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4.0【イラスト付き】幼少の頃から「妙なもの」を視てしまう体質の柚森蒼は大学に在籍する間、母方の親類からの指示により年齢不詳の世話人・成海と同居することに。奇妙な体質についても承知し、対策までしてくれる成海がどういう人物なのか分からないでいたが、過保護なのに不器用で、秘密は多いけれどとても優しい成海との共同生活は順調に進んでいく。ただ、昔から見ていた幾人かの思い出をなぞるような夢が、まるで映画や物語のように流れていくことを不思議に感じていた。そんなある日、サークルの合宿中に倒れてしまった蒼に、体調が戻り魘されることがなくなるまではと成海は添い寝を提案して……?電子限定書き下ろしSSを収録!!
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4.1「所有物は所有物らしく、潔く諦めるんだな」 ある冬の寒い日、橋本樹は、彫刻家・常盤正嗣の工房を訪ねる。樹が秘書を務める山辺泰之のもとへ常盤を連れていくために。だが、山辺の愛人として知られる樹へ常盤の態度は冷たかった。まっすぐな瞳で樹を好きだと言ってくれたのはもう遠い過去のことなのだ。常盤は病床の山辺が自分を後継者に選んだことを知ると、山辺のものは好きにしていいはずだと無理やり樹の身体を奪い、そのまま閉じこめるように樹を工房に留める。まるで意思のない人形のように扱われながらも、常盤への気持ちがあの頃からすこしも色褪せていないことに気づいた樹は……!?
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4.0お前の飯が美味いのが悪いんだからな 遠縁の占い師・天音の占いの館の住み込みバイトになった充貴。 人に触れられることが苦手なのに、天音だけは平気で… 拠り所を失った北郷充貴が母の遺したメモを頼りに行き着いたのは、派手な衣裳の占い師、ブルーメ・天音こと北郷天音の自宅。遠縁のよしみで仕事探しをする間、受付事務と食事作りをしながらの同居生活が始まるが、素顔の天音は怪しい扮装のイメージとは真逆の知的な美丈夫。しかし充貴は天音が毎朝疲労を滲ませていることが気になり、日々の料理やお茶に心を配っていた。そんな生活を共にする中で彼の様々な側面と一族の事実を知ることに…。 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
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3.3「本当のことを教えてほしい。十年前、何があった?」かつての親友、遠山からそう訊かれたとき、河埜隆は言葉を失った。高校の卒業式の翌日、河埜が遠山の前から姿を消したのは、眠っている遠山に思わずキスしてしまったのを、気づかれたと思ったからだった。意図しない再会の後、もう一度友人としてつきあうようになったふたりだが、河埜は終わっていたはずの気持ちが育ち始めるのを自覚し、このままでは友人というポジションさえ失うのではないかと再び遠山を避けるようになり……
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