で人気を集める球団チアリーディングチーム「スターズガール」の動画撮影担当になるが、奥手で童貞の拓己は女性が苦手で撮影が上手くいかない。見かねたスターズガールズのリーダー・彩花は拓己を誘惑し、やさしく激しく童貞喪失に導いてくれるのだった。以来、まずまず仕事をこなせるようなった拓己は、一押しの女子大生メンバー・由菜と親密になり、一夜をともにする機会を得るのだが…!? 快感が弾ける新鮮性春エロス登場。
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3.0◎オフィスで欲しがる美女…夜の会社はふしだらハーレム! ◎今旬の作家が描く極上の誘惑官能ロマン! 片山秀平は中堅食品メーカーの営業マン。入社二年目を迎えて、やる気になっていたが、突然、女ばかりでお荷物部署と噂される営業六課への異動を命じられる。六課にいるのは、クールビューティだが厳しい直属の上司の玲子、パソコンおたくのメガネ美女の唯、可愛い容貌とは裏腹に毒舌な一美など、見た目は魅力的だが一癖ある年上女性ばかり。そんな新しい部署に困惑する秀平だったが、彼女らと淫らなムードになる機会が次々に巡ってきて!? 女ばかりの職場でハーレム体験…オフィス・エロスの決定版。
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4.0◎最果ての終着駅でとろけあう男と女! ◎心揺さぶる叙情地方エロス 高杉謙治は北海道の僻地にある終着駅で、長年、駅員として働いている。 独身の謙治は、幼なじみで未亡人の小百合に好意を寄せているが、彼女の亡夫は彼の親友であり、想いを告白することは出来なかった。 そんなある日、謙治は駅で具合の悪くなった旅行者の女を介抱する。 彼女は人妻で、結婚生活が上手くいかず、一人旅に出てここまで来たという。 そして彼女を慰めるうち、二人は一夜の関係を持つことに。 以来、わけありの女たちがこの駅を訪れ、謙治ははからずも彼女たちと身体を重ねていくのだった…! 最果ての終着駅でとろけあう男と女、癒しの地方官能ロマン。
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5.0◎「今夜は…欲しいの」年上美女の甘い誘惑! ◎未亡人店長から誘惑妻まで…地元の喫茶店は熟蜜の園 「ああ、やっぱり素敵だ…」23歳のサラリーマン・吉岡貴志は、近所の喫茶店の店主・藤川優梨子に熱い眼差しを向けていた。優梨子は2年前に夫を亡くした三十路の未亡人。淑やかで美しい未亡人に想いを寄せて店に通っているが、奥手で童貞の貴志にとって彼女は高嶺の花で、ただ見つめているだけだった。そんな貴志だったが、喫茶店で働く人妻に筆下ろしをしてもらい、さらに優梨子の秘密の姿を目撃し、憧れの未亡人へ想いをぶつけようと決意する…! 艶めく年上美女に焦がれる青年を描いた、書き下ろし熟恋エロス。
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-大学2年生の野崎純平は六本木のショーパブで働いている。ボーイの仕事をしながら、ショータイムの照明をこなす毎日は楽しかった。この店で働いている男性は純平だけ。周りには様々なタイプの女性がいたが、年上が好きな純平のお気に入りは30代前半の人妻・千里だった。彼女は純平と同時期に店に入ったホステス兼ダンサー。ウェーブした髪は肩まであって、大きな目とスッキリとした鼻筋、ぽってりとした唇には気品があった。服を着ている時は上品な奥様なのに、着替えるときに見せる白い肌は、ゾクリとするような色気がある。こっちの気持ちを知ってか知らずか、千里は何かと誘惑してくる。目の前で着替えたり、ボディクリームを塗らせたり、パンティからヘアがはみ出てないかチェックさせたり……。そして、とうとう誘われるまま彼女の家に行くと、浴室で……。
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-20歳の大学生・宮島友哉は、母親に頼まれて隣の家に回覧板を届けることになった。隣家には深谷夫妻が住んでおり、妻の恵梨子はそこで書道教室を開いていた。小学生時代にその教室に通っていた友哉は恋心を抱いていて、大学生になった今も同年代の女子学生には興味を持てず、36歳になった恵梨子への思いを秘めたままだった。そんなある日、友哉は思いがけない場面に遭遇する。回覧板を届けようと訪れた深谷家で、恵梨子が教え子の父親に襲われていたのだ。嫌がりながらもよがる恵梨子を凝視してしまう友哉。物音を聞いた男が逃げ出し、結果的に恵梨子を助ける形となった友哉だったが、彼を口止めしようと恵梨子はフェラチオを始め……。
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-着物美人の光と影…日本女性の究極の美を表現! 妖艶、華麗、悲哀、可憐、情欲。“女”のすべてがここにある。さまざまな表情を浮かべる女体と着物。日本人の美しさを描いた、珠玉の55点を収録。 絵画だからこそできた美の表現がここにある。 ●西村春海(にしむら・しゅんかい) 1949年、青森県生まれ。画家を目指して大学半ばで上京。1984年に「スポーツニッポン」で笹沢佐保『華やかな鬼気』に挿絵執筆を期に、数多くの新聞・雑誌で連載小説の挿絵を手がける。1996年には、CD-ROM画集『春海』『春海II』を出版。ロイヤルサロン銀座他にて個展を20数回開催している。日本出版美術家連盟元理事長。日本文芸家クラブ大賞出版美術賞、日刊現代挿絵賞を受賞。 SHUNKAI ART WORKS “Kimono” The dark and light side of beauty in kimono. Expressing extreme beauty of Japanese woman ! Coquetry, gorgeousness, sorrow, purity, passion. Here is everything about “woman”. Body of woman and kimono making various faces. Here includes excellent 55 pieces of Japanese beauty. Only drawing can express this beauty. ●Syunkai Nishimura He was born in 1949 in Aomori prefecture. He went to Tokyo to be a painter after he left university. Later, he drew illustrations for a novel “Bright Evil” by Saho Sasazawa in the newspaper, “Sports Nippon”. He has worked on many running stories in both newspapers and magazines. In 1996, he released the CD-ROM art book, “Shunkai” and “ShunkaiII”. He exhibited his work two dozen times at Royalsalon-Ginza. Administrative director of Japan Publishing Artist Federation. He has been awarded grand prizes by the Japan Writer’s club, Publishing Art and was awarded a prize for illustration from Nikkan Gendai.
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-子供の頃から富美子は「可愛い」「美人だ」と言われて育ってきた。しかし、父が大病を患ったことで家庭はつまずいてしまう。そして、いつしか借金まみれになり、昭和31年、17歳で吉原に売られてしまった。半年間、遊郭で雑用係と重宝され、18歳になった富美子。華奢だった体も胸が膨らみ、全体に丸みを帯びて女性らしくなった。だが、吉原に激震が走る。売春法が施行され、遊郭が禁止になるという噂で持ちきりに。富美子は処女のまま、妾として売られることになった。売り物として5人の客の前に通された富美子。服を脱がされ、乳房をさらされ、M字開脚のまま様々な体位を模したあられもない格好を強要される。そのまま秘部をいじられると、味わったことのない快楽に襲われ、思わず身もだえてしまい……。
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5.0国松虎吉は35歳。プロレスラーとしてデビューして15年経つが、未だにテレビ中継に映ったことのない万年前座のレスラーだった。昔、一目惚れした看護婦の幸代と付き合っていたが、プロポーズした後に彼女が急逝。それを引きずり、ずっとくすぶったままで、幸代の10歳年下の妹・奈都子にいつも心配ばかりかけていた。今日もひどく酔っ払い、かつて幸代が住んでいた奈都子の家に転がり込んでしまう。奈都子ももう25歳。虎吉は自分は兄だと必死に気持ちにブレーキをかけていた。しかし、奈都子に惚れた後輩レスラー・武波に怒りをぶつけられ、虎吉は引退を決意する。最後の試合、武波と死闘を繰り広げた虎吉は完敗。病院送りにされた。それでも悔しさではなく、爽快感を覚えた虎吉を奈都子が訪ねてきた。ダンガリーシャツを腕まくりして、クリーム色のフレアスカートを穿いている彼女は、泣き腫らした目をしていた。思いをぶつけられた虎吉は奈都子に告白。そのまま病院のベッドの上で……。
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-それは悪夢の始まりだった 彼女と会社を奪われて―― ふたりの美人復讐代行屋が肉弾戦!! 大人気セクシー×サスペンス IT企業社長・羽田は、 女性コンサルタントと打合せがてら食事をすると、 酔いがまわり、いつの間にかベッドの上で……。 罠にはめられた羽田は、婚約者の梨奈を寝取られ、 会社では横領疑惑がかけられる。 羽田は伝説の復讐代行屋・矢島香澄に依頼するが、 暴力団組長と冷酷非道な復讐代行屋・アスカが立ちはだかる。 香澄は辱めを受け……超官能サスペンス! 目次 第一章 抗えない誘惑 第二章 穢された純愛 第三章 絶望のなかで 第四章 嫉妬と憧憬と 第五章 裏切りの代償
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-38歳の丸城戸巌夫は生まれながらの小心者だった。会社で部下と揉めてもいつも自分から謝ってしまう。妻が浮気したと知っても怒ることすらできない。妻への当てつけもあり、勝手に有休を取った厳夫は、傷心を癒そうとひとり旅に行く。初めて乗った北陸新幹線に揺られて一路金沢へ。古びた街並みに心を癒されていると、三十路前後と思わしき美女・さくらと出会う。透き通るような白い肌と面長の顔が印象的で、一重まぶたが涼しげだ。どぎまぎしながらも、誘われるがまま彼女の茶屋に行く厳夫。優しい言葉をかけられて、全てを打ち明けるが、さくらは黙って聞いてくれた。それどころか、「傷ついた心は、早く癒やしたほうがいいんです」と自ら帯をほどき、着物をはだけさせ……。
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4.0つづきは、なかで…… 女将が漏らす甘い声を聞いていると、ますます欲望がふくれあがり──。 啓太郎はひょんなことから山奥にある温泉旅館で働くことになった。そこで女将を務める華恵にひと目惚れをしたが、彼女の左薬指には指輪があった。しかし、婿養子の夫は愛人を連れこむなどと問題があるらしく、ある夜、声を押し殺して泣いている華恵を啓太郎は目撃した。華奢な身体を震わせる、悲しげな彼女の背中を見て、啓太郎はなんとか助けたいと思わず抱きよせる。すると華恵は、濡れた瞳で啓太郎を見つめながら、腕をそっと握り……。身も心も温まる、湯けむりエロス! 【目次】 プロローグ 第一章 内緒の約束 第二章 思いがけない情事 第三章 人妻だから 第四章 ふたりきりの夜 第五章 湯けむりに包まれて
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-心とカラダが温まる、ほっこり官能の傑作! 美人教官は運転テクもベッドテクも極上!? 小さな宅配便会社に勤める独身中年・吉岡大吉は、配属変更で運転免許が必要になり、合宿免許へ行くことに。渋々出かけた大吉だったが、自動車学校では色白でおっとりした未亡人、クールビューティな美人教官、涙をぬぐう黒髪の人妻と出会う。教習車でのセクシーレッスン、真夜中の特別補習を経て、大吉は合格できるのか!? 「ほっこり官能」の決定版! 【目次】 第一章 未亡人と学科教習 第二章 深夜の特別レッスン 第三章 人妻仮免中 第四章 卒業検定のあとで 第五章 運転免許と人妻と エピローグ
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4.0意気地がないのね。 美人課長と夜のオフィスで、息を潜めて対面座位で……。 平凡なサラリーマンの仁志は憧れの美人課長の美弥子が部長と言い争っている場面に遭遇する。彼女を助けようと声をかけるも失敗に終わったが、後日、食事へ行くことに。そこで普段は凜としている美弥子の悩みと意外な一面を知り、仁志は惚れた女性を守れる男になりたいと強く願う。その帰り道、酒に酔った美弥子のほうからラブホテルに誘われて……。夜のオフィスには秘密がいっぱい!? 手に汗にぎる誘惑官能ロマン。 【目次】 プロローグ 第一章 会議室の秘めごと 第二章 女課長のため息 第三章 オフィスで愛して 第四章 バスルームの誓い 第五章 なにも望まない
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5.0ひとりにしないで…… 伴侶に裏切られたもの同士、 分かり合えたふたりはいつしか自然と惹かれ合い―― 閑職に追いやられ妻にも裏切られた良次は、怒りと失意が消えないまま過ごしていたが、ある飲み会で受付嬢の咲千香と出会う。彼女は突然、不倫をしたことがあると告白。そんな彼女と元妻の姿が重なり、欲望のまま咲千香と関係を持ち、激しく責め立てる。その翌日、花屋の前で物腰の柔らかい店員・景子に目がとまり、それから花屋に通いはじめる。穏やかに微笑みかけてくれる彼女に、疲れきった良次の心はしだいに癒されてゆく。しかし、彼女はある悩みをかかえた人妻だと知り……。裏切られたもの同士、惹かれ合う男と女の物語――。
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-紀子は竹工芸で名を馳せた父を持つ33歳の人妻。父の弟子・蒼馬を探して、鎌倉までやってきた。昔、紀子は父に師事していた蒼馬にずっと片思いをしていた。しかし、5年前に彼は突然姿を消す。その後、両親に勧められるままに他の男と結婚したが、紀子はずっと蒼馬を忘れられずにいる。1年半ほど前から蒼馬の居場所をインターネットで調べるようになり、3ヵ月ほど前に鎌倉で工房を持っていることを知り、旦那の海外出張に合わせて訪問することにした。突然の出来事に驚いた様子の蒼馬に対し、紀子は自分の思いの丈をぶつける。「一度でいいから……本当に好きな人に抱かれてみたい」熱い言葉を聞いて、雄になった彼はまるで獣のように紀子に襲いかかってきた。乳房を乱暴に揉みしだくと、シャワーを浴びていない彼女のあそこを舐め回す。強引さと優しさが同居した愛撫に、紀子はイッてしまい……。
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-悠里はざわめく心を抑えながら京都にいた。15年前に別れた男・宮井雅寛と再会するためである。当時、2歳年上の雅寛は同じ会社で働いており、同僚に隠れて付き合っていた。しかし、彼は実家の家業を継ぐため京都に戻り、それをキッカケに別れてしまった。一緒に来てくれと言われたが、悠里はまだ24歳で、京都で姑と暮らすことを考えると気が重かったのだ。その後、悠里は別の男と結婚し、今は幸せな生活を送っている。しかしここ数年、不思議と雅寛のことを思い出し、会いたい気持ちが募る一方だった。おそらくその理由は、最後に雅寛としたセックスのアブノーマルな快楽が忘れられないからで……。
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4.5寒さ厳しい北の大地。ぽつんと存在する喫茶店で珈琲の香りに包まれながら美しき女店主や常連客たちに癒される――。いまもっとも注目を集める作家が描く、ほっこり癒し系官能の傑作! 東京の乳業メーカーに勤務していたが、とある事情で寒さ厳しい北海道の田舎町にとばされてしまった青年・勇太。事実上の左遷を受け、失意のまま慣れない雪道を歩き転んでしまった彼を助けてくれたのは、喫茶店の美しき女性店主だった。彼女が切り盛りする店は、古めかしくも温かみがあり、そこに集まる常連客たちの人柄も魅力的だ。いつしか、優しく美しい店主・留華に熱い恋心を抱くようになった勇太だったが、常連客であるクールビューティーな人妻や、傷ついて喫茶店に辿り着いた元ソープ嬢と関係を持つ。しだいに留華との距離も縮めていき、彼女が抱える哀しい秘密を知ることとなる。あらゆる選択を迫られたとき、勇太が選ぶ道とは――? 人情味あふれる田舎町を舞台に描かれる胸と体が熱くなる、ほっこり癒し系官能。
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-羽根布団のセールスマン・堀沢昌幸は風鈴の音に誘われて、竹林の中に日本家屋があることに気づく。そこには踏み台に上がって、軒下に風鈴を付けようとしている女性がいた。白いノースリーブのブラウスから覗く、剥き出しの脇の下に目を奪われていたが、バランスを崩して転落しそうな彼女を見て、とっさに助ける。彼女の名前は北岡史奈。ストレートの黒髪が印象的で清楚な20代に見えるが、実際は37歳だという。急な夕立で足止めされた昌幸は、彼女がこの家で、出て行った夫をずっと待ち続けていると知り、気持ちを通わせる。心に傷がある史奈がしなだれかかってくると、彼女を癒したいと思った昌幸は硬直したペニスを彼女の口に持って行き……。
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-田丸敬太は20歳の大学生。地元の山梨から上京して下宿暮らしをしている。何かとお金がかかるため、アルバイト三昧の毎日。いまだ童貞のままだった。そんなある日、幼馴染みの窪岡雪絵が突然訪ねてくる。ノースリーブの白いワンピースを着ていて、セミロングの黒髪、アーモンド型のキラキラ光る瞳が特徴的だ。正月に会ったが、またきれいになった気がする。敬太は密かに雪絵のことが好きだった。今は山梨の大学に通っている彼女と久しぶりに会えたのはうれしい。話を聞くと、音信不通になっている雪絵の兄・利男が歌舞伎町のディスコにいたという目撃情報を耳にしたらしい。2人は勇気を振り絞ってディスコに突入することに。そこで利男と再会する。歌舞伎町で忙しく働いているという利男は冷たい態度で仕事に戻っていき、雪絵はショックを受けて号泣。敬太は彼女を落ち着かせようとラブホテルに連れていく。童貞の敬太と処女の雪絵。初めて同士の2人は……。
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4.0念願の東京の大学へ進学を果たした窪塚健司。彼が住まいとして選んだのは、築六十年、風呂なし共同便所の格安物件“さくら荘”だった。入居初日、健司は管理人の桜子に健司は一目ぼれしてしまう。桜子はやわらかな雰囲気の美しい女性だった。そして都会的な美女OL・美咲、ウブなメガネっ子・香澄、そして美大を目指す浪人生・吾郎といった住人とともに、健司の新しい生活が始まった。入居早々、美咲に筆おろしをしてもらい、処女であった香澄の手ほどきをしつつも桜子への思いを募らせていく健司。しかし桜子には秘密がありそうで……。さらに平和な“さくら荘”で驚愕の事件が!? 人々の心の交流に癒される――いまもっとも注目の作家が放つハートウォーミング官能の傑作!
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-Tシャツに包まれた胸元に魅せられて―― 絶対、強くなってね!! 涙と汗がきらめく、 青春ボクシング官能! 恋の花咲く 海辺の夏合宿 大学の部活でボクシングを始めた陽太は、 基礎練習ばかりで単調な日々を送っていた。 同学年の女子マネージャー亜美は、 陽太がひと目惚れした憧れの女性。 いつか大会で優勝して告白したいと、 胸に秘めていた。 ある日、全日本選手権3連覇を果たした 先輩と亜美がキスをする場面に遭遇。 陽太は彼女を射止めることができるのか!? 青春官能の超傑作! 目次 第一章 リングを穢す者 第二章 左を制する者は 第三章 連打に散る 第四章 敗者の美学 第五章 勝利の女神
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-奥住順治は29歳の会社員。職場で孤立し、最近は辞めることばかり考えている。そんな時、大学の先輩・上原憲斗に知り合いのマダムが経営しているというバーに誘われた。高級感漂うバーで、噂のマダムはゴージャスだった。30代半ばとおぼしき、思わず息を呑むほどの美人。白地に赤い花々が描かれたノースリーブのワンピースを着ていて、肉感的なボディラインがあらわになっていた。マロンブラウンのふんわりした髪が背中に垂れていて、意志の強そうな瞳が印象的。ワンピースの襟もとが大きく開いていて、ゴールドのネックレスが豊満な乳房の谷間で揺れていた。自分が場違いだと自覚し、トイレに駆け込む順治。しかし、ドアの向こうでマダムが待ち構えていた。「ふうん……なかなか、いい目をしているわね」。突然、体を寄せてきた彼女は、ディープキスをしてきて……。
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5.0岩戸富彦は58歳で会社を早期退職した。しかし、次の職も探さずにブラブラしていたため、妻に三下り半を突きつけられた。家を追い出されて途方に暮れた時、マンションの住み込み管理人の仕事を見つけ、2ヵ月前から働いている。楽な仕事だと高をくくっていたが、予想以上にハードな仕事でいつも疲れ切っていた。楽しみは仕事のあとの酒ぐらいだった。部屋にお酒がなくなり、管理人室の奥にある休憩室の冷蔵庫に缶酎ハイを入れていたことを思い出した富彦。取りにいくと、どこからともなく女性のよがり声がきこえてくる。今日は隣の談話室で理事会をやっていたはずだが、もう夜の10時だ。談話室と面した壁に小さな穴を発見した富彦は、そこからコッソリ覗いてみる。談話室では理事長である広河博也と監査の野水美知が激しく求め合っていた。2人とも結婚している身。ダブル不倫である。思わず覗き見しながらオナニーをしてしまった富彦だったが、いつも親切な広河の妻・朝香が不憫で仕方ない。35歳の専業主婦で、ムチムチに熟れた体が富彦の好みだったからだ。朝香は不倫に気づいているらしく、管理人室に相談に来た。富彦はそんな朝香を慰めようと……。
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2.0◎独り身になって三年、熟肌は女の悦びを求めてしまう… ◎人気作家の記念すべきデビュー作が新装版で復活! 三十二歳の麻倉美佐子は、三年前に夫を亡くして以来、独り身で暮らしている。女盛りの体が疼く寂しい夜もあるが、亡夫のことが忘れられない彼女は、男からの誘いはすべて断っていた。そんなある日、妹の朋美から婚約者の浩之を紹介されて驚く。義弟となる浩之は亡夫によく似ており、美佐子の心は激しく乱される。不安定な状態に陥った美佐子は、会社の上司につい身を任せてしまう。三年間の禁欲生活から女に目覚めた美佐子は、さらにその後、浩之とも妖しい雰囲気に…! 貞淑だった未亡人が快楽に溺れていくさまを鮮烈に描く、禁惑エロスの傑作。
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-梶尾純太は24歳。都会での生活に疲れ、1週間前から山梨の田舎町にあるシェアハウスの管理人になった。シェアハウスは山の麓に立っていて自然豊かな環境だった。現在の入居者はオーナーでもある35歳の今清水涼子、36歳の吉倉梓。どちらも未亡人だった。涼子はストレートロングの黒髪が肩にさらりとかかっていて、少し目尻のさがったやさしげな瞳が印象的。梓は髪がマロンブラウンでゆるくウエーブしていて、華やかで都会的な雰囲気の女性で、おっとりとした涼子とは違い、言動がハキハキしている。2人は元同僚らしい。童貞の純太にとっては刺激が多いシチュエーションだった。ある日、風呂場にいると、突然、涼子が「背中を流してあげますね」と入ってきた。素手で身体を洗われ、そのまま艶めかしい初体験を味わう純太。さらに、夜になると、部屋を梓が訪問してきて……。
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-兵藤竜助は40歳。児童養護施設育ちで天涯孤独の身だったが、暴力団丸川会の若頭・戸崎寛人に拾われる。その後、舎弟として、殺しを担当していた。しかし、1年前、跡目争いに巻きこまれてしまう。寛人の妻・美咲と竜介は死んだことにされて、逃亡生活に突入。その最中、寛人は凶弾の餌食になり、命を落としてしまった。未亡人となった美咲は37歳。彫刻のように整った顔立ちで、アーモンド形の目は湖のように澄んでいる。抜群のプロポーションを誇り、男を惹きつける強烈なオーラを全身から放っている。2人は東北に逃れて潜伏してきたが、仇討ちを決意して東京に舞い戻ってきた。この1年間、喪に服してきた彼女はいつも黒いワンピース姿。自分が仇を取ると言い張る美咲を必死に説得する。子供のように泣きじゃくる彼女を抱きしめると、2人は互いを求め合って……。
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5.0昼は淑やかだが、夜は快楽をむさぼり淫蕩な女に…… 仏壇の前では、いやだって言ったのに…… 会社員として平凡な日々を送っていた拓真はある日、辞令により農業研修をすることに。慣れない農作業を終えて下宿先に戻り、そのまま風呂場へと直行。脱衣所に入ると浴室から湯を使う音が!? この家に暮らす未亡人・花恵かもしれない。拓真は欲望に負けて引き戸に指をかけた。わずかな隙間から見える花恵のむっちりした裸体。泡だらけの手を重たげな乳房にあてがって、それは洗うというよりまるで愛撫しているかのよう。彼女の呼吸は微かに乱れ、喘ぎ声までもらしはじめて……。花恵は八つ年上の三十七歳。熟れた身体を持てあます未亡人との奇妙な共同生活がはじまった。
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4.0◎憧れ美女の淫らな裏の顔! ◎貞淑未亡人が肉の悦びに溺れて… 二十二歳の国仲浩介は観光バスの新人運転手。オクテのため彼女も出来ず童貞だが、好きな女性はいる。それは、同じ会社でバスガイドをしている水樹恭子だ。彼女は二年前に夫を病気で亡くした三十歳の未亡人だった。ひと目見たときから、淑やかで美しい恭子に憧れ続けている浩介だが、年齢差もあり、とても告白することは出来なかった。そんなある日、ツアーで宿泊していたホテルで、男性客に言い寄られ、甘い声を出す恭子の姿を目撃してしまう。想いを寄せる未亡人が寂しさから情欲に溺れていくさまを見た浩介は…!? 熟蜜エロスの傑作が新装版で登場!
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5.0奥平佳幸は32歳の商社マン。新人時代に赴任していた秋田の田舎町に来ている。嫌われ者である課長と2人での出張は憂鬱だった。ビジネスホテルの予約がとれず、寂れた民宿での宿泊になり、課長に小言を言われる佳幸。気が重くなるばかりだったが、その民宿でかつての恋人・藤倉若菜と再会する。若菜は34歳。佳幸がこの地を離れる5年前まで付き合っていた。焦げ茶色のフレアスカートにクリーム色のハイネックのセーターを着ている。当時から美人だったが、大人の色気と艶が加わり、いちだんと魅力的になっていた。黒髪が伸びて背中の中ほどまで届いている。セーターの胸もとは大きく盛りあがり、乳房のまるみが浮き出ていた。田舎に配属されて腐っていた佳幸を励ましてくれたのが彼女で、初体験の相手でもあった。燃え上がった2人は神社の境内の奥にある林の中で……。
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4.0肇は親戚の結婚式で、久しぶりに弟の嫁・紗也子と再会した。彼女は弟よりも18歳年下の30代。とろりとした鴇色の京友禅を着こなしていて、今日集まった列席者の誰よりも美しい。涼やかな一重まぶたにぽってりとした厚い唇が妙に色気があり、小さな頭からすんなり伸びた首は細く、身体つきは華奢なのに、バストやヒップの張り出しは着物の上からでもわかるほどに肉感的だった。しかし、どこか元気がない。どうやら弟の浮気が原因らしい。肇には妻の男性関係のせいで離婚を余儀なくされた経験があり、紗也子の気持ちが痛いほどわかった。「夫が、お義兄さんのように優しい人だったら……」そんな言葉を口にした紗也子を抱きしめたい衝動にかられる肇。何とか気持ちを抑えるべく、トイレに逃げ込む。が、紗也子はトイレの中に押し入ってきて、いきなり唇を重ねてきた。肇も欲望が爆発し、2人は個室へ。紗也子は着物の中に手を差し入れると彼女は下着をつけておらず、クリトリスに触れると敏感に反応して……。
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-夫が他界して1年。紗月は夏の終わりを感じながら、火照る体を持て余していた。一回り年上の夫は、ガンになり短い入院で逝ってしまった。結婚当初は夜の営みも頻繁だったが、時間が経つにつれて回数は減り、自分で自分を慰めるばかり。28歳で結婚して以来、夫以外の男を知らない紗月は、もう肉茎で貫いてもらう快感は味わえないと思って悶えていた。欲求は溜まる一方で、オナニーに明け暮れる毎日。それでも肉の渇きは癒えず、とうとう結婚前に付き合っていた紺野に十数年ぶりに連絡を取る。彼はすぐに会ってくれた。亡き夫への追憶を感じながらも、紺野の強引な責めにすぐ身を委ねる紗月。昔よりも色っぽい声が出て、濡れやすくなっている自分に気付くのだった。割れ目はちゅぷちゅぷとイヤらしい音を出しはじめ、触られただけでイッてしまった紗月は……。
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4.7中年教師に訪れた、恋と官能の日々! 座右の銘は事なかれ主義。うだつの上がらない中年教師・小倉は、クールビューティな新人教師・笹谷美穂に淡い想いを抱えながらも、代わり映えのない日常を淡々と過ごしていた。ところがある日の放課後に若手男性教師・桐生と妖艶な養護教諭・佐久間沙織とのオーラルセックスを覗き見してしまって以来、愛欲の渦に飲み込まれていく。さらには生徒の母・三浦由希子が相談にやってきたことをきっかけに、堅物な学年主任・石山にも変化が……。重なり合う肉体、交錯する恋心の行方は――。私立高校を舞台に、大人たちの心と身体の交流を優しく、激しく、あたたかく描く。注目の新鋭が放つ究極の癒し系官能!
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3.5◎奔放な人妻、淋しい未亡人…職場は誘惑美女がいっぱい! ◎今旬の作家が放つ、性春ハーレム・ロマン! 二十歳の童貞・吉成幸太は女性との出会いを求めて、近所にあるショッピングモールでバイトを始めた。 そして、アパレルショップで働く清楚な年上美女の木谷麻衣に好意を寄せるが、奥手の幸太にはハードルが高かった。 そんなある日、寝具売場の店員・垣内苑美と知り合い、誘惑される。苑美は童貞キラーと噂される人妻で、幸太は筆おろしをしてもらうことに。 以来、苑美の繋がりで、モール内で働く奔放な女性たちと体験する機会に恵まれ、自信をつけた幸太は、いよいよ憧れの麻衣に告白するのだが、意外な展開が待っていた…! 書き下ろし青春誘惑エロス。
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4.0自動車販売会社の新入社員・内田健太は、東京勤務を希望していたが、北海道の田舎町に配属され落ち込んでいた。営業所のチーフである三津谷貴子や先輩OLの矢沢亜希が美人なことだけが、唯一の救いだった。 そんなある日、元気のない健太を心配した貴子に呑みに連れ出され、悩みはもちろん、童貞であることまで白状させられる。すると、貴子は筆下ろし相手になってあげると言い出す。年上美女で人妻の貴子に誘われるままに、感激の初体験を果たす健太。これを契機に、健太は営業先で魅惑の人妻たちと次々に知り合い、めくるめく体験をすることに…。 爽やかな北海道を舞台に、甘く淫らなエロスが弾ける注目の青春誘惑ロマン!
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-人妻たちに甘く誘われて…北の大地は快感ハーレム! 自動車販売会社の新入社員・内田健太は、東京勤務を希望していたが、北海道の田舎町に配属され落ち込んでいた。 上司の貴子や先輩OLの亜希が美人なことだけが救いだった。 そんなある日、健太は貴子に呑みに誘われ、悩みはもちろん、童貞であることまで白状させられる。すると、貴子は筆下ろしをしてあげると言い出し、健太は人妻である彼女の手ほどきで感激の初体験を果たす。 以来、健太は営業先で魅惑の人妻たちと知り合い、めくるめく体験を味わっていく…! 爽やかな北海道を舞台に、甘く淫らなエロスが弾ける青春誘惑ロマンの傑作、待望の新装版化。
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-あの日、長いながい初恋が始まった―― 児童養護施設で出会った少女が、その後の人生に光と影を落とす。 すれ違う想いは重なるときが来るのか――純情性愛譚! 双子の兄弟である恵介と良平は12歳の冬、児童養護施設で暮らすことになった。周囲と馴染めないままだったある雪の日、新しい入所者がやってくる。まるでアイドルのように見えた少女は泉美といった。自分たちには確かな絆があると信じ、決して恵まれたとはいえない日々を、三人で寄り添いながら過ごしていた。だが、恵介が養子として引き取られたことで、その絆に翳りが見えはじめ……。 誰かの涙に胸を衝かれた記憶を呼び覚ます、センチメンタル巡恋官能小説!
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-50歳近い小野寺は定年後の趣味を見つけようと、カルチャーセンターの朗読講座に通い始めた。そこで、恭子と出会う。その時、彼女はヒールの音をさせながら、遅れて部屋に入ってきた。見た目は30代前半ぐらい。肩にかかった艶やかな黒髪は知性を感じさせるが、おっとりと優しい空気が漂っている。表情はどこか寂しげだった。誰もが認めるほどの美人ではなく、地味で慎ましいタイプだが、何よりその湿った声が魅力的で、淫らな響きがあった。ベッドの上であえぐ声を聞いてみたい。小野寺は恭子に惹かれていく。そして、人妻だと知りながらも声をかけ、食事をするようになった。文学の話から金沢旅行に誘い、雪の降る古都へ旅することに。着いた時は雪が降っていなかったが、あっと言う間に街は白く染まる。近くの武家屋敷まで散歩することにしたが、身体が芯まで冷えてしまい、2人は温泉宿へ……。
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4.5今度はわたしを慰めてください…… 運命のふたりは悲しみと絶頂を共有するほどに愛を深めていき――。 二年前に妻を病気で亡くした昭信は、お盆の墓参りで妻の幼なじみ・菜美と偶然再会する。 彼女もまた四年前に不慮の事故で夫を失っていた。喪服姿の菜美から匂い立つ成熟した女の色香に動揺し、昭信は思わず自宅へ誘う。玄関でしゃがんだ菜美の黒いワンピースに浮かび上がるむっちりした双臀の丸みに、いけないとは思いながらも目が離せない。 夕食中、亡妻に聞けなかったことを尋ねると衝撃の事実が――。悪酔いした昭信はワインをこぼし、菜美のワンピースを汚してしまう。妻の服に着替えてもらうと、その姿が妻と重なって……。 【目次】 第一章 過ちの夜 第二章 妻の親友 第三章 深まる罪悪感 第四章 乱れる喪服 第五章 ふたりの夜明け エピローグ
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4.0修介は、高校生のころに家庭環境が崩壊して以来、なんの希望も持たずに生きてきた。母親の三回忌で帰郷したところ、高校のクラスメイトだった夏純と十数年ぶりに再会する。彼女はシックなワンピースに身を包み、大人の色香を漂わせていた。高校時代の夏純は華やかで成績もよく優等生で、平凡な修介とは接点がほぼなかった。だが、家庭環境が崩壊して苦しかったとき、修介にとって彼女は唯一の光で、密かに想いをよせていた。そんなことを思い出していると、暑さと疲れのせいか、修介は目眩を起こしてしまう。すると夏純が介抱してくれて、車に乗せられた修介は、そのままホテルへと……。 【目次】 第一章 舐め合うふたり 第二章 高嶺の花 第三章 快楽に溺れて 第四章 明けない夜 第五章 ふたりの夜明け エピローグ
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4.0ここではいや……ほかの場所で……。 仏壇の前でしどけなく横座りして、真珠のような涙で頬を濡らし──。 会社員の朋彰は理由もわからずに車を出すよう兄に頼まれて、葬儀場へと向かう。そこで遺影を持つ喪服姿の女性に目が留まった。彫刻のような美貌の女性は目が潤んでいたが、悲しみだけではなく、どこか怒気が揺らめいているようにも見えた。それは、車から降りずに遺影をただ見つめる兄の姿と重なった。久しぶりに会った元警察官の兄は落ちぶれていて、この日を境に音信不通に。ようやく兄を捜し出すと大怪我をしていて──そんな状態の兄に誘導され、ある家を訪ねると、葬儀場にいた女性、朝香の姿が……。兄と朝香の秘密に迫るにつれ、朋彰は思わぬ展開と事件に巻きこまれていき──。 【目次】 第一章 偽りの愛でも 第二章 刹那の快楽 第三章 背徳感に溺れて 第四章 お礼は念入りに 第五章 一周忌のあとで
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3.028歳の江畑芳孝は急に無職になり、途方に暮れていた。唯一の癒しは隣家の人妻・吉山絵美佳。近所で何度かすれ違っただけだが、高貴な彫刻のように整った顔と艶やかな黒髪に惹きつけられて、恋に落ちたのだ。絵美佳が頭から離れなくなり、いつしか隣家を覗くのが日常になっていた。1週間ほど前に彼女の夫が交通事故死すると状況は一変。窓ごしに見える彼女は黒髪を結いあげて、黒紋付に身を包んでいる。疲れきった表情で、芳孝は心配な気持ちに。さらに、初七日の法要だった日に、見知らぬ男と言い争う姿を偶然目撃。その男が手首を掴んで強引に彼女を引きずり、居間から出て行く姿を見て、いてもたってもいられず、林家の庭に忍び込んだ。窓から部屋をのぞき見ると、絵美佳が襲われていた。思ったほど緊迫感がなく、芳孝が飛び込むのを躊躇していると、絵美佳は徐々に感じ始めて……。
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-36歳の井畑大貴は大手家電メーカーの営業部で働いてきたが、出世コースから外れ、虚無感に襲われていた。そんな気持ちを振り払おうと、久々に故郷の静岡に帰省し、廃校予定の母校で行われる同窓会に出席する。そこで、優里と再会した。彼女とは物心つく前から一緒に遊んでいた幼馴染み。高校生になってから付き合うようになったが、大学進学を機に離ればなれに。彼女は他の同級生と結婚していたが、大貴はずっと優里への思いを断ち切れずにいた。昔よりもキレイになった彼女と大いに盛り上がり、思い出話に花を咲かせる。2人は会を抜け出し、思い出の音楽室へ。小学校の頃、初キスをした場所だ。ともに隠しきれない孤独感を慰め合うように唇を重ねる2人。旧友の笑い声が遠く聞こえる場所で、大貴は口内、そしてオ○ンコの中に……。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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5.0楢崎俊彦は21歳の大学3年生。恋人に振られて落ち込んでいるのを見かねた親友の柳村隆明の提案で北海道旅行に来ている。隆明は体調不良で不参加となり、急に一人旅となってしまったが、親友の作ってくれた旅のしおりを頼りに富良野観光へ。美しいラベンダー畑を見て感動していると、近くに小さなレストランを見つける。そこで働いていたのは、かつて恋い焦がれた高校時代の副担任・泉田友季恵だった。3年ぶりに会う彼女は35歳になっているはずだが、美しさに磨きがかかっている。教師時代のスーツ姿の印象が強いが、デニム地のスカートに白いブラウス、赤いエプロン姿も似合っている。全身から親しみやすさと優しさが滲んでいた。当時は告白しても一線を越えられなかったが、お互いにずっと思い合っていたことを知り……。
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-園宮絵里子は28歳。昼は商事会社の受付け窓口で働き、夜は銀座のクラブで、週二回ほど気ままにアルバイトをしている。学生時代から付き合っていた夫と結婚したが、2年前に向こうの不倫がキッカケで別居。相手が同じ大学の同じサークルにいた女だっただけに許せなかった。そして、やっと向こうが離婚に応じてくれることに。開放感と一抹の寂しさを覚えた絵里子は、70歳の資産家・藤村市太郎から10日間の海外旅行に誘われる。彼はインターナショナル工業の大株主で、株の運用だけで資産を成している『三興』の会長だった。悪い噂をよく耳にしたが、60万円近くの旅行費をポンと出してくれるという。離婚の踏ん切りを付けるためにも、気軽に応じた絵里子。しかし、旅先での市太郎の態度はひどく、すぐに周りからひんしゅくを買い始める。その矛先は絵里子にも向き、部屋は別々という約束だったのに、バスルームで背中を流すように言ってきた。さらに、パイズリやフェラチオまで強要してきて……。
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